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2024年8月11日日曜日

2024年度夏合宿

 

2024年度夏合宿


登攀 8/5 - 8/11 剱岳周辺

【8/5 入山】
メンバー:尾高(3L)、河本(2)、落合(1記録)
天気:曇り後晴れ
0900 室堂
0940 雷鳥沢
1110 剣御前小屋
1200 剣沢野営場
先発隊(尾高、河本、落合)は8/5入山。後発隊(縄、沼田、鈴木)は8/9入山。尾高さんの運転で扇沢に入り、始発のバスに乗って室堂を目指す。ずっとフワフワした気持ちだったが、扇沢で河本さんに2週間家に帰れない覚悟はできているかと聞かれてようやく合宿に来たのだと感じた。月曜日にもかかわらず始発だからか大勢の人が並んでいた。室堂で水を汲み集合写真を撮って出発。集合写真を簡単に自撮りで撮れてしまうというのはなんとも悲しい。来年はもっと増えますように。

集合写真を簡単に自撮りで撮れてしまうというのはなんとも悲しい。来年はもっと増えますように。


扇沢から室堂までの移動で疲れきってしまった上にガスって景色も悪く、気分は最悪な中での合宿スタートとなってしまった。室堂から少し下って雷鳥沢で1本とった後は上りである。ザックの重さは30kgちょっとだろう。歩荷訓練より軽くてあっけなかった。後発隊は40kgだったそうなので重さに偏りが出てしまったのは申し訳なかった。肩に食い込むザックと戦いながら下だけを見続けて無心で歩く。暑さで全身から汗が吹き出てきたが辛いなどと言っても何も変わらないのでひたすら無心で歩いていたら意外とあっという間に剣御前小屋についてしまった。ここでニーチェと仏教の話で盛り上がってしまいかなり長い時間剣御前小屋の脇でたむろした。ここから剣沢までの下りで人生で初めて雷鳥に会ってとても喜んでしまったが、合宿が終わった今、北アルプスには特別天然記念物だとは思えないほど雷鳥で溢れている(流石に言い過ぎか)ことを知ってしまったらあんなに嬉しくなった自分が恥ずかしい。剣沢には他にも大学が来ていた。

8/6 雪渓周遊

メンバー:尾高(3L)、河本(2)、落合(1記録)
天気:晴れ
0600 出発
0800 真砂沢ロッヂ
1200 剣沢野営場
この日は剣沢雪渓の状態の確認(翌日以降真砂沢にベースキャンプを移すかの判断)と雪上訓練だ。4時半起床の予定だったが起きたら外が明るかったので焦った。1時間以上の寝坊である。尾高さんは時間通りに起きたが面倒くさくなって二度寝したらしい。こうなるともはや全員が犯人か?朝食は翌日のものとチェンジして早く作れる棒ラーメンにした。出発して剣沢を下るがなかなか雪渓が見えない。武蔵谷出会いの少し上から雪渓に入り、長次郎谷出会いの少し下は崩壊していたのでそこからは夏道と雪渓を繰り返しながら歩いて真砂沢に到着した。雪上歩行はGWの雪訓のおかげでスムーズにできた。真砂沢には誰もおらず天国のような素晴らしい場所だった。ここで日向ぼっこをしたのだが、ここでの河本さんの一言を皮切りに以降数日間に及ぶ尾高さんの一芸が幕を開けた。真砂沢から引き返して5分ほどのところに大石があったのでしばらくボルダーをした。尾高さんはアイゼンを装着したまま登ったりしていて凄い。慣れてきた頃に落合は2m程の高さから落ちて顎を打ってしまい、とても良い場所から血が出たことで綺麗な顎鬚が生えたようだった(らしい)。その後、落合の希望で長次郎谷をしばらく登って引き返した。剣沢雪渓に戻ってからは3pだけスタカットを確認した。テント場に戻ってからは小屋脇の大石でボルダーをした。しばらくすると10人以上の大所帯が入ってきたと思ったら東大のワンゲルだった。彼等はすぐに剣沢から離れてしまったが、縦走路が割と重なっていたため以降何度か顔を合わせることとなった。この日の夕食はパスタだが火の勢いが弱く中々沸騰しないことに腹が立ってきて沸騰前に麺を入れたら不味くなってしまった。


【8/7 源次郎尾根主稜】
メンバー:尾高(3、L)、河本(2、記録)、落合(1)
天気:晴れ
4:00剱沢
5:00取り付き
8:30二峰
10:00剱岳
12:30剱沢

3時頃に起床し、1時間後に準備を済ませて出発する。取り付きは平蔵谷の右側で明確な踏み跡があると本に書いてあったが、谷口すぐの踏み跡は間違いでここに入った結果道が悪く、前回来たときと違和感を感じ、右側にトラバースすると正しい道に出た。このまま登りつでけて上がれるのかはわからなかった。少し登ると二カ所ほど難所がある。一つ目は滑りやすい大きい段差で、残置ハーケンにセルフビレイをかけて登り、二カ所目は左が切れ落ちた岩壁で、尾高さんがリードでロープを出して登った。私はここで一度落ちてしまった。いくつかの岩場を越えて1峰に出ると少し歩きやすくなる。景色の良い尾根上を歩き、2峰からは懸垂下降で降りる。ここでは落合に懸垂下降のセットをしてもらった。2峰から先はガレ場が続き、慎重に歩くことを強いられるが、道はわかりやすく暫く歩くと剣岳に到着する。源次郎尾根では他のパーティとは出会わなかった。この日はバリエーションルートが久しぶりなのと、二人の歩くペースが早いため疲れた。剱岳からは別山尾根を下降し、尾高さんたちは2時間を切って下山していた。私も少し遅れて下山した。

【8/8-9 北方稜線縦走】

メンバー:尾高(3L)、河本(2)、落合(1記録)
天気:両日とも晴れ
8/8

0300 起床
0420 
出発
0700 
真砂沢ロッヂ
0930 
池の平小屋
1100 
小窓
1320 
三の窓 


剣沢雪渓が上部でもズタボロになっており真砂沢まで行くのに思ったよりも時間がかかってしまった。その程は剣沢のナメ床が見えるほどである。真砂沢からさらに下る河原で行動食のポテチを残地してしまった。山にゴミを置いてきてしまい申し訳ない。近藤岩から先はずっと絶景の中を歩くが暑い。旧鉱山道は明瞭で、途中で 10m 以上高いところに坑口を発見した。昔はその高さま で雪渓があったということだろうか。小窓雪渓の上部は崩落している箇所はあまりなく小窓までスムーズに進んだ。小窓からはピンクテープが並んでおり、暑い以外は問題なかった。途中、過去の TUSAC の記録に急な雪渓のトラバースと書かれていた箇所には雪渓はなかった。三の窓には大分早く着いたため、その日中に剣沢まで戻ることも十分可能なように思えたがそれでは色々担いで来た意味がなくなってしまう。三の窓の景色を独り占めしながらこの日も昼寝に 明け暮れた。







8/9

0400 起床
0500 
出発
0730 
剣岳
0930 
剣沢野営場 

この日は三の窓から剣沢に帰るだけなのでゆっくり起きた。池ノ谷ガリーを登っている最中上部から人が来たため彼等の真下に入らないように、そしてすれ違った後に彼等の真上に入らないように 我々は彼等と反対側の右側の斜面を登ったが、彼等はそちらが歩きやすいと勘違いしたのか我々と同じ方に寄ってきてしまったので、こちらが右側に寄った趣旨を伝えて事なきを得た。朝のうちに剣沢に帰り、またも昼寝に明け暮れた。






【8/10 VI峰C face(沼田,河本,縄】

沼田の行動記録
day 1: 8/9 入山

day 2: 八ツ峰六峰Cフェース

day 3: 別山岩場 中央稜,右岩稜

day 4: 8/12 下山


今年は去年より増して雪渓の状態が悪かった.源次郎尾根までの剱沢雪渓はズタズタで,長次郎谷出会まで夏道を通った.夏道はよく整備されており,危険個所にはロープが設置されている.





長次郎雪渓は滝の手前で切れている.右岸に渡る箇所も距離・高低差があり,念のため確保して通行した.ピッケルを突き刺して手掛かりとし,雪渓の端から後ろ向きに降りてアイゼンで雪壁に立ち,慎重に足を下ろして右岸の岩に降り立つ といった要領.初手は尾高がトライしたが距離があるので一旦戻る.沼田が交代して,右岸に降り立ちフィックスロープを張る.





復路で会った他の人は,長次郎谷の末端だか,源次郎尾根だかから右岸沿いに通ってきたとのこと.復路では右岸沿いに行けるとこまで行ったが,なかなかしんどそうだったので右岸と雪渓の距離が短いところをよじ登った.この時も足がかりにした雪壁が崩れる恐れがあったので,一応ロープで確保した.


Cフェースは2年 河本がリードをやるというので任せたが,ハーケンを3本以上打ち,あまりにも時間がかかるので3 pitch目の途中で交代してもらった.経験を積んで場慣れすれば恐怖感もいくらか薄れるだろう.(薄れてほしい)

壁にもろい箇所はなく,高度感があり爽快.斜度は70-80度くらい?で難しい箇所もないと感じた.V, VIコルまでは懸垂下降を2回した.

Cフェースの取付きの雪渓もだいぶ少ない.登り始めには影響しない


ハーケンを打とうとしている?




【8/11 八ツ峰上半】

 

メンバー:尾高(3・L)、落合(1)、鈴木(1)

天候:曇り

 

4:10 剣沢キャンプ場

8:10 Ⅴ・Ⅵのコル取り付き

13:00 八ツ峰の頭

14:10 剱岳

15:50 剣山荘

16:30 剣沢キャンプ場

 

先発組によって雪渓の状況が悪いことがわかっていたため、ヘッドライトを付けて朝早く出発。雪渓から岩場に移る適当な場所が中々なく、時間がかかった。(詳しくは[VI峰C face]の記録を参照されたし)。その後、しばらく急なガレ場を登ってⅥ峰Cフェースに登るチームと別れた。八ツ峰登攀は全員が初めてということもあり、Ⅴ・Ⅵのコルの取り付きからは最初から落合が苦戦し、お助けヒモが出されるなど慎重に進められた。難易度は高くなく、フォールすることはなかった。他に登山者はおらず、落石も特に起こすことはなかった。懸垂下降した箇所については、事前情報でクライムダウンも可能と言われていたが、木々で下が見切れていたり地面が脆い箇所もあり、安易に行わないほうが良いと感じた。尾高さんの素晴らしいルートファインディングにより、八つ峰の頭から1時間程度で剱岳に到着。山頂には他に二人しかおらず、写真もすぐ撮ることができた。その後、カニの横ばいを通って剣山荘、幕営地へ。剣山荘では水場もあった。


Ⅴ・Ⅵのコル取り付き


何峰だったか。。。



剱岳山頂。複数種類の看板がある。




【8/11別山岩場(A班)】


メンバー:尾高(3・L)、河本(2)、鈴木(1)

天候:晴れ

 

5:30 剣沢キャンプ場

10:40 別山(北峰)

10:50 別山

11:20 剣沢キャンプ場

 

昨日の登攀から取り付きまでに時間がかかること、帰幕も遅くなることを勘案し、2チームに分けて全員が別山尾根に行くことに。A班は右岩陵を登ることになった。取り付き点をやや迷い、登攀開始。1ピッチ目から苦戦したが、ここはなんとか乗り切ることができた。2ピッチ目はリードの尾高さんが苦戦していたが、尾高さんはフォールすることなく登攀できていた。鈴木は尾高さんが苦戦していた箇所で同様に苦戦し、フォールした。同じルートは登ることができないと思ったため左に巻いて上がった。河本さんはスリングを引っ張って乗り切っていた。3ピッチ目はクラックがあるフェースで、尾高さんはハンドジャムを使ったと言っていたが、恥ずかしながら鈴木はそのような技術をまだ身につけていなかったので左に巻いた。懸垂下降後の4ピッチ目からは中央陵組と合流した。鈴木にとってはこれまでで初フォールも経験し、最も怖かった登攀だったが、尾高さんにとっては気持ち良い登攀だったらしく、昂った尾高さんは上裸になってそのまま下山した。別山からの下山中にはTJARの選手とすれ違い、エールを送った。


ブロッケン現象




Great Teacher ODAKA


 


【8/11 別山岩場(B班:沼田,落合,縄)】

3日目はAフェースに行こうかと思っていたが,雪渓の状態が悪い上に1年生にあれを通行させるのも大変なので,別山岩場で遊んだ.やる前はあまり乗り気ではなかったが,フリクションは効くし,ルートの取りようによって難易度調整が容易で楽しい.浮石や脆い箇所が多いので慎重になる必要がある.中央稜は,ハング気味のとこを目指して登っていき,ハングの個所の右の凹角を登った.風化した岩で手を切ったので,グローブしたまま登るのがおすすめ.帰りは別山の山頂まで登ってから剱沢に戻った.

奥にいるのがA班:尾高,河本,鈴木





合宿で唯一?の集合写真.A班は午後の2本目はやっていない.

午後は2本目として右岩稜.登りはじめは一度間違えて,中央稜の右側を登ってしまった.1 pitch目を登ってから右方向にトラバースし,ハイマツにかかった捨て縄で懸垂下降した.右岩稜の取りつきは中央稜より一段高い岩稜で,錆びたリングボルト2つ ×2が打たれた クラックのある岩峰がたぶんそれ.このクラックはハンドより少し狭いくらいで,なかなたピリ辛で楽しい.2, 3 pitch目もクラックがあり,ハンドジャムが決まった.取りつきを右に回り込んだとこにもクラックがあり,ここも難しい(らしい).



縦走  8/12-8/17 剱沢-上高地

メンバー:河本(2,L)、落合(1)、鈴木(1)


8/12  剣沢-室堂-五色ヶ原幕営地
天気:晴れのち曇り
記録:河本
0400 起床
0700剣沢出発
1000みくりが池
1100室堂1230
1600五色ヶ原

計画では今日は雷鳥沢に泊まる予定だったが、次の日の行程が短いので、この日のうちに五色ヶ原まで向かうことにした。起床し、朝食を済ませて荷物をまとめて出発した。荷物をすべて持っておりとても重いので室堂まで行くだけでもかなり疲れる。所々で休憩を挟みつつ、温泉の開館時間にちょうどつくように進み、みくりが池で温泉に入った。予想通り温泉は混んでいた。入浴後、室堂で尾高さん、沼田さん、縄さんと別れ、縦走で使わない荷物は郵便局で送ってもらった。室堂で束の間の下界を楽しんだ後、写真を撮り出発する。意外にもアップダウンが多く、長く山行を続けていることから来る疲労感で歩行中は気分が上がらなかったので淡々と歩いた。鬼ヶ岳付近から天気が曇り始め、合宿前半にずっと見えていた青空は段々と見えなくなっていった。これ以降最終日までは明るい晴天を見ることはなかった。五色ヶ原についた頃には疲れ切っていた。

8/13  五色ヶ原-薬師峠
天気:曇りのち雨
記録:河本
0300 起床
0400 五色ヶ原出発
0700 越中沢岳
0900 スゴ乗越小屋
1130 薬師岳
1300 薬師峠

縦走は始まってから4日目までは1日あたり9時間ほど行動時間がある予定である。昨日の疲れは多少回復したが1週間の縦走は2-3日目くらいが一番ゴールが遠くて辛いところだと思う。出発時点から霧が出ており、日が出てからもしばらく靄がかかっていた。五色ヶ原の開けたところをすぎると樹林帯に入り、越中沢岳までは登りが続く。急なアップダウンを越えてスゴ乗越小屋に着く。しばらく登ると岩の多い道になり、薬師岳に続く開けた稜線上に出る。このあたりから朝消えた靄が再び出始め、風も少し強くなった。薬師岳は眺望は望めず、そのまま大きく下ると薬師峠に到着する。テントを張り終えてすぐに雨が振り始めた。ここは標高が低いので夜寝るときは少し暑かった。



8/14  薬師峠―三俣山荘
天気:雨
記録:落合
0300 起床
0430 薬師峠出発
0630 北ノ又岳
0930 黒部五郎岳
1100 黒部五郎山荘
1300 三俣山荘

黒部五郎岳

出発してすぐに強い雨が降り出したので太郎平小屋で雨具を着た。北ノ俣岳の登りで喘息症状を発症した鈴木のペースが落ちたので鈴木の荷物のいくつかを他2人で持った。特に何も起こらずぬかるんだ道を歩いて黒部五郎岳の登りにさしかかる。この登りで熊スプレーが落とされていた。河本さんがニコニコしながら噴射。予想をはるかに凌駕する勢いにただ笑うことしかできなかった。もし風下にいたら大変なことになっていたのは間違いない。黒部五郎岳からは雄大なカールの中を下っていくのだがダラダラと長い。後は三俣山荘までの登り返しだ。山荘手前で雪渓が現れたので避けて通った。本来はこの日に鷲羽岳を往復する予定だったが、テントを張った途端にこの日は鷲羽岳には行かずにゆっくり昼寝したい気分になってしまった。決してやる気がない訳ではない。そこに追い風が吹いて雷が鳴りだしたのでこの日は鷲羽岳には行かないことになった。台風が近づいていて停滞するなら水が無料で手に入る所が良いということで、この時点では8/16が停滞になる可能性がありそうだったので翌日は鷲羽岳を往復したあと水が無料で手に入る双六小屋までの短い行程に決まった。


8/15  三俣山荘―双六小屋
天気:曇り時々晴れ
記録:落合
0400 起床
0510 出発
0550 鷲羽岳
0630 三俣山荘 0700
0745 三俣蓮華岳
0840 双六岳
0930 双六小屋

この日は行程が短いので雨は朝だけという天気予報を信じて雨が止むまで待機することにした。結局すぐに止んだので朝に超ゆっくりすることは叶わなかった。鷲羽岳の登りでは晴れていたのだが山頂手前で曇ってしまった。

テント場から鷲羽岳 出発時は晴れていたのに

少し粘ったが晴れる気配がなかったので降りてテントを撤収した後双六小屋へ向けて出発。三俣蓮華岳からもガスって何も見えなかった。双六岳で晴れに傾いたので長居していたら周りの山々が見えるようになった。「あれが〇〇岳だ」という会話をしたが、全て間違っていたような気がする。槍ヶ岳だと思っていたのが笠ヶ岳、笠ヶ岳だと思っていたのが黒部五郎岳だろう。太陽が出ているのに方角を全く気にせず尖っているという理由だけで笠ヶ岳を槍ヶ岳だと勘違いしたことが原因だろう。笠ヶ岳を見て「槍ヶ岳って思ったより尖ってないんだなぁ」とか言ってしまった気がする。

槍ヶ岳と間違えた笠ヶ岳 きっと疲れていたのだろう



笠ヶ岳と間違えた黒部五郎岳 立派なカールまで見えているのに間違えた

双六小屋のテント場に着いたら東大のワンゲルがいた。こちらは3人なのにあちらは大勢いてなんだが賑やかだったのでこちらも行動食パーティーを催した。とは言うものの、参加者3人で濡れたものを乾かす間に行動食をつまみながら雑談するだけである。しばらくして河本さんから「1年生の持つ食料を早めに消費するように食糧計画を立てた」と言われた。言われてみると確かにその通りである。全く気が付かなかった。いつも優しくて大好きです。


【8/16 縦走6日目】

 

メンバー:河本(2・L)、落合(1)、鈴木(1)

天候:曇り

 

3:10 双六小屋テント場

6:45 槍ヶ岳

9:20 南岳小屋テント場

 

この日は午後から天気が崩れ、強風となる見通しだったため、いつもより早く出発した。雨こそ降っていなかったが、槍ヶ岳へ行くまでに途中腰丈〜膝丈のササ薮道を通ったため、ズボンは濡れてしまった。槍岳山荘に着き、ザックを置き、ヘルメットを装着してから山頂へ登った。頂上は大人数が滞留するのには適していないと感じたが、幸い人が少ない時間帯であった。我々は3人パーティーなので記念写真を撮った後、展望が開けるかしばらく待っていたが、結局絶景は拝めなかった。

その後は「樅沢岳(もみさわだけ)」は初見で読めないなぁと思ったり、どんどん強くなっていく風に不安を感じたりしながらも進み、南岳小屋テント場に到着。河本さんがテント泊の受付を済ますのを待っていると、南岳や小屋をバックに写真を撮ってほしいとアジア系の外国人女性から頼まれた。そのため携帯を借りて何枚か写真を撮ったが、上手く撮れていただろうか。誰かに頼まれて写真を撮るのはこれで2回目だったのだが、他人の写真を撮るのは槍ヶ岳の岩場より圧倒的に怖い。いつか写真の勉強もしてみたいと思うのである。その後設営場所を決めるのに時間がかかったが、ある程度風を防ぐことができ、小屋により近い場所に決定。午後はテント内で理科生2名がゆったりくつろぎ、文科生1名が課題に追われていた。この日は雑談が盛り上がった。気づけば我々以外に他のテントも3、4張ほど設営されていた。夜には風は弱っていたが、小雨は降り続いていた。


槍ヶ岳山頂


【8/17 縦走7日目】 

メンバー:河本(2・L)、落合(1)、鈴木(1)

天候:晴れ

 

4:30 南岳小屋テント場

5:15 長谷川ピーク

6:30 北穂高岳

8:45 奥穂高岳

10:15 前穂高岳

12:00 岳沢小屋

13:30 上高地

 

前日の強風も収まり、快適な気候だった。大キレットの通過は聞いていたほど難しくなく、人が少なかったことも幸いし、スムーズに通過することができた。展望はかなり良かった。その後、北穂高・奥穂高を順調に通過し、吊尾根を下った。吊尾根も特に危険という箇所はなかったと思う。前穂高岳へは分岐で一度ザックを置き、空身で登った。山頂はガスっており、奥穂高岳までとは異なり展望は楽しめなかった。北尾根を登ったと思われる15人ほどのパーティーがいた。分岐に戻ってから岳沢小屋までの重太郎新道は道が悪かったが、注意すれば問題ない。適当な休憩ポイントがなく、岳沢小屋まで一気に下った頃には足も限界に近かった。小屋のHPや現地の案内図には「玄関先で水を無料提供」と書いてあったが、残念ながら発見できなかった。一体どこにあったのだろうか。岳沢小屋からは歩きやすいが長い道のりであり、上高地側から登ってくる観光客とも多くすれ違った。登山口を出ると観光客でいっぱいだった。河童橋を渡り切ったところで集合写真を撮った。夏合宿が終わったという興奮で3人は自然と肩を組んでいた。無事に帰りのバス切符を買い、風呂場を探す。上高地インフォメーショウンセンターの張り紙によると、外来入浴で午後1時以降に空いているのは①シャワーのみの上高地インフォメーションセンター、②沸かし湯の小梨平キャンプ場、③上高地温泉ホテルの温泉だった。相談の結果、3kmほど歩くものの、多くの文人・アルピニストが訪れたという上高地温泉ホテルへ行くことになった。入浴して戻ってくる頃にはバスの出発時刻となっていた。どこかでご飯を食べようとしたが、時間的猶予は松本駅での30分しかなく、河本さんは電車酔いでご飯はいらないというので、落合と鈴木で駅構内の山賊焼のお店で弁当を買って食べた。電車内では社会の目まぐるしい変化に驚きつつ、在来線を乗り継いで0時過ぎに家に帰った。




長谷川ピーク手前を振り返る


長谷川ピーク



夏合宿おわり!!


2024年7月20日土曜日

20240720_大菩薩嶺 大黒茂谷

20240720_大菩薩嶺 大黒茂谷

メンバー:沼田(3・L)、落合(1)、鈴木(1・記録)
天気:晴れ

日帰り
23:00 千歳烏山駅集合
01:15 道の駅「たばやま」到着
05:15 駐車場出発
11:54 大菩薩嶺
12:52 丸川峠
14:55 駐車場

テスト期間真っ只中の土曜日、一年生にとって2度目の沢登りが敢行された。
千歳烏山駅に集合し、車で約3時間かけて道の駅たばやまへ。道の駅の位置する丹波山村は7月1日時点で人口511人、離島を除く村では関東一人口が少ない村であるようだ。夜1時過ぎに到着し、3時間ほど車中泊をする。周りも車中泊と思われる車や夜のドライブに来た車が多く見られた。
起床後、5km先の駐車場まで車を走らせる。駐車場には釣りに行くというボードをフロントガラスに吊らせた車が一台。駐車場を出発して1時間30分ほど歩く。これが結構きつい。

入渓地点に到着し、沢登り開始。グレードが先週より一つ下がっていることもあり、あまり見どころのない沢であった。沢登りをしたことがない人は沢と聞いてどのようなイメージをもつだろうか。私自身まだ沢登り2度目の新人だが、「水あるところに虫多し」という認識は確立した。気付かぬうちにあちらこちら刺されているので対策はしっかりしていこう。途中で沼田さんからハーケン・ナッツ・カムのレクチャーをしていただき、休憩がてら一年生は打ち込みを練習した。クラックの大きさや強度の見極めに苦労した。

苔はフカフカでした

簡単そうに見えても意外と難しいんです

頑張る落合

その後、遡行図では藪漕ぎと書かれていたごく普通の谷を登り、登山道に合流。登山道に合流する前に大菩薩嶺山頂に何人登山客がいるかを落合と予想していた。落合は大菩薩峠の方が人気があると考え0人、鈴木はそれなら2人だと予想したが、結果は家族づれやら何やらで20人以上いて両者大外れ。道中だけでも14人ほどとすれ違い、山頂の眺望はないといえど日本百名山のネームバリューを思い知った。

谷に落ちていた昔のコカ・コーラの缶。
ポイ捨てはいけない

藪漕ぎはなかった谷

これでも日本百名山!

山頂で休憩後、ガスっていたこともあり、大菩薩峠へは行かずに下山した。登山道は広く、十分整備されていたためトレランの練習でも使えそうだと感じた。通過した丸川峠では一面草原が広がり、朝ドラの第一週で出てきそうな光景であった。丸川峠を通過して林道の方へ抜けて歩き、堰堤の近くで休憩していたが、堰堤でしゃがみ込んでいた沼田さんが帰ってくると突然「これあげる、砂金」と手を差し出してきた。本能的に差し出されたものを受け取った鈴木は暫時喜んだが、砂金ではなく金雲母であることが判明。よくよく考えてみれば砂金がそんな簡単に取れるわけがない。この記録を読んだ人はこのような詐欺に遭わないよう注意されたし。ここが今回一番盛り上がったところだった…

長い長い林道を歩き通して駐車場に到着し、どこかでご飯を食べることになった。沼田さんが気になるお店に登録していたところがイタリアンだったこともあり、結局サイゼリヤに行くことに。鈴木にとってはこれがサイゼリヤデビューとなったが、ちょうど良い時間帯で青梅店は空いており、料理も美味しくいただくことができた。食後はまた車で約1時間30分かけて千歳烏山にて解散。二週連続で車を出してくださった沼田さんには感謝しかない。

朝ドラに出てきそうな丸川峠






2024年7月14日日曜日

20240713-14滝川本流、古礼沢

 20240713-14_滝川本流古礼沢

メンバー:沼田(3, L)、鈴木(1)、落合(1,記録)

7/13 曇
0500
 であいの丘
0630
 入渓 (滝川、豆焼沢出会い)
1645
 宿泊地 (古礼沢、水晶谷出会い)

7/14 雨
0540
 宿泊地
1100
 古礼山
1140
 水晶山
1210
 雁坂小屋
1430
 であいの丘

1年生の初沢として滝川本流、古礼沢に行った。前夜部室集合で出発するが雨が降っている上にサンダルだったため、柵の上から滑り落ちてしまった。沢もこれ位滑るのだろうかとか思っていたが、柵の滑りは序の口であった。

であいの丘駐車場を5時に出発し、10分少々車道を歩いてトンネルを2つ通った所から沢への斜面を降りた。この斜面は非常に滑りやすく、終盤で2度懸垂下降をして1時間程で滝川と豆焼沢の合流点に降りた。前日の雨による増水が心配だったが問題はないようだ。序盤は水量が多く、胸まで浸かったり泳いだりする箇所が多かった。


途中の休憩で鈴木がダイブ。寒いのに...
途中、遡行図に書かれた吊り橋を見つけられずにスルーした。登るにつれて滝が増えてきて泳いだりへつったり登ったりと面白かった。

泳いで取り付く
しかし過去に多重事故があったという8mの滝の右岸からの高巻きは非常に怖かった。この後から11つの滝のスケールが大きくなり、2箇所沼田さんリードでロープを出すがどれもスリリング。この日は古礼沢と水晶谷の出会いの右岸の台地で泊まった。沼田さんがコンビーフを持ってきてくれ、夕食がいつもの山行より豪華だった。ちなみにマシュマロも持ってきてくれていたが、前日の雨の影響で枯れ葉も枝も湿っており焚き火はできなかった。初めてツェルトで寝たが、結構快適だった。

翌朝、2本目のガス缶がないことが発覚。朝食抜きになってしまったので行動食で済ませる。この日は雨がポツポツしていて寒い。落合は寒いから全身濡れは絶対に避けたいと思っていた矢先、歩き始めて10分経たないうちに小滝をへつっている最中足を滑らせて淵に落下し絶望。210mの滝はfix通過し、610mの滝は4段目以降は左岸から巻いた。

fixで通過。滑りが凄かった

終盤、左の沢沿いに行かなければならないところを右の広いガレ場に入ってしまい大分登った所で気づき、このままでは水晶山に出る上に上部は崩落していそうだった(ガスっていて実際に崩落しているかは確認できなかった)ので左にトラバースして笹の尾根に乗り、その尾根を突きあげて稜線に出たものの大分水晶山寄りだった。尾根上は笹が茂っていたが膝丈だったのでまだマシか。稜線に出てからは古礼山まで足を伸ばした。古礼山山頂には木がほとんどないので晴れていたら景色がさぞ綺麗だろう。

下山後、秩父名物ワラジカツ丼を食べに行こうとなったがこの辺りの店は16時閉店が多く店探しに少々難儀した。後から思ったことだが、道中に道の駅があれば風呂にも入れて地元名物を食べられるのでいいのかもしれない。

今回の沢登りで登攀力不足を思い知った。登攀力をつければ色々な所に行けるようになるし、沢登りも断然楽しくなるに違いない。なので頑張ろうと思った次第である。

2024年7月7日日曜日

20240707_マルチピッチ訓練@つづら岩

 

 20240707_マルチピッチ訓練@つづら岩

メンバー:松坂(OB),沼田(4・L),河本(2),落合(1),鈴木(1・記録)
天気:晴れ

日帰り
07:40 武蔵五日市駅集合
08:10 千足バス停出発
09:27 つづら岩
17:38 千足バス停
18:25 畔荷田バス停
18:45 武蔵五日市駅

天候不良で2度延期されていたマルチピッチ訓練がついに行われた。

落合と鈴木は集合時間を7:40に変更するSlackの連絡に気づかず、6:15に駅に着いたので9月の縦走について話し合って時間を潰した。時刻通りに先輩方と合流し、つづら岩へ向かう。2週間前の歩荷訓練で同じ道を歩いたため足取りは軽いが、やはり登りは長く感じた。
つづら岩に到着。先客は男女ペアの1組だけ。この日東京都内では最高気温が37度近くだというから、岩場に来る人は少ないだろう。

まず左ルートを沼田・鈴木コンビで登る。その後、松坂・河本・落合トリオが登る。最初の足の運びが難しかったが、沼田さんの動きを先に見ていたので何とか登ることができた。ただ、登攀中にチャックが開いていたズボンのポケットからゴミ袋が落ちてしまった。(下にいた落合が拾ってくれました。ミニドーナツをあげました。)落石だけでなく、携帯品も落とすことがないようにチャックの締め忘れには気をつけたい。落合は登り始めのところで一度フォールしてしまったらしいが、特に怪我はなかったようだ。河本さんは初めてのリードで緊張していたようだが、無事に登り切ることができていた。

懸垂下降で戻り、オケラルートへ。ここで鈴木と落合をスイッチする。松坂さんが穴を通らないルートを見たいということで沼田さんはオケラ乗越を披露。必然的に道連れとなった落合だったが、見事に完登していた。
残ったトリオは穴を通るルートを選択。ジャイアンは通れないと思うほど穴は狭かった。穴を出て一度右に出たが、2ピッチ目は左へ戻って登る。この時のトラバースが個人的に一番怖かった。河本さんが登っている間松坂さんと雑談をしていたが、社会人も色々と大変そうだった。

懸垂下降で降りた後、ずっと一般ルートを使っていた先客のペアが帰っていたので、一般ルートを登ることを考えたが、話し合いの結果、支点構築の練習をすることになった。沼田さんからリードの役割をレクチャーしていただき、カムを使ってみたりもした。短い時間ではあったが、マルチピッチへの理解が一層深まった。

その後、朝は通らなかった天狗滝を経由して下山。千足バス停に着いた段階で次のバスが来るまで40分ほどあったので、全員で可能な限り駅に近いバス停まで歩くことに。鈴木はハイカットの登山靴で来ていたが、歩いているうちに最大限バス代を節約してやろうという乙女心が生じ、結局時間いっぱい歩いて3人が畔荷田(「くろにた」と読みます)で乗車した(松坂さんと河本さんは一つ前の和田向で離脱)。千足-武蔵五日市駅間が540円、畔荷田-武蔵五日市駅間が360円だから180円、ジュース一本分の節約になった。
つづら岩はTUSACの訓練で使われることが多いようなので、未来の後輩たちにはぜひ今回の記録更新を目指してもらいたい(千足-畔荷田間は4.3km、千足-武蔵五日市駅間は10.2km)。
時間と精神力の問題だが安全には十分配慮するように。

武蔵五日市駅到着後、浮いたお金で何か買おうと自販機に向かった面々だったが、電車が2分後だったので泣く泣く諦めて乗車した。気づけば、七夕であった。


綾滝

懸垂下降

天狗滝

TUSAC Record 畔荷田

2024年6月22日土曜日

20240622_歩荷訓練 大岳山

 20240622_歩荷訓練 大岳山

メンバー:落合(1,記録)、鈴木(1

天気:晴れ

行程

0830 千足バス停
1020 
つづら岩
1210 
大岳山
1345 
奥之院
1415 
御岳山
1615 
御嶽駅

翌日につづら岩でのマルチピッチ訓練が控えていたので歩荷訓練はつづら岩周辺で行
い、千足バス停の辺りで幕営しようという計画だった。しかし翌日は雨濃厚であり、
マルチピッチ訓練が延期になったらより安い交通費で帰れる登山口に降りようという話になった。2週間前に丹沢で歩荷訓練を行った時は曇っていたが、この日は晴れていて暑いので萎える。千足バス停から階段を降りて秋川渓谷で有名な秋川でポリタンクに水を汲んで出発。2人してキツいとか言いながら歩くもののペースは良い。林に入ると幾分か暑さが和らいだ。大変さを紛らわすためにしりとりをするも、頭が回らず言葉が出てこなくなり一瞬で終わった。1時間程度歩いたところで休憩がてら地点確認。2人とも現在位置は分かっている。沢を離れた後はつづら岩まで急登。つづら岩では1組が岩登りをしていた。つづら岩から先のアップダウンは所々岩が出てきて面倒くさい。1時間程度歩いて休憩する。ここから大岳山までラスト標高差200mはもちろん大変だったが、30分程度で着けたのでよかった。ここで川で汲んだ水を捨て、電波の入る御岳山まで翌日のマルチピッチ訓練の有無を確認しに行く。途中、登山道の左側に別の登山道を発見。地図で見ると奥の院まで200m弱の登りである。このまま真っ直ぐ行くのもつまらないということで全力で登るが、依然としてそこそこの重さを持っていたので良いトレーニングになった。御岳山手前で電波が入り、翌日のマルチピッチ訓練は行わないということだったので千足には戻らずに御嶽駅へ降りた。

2024年6月15日土曜日

20240615-16_谷川岳馬蹄形

 20240615-16_谷川岳馬蹄形

メンバー:河本(2,L,記録)、落合(1)、鈴木(1)
天気:晴れ(15)、雨(16)

1日目
1030土合駅
1250白毛門
1540清水峠
1700蓬峠
1845茂倉岳避難小屋

2日目
0400茂倉岳避難小屋
0500谷川岳
0740土合駅

今回は3人で谷川岳馬蹄形の縦走に行った。8:40集合のはずがいろいろあり10:30の出発になった。メンバーの一人が忙しく、早く下山したいとのことではじめはこの日のうちに下山したいと考えていた。単純計算でコースタイムの1/2で歩けばいいことになる。他のコースでは1/2のペースで歩くことはできるが、このコースでは思っていたよりアップダウンが多く、開始早々無理だと気づいた。なんと累計のアップダウンが2700mもあるらしい。一日目は天気がよく、とても暑かったが景色がよく楽しかった。笹の草原が多く、虫も多いため虫除けスプレーがあるとよい。この日は日没ギリギリまで歩くことになりそうだったので急いだ。その結果、計画通り茂倉岳避難小屋泊となった。二日目は少々雨が降っているが合羽は着ないで出発した。所々晴れ間もあり、雲海っぽい物も見えて楽しかった。この日は時間に余裕があるのでゆっくり下山した。





2024年5月26日日曜日

20240526_登攀訓練@日和田山

 

  20240526_登攀訓練@日和田山

メンバー:松坂(OB),尾高(L),鈴木(記録)
天気:晴れ

日帰り
06:41 高麗駅集合
07:20 高麗駅出発
07:40 日和田山女岩
12:33 日和田山山頂
12:45 解散

2週間前の登攀訓練に参加できなかった鈴木が参加。新入部員の坂本君も参加する予定だったが体調不良のため不参加。

高麗駅に各自始発集合だったが早速アクシデントが。鈴木が電車の乗り継ぎを忘れて飯能駅で降りてしまい、約40分の遅刻。先輩方を待たせてしまったため戦慄が走ったが、お二人とも優しく迎え入れてくださったのでホッとした。

目的の岩場には幸いまだ人がおらず、訓練をすることができた。その後すぐに続々と人が増えたので幸運だったと思う。

訓練では懸垂下降、トップロープ、登り返しなどを行った。確保器の取り付けに手間取ることが多かったのでしっかり復習したい。
懸垂下降では二人組のお兄さんに「余計なお世話かもしれないけど、手の位置が違うよ」と指摘され正しい位置を教えていただいた。先輩方は上で待機しており下降中の手の位置までは確認していただけなかったので、お兄さん方のご厚意には大変感謝している。
登り返しでは登り返しに移行しようと取り付けたプルジックコードに動作確認のため体重をかけたところ、コードの結び目が解けるというインシデントが発生。確保器はつけたままだったので5cmほどガクンと下に落ちる程度で済んだが、先輩方は初めてのケースだと仰っていた。今後は自分で綿密に装備点検をしておくようにしたい。

1年生が一人だったということもあり、早めに訓練が終わったため山頂まで行くことになった。尾高さんを先頭にかなりハイペースで登ったが家族づれや夫婦、カップルの登山者が多かった。道中道を譲ってくれた方々にお礼申し上げたい。
十数分で到着した標高302mの山頂では東京スカイツリーもうっすら展望できた。3分ほど展望を楽しんで下山して解散。

車で来たという尾高さんとは別れたが、松坂さんとは同じ電車で来たということでそのまま一緒に駅へ。
電車内でもスキー山岳部の歴史から学生時代の学校生活についてまで色々と伺うことができ、大変有意義な時間だったと思う。休日を返上して指導してくださっただけでなく、ぶどうジュースまでご馳走していただき恐悦至極である。


よーくよ〜く見ると東京スカイツリーが、、、


必死に登る後輩を不敵な笑みで撮影していた松坂さん…
記録用に撮ってくださっていただけだった、、、

2024年5月6日月曜日

20240504-06_雪上訓練@涸沢

    20240504-06_雪上訓練@涸沢

メンバー:縄、尾高(L)、沼田、河本、伊藤、落合、金田、鈴木

1日目:晴れ、上高地-涸沢
0500 さわんどBT 出発
0552 上高地BT
0818 横尾 0835
0927 本谷橋 0946
1242 涸沢、テント設営、雪上歩行、滑落停止 
1655 幕営地

2日目:快晴、スタカット
0430 起床
0609 出発、スタカット練習、スノーボラード、懸垂下降、滑落停止
1600 穂高岳山荘のコル
1700 幕営地

3日目:曇り時々雨、涸沢-上高地
0400 起床
0537 出発
0659 本谷橋
0749 横尾
1004 上高地BT

1日目 記録:金田(尾高さんに送った内容が紛失したため、鈴木が記憶を辿って代筆)
初めての雪山登山に気持ちが高鳴っていた。縄さんと沼田さんはスキー装備も担いで入山。だが雪の状態はあまり良くなかったようだ。1年生は初めてのアイゼンの装着に手間取った。また、ピッケルの持ち替えにも苦労した。訓練場所の涸沢は、道中歩いているときから人の列ができていたのだが、到着した涸沢ヒュッテはさらに多くの人で賑わっていた。中には幼児連れの家族もおり、目を丸くした。この時期のキャンプ地としては人気があるのだろうか。テントを設営してからは、斜面に出てキックステップなどの基本的な雪上歩行技術、ピッケルを用いた滑落停止の訓練を行った。一通り練習を終えてからは、一年生各々がやりたいことをして良いと言われたので、私は滑落停止の練習を繰り返した。
最後に、この記録を書くはずだった金田について。唯一高校登山部出身ではなかった金田は、ザックが重たかったということもあり、最初の長い林道歩きでは大丈夫そうだったものの、登りが始まってからはきつそうにしていた。しかし、最後まで一切弱音を吐かない精神力が彼のすごいところであった。部はやめてしまったが、登山は続けて自然を楽しんでほしい。

2日目 記録:落合
前日と同じ訓練地(2350m付近)で前日に行った雪上歩行の復習を兼ねてのスタカットの練習から始まる。1 年生を2組に分けて 1 年生1人に上級生1人が付き添ってスタカットで数ピッチ登ってからスタカットで下った後しばらく休憩してから fix 通過の練習をする。再び 1 年生を2組に分けて晩御飯大盛をかけた 10 ピッチのスタカット競争をする。1ピッチ目から勝負が決まったような形になり負けてしまったが、色々と課題が見つかったので今後しっかり練習していきたい。その後懸垂下降の練習をした。早く10pを終えたチームは各々スノーボラードや滑落停止の訓練をしていた。当初は5.6のコルを目指す予定だったが、上部に大きな雪の亀裂が走っていたため白出のコルを目指すこととなった。訓練地出発時刻14:30と遅く、タイムリミットを16:15に設定していた為、途中でテントの方へ戻る組とコルに行く組とで分隊することにはなってしまったのは残念だったが、初めて雪山に来た私は稜線上からの景色に感無量だった。白出のコルから 10 分程下った辺りで右側に雪割れを発見。これを見たら、歩行訓練の時をはるかに凌駕するスピードで下れるようになった。 


白出のコルを目指す

3日目 記録:伊藤(加筆:鈴木)
訓練をせず、1日目の往路を辿った。小雨が降っていて、往路より倍くらい速かった。特記事項なし。林道に戻ってからは、退屈だったので1年生でしりとりをした。徳沢での休憩時には伊藤がソフトクリームを買って食べていた。下山後はさわんど近くの白骨温泉に入った。人の多さに対しての狭さが少し気になったが、美味しいお粥を無料で、しかもおかわり自由で食べることができ、大満足であった。ご飯は縄さんおすすめのからあげセンターへ。初めて山賊焼を食べたが、ボリューム満点、ご飯・味噌汁もおかわり自由でお腹いっぱいになった。お代は縄さんが全額支払ってくださり、感謝の限りである。

2024年4月27日土曜日

20240427-29_深南部-黒法師岳,山犬段 周回

      20240427-29_深南部-黒法師岳,山犬段 周回

メンバー:尾高(L),沼田,伊藤,落合,鈴木

day 1 雨、15:00頃にやんだ
1000 start 寸又峡温泉第3駐車場
1026 夢の吊り橋
1445 前黒法師岳
1535 宿泊地(ヘリポートより300 m 東側)

day 2 晴れ
0400 起床 0520 出発
0727 黒法師岳
0912 バラ谷の頭
1011 房小山
1202 鋸山
1344 三合山 1422
1616 山犬段,宿泊地

day 3 晴れ
0400 起床 0513 出発
0557 板取山
0746 沢口山

0920 下山

1日目

深夜に駐車場へアプローチし、仮眠をとったあと出発し、千頭森林鉄道の廃線後を横目
に夢の吊り橋へと車道を進む。
夢の吊り橋
夢の吊り橋

夢の吊り橋付近から国土地理院地図掲載の前黒法師岳へとつながる登山道を探すも、入り口が分かりにくくなっている(主要なルートは大間川から登るルートになっていたようだ)。登山道は私が登山道と認識できない程であり、浮石や杉の落ち葉が多く、傾斜が厳しい。私はここで体力をかなり消耗し、水も消費した。途中で林業の遺構やケーブルを見ることができる。
林業の遺構

途中から登山道を追うことは諦め、尾根を追うことにする。標高800mの尾根上に登りつくまでに1時間以上かかったように思われる。水を5Lのうち1L消費していて絶望した。標高980m付近の小屋のある場所で登山道と合流し、順調に足を進めていく。ヤマツツジなどの見られる広葉樹林を抜けると、やがて針葉樹林となり、イワカガミの群生地や多種の苔、花が姿をあらわす。
苔と花

イワカガミ

そのような緩やかな尾根を3度ほど休憩しながら登っていくと、前黒法師岳に到着し、最初の登山者に遭遇。まだ余力があったので通過してヘリポートを目指していく。前黒法師岳を超えたあたりから霧が濃くなり、深南部らしい深い森の様相となってくる。私はこのような森を歩くのが好きだ。
前黒法師岳をおりる

歩いて行くと、ヘリポートより手前に苔の茂った平地を見つける。サイト適地と判断し、野営の準備を始めると、ちょうど雨が強まる。テント内で食事を済ませると、雨がやみ、就寝した。[記録:伊藤(1年)]

2日目

朝食は棒ラーメン。初めて食べたが意外と美味しい。

黒帽子岳に到着。木々に囲まれ展望はないが昨日出会った方に再会。丸盆に行って戻るとのこと。黒法師岳名物のバッテン三角点標石も確認できた。

続いてバラ谷ノ頭に向かう。膝丈、腰丈、肩丈、背丈と伸びる笹藪をブッシュして進む。道中4名の登山者と出会う。コルについたところで沢まで降りて水汲み。尾高さんと鈴木、落合が行くことに。伊藤のコケ話も聞きつつ休憩を挟んだ後に200mほど登ってバラ谷到着。テントが4つほど並んでいる。

その後は小ピークをいくつも越えるアップダウンが多いルートを歩く。本邦最南2000mの地を通過し房小山、鋸山に向かう。途中トラバースも行う。道中伊藤が鹿の角を発見、嬉しそう。また昨日に引き続きカモシカ2頭を目撃。

そんなこんなで気付けばあっという間に三合山に到着。ここで明日の予定に余裕があり、この近くで幕営するか当初の予定通り山犬段小屋に向かうか決めることになる。沼田さんと落合、鈴木は小屋派、尾高さんは中立、伊藤は近くでの幕営を希望。沼田さんの恒例らしい?木登り中に一年生で話し合った結果、体力的な限界ではないとのことで伊藤の荷物を念の為少量他の1年で持った上で山犬段に向かうことに。

すると道中、寝坊したと話す男性登山者とすれ違う。TUSACのことを話すと昔TUSACの方々にはお世話になったそう。東大スキー山岳部の凄さを実感した。

その男性と別れてまもなく沼田さんが蛇を発見。山で蛇を見たのは初めてだったので少し怖かったが、おとなしい個体で噛みついてこなかった。

2時間ほどで山犬段に到着。小屋には2、3名の登山者がいた。近くの適当な場所でテントを張って炊事。この日のお米はうまく炊けていて美味しかった。食後は片付けをしてすぐに就寝、おやすみなさい。そして山行は三日目に続く。[記録:鈴木(1年)]
 


多くが十字刻印の中でバッテン刻印は非常に珍しい。

ここは膝丈ほどの笹藪。TUSACでも藪漕ぎは出来ます!

本邦最南2000mの地らしい...

Lucky boy

見えづらいですが蛇がいます。皆さんお分かりでしょうか?

3日目
最初のピークは林道で巻き、小一時間歩いたところで板取山に着く。ここからは 2 日前に登った前黒法師岳がよく見える。更にアップダウンを繰り返して、沢口山からは下り一本。午前中のうちに下山した。結局この日は人に会わず、静かな深南部だった。
板取山山頂より深南部の山々
[記録:落合(1年)]

2024年4月6日土曜日

20240406-07_小川山 マルチピッチ他

     20240406-07_小川山 マルチピッチ他

メンバー:尾高(3, L)沼田(3,記録),河本(2)
天気:
1日目 雨、15:00頃にやんだ
2日目 晴れ後曇り

ヤマレコ

    day 1
0905 廻り目平キャンプ場
0921 セレクション取り付き
1230 トップアウト
1450 小川山レイバック 1700
1710 クラックホルダー 1730

    day 2
0845 南陵神奈川 取り付き
1500 駐車場
1530 小川山レイバック、ホルダー 1630
1640 解散

セレクション 1p目

小川山レイバック

クラックのボルダーで遊ぶ

南陵神奈川 1p目


 TUSACに入部して3年目にして,今さら感強めの,初の小川山クライミング.1ヶ月ぶりの山で,斜面を登るときに息切れが早く体力の衰えを感じた.2日目に小川山レイバックをリードでトライしたが,腕が消耗しておりレストして何とか登りきるという無様な結果になった.