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2019年5月19日日曜日

20190519セドの沢右俣沢登り山行記録

セドの沢右俣山行記録 

メンバー:福田(リーダー) 新垣
日程:2019520
天候:曇り
コースタイム:9:15 大倉バス停=10:40戸沢の出合い=11:25 セドの沢F=13:40 セドの沢F4=15:00 政次郎の頭=16:50大倉バス停

大倉バス停からの林道が長く煩わしかったが、戸沢の出合い駐車場付近で入渓してからは楽しかった。水無川本谷F1に着くまでに人工ダムの滝のようなものがあったがそこは流石の福田でも巻くようだ。鐙のようなものが掛かっておりそれを使って越えた。最初にロープを出したのはセドの沢右俣F2。滑り台のようなところを踏ん張って登った。遡行途中でボルダーのような石を見つけては登って遊んだ。最後の滝はセドの沢右俣F4。ロープを出した。これは中程から左に巻くようにして登った。岩が崩壊しそうで一つ一つ安全性を確認しながらの登攀であった。フリークライミングとは違ったクライミングの経験ができ有意義な体験だった。

2019年5月18日土曜日

20190518川苔山逆川沢登り山行記録

メンバー:吉田 新垣 辻
日程:2019518
天候:曇り時々晴れ
コースタイム;9:00 川苔橋バス停=9:20入渓=14:22 川苔山山頂=16:00 鳩ノ巣駅

辻、新垣にとっては初めての沢登りであった。入渓点は他の山行記録通りカーブミラーのあるところで踏み跡も明瞭だった。時には腰まで水に入り震えたり、苔で滑ってどこかを打ったりしたもの順調に川を遡行していった。しかし、最後の最後で分岐を間違えてしまい、完全に涸れた沢に入ってしまった。このことにより、今山行の目玉であった25m大滝を見ることができなかった。非常に残念だ。奥多摩の沢はアプローチが良かったのでまた来ようと思った。

2019年5月11日土曜日

20190511 勘七ノ沢遡行


20190511 勘七ノ沢

メンバー:福田(リーダー)、林(記録)
天気:晴れ

8:40 大倉バス停
9:40 二俣
10:00 勘七ノ沢入渓
(遡行)
13:15 標高940m付近から枝沢を詰め始める
14:00 大倉尾根へ出る
15:30 大倉バス停

遡行時間約4時間
下山約1時間半

 今回の沢登りは登攀が楽しめそうでかつメジャーな勘七ノ沢を選択。渋沢からのバスは満員。大倉のトイレは混雑。1時間ほど歩いて二俣に到着。沢靴を履いて入渓。晴れだったので積極的に濡れに行く。とはいっても5月。腰まで浸かると寒くなってくる。

 F1は右岸から登る。残置スリング有。下部はホールドに乏しく苦戦した。思わず残置スリングを掴んでしまった。しかも、私はフォローだったのだが、リードが登る前にロープの末端を結ぶのを忘れており、ロープアップの時に大変焦った。重大なミスである。
  
いつもF1でテンションを上げ過ぎて最後ガス欠気味になる。

F2はガイドブック通り左岸のリッジ状を登った。残置ハーケンはボロい。

せっかくなので二人とも滝に打たれてみた。


F3は左岸をへつった。落ちなくて良かった。へつった後は全然難しくない。
この写真を撮るときにザックが落ちて流されそうになったことは、墓まで持っていこうと固く誓った。


F4は前衛滝を登った後、迷ったがロープを出した。前衛滝の上に比較的新しいボルトがあり、そこにセルフを取った。足場はあまり良くない。ビレイ解除は合図を笛で行い、聞こえなかった場合はロープを3回引くと決めて登った。しかし笛は滝の音で聞こえず、ロープの引きはビレイ解除なのか手こずってるだけなのか分からなかったので焦った。終了点に到着したリードとビレイ中のフォローが互いに見える位置だったのでなんとかなった。途中ランニングはほぼ取れなかった。登った後、そもそもロープを出す必要が無かったと思った。
 
チラリとロープが見えるが、不安だった
F4を越えると堰堤の連続。気持ち萎え萎えポイントである。気分を変えるために休憩。そこから少し進んだところでハプニング。2m程度の超小滝を登るとき、手が滑って落ちてしまった。気づいたらx座標上に移動していたとはこのことである。衝撃はほとんどザックが吸収してくれたが、右手を少し切ってしまった。手首を捻るなどしなくて良かった。

 気を取り直してF5。右岸を登る。でかいので足がすくんだが、登ってみるとガバまみれで楽勝。この辺の沢はどこもそうだが、支点用の残置ハーケンはボロボロ。
 
できれば私が写ってない写真が欲しかった
 もうメインデッシュは終わりか~と思っていたが、この後のデザートもなかなか楽しい。ステミングに挑戦したがあえなく失敗。福田はなんなくやってのけた。



 遡行終了点とした枝沢はかなり分かりやすかった。(写真撮るの忘れた。)尾根を目指して詰めていくと、鹿よけフェンスが出てくる。狙い通りに大倉尾根に出られたのは良かったが、変なところから人が出てきたと奇異の目で見られるのが少し恥ずかしかった。沢靴を脱いでいると、英語で話しかけられたので焦ったが、文三としての矜持を守るために頑張った。下山はそのまま大倉尾根を使った。今度機会があれば小草平の沢の下降もしてみたい。


2019年5月3日金曜日

20190503槍ヶ岳山行記録

槍ヶ岳山行記録
メンバー:箱守(リーダー) 辻 新垣 
日程:20195月3日〜4日
天候:両日とも晴れ
コースタイム:3日 13:00上高地=15:00横尾=17:50 ババ平
       4日 3:40 出発=7:10 槍ヶ岳肩の小屋=8:10 槍の穂先=10:30 ババ平=15:30上高地

久しぶりの山行だったので体力が心配だったがなんとかなった。上高地の人の多さには
圧倒された。確かに山の雰囲気を感じながらホテルの露天風呂に入ったり、美味しいものを食べたりするのも楽しそうだと思った。槍沢キャンプ場に着く頃には人はだいぶ減ったが、それでも10張ぐらいのテントがあった。
二日目は槍沢キャンプ場からの三番目のパーティーとして早めに出発した。雪渓は踏み跡のおかげで階段のようになっていた。天気は快晴。空の深い青色が美しかった。日が本格的に昇る前に雪渓を登りきったのは良い判断だったと思う。穂先からは北アルプスの稜線が一望できた。穂先からドローンを飛ばしている人がおり、Go-Proやドローンで山の様子を撮影して発信したいと思った。下山はシリセードで体温を下げつつ行った。
 楽しい山行だったが、横尾から上高地が遠すぎると思った。

2019年5月2日木曜日

20190502_農鳥岳大唐松尾根

農鳥岳・大唐松尾根 
メンバー:3年 ) L吉田、饗場 
期間:2019年52日〜4 

5/2 
記録:吉田 
天気:快晴 
 13:15奈良田温泉−13:45大門沢ゲート17:20雨池山−17:25幕営(1900mのコル) 

大唐松尾根の存在を知ったのは去年の4月ごろ。山と高原地図の「日本アルプス総図」を眺めていた私の眼に、農鳥岳に突き上げるその長大な尾根は不思議と魅力的に映った。それからネットで記録を漁り、それが藪尾根であることを知ったのだった。昨秋白峰南嶺を歩いた時にはこの尾根を見つめ、ズッシリとした質量に更なる憧れを抱いた。約一年間挑戦の機会を窺っていた大唐松尾根からの農鳥岳に、このGWにやっと登頂することができた。 

身延駅からバスに乗って奈良田温泉まで向かう。我々と同じバスには他に2パーティが乗っていたが、両パーティとも大門沢から農鳥岳を目指すようで、大唐松尾根を登るのは我々だけだった。初めの2日間は水が無いことが予想されたので、1人5Lずつの水を汲んだ。 
この尾根の取付きは大門沢ゲートから少し歩いたところにある祠のあたりだ。それから森林の中を歩きパイプの手すりが付いた道を辿って急坂を登る。曖昧な記憶だが確か「西山本線」の標識から、手すりのない階段状の道に移った。その階段も電波塔までで、今度は踏み跡の不明瞭な尾根上を行くことになった。雨池山まではそんな調子だった。雨池山の先のコルにはわずかに雪が残っているのが確認された。初日はここで幕営することになった。 

5/3 
記録:吉田 
天気:快晴 
5:00幕営地発−7:10 2346mピーク−9:30大唐松山−12:45幕営(2550m付近) 
 雨池山と2346mピークの間は尾根が広くなっていて迷いやすいので、コンパスで確かめながら進路をとる。2346 mピークへの登りで雪が深くなり、スパッツを装着した。ワカンを持ってこなかったことを後悔したが、すぐに雪の少ない道を見つけ無駄に後悔したことを後悔した。このピークから先は脆い岩や木を掴みながら、所々凍っている雪がついた道を進むような具合だ。さらに大唐松山を超えるとまたも様相は変わる。ハイマツの藪漕ぎか、そうでなければ踏み抜きやすい雪の上を歩き、ストレスが溜まっていた。それでも終始、白峰三山や南嶺の山容が前方に、綺麗な景色だった。2580mピーク手前のコルに下り立つのに、急な斜面を下ったのでロープを出す。本山行でロープを使ったのはこの一回だけだ。この日は、2580mピークからの下りの途中の開けたところにテントを張った。 
2日目の幕営地、農鳥岳をのぞむ

5/4

記録:饗場
天気:晴れのち曇り 

5:30テン場出発-6:40 2633mピーク-8:30主稜線到着(デポ)-8:50農鳥岳-9:20大門沢下降点-12:30大門沢小屋-16:30奈良田バス停 

快晴の農鳥岳山頂!
 昨日と同様に5:00ごろ出発としていたが準備に手間取り5:30の出発となった。昨日の踏み抜きの苦労がなかったかのようにさくさくと雪を踏みしめて進んでいく。時々股下まで踏み抜くものの、基本的に踏み抜くことなく表面の固い層を踏みしめて快適な雪歩きという感じだ。したにはハイマツが埋まっているようで夏の藪漕ぎの苦労が垣間見える。時折現れる雪がない場所では岩とハイマツの上をアイゼンで歩いていった。尾根は若干やせていたがハイマツがあったので問題なく歩けた。想像より遥かに早く2633mピークに到着しこれから登る斜面を見て、冬だとなだれが怖そうだなぁなどと話しながら少し長めに休憩をし、これからどのように登るかを少し話し合った。斜面をほとんど直登しさくさくと進んでいく。雪は程よく緩んでおり急斜面でもそれほど恐怖感はなくぐんぐん高度を稼ぎ支尾根にのりそこからは稜線上をゆったり歩いていった。途中で農鳥岳を下っている人が見え、大門沢を下降するのかなと思いながら歩くと程なくして主稜線に到着した。そこにメインザックをデポし、ピッケルを持って頂上に向かった。ふみ後もあまりなくGWであったため人がたくさんいるかと思ったが稜線上どこにも人が見えずなかなか気持ちがよかった。その後ザックをデポした場所まで戻り荷物を回収し大門沢下降点まで向かった。鐘があり、非常に分かりやすくなっており踏み後もあったのでさくさくと進む。途中で登ってくるパーティーとすれ違い、大門沢の状況を聞き、ぬれることを覚悟するならば問題ないと聞き安心し、雪渓を降りていった。地形図どおりなかなか傾斜のきついくだりが続き、何回か滑ったこともあり、恐怖でなかなか足が進まず非常に遅いペースで下ることになってしまった。大門沢小屋まで下ると雪はすっかりなくなり、そこでアイゼンをはずした。若干雲がかかり始め雷鳴が聞こえたためバスの時間が近いこともあり足早に下山していく。確かに橋は流されていたがわたれないわけではなく、すでに靴がぬれているわれわれは川の中を歩き渡渉した。登山道は崩れているわけではなくそれほど問題はなかったが、崩れたら危なそうな場所は何箇所かあり、今後も安全に通れるかは注意が必要であると感じた。その後ゲートに到着し奈良田まで歩きその日のうちにバスで帰った。