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2021年5月29日土曜日

20210529_雪上訓練(針ノ木雪渓)

2021/05/29 雪上訓練(針ノ木雪溪) 
メンバー:縄(OB)、土田(3 記録)、松坂(3)、降矢(2) 

 8時 扇沢駅出発 
9時30分 大沢小屋 
10時30分 針ノ木雪溪で訓練 
14時 訓練終了 
14時30分 大沢小屋付近で搬送訓練 
16時30分 大沢小屋出発 
17時30分 扇沢駅  



 前日の23時に部室に集合して車で扇沢駅まで行くことになった。到着したのが3時くらいで中途半端な時間になってしまったのでもう少し早い時間に出発しておけばよかったと反省した。扇沢駅の駐車場にはあまり車は止まっておらずテントを張って寝ることにした。気持ちよく寝ていたのだが6時くらいに雨音で目が覚めた。結構強めに降っていたが日が照っていた。しばらくしたら雨も止んだので出発した。大沢小屋までの道中で一回道を外れてしまい藪漕ぎを強いられた。しばらく歩いて大沢小屋に到着。とりあえずテントを張ろうとしたが雪が結構残っていてなかなか張れる場所がなかった。いらない荷物を置いて雪渓まで登り始める。この日は結構雪渓を歩いている人が多かった。
 爺ヶ岳と針ノ木雪渓

 いい感じのところまで登って訓練を始める。まずは雪上歩行から。次にアイゼンを履かずに滑落停止訓練をさまざまな姿勢で行う。次にアイゼンを履いての雪上歩行、滑落停止訓練を行う。滑落停止訓練を終えると次にロープを出してスタカットの手順を確認した。さらにスタンディングアックス、スノーボラードなどの技術の手順を確認した。ここでひとまず大沢小屋まで降りる。小屋付近の雪が残っているところで搬送訓練を行う。シートベント結びがなかなかうまくできずに苦労した。本来の計画では1日目はここで終了で2日目は針ノ木岳山頂までいく予定であったが諸々の事情(大学の宿泊申請関係の事情)により電波の通じるところまで降りることになった。その後色々話し合った結果(ここで書くようなことではないので省略)下山することになった。扇沢まで降りて車でその日のうちに東京まで帰った。
  
 去年雪上訓練は実施できず今回2年ぶりの雪上訓練であったが色々な技術の手順を確認できたのはよかったと思う。ただ針ノ木岳山頂までいけなかったのは非常に残念であった。
搬送訓練の様子

2021年5月23日日曜日

20210523_葛葉川本谷遡行

 

20210523 葛葉川本谷遡行

メンバー:L小久保⑷、福田⑷、松坂(3,記録)、降矢⑵

天候:曇り

行程

7:18菩提原バス停

8:20葛葉の泉入渓

10:00林道下

11:40遡行終了

13:10大倉バス停

 

今シーズン初の沢登りなので初心者向きの沢ということで葛葉川本谷を遡行した。山行前1週間は雨が降り続き遡行できるか微妙だったが、とりあえず現地にて実施か撤退かの判断をすることになった。

 秦野駅から渋沢駅のバスに乗り、菩提原バス停で下車。そこから葛葉の泉まで50分ほど歩く。葛葉の泉までは葛葉川の横を歩き、途中で葛葉の泉への標識があるのでそこを標識に従って左に曲がる。そこからは直進していけば葛葉の泉にたどり着く。葛葉の泉では水を汲みに来た地元の人がちらほらいた。駐車場は広々しており、車で来ても問題ない。トイレも駐車場にあるのでそこで用をすました。

 入渓地点は吊り橋を渡ったところから川沿いに少しいくと堤防の裏に黄色いステップがあるのでそこから降りられる。水量は多かったが、遡行に支障をきたすような感じではなかったので遡行を開始。水量が増えており、平凡な滝でも楽しむことができた。


水量が多い気がする

多分水量が多い

きっと水量が多いのだろう

4段連瀑の最後の6m滝は水量が激しく、リードで登れる自信がなかったので右から巻いた。板立ての滝は左側を登らずに右側のスラブを登った。滝の上にきれいなボルトが二つあるので支点は取りやすい。途中支点はハーケンがいくつか打ってある。富士型の滝は1段目を、ロープを付けずに登って遊び、2段目は巻いて登った。

板立ての滝
二人目、三人目はアッセンダーで登る

遡行を続けるとつるつるの一枚岩がある。そこから少し行くと木に雑巾と靴がかかっている。ここから左側の斜面を登っていくと三の塔尾根に出ることができる。つめは踏み後がはっきりしていた。

つるつるの一枚岩

靴と雑巾が目印

三の塔に行くか迷ったが、ガスっていたのでそのまま下山開始。三の塔尾根を降り続け大倉バス停についた。

2021年5月15日土曜日

20210515_奥秩父・ナメラ沢で沢登り

20210515 奥秩父・ナメラ沢で沢登り

メンバー:近江(リーダー,OB),箱守(OB),小久保(4,記録)

天候:曇りのち晴れ


6:00東京発

8:05雁坂トンネル料金所前駐車場

8:45入渓点

9:20出発

11:30二俣(1675m)

12:10遡行終了

12:50ツメ+下山開始

14:45鶏冠谷大橋に下山


 五月祭が中止となってしまった連休,本当は一泊二日で大無間山に行きたかったが,日曜の天気が味方してくれない。仕方ないので,日帰りで行ける沢に変更した。今年初めての沢なので,あまり登攀的ではないナメラ沢でのんびり楽しもうということになった。

 

 駒場付近で合流し,車で雁坂トンネル料金所前の駐車場までちょちょいと走る。トイレ有。車を降りて林道を40分くらい歩くと,沓切沢橋に着く。ここで沢装備に着替える。箱守さんは前回(https://ut-tusac.blogspot.com/2020/09/20200916.html )同様,海パンでチャラかった。


 沓切沢橋の下にある踏み跡を辿って入渓し,しばらく久渡沢を下る。ここで出てくる4m滝を降りるとナメラ沢である。以前はロープがあったらしいが,ここ数年でちぎれてしまったらしい。仕方ないのでロープを出した。これが本日,最初で最後のロープとなった。




沓切沢橋

入渓点




 しばらく進むと5m滝が出てくる。左から登ろうとしたが濡れて寒そうなのでおとなしく右から。 


 この後は特に記録に残したくなるような注意点もなく,以下の写真(順番に意味はない)のようにナメが続く。ナメナメナメナメ・・・という感じである。


 2時間くらい歩いて,みんなナメに飽きて口数が少なくなった頃,二俣に到着。ちなみにこの後もナメが続く。二俣より下は話に聞く通り倒木だらけで萎えたが,二俣より上は意外に倒木が少なかった。流されたのかな?ちょいちょい滝が出てきて,やはり沢には滝が必要なのだと痛感した。

二俣と箱守さん


 沢が枯れたあたりで左手に赤テープが見えるので,そこで遡行終了。ここから真西にトラバースするように歩き,尾根に上がると,青笹尾根の踏み跡が出てくる。インターネット上の他の遡行者が残した記録を見ると,多くの人がこの尾根を使っているようなので,なんとなく予想はしていたが。

 いったん取り付けば,あとは踏み跡とコンパスに注意しながら歩くだけである。1855.7mピークからは南東に折れ,1735mピークでは通常の南東路ではなく南路を使用した。こうすれば久渡沢を渡渉せずに済む。このままほぼ真南に歩くと,木がなく歩きやすいところに出る。その後も道なりに歩けば,階段が出てきて鶏冠大橋に降りる。いやあ,楽しかったねー。


ゴリ押しで尾根に上がるとこんな景色


石楠花


近江さん「いやあ、のどかだねえー」


鶏冠谷大橋


2021年5月8日土曜日

20210508_白馬岳BC

 

20210508_白馬岳BC

メンバー:L縄(OB)、中村(2)、降矢(2、記録)

5:30 猿倉

6:30 白馬尻小屋付近

11:45 白馬岳山頂

14:15 猿倉

 

前日の19:45に私と中村が下北沢で合流し、駒場で装備を回収したのち縄さんを代々木上原で拾って出発した。猿倉についたのは確か1時前後で、雨が降っていて車内で睡眠をとった。車がハイエースで広かったこともあり寝心地は悪くなかったが私は3時間ほどの睡眠で3回ほど目を覚ました。

翌日の天気が崩れそうでどうするか悩んだが、とりあえず白馬岳を登ることにして必要な装備を持って出発した。この日は風が強かったものの快晴であった。はじめは順調に歩いていたが、斜度がきつくなるにつれシールで滑ることが増えていき、日々の運動不足と滑ることによるロスとが相まって、かなりペースを落としてしまった。私がぜぇぜぇ言いながらしかも時々滑りながら登るのを二人に待ってもらいながら進んでいくという状態だった。雪渓で斜面が急なところでは板を担いだ。

板は重い上に風で煽られた

途中小規模な雪崩を目撃したりもした。そんなこんなで二人に励ましてもらいつつなんとか歩き、白馬山荘に板をデポして登頂した。

山頂にて


いざ滑降を開始すると足にかなりの疲労がたまっているのを感じたが、それに見合う気持ちよさであった。しかし、気持ちのいい滑降も長くは続かなかった。というのも、雪渓の下部はデブリまみれになっており、とても私の技術ではうまく滑れる状態ではなかったのである。という訳でまたしても二人を待たせてしまうことになった。二人が比較的すんなりいけるところで私は転びまくっていた。

滑降

次の日は白馬鑓に行く予定だったが、天気が思わしくないため帰ることにした。

早い帰りだったのもあり、温泉や夕飯の後善光寺に行った。夕暮れ時で人も少なくいい雰囲気であった。

この山行は非常に良い経験になった。また、私にとっては少しレベルの高い山行でもあった。それでも何とか完遂することができたのは間違いなく二人のおかげである。本当にありがとうございました。