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2026年9月22日火曜日

20260922_御在所岳前尾根

     20260922_御在所岳前尾根

メンバー:鈴木(3・L・記録)、木村(2)

天気:晴れ
0400 駐車場
0520 取付き
0940 トップアウト
1000 御在所岳山頂
1200 駐車場

某大会での奉仕活動のため、名古屋にしばらく滞在することとなり、ちょうど愛知に帰省している後輩がいたので、日帰りで御在所岳に行ってきました。

鈴木はロープウェー駐車場でビバーク、木村は実家の車で4時に裏道登山口駐車場に集合し出発。藤内小屋を通り、クライマーの看板から一度沢筋に出て取付きまで進む。一般登山道を外れてから取付きまでは思いのほかすぐだった。もちろん我々が一番乗り。
1p目はトポではⅤ級のクラックだったが、ちゃんとしたクラックというわけではなく、体感Ⅲ+〜Ⅳくらい。木村もクラックは苦戦することなく登ってきたよう。しかし、クラックの出口のところでカムを使ったところ、寝ぼけて何も考えていなかったのか、レンジ100%でセットしてしまい、フォローの木村が回収できなかった。ここでかなり時間を使ってしまったが、どうしても回収できないということで一旦最後までTOしてから回収に挑戦することとし、先に進む。

カムの回収を試みる木村。ごめんなさい。。。

P7からP6への歩きは記録のとおり最初の岩に乗り込むところがポイントになる。P6は左のリッジルートを登った。P5は最初藤内沢壁ルートにチャレンジしたものの、スラブに乗り込む勇気が出ず、結局凹角ルートを登った。凹角が面倒なだけで面白くなかったので、木村はノーマルルートを登った。P4は凹角ルート、P3はAスラブを登る。B、CスラブはP4の終了点で稜線に出てから爆風だったのとカムの回収というミッションがあったのでカットした。

天気の悪い日が続いていましたが、ちょうど晴れてくれて何よりです。

最終ピッチのヤグラは、トポどおりⅣ級ではあるが、ルートとしては前尾根の中で一番変化に富んだ面白いところだった。トップアウトしてそのままP1を通過し一般登山道に合流した。時間に少し余裕があったので、御在所岳山頂にも登り、カムの回収に向かう。取付きに戻ったところ、2パーティーが登っていた。ちょうどリードがカムの上の立木から主稜に向かって登り、先行パーティーとの関係で待機時間が発生しているような状況だったので、登攀パーティーに断りを入れ、巻道から登攀パーティーが中間支点に使用しているものとは別の立木にロープをセットし、鈴木が懸垂下降でカムの場所まで降り、ハンマーのピックを使って回収した。思いのほかすぐ回収できたので良かった。

これだけ撮って下山しました。

その後、予定どおり12時ピッタリに駐車場に下山し、御在所岳を登山されてきた木村のご家族と合流した。鈴木は、何とそのまま木村家の自家用車で名古屋駅まで送っていただいた。大感謝です!!

最近のTUSACは近畿以西の山に行くことがない(専ら交通費の面)ので、今後増えていくことを期待したいです。


20260922_二子山中央稜

 20260922_二子山中央稜

メンバー:河本(4・L・記録)、孫(2)

天気:晴れ

10:00 駐車場
10:40 取り付き
11:15 2P
11:55 3P
13:05 4P
13:40 5P
14:05 トップアウト
15:00 駐車場

北岳バットレスに向けた練習、技術確認を目的とした山行。朝は霧が出る予報だったので遅い時間から登攀を開始したが、岩からの染み出しで濡れているところがあった。河本が奇数、孫が偶数ピッチをリードした。核心部の3ピッチ目が、クラック内部が濡れていて難しく、休憩時と立て直し時にヌンチャクをつかんでしまったのが反省点それ以外のピッチは登りやすく、各ピッチカムなどをセットする練習ができた。久しぶりに晴れた山行で楽しかった。

2026年9月8日火曜日

20260906-08_楢俣川本流釣り山行

    20260906-08_楢俣川本流釣り山行

メンバー:河本(4)、鈴木(3・L・記録)

1日目:曇り
0915 湯の小屋バス停
1130 幕営地
1230 入渓点
1540 矢種沢出合
1615 幕営地

2日目:曇り一時雨
0830 幕営地
0900 矢種沢出合
1240 日崎沢出合手前
1430 幕営地

3日目:曇りのち雨
0600 幕営地
0850 湯の小屋バス停 


本来は9/6-9/9で楢俣川本流にて釣りをしつつ赤倉岳、スズヶ峰を回る計画だったのですが、雨予報ということで、早々に目的を釣りメインに切り替え、ゆるゆるの山行を楽しんできました。

記録

1日目
湯の小屋バス停から至仏山に向かう登山道を利用しつつ、楢俣川へ向かう。途中、1パーティがテントを張っているところを通過して、入渓点から10分ほど手前にある幕営適地にテントを張る。

水場も近くていい場所ですが、虫が多すぎました。。。

食料などを置いて、いよいよ楢俣川に入渓。水量は平水時より多いだろうが、行動には支障のない範囲。ということで早速竿を出しながら、矢種沢出合まで遡行することになった。河本さんに釣具の準備をしてもらい、鈴木はブドウ虫で餌釣り、河本さんはルアー釣りで挑戦した。入渓点で竿を出したところ、鈴木がヒット。幸先よく1匹目が釣れたが、サイズが小さかったのでリリースした。鈴木はこれがこの日最初で最後の当たりとなった。竿を出し続けながら遡行していたため、進みは遅く、しかも中々当たらない。魚がいないのかと思いつつ進み続けていると、今度は河本さんに当たりがあった。いいサイズだったのでテントに持ち帰った。2人とも一度は釣れたものの、その後は一向に釣れる気配がなく、矢種沢出合に到着。さぁ引き返すかというところで河本さんが魚を釣り上げる。これで1人1匹食えるぞと喜んだのも束の間、バレて逃げられてしまう。意気消沈のまま、巻道を利用して30分ほどで幕営地に戻った。この日の夕食は、イワナの塩焼き、米にレトルト。そしてワンカップ酒。TUSACではここ数年お酒を飲む部員がいないので、山行にお酒を持っていくことはなかったのだが、釣り山行ということで、初めてお酒を持っていった(もちろん2人とも20歳を超えています)。2人とも全然飲めないので、1カップを2人で分ける形で飲んだ。美味しかった。

さすがの腕前でした

2日目
出発前は雨予報だったが、どうにか曇りが続きそうな天気だったので、巻道で矢種沢出合まで進んだ上で、昨日は遡行していない区間で釣りをすることに決定。昨夜は雨が降っていたが、水量は昨日とほとんど変わらず、渡渉も問題なかった。この日は餌釣りが好調で鈴木は5匹(うち2匹リリース)、河本さんは1匹釣ることができた。行動区間は事前情報のとおりロープ不要だが、万が一にも落ちたら上がってこられないような激流の釜が多いので、それなりに注意は必要。矢種沢出合から脱渓点までの沢下降時に一箇所クライムダウンが難しそうなところがあったので、巻道に上がったが、平水時やよく観察すれば問題なく通過できたかもしれない。この日の夕食は、イワナの塩焼き、イワナのボイル味噌汁、イワナの刺身(鈴木のみ)、米に缶詰、ワンカップ酒という構成。スパムは焼くと焼肉の味がして美味しいというのは発見だった。

沢自体はきれいな渓相

3日目
明日以降の天気の見通しが立たず、幕営地ピストンで出来る行動もなくなったのでこの日に下山。途中、はしごがかかっている場所があり、1日目のときにショートカットではないかと気になっていたので進んでみることに。長い長いハシゴを登った先には、、、何もなかった。途中でこれはつながっていないなと思ったのだが、何があるのか気になって進み続けた結果、30分ほど時間を無駄にした。いいトレーニングになった。バス停について天気を確認すると、ちょうど今日の午後くらいから悪い予報でタイミングはバッチリ。実際、湯の小屋からバスが出発したタイミングで雨が降り出したので良かった。高崎駅構内のイーサイトで満足のいくご飯(ぐんま軒というところがおすすめです)を食べ、帰京した。



2026年8月20日木曜日

20260821-24_槍ヶ岳西稜、滝谷ドーム中央稜

20260821-24_槍穂でクライミング

メンバー:L落合(3)、井上(2)

夏合宿で上高地に下山してからの継続。

槍西稜はびしょびしょぬるぬるで核心のくの字ジェードルはリードはA0。沢やりまくって出直してきます。

滝谷ドーム中央稜は快適。

夏合宿で食当たりしてからずっと体調がしんどく、2日で終わらせる行程に4日かかってしまいました。8/20上高地で気絶していたのでそれ入れると5日? 許してください。今まで山で食あたりしたことなかったので、油断してました。これからは皿洗うように努力します。(落合)


8/21 曇りのち雨
記録:落合
0700 上高地
1100 ババ平

明日の朝まで天気悪そうなのでこの日はババ平までの散歩。ババ平の少し上流の横尾尾根にかかっている大滝おもろそうだけど目が悪くてオブザベのオの字もできず。ちょっと体調しんどくて滝下まで見にいく選択肢はなかった。


8/22 雨のちガスのち雨
記録:落合
0300 ババ平
0630 槍ヶ岳山荘で天気待ち 0830
0920 槍西稜取り付き
1140 小槍
1230 槍ヶ岳山荘
槍ヶ岳に着いたら岩はびしょ濡れ、雨からのガッスガスなので乾くのを待った。ガスで太陽は見えないが、冬の始まりを彷彿とさせる強風だったので、核心のくの字ジェードルまで登っている時間でこの風で乾くっしょと言って取り付いたら、くの字ジェードるはオフィズズの中も外もビッショビショでした。フリーを試みて落ちてもいないのにA0していいものかと大分逡巡した挙句のA0。水が流れていて、スメアする勇気が出なかった。多分オフィズス登り?すればスメアしなくていいからフリーで行けるのかもしれないが、この山行でオフィズスの登り方が
よく分からないことがよく分かった自分にその選択肢はなかった。フォローの井上はフリーで登ってきた。オフィズスの登り方は分からないが、フェース登りでもスメアできたらしい。
小槍に着いたら南面を登っていた別パーティが先に懸垂下降していたので待ったが、かなり遅い&なれてなさそうで落石とか落ちてきたら生きて帰れないので小槍で打ち切った。あと10分くらい早くリードしろよという井上からのお叱りの眼差しを察しながらしょげて黙って帰るのでした。
この日に北穂まで行こうとしたが、槍ヶ岳山荘で知り合いに会い駄弁っていたら時間とやる気が削れていってしまった。
槍西稜1ピッチ目(井上リード)
結構ランナウト

2ピッチ目(落合リード)
写真じゃわからないが、くの字ジェードルは濡れて黒く不気味に光っていた。


8/23 雨のち晴れ
記録:落合
0700 槍ヶ岳山荘
1100 北穂

0300槍ヶ岳山荘発でこの日に滝谷ドーム中央稜を終わらせる予定だったが、起床時の落合の体調が悪く(頭痛と目眩)登攀できる感じじゃなかったため、北穂までにした。積雪期の大キレットは、北穂の登り大変そう。


8/24 晴れ
記録:井上
0510 北穂テント場
0620 
滝谷ドーム中央稜登攀開始
0810 
トップアウト
0930 
北穂テント場発
1030 
涸沢
1430 
上高地

朝は、落合さんの二度寝癖が出たらしく、起床を15 分遅らせた。その結果、危うくゆっくりなパーティーに先に取りつかれるところだったので、今後は、気を付けたい。ドーム中央稜のとりつきまでは、事前の調べ通り、明瞭な踏みあとがついていて、先行パーティーが1パーティーあったこともあり、割とスムーズに着けた。先行パーティーが、間違った方向に突き進んでいたので、運よく抜かせたが、自分たちが懸垂支点を見つけた時点で、彼らに正しい方向を教えてあげたので、抜かしたことは、不問にしてほしい。1ピッチ目は、見た目からして易しく、実際簡単だった。途中何回か、ハーネスにつけた登山靴がチムニー内部でスタックし吠えていたが、他に難しいところはなかったと思う。その後も、落合さんと自分のつるべで、ガンガン登っていき、最終的には1 時間50 分という好タイムで終えることができた。最初のピッチは、核心ピッチであったことや、チムニー内で荷揚げを行ったため、40 分かかったが、他のピッチは、相当早いスピードでリードできたと思う。そこからは、北穂テント上、涸沢を経由して、上高地におりた。途中、屏風雲稜の偵察をおこなったが、実際の柏陵はすさまじく、なんとしても乗り越えなければならない壁だと感じた。
ドームの頭にて。26日間の山行も終わり。
夏合宿中は天気良くて、夏合宿の前後の落合・井上で暴れようとしていた部分は悉く天気が悪く、やろうとしていたことの一部しかできなかった。最近沢登りしかしていない者が何本か夏山の登攀をして思ったことは、沢登りで色々手を出していればの夏山の登攀はかなり幅広く対応できそうということなので、これからも夏は楽しい沢登り中心に生きていきたい。


2026年8月19日水曜日

20260804-19_夏合宿2026

 20260804-19_夏合宿2026


 8/4 入山

メンバー:河本(4・L)、落合(3・記録)、井上(2)、大西(1)、岸田(1)、木村(1)、山田(1)

天気:晴れ
0915 室堂
1005 雷鳥沢
1155-1215 別山乗越
1315 剣沢

16日間の夏山は今年も剱スタートである。とはいえ、落合と井上は何日か前乗りして三の窓で惰眠を貪っていたため、ちょっと浮いていたような気もする。3回目ともなると室堂で写真撮るあたりから1年の節目を感じる有様、多分良いことではないんだろうけど結構心がTUSACに侵食されている。

雷鳥沢に向けて歩き始めると、1年生フレッシュマンたちは元気だなぁとか思いながら自分は歩いていたが、雷鳥沢を過ぎて上りになると撃沈していたのでしめしめドンマイという感じ。

で、テキトーに登り散らかして別山乗越に着いたら今年もよろしくお願いしますよと剱岳を拝む

で、テキトーに下り散らかしたら剣沢のテント場。V4外張りの張り綱がなかったので皆でV4をロープで一巻きした。夕飯のペミカンカレーきのこしかなかった。

落合の誕生日祝いに井上が良さげなお菓子くれた。みんなに祝ってもらってめちゃくちゃ嬉しい。


 8/5 雪上訓練

メンバー:河本(4・L)、落合(3・記録)、井上(2)、大西(1)、岸田(1)、木村(1)、山田(1)

天気:晴れ
0530 剣沢
0730 長次郎12峰間ルンゼあたりで乗り移りを確認して引き返す
0900 真砂沢
1430 剣沢

朝の出発までに時間がかかったのでまぁ明日以降気をつけようと伝えてから出発する。

今年の雪渓はここ数年と比べると大分生きていた。長次郎出合いまでは最後の5分くらい右岸の夏道に入る程度で、そこから下はずっと左岸の夏道。

真砂沢まで降りる前に長次郎谷の偵察に入る。5-6のコルまでは行かなかったが、雪渓が一旦切れる辺りに雪渓の上にまあ動かないだろうという木が落ちていたのでそこに支点をとってロープ付けて雪渓から右岸に乗り移ることも考えたが、そこより下流100 m くらい降ったところからだと簡単かつ安全に乗り移れそうだったのでそこから右岸に乗り移ってみて長次郎の偵察終了とした。

山田が高山病だったので、河本と山田は長次郎谷の偵察後、スタカットの復習しつつ剣沢に戻って行った。

残りのメンバーは真砂沢に降りて日向ぼっこしてボルダーして来た道を引き返した。剣沢の途中で1年生がスタカットしながら帰ったが、色々出来ていなかった&地雷を踏んでいたので落合、井上からフィードバックを与えていた時間がスタカットしていた時間と同じくらいだった気もする。

この日の晩御飯はパスタ。ボロネーゼがペペロンチーノに比べて圧倒的人気。ペペロンチーノだって美味しいんだから、河本さんはペペロンチーノ食べてマッズとか言わないでほしい、本当に。縦走中に分かったが、ペペロンチーノでイワナをムニエルにすると超美味しい。


  8/6 源治郎尾根主稜

メンバー:河本(4・L)、井上(2)、木村(1・記録)、山田(1)

天気:晴れ
0430 剱沢
0520 取り付き
0840 一峰
1010 二峰
1100 劔岳
1330 剱沢

いよいよこの日から劔岳での登攀が始まると思うとワクワクの気持ちが抑えきれず、夜はあまりよく寝れなかった。取り付きからはこれぞバリエーションルートと言わんばかりの藪漕ぎから始まり、気持ちも高まる。ロープは、1つ目の小さな岩場とその先の少し大きな岩場の2箇所で出した。特に、2つ目の岩場では自分が最後に登ったのだが、中間支点を回収しずらいところまで登ってしまい、下ることもできず、回収に難航したが無事突破できた。その先も、二峰からの懸垂下降でロープがスタックしてしまうアクシデントもありながらもなんとか回収し、劔岳に登頂することができた。天候にも恵まれ非常に楽しかった。

終始天候が良かった

 8/6-7 北方稜線

メンバー:落合(3)、大西(1・記録)、岸田(1)

天気:2日ともに晴れ、午後から雲が増える

一日目
0410 剣沢
0530 真砂沢
0830 池の平小屋
1030 小窓
1430 三の窓

暗い中、テン泊地を出発し、剣沢の雪渓に向かう。前日に通っていたルートであったが、暗い中足元がよく見えず、先頭の先輩について行くのがやっとだった。真砂沢までペースよく進む。仙人峠へ向けて川を離れる地点の前で川沿いを岩をへつる場所があり、少しスリルを楽しめた。その後は予定より早く、池の平小屋に到着。景観が素晴らしく、いままで通った山小屋のなかで1番ここに泊まってみたいと感じた。お金を十分に稼げるようになってから、ぜひ泊まりに来たい。
小窓雪渓は安定しているようだったが、雪渓に乗る前にガレた斜面をくだる箇所で落石がかなり危ないように感じた。

池の平山側の夏道からみた小窓雪渓の状況

雪渓の上までは岸田を待ちながら余裕をもって景色を楽しみながら進む。小窓からは2箇所ほど雪渓があり、1箇所目は30-40度程度でさほど恐怖は感じなかったが、2箇所目は非常に斜度が急でまた、夏道に復帰する地点が5mほどしたであり、雪渓上を下降する必要があることも危険そうであった。先頭を行く先輩にロープをつなぎ、1年生向けにロープを張っていただいた。2人目として、自分がフィックス通過で向かったが、雪渓に乗り移る前の岩上でスリップしてしまい、雪渓との境目で止まったが非常に危険なスリップの仕方をしてしまった。その後の岸田もアイゼンの緩みからアイゼンの付け直しに一度きた夏道側に戻ったため、2つのアクシデントでこの雪渓の通過だけで1時間近く費やしていたと思う。雪渓の危険やアイゼンでの岩場歩行の危険性について、強く認識できた。
ただ、時間は前半でうまく巻けていたため、三の窓へのガレた下りを慎重に下り、1430には無事に三の窓に到着できた。踏換点から三の窓へのくだりは翌日の池の平ガリーよりも危険らしい。三の窓は非常に電波がよく、他パーティもいなかったため、夕食後、3人とも雲によって景色が移り変わる絶景を眺めながらスマホを十分にいじったあとに就寝。私は夏合宿直後に自転車で中央アジアに行く予定があったが、行きの飛行機が欠便になっており、血眼で代替航空券の検索をしていた。

二日目
0515 三の窓
0810-0830 剱岳
1040 剣沢

池の平乗越からの登りはガバが多く登るのには苦労しないが、斜度が強くなかなかの高度感があった。落合さんが合宿前に通過していたこともあり、ルーファイをスムーズに進めてくださったが1年2人のペースが上がらず、北方稜線通過には時間を要した。この日はよく晴れ、北方稜線上から常に八ツ峰や源次郎の絶景が拝めた。剱岳山頂はちょうど人が多い時間にあたったらしく、下りのカニのヨコバイ周辺ではそれなりに待ち時間が発生した。
北方稜線全体として、北アルプス主要峰に登ること自体、私は今回が初めてだったが、絶景が拝めるとともに様々な経験を積むことができ、本当にTusacに入ってよかったと夏合宿始めから感じた。

八ツ峰が美しかった

 8/7 八ツ峰上半

メンバー:河本(4)、井上(3)、木村(1)、山田(1・記録)

天気:晴れ
0320 出発
0420 長次郎谷出合
0610 取り付き
0700 6峰
0730 7峰
0900 池ノ谷乗越
0930 八峰の頭
1120 劔岳

3時出発を目標に起床。晴れた夜空には満天の星が広がり、出発前に井上さんからさそり座などの星座を教えてもらった。プラネタリウム以外の場で本格的な星空を見るのは初めてで非常に感動的だった。写真にもきれいに残せればいいのにと思うが、あいにく私にはそこまでの撮影技術がない。

八ツ峰は前日の源次郎と比較すると、特にロープを出していない部分がかなり怖かった。八ツ峰で懸垂下降点が何度もあったため、懸垂下降をスムーズにできるようになったと感じた。7-8峰のコルから8峰への登りルートが分からず長次郎谷側へ迂回したところ、そのまま池ノ谷乗越に出てしまった。そこからロープを出して8峰を登ることになり、山頂からの景色はとても綺麗だった。


 8/8 入山

メンバー:鈴木(3・記録)、孫(2)

天気:曇り一時雨
0930 室堂
1215 剱御前
1300 剱沢

鈴木は3年連続授業があって後発隊としての入山となってしまった。本来であれば8/7入山だったのだが、これまた天気が悪そうだということで1日遅れの入山となり、当初計画されていた登攀計画はおじゃん。今年もついにチンネに行く機会を逃してしまったのだった。孫さんは何気に今回が初めての合宿、だったが結局4日で下山したので「合宿」なのか。。

7:30の始発便は切符が売り切れとのことで、8:00の当日券を買って扇沢から室堂にアクセス。後発隊は先発隊と違って人数も少ないので、今年も写真を撮ることはなく出発。天気予報では昼過ぎには雨が降るはずだったが、意外にも持ちこたえる。しかしテント場に着く直前にいきなり降り出した。あと5分早く着いていれば、、というところだったが、その後晴れたので荷物を乾かすことができた。この日、先発隊は停滞で、夕食は孫さんが初めて作ってきたペミカンを食べた。とても美味しかったが、(河本さんが嫌いな)キノコ入りだった。


ペミカンはカレーとシチューの豪華2種類でした。


 8/9別山中央稜

メンバー:鈴木(3)、孫(2)、岸田(1、記録)

天気:晴れ
0630 取り付き
0900 トップアウト
1000 劔沢

8月9日は9人全員が揃って初めての活動となった。私たちは3人ずつ、計3パーティーに分割して別山右岸稜と中央稜の登攀を行い、右岸稜を2パーティー、中央稜を1パーティーで登ることになった。

私のパーティーは私と鈴木さんと孫さんの3人で、孫さんがリードを担当した。中央稜の難易度は高くなかったものの、久しぶりの外岩クライミングはフォールの危険と隣り合わせの緊張感やトップアウトした際の達成感が感じられて、ジムでのクライミングとはまた違った楽しさを感じられた。個人的にはまた登りたいと思えるほどの岩場でもなかったのでクラックもある右岸稜をお勧めしておく。


 8/9 別山右岩稜

メンバー:落合(3)、木村(1・記録)、山田(1)

天気:晴れ
0600 取り付き
0900 トップアウト

 取り付きに着くなり、なにか様子がおかしい。落合さんがクラックに突っ込んでいるのである。クラックを登ったこともなく登り方も教えて貰っていない私と山田は「どうやって登るんあれ」と顔を見合わせ下に取り残された。幸い後から来た井上さんにハンドジャムやらフットジャムなどを教えて貰いながら何とか登ることができたが、それでも初めてのクラックには2人ともだいぶ苦戦し、しばらくクラックに張り付いていた時間があったことは内緒である。2ピッチ目はすんなりと登れたが、3ピッチ目にまたクラックが出てきた。しかし2人とも1ピッチ目でだいぶ慣れており、さっきほど詰まることなく登ることができた。そのあとのピッチは難なく通過し、最終ピッチ前で鈴木さんたちと合流して、右岩稜は終了。クラックを体験できて良かったです。またクラックのぼりたい。


メンバー:河本(4・記録)、井上(2)、大西(1)

天気:晴れ
0600 取り付き
0920 トップアウト

 河本・井上・大西隊は落合たちの後に取付いた。一ピッチ目はクラックを登りたいと言うことで井上がリード。大きなクラックを私はレイバックを使って登った。3ピッチから私がリード。クラックの多数入ったフェースを登るとあとはリッジを歩くだけ。そこから先はロープを出さずに進むことができた。久しぶりのマルチピッチということで、ロープ裁きの手際の悪さが目立ってしまったのが反省点。


 8/10, 11 北方稜線

メンバー:井上(2・L・記録)、木村(1)、山田(1)

天気:両日共に晴れ

1日目
0315 剱沢
0450 真砂沢
0550 二俣
0810 池の平小屋
0950 小窓
1215 三の窓

日程の変更があったため、河本さんの参加がなくなり、井上、木村、山田の三人で北方稜線に向かった。自分一人で、後輩を連れて歩くのは、初めてだったので、良い経験になったと思う。

朝は、八つ峰隊とほぼ一緒に出発したが、岸田の体調不良があったみたいで、途中から後ろの姿が見えなくなった。どれだけ時間が経っても見えなかったため、結構心配した。

その後は、池の平小屋までの登りでは、山田がきつそうだったが、順調に進んだ。去年は行けなかった仙人池ヒュッテに寄り道したところ、逆さ剱がかなり綺麗だった。小窓雪渓は、右側に割れているところがあったのみで、安定していたと思う。雪渓の下の方にある滝は、どうみても登れなさそうだったが、将来、登ることができるのだろうか、。当日は、山の日の前日であったが、三の窓に着いてみても、自分達以外の人間はおらず、次の日の朝まで貸し切りだった。最高だぜ。

2日目
0455 三の窓
0540 池の谷乗越
0648 剱岳
0900 剱沢

時間に余裕はあったが、山の日で剱岳が混むことが予想されたため、早めに出発した。池の谷ガリーでは、1年生が意外と冷静だったので、びっくりした。去年の俺は、落石が怖くてしょうがなかった記憶がある。池の谷乗越からは、今年n度目の道を歩き、完璧に記憶をしていたので、58分の好タイムを出すことができた。剱岳からは、普通に下りましたとさ。


 8/10 6峰A/Cフェース

メンバー:鈴木(3)、孫(2・記録)、大西(1)

天気:晴れ
0320 剱沢
0830 Cフェース取り付き(リード孫)
1200 CフェースTO
1330 Aフェース取り付き(リード鈴木)
1700 AフェースTO

長次郎谷では自分が先頭を歩く予定だったが、荷物が多くザックが重かったため、雪渓上でペースが落ちる場面があった。休憩時にも荷物整理に時間を使い、再出発が遅れた。崩壊部では先行して偵察したが、通過状況の共有がうまくできず、判断に時間を要した。熊の岩へのアプローチでは、雪渓を回り込まずガレ場を直登した。全装で登るにはやや不安定で、雪渓側から回り込む方が良かったと思う。
Cフェースは5ピッチをリードした。残置支点をなるべく使わず、自分で支点を構築しながら登ったため、全体的に時間がかかった。終了点の選択にも時間を使い、行動時間が長くなったが、自分にとっていい練習になった。
Aフェースではルート取りが分かりにくく(どうやら正規の取り付きではないところから取りついたらしい)、リードの鈴木が途中で本来のラインから外れて、左側の終了点らしき支点を目指して進んだが、途中から難しくなったため引き返し、正規ルートに戻って登攀した。
今回の山行では、荷物の量、雪渓での行動速度、アプローチのルート選択、支点構築とルートファインディングに時間がかかった。


 8/11 八ツ峰上半

メンバー:鈴木(3・L・記録)、孫(2)、大西(1)

天気:晴れのち一時雨
0515 取付き
1045 剱岳
1300 剱沢

4:30過ぎに熊の岩を発ち、Aフェースの取付き経由でⅤ・Ⅵのコルへ。一昨年は取付きが一番ヒヤリとした記憶があったが、今回はそんなこともなく(違うルートを取りました)、ロープもしばらく出すことなく進む。Dフェースの頭からコルへはクライムダウンで下り、登り返してⅥ峰頂上へ。結局、ロープはⅥ・Ⅶのコル、Ⅶ・Ⅷのコル、Ⅷ峰、Ⅷ峰〜バッタンのコル、八ツ峰の頭、八ツ峰の頭〜池ノ谷乗越の登降時のみ使用した(記憶が正しければ)。慣れていれば、Ⅷ峰〜バッタンのコル以外は出さなくても良さそう。バッタンのコルへの下降時、八ツ峰の頭をどこから登るか(一昨年は変なところから登ったような登ってないような)で迷ってしまい、時間をかけてしまったが、素直にコルに降りて長次郎谷側のガリーを登れたので素早く判断できれば良かったと反省。池ノ谷乗越から剱岳は、北方稜線組が58分を自慢していたが、我々も1時間で着いた(正確な分数は気にしていなかったのでもしかしたら58分より早いかも??)。その後、剱沢に着いてさぁ一休みと思ったが、雷鳥沢に下るということですぐに荷物をまとめて剱沢を出ることになった。孫さんはそれまでからは考えられないスピードで荷支度をし、木村と一緒にその日のうちに帰ってしまった(後で聞いたところ、井上をシェルパにしたそうです)。

写真で見ると意外と迫力がありますね。。


 8/11南壁A2 

メンバー:落合(3・L・記録)、岸田(1)

天気:晴れ
0250 剱沢
0520 取り付き
0740ー0800 剱岳トップアウト
1000 剱沢

取り付きまでの平蔵谷は雪渓の間を縫えば雪に乗らずに取り付けた。
連休で混雑が予想されたので、とりあえず渋滞を引き起こす覚悟を決めて1番に取り付いたら、案の定後ろから後続がやってきた。とりあえず渋滞を起こしてヘイトを買わないように、落石を落とさないようにしながら走って登ったら後続が視界から消えてしまい、岸田と後ろの人たち遅いねぇとか言っていた。ルート自体は終始ほぼ歩きだが、リードは中間支点をうまくとらないとロープが岩に引っかかって重くなるような感じのルートだと思う。岩が脆い箇所もあり、ロープの引っかかりが原因で落石を落としたりしたら結構危ないので、今後行く方はそこの注意はしっかりしてほしい。


 8/12 停滞

メンバー:落合(3・L・記録)、井上(2)、大西(1)、岸田(1)、山田(1)

天気:雨のち晴れ

夜中に台風が通過したこともあり、明け方まで暴風雨が続いた。全然動けないとかいうレベルではないが、日程もカツカツではなかったので、この日は8時くらいまでに風雨がおさまれば五色ヶ原に行き、そうでなければ停滞することにする。しかし、8時より前にビリビリに破けたカミナドームの修理を始めてしまったので、8時くらいにはすでに天気も良くなっていたが停滞することにした。当てジップロックを思いついた井上さん、キャッ!素敵。

10時くらいにテントの修復を終えて疲れたのでフルーツ缶みたいなのを食べた後、1年生にロクスノのビックウォールの記事を読ませてイズムを叩き込んだ。



8/13 雷鳥沢〜五色ヶ原

メンバー:落合(3・L)、鈴木(3)、井上(2)、岸田(1)、山田(1)、大西(1・記録)

天気:晴れ後曇り
0600 雷鳥沢
0645 室堂
1145 五色ヶ原

この日はまず、雷鳥沢で水を汲み、浄土山へ登った。
どこまで進むかについては景色が綺麗な五色ヶ原と天気がいい今日で距離を稼ぐスゴ乗越で意見が割れていたが、途中で多数決によりスゴ乗越に向かう選択肢に傾いていた。
ただ、浄土山からい続くいくつかのピークをくだるなかで私の膝に痛みがでるようになり、それが決めてとなり、結局五色ヶ原までとなった。途中、テーピングを巻くとともに落合さんから膝のゴムサポーターを貸していただき、少し痛みがましになり、その後下山までの3日間なんとか耐えることができた。五色ヶ原はとてもいい場所ではあったが、微妙に曇っており、膝が痛かったため心象風景としてあまりよくない。また天気も体調も調子のいいときに再訪したいと思った。テン場到着時間は早かったが、翌日の長丁場に備えて早めに夕食をとり就寝した。

遠くに五色ヶ原がみえる

8/14 五色ヶ原〜薬師峠

メンバー:落合(3・L)、鈴木(3)、井上(2)、岸田(1)、山田(1)、大西(1・記録)

天気:曇りのち雨
0310 五色ヶ原
0800 スゴ乗越小屋
1200 薬師岳
1400 薬師峠キャンブ場

この日はまだ暗いうちから出発し、しばらく暗闇の中を進んだ。非常に早い時間ではあったが日の出前からお盆であるため、それなりの数のパーティとすれ違ったと記憶している。少し雲はでていたが、日の出がとても美しかった。自転車でもそうだが、日の出前後の景色はとても印象的で1泊以上の登山や自転車ツアーのほかに代え難い醍醐味であると感じる。
また、この日の1番の見どころである薬師岳は距離が長いにもかかわらず、景色の移り変わりが素晴らしく飽きがこない名峰であった。山頂付近からスキーでの滑走ができるらしい。いつかやってみたいと思った。
薬師峠への下りでは予報通り今合宿で初めてしっかりと雨に降られたがキャンプ場まで残り少しだったので装備、服への浸水は軽微だった。
薬師峠は前年に熊の子供の襲撃に遭遇して太郎平のキャンプ場に避難した話を以前にきいていたが、なんと高規格の電気柵、食糧庫完備のキャンプ場と進化していた。料金は周辺と同じ1人あたり2000円であったが、ここまで設備投資を行なった上で同じ価格なのは良心的であると感じた。ただ、平地が少なく奥の方の電気柵ぎりぎりの場所にテントをはる。


8/15 薬師沢左俣

メンバー:落合(3・L)、鈴木(3)、井上(2・記録)、岸田(1)、山田(1)

天気:晴れ

朝は、日の出入渓を目指して、太郎平小屋から薬師沢小屋までの道を駆け下った。熊が怖かったので、先頭の井上が一生、爆音アカペラカラオケをしていた。後輩からしたら、いい迷惑だっただろう。

三つ目の渡渉点から、薬師沢に入渓した。最初は、北アルプス特有の沢の景色を見ながら、ガンガン進んだ。歩きながら、魚影を探して、目を光らせていたところ、かなりの数の魚が観察できた。とはいえ、自分の魚探索能力がズバ抜けていたのか、他のメンバーには、全然魚が見えていないようだった。

中盤の連瀑帯では、滝の登攀ルートを一つ一つ精査しながら、進んだ。1年生がいるので、当然、保守的な態度で、いくつも滝を捲いた。どの滝も楽しい登攀ができそうなものだったので、後日訪れて、制覇したいと思った。

連瀑帯を抜けると、広い河原歩きが始まった。この時点で、ある程度晴れており、歩きながら服が乾く核心を得られたので、釜に飛び込みまくった。落合さんと自分ばっかり飛び込んで、他のメンバーは、飛び込んでいなかったが、もったいないなぁと思った。自分が上半身裸で飛び込んでいたせいで、委縮させてしまっていたら、申し訳ない。少しすすむと、良い感じの浅さの所で、井上が大きな魚影を発見した。魚捕獲タイムのはじまりである。そこからは、始めたからには、捕まえるまで止まれないといった様相で、40分後に、落合さんが岩の下の魚を手で握りしめて、捕獲するまで戦いは続いた。この合宿で、メンバーが一番、一致団結したタイミングは、ここだったと思う。捕まえた魚は、余っていたペペロンチーノの汁で煮て食べた。美味しかった。魚取りが終わった後は、すぐに沢が終了し、北の俣岳まで、斜面を詰めて、そのまま薬師峠に帰った。去年の赤木沢と違って、花畑のような詰めだったので、楽々だった。

いい笑顔です。


 8/16 

メンバー:落合(3・L)、鈴木(3)、井上(2)、岸田(1・記録)、山田(1)

天気:晴れのち雨
0300 薬師峠
0840 黒部五郎岳
1240 三俣山荘

薬師沢左俣で楽しくリフレッシュできた後だったのでこの日は飛翔に元気に登ることができた。元気といっても黒部五郎の肩までの登りなどは流石にしんどさはあったが、前を歩いている山田が体調不良でもっとつらそうに歩いていたので耐えることができた。しんどい時に自分よりもしんどそうな人を見ると頑張れる気がする。ありがとう。

黒部五郎の肩から山頂までデポした後に一瞬走ってみたがほんの数秒で息切れし始めてしまった。私の心肺機能はまだまだ弱いようだった。

未明から活動する縦走は稜線上で夜明けを迎えることも多く、オレンジ色に染まっていく雲と遠くの山のシルエットが見える美しい景色が見られることは山に登っている人間の特権と言う感じがして喜びが感じられた。

三俣山荘はなんと小屋の綺麗なトイレと洗面所が使えるという素晴らしい小屋だった。トイレの清潔さはかなりモチベーションの維持に役立ってくれる気がする。


 8/17 休養日・水晶岳ピストン

メンバー:落合(3)、鈴木(3)、井上(2)、岸田(1)、山田(1・記録)

天気:曇り
0445 三俣山荘
0535 鷲羽
0730 水晶
0930 三俣山荘

休養日ということで、自然に湧き出ている高天原温泉に向かって出発した。

朝食に食べたチラシ寿司は米に火が通り切っておらず芯が残っていたのだが、それが原因で山田と井上さんの体調が悪くなってしまった。食中毒による体調不良っぽく、水晶岳で全員で引き返すことになった。道中はクイズをしながら戻ったが、出題内容も答えも私には全く理解できないものばかり。やはり過酷な受験戦争を乗り越えてきた人達は違う。

時間が余ったのでクイズやババ抜き、インディアンポーカーで時間をつぶした。インディアンポーカーは誰も信用できない心理戦で楽しく、なかでも岸田の信用ならなさは異常だった。


 8/18 

メンバー:落合(3・L)、鈴木(3)、井上(2)、岸田(1・記録)、山田(1)

天気:晴れのち雨
0600 三俣山荘
0725 三俣蓮華岳
0850 双六岳
1000 双六小屋テント場

2時に起きた段階でカミナ組の体調が依然としてすぐれない様子だったので槍沢ロッヂまでの行程を双六小屋までに変更、5時に再度起きることとなった。久しぶりの5時起きは外も明るくなっていて昼に起きたのかと思うぐらいよく眠れた感覚があった。

おそらく食中毒になっているはずの落合さんと井上さんが歩行中にそんな様子をほとんど見せないので「タフだなぁ」と改めて感じさせられた。山田は高山病になったり食中毒になったり忙しくて大変そうだなと私ははたから見て思っていた。

とても短い行程だったので疲労もなく早い時間にテント場に到着した。しかし、カミナ組の体調不良もあって休養日のようにトランプもできなかったので私はほとんどの時間本を読んでいた。合宿中に読んでいた「羊をめぐる冒険」を丁度よく読み切ることができた。この日はテントごとに夕食を作ることにしたので鈴木さんと二人で蕎麦を作ったが麺系の飯の中では合宿中で一番上手く作れた気がする。そばは自分のコッヘルに取った後、冷たい水を入れて混ぜると多少ぬめりがとれて美味しく食べられた。

明日で合宿が終わってしまうのかという寂しさと約二週間あっという間だったなと言う感覚、そして明日歩く長い長い林道に対する憂鬱な気持ちを胸に眠りについた。


 8/19 

メンバー:落合(3・L)、鈴木(3・記録)、井上(2)、岸田(1)、山田(1)

天気:晴れ
0310 双六小屋テント場
0720 槍ヶ岳
1100 横尾
1330 上高地

それぞれが絶対に今日上高地に下山するぞという意気込みを持って出発。カミナ組の3人は相変わらず体調が優れないよう。しかしさすがは上級生、落合・井上はそんなそぶりも見せない。むしろ元気、いや喜んでいるように見えるのは気のせいか。槍ヶ岳までの道では、高校生や大学生の数パーティーとすれ違う。槍ヶ岳山頂には人らしき影の密集具合が確認でき、初めての槍ヶ岳だという岸田は少し引いていた。井上は縁起でもないことを言っていたが、体調が悪いからだろうと見逃す。かくいう我々もご多分に漏れず山頂に登り、記念写真と撮ってから下山した。

 
槍ヶ岳には山頂に人を引き寄せる魅力がありますね。

槍沢ルートは長く、まさに下山が核心。暇つぶしに全員で生物しりとりを始めたが、暑さと長い下り、カミナ組は元々の体調不良もあって早々に終了。元々生物の知識が乏しいらいし山田はより頭が痛くなったらしい。一応、優勝は岸田ということになった。途中、早稲田実業の生徒らとすれ違い、顧問がTUSAC OBということを落合が覚えており、御本人がいらっしゃったので軽くであったがご挨拶させていただいた。横尾に到着すると観光客も多く、下界に戻ってきたという感じがする。横尾から上高地までも長いので、ひとまず大人数で騒いでいたサークルの集団よりは早く着こうと決め、歩き続ける。早々に抜かしてそんなことも忘れた頃に上高地に到着。バス停前のベンチで記念写真を撮り、在京に下山連絡を入れる。ここで1年生とはお別れ。1年生2人は松本駅で温泉に入って帰るらしい。上高地から松本までのバス車内で異臭騒ぎにならないことを祈りながら、2人を見送る。上級生3人は、うち2人は槍ヶ岳西陵・滝谷登攀、残り1人は21日から乗鞍寮に寮委員として派遣される都合で徳本峠のクラシックルートを歩いて新島々駅までという予定だったので、小梨平キャンプ場で一泊。夕方から雨予報であったが、結局ほとんど降らなかった。パーティーの半分以上が体調不良という状況に陥いることもあった合宿でしたが、上高地まで歩き続けることができたのは、それぞれの力はもちろん、パーティーとして明るく前向きな雰囲気を保てていたことが大きいと思います。特に1年生2人は、登攀パートを含め16日間、よく頑張りました!!

 
夏合宿2026 完!!



2026年7月30日木曜日

20260730-0803_チンネ左稜線

 20260730-0803_チンネ左稜線
メンバー:L落合(3 記録)、井上(2)

落合、井上は合宿前にひと足先に剱に乗り込んだ。本来は29日に入山してマイナーピーク東面スラブから八ツ峰を縦走して2日かけて三の窓に入り、三の窓に定着してチンネと剣尾根に行くはずでしたが、如何せん天気が悪いので入山を1日遅らせて剣沢から本峰超えて歩いて三の窓に入った。その後も、標高の高い三の窓はずっと雨で、ほとんど何もせずに終わってしまったのでした。

7/30 雨曇り

0930 室堂 
1010 剣沢
1110 別山乗越
1200 剣沢

この時はこの後数日雨に打たれ続けるなどとは思いもしなかった。

7/31 雨

0200 剣沢
0500 本峰
0700 三の窓(雨のためチンネには取り付かず。池ノ谷の偵察)

標高を上げるにつれて雨が強くなっていく。この日はチンネ左稜線に行くことにしていたが、いきなり雨のチンネ左稜線に取り付くのもということでやめた。池ノ谷を降りて剣尾根取り付きの偵察に行った。


8/1 雨時々曇り
停滞

明け方に一度雨が止んだのでチンネに取り付こうとしたら熊の岩から先行パーティが来てしまったので1時間くらい待つことにした。待っている間に強い雨が降ってきたので登攀見合わせ。先行パーティはトップアウトまでに10時間以上かかっており、時々三の窓にテンションコールが響いていた。くわばらくわばら。


8/2 雨のち晴れ

1400 三の窓近くの岩峰取り付き
1500 トップアウト

ここまでくると、今こそ沢愛好家の本領を発揮する時とか言って、我々の実力でも、雨でもチンネ左稜線なら登れるかもしれないことに賭けたくなってくる。ので、朝一に取り付いてみたら滝になっており、これが12ピッチ続くのもなぁとか思って日和って引き返してきた。
13時くらいに雨が上がった後晴れてきたので三の窓の近くの無名岩峰を登った。トポとかはないが、2ピッチⅣくらいで別に難しくはない。当たり前だが残地はないのでカムとナッツとかで支点取りながら。
無名峰岩峰頭の終了点。目の錯覚、左の紫スリングは岩への巻きつけじゃない。アメリカンデッドトライアングルを作る井上、舐め過ぎ。



8/3 ガス

0500 三の窓 0540 チンネ左稜線取り付き
1050 トップアウト
1230 三の窓発
1430 剱岳
1630 剣沢

雨が止んだのでチンネ左稜線に取り付く。2ピッチ目まではしっかり水が滴っていた。鼻は乾いていたが、凹角っぽいところはどこもびしょびしょだった。
6ピッチ目が終わった時点で2時間切り、これ3時間台いけるんじゃないかと話し合った次のピッチで落合がリードに1時間かける犯罪を犯した。本来リッジ歩きのピッチなのだが、リッジ下のバンドの方が簡単そうだったのでリッジに戻る箇所を探しながらバンドを歩いていたら、どこも濡れていて渋そうで、ついにリッジに戻るタイミングを失ってしまい真上に鼻が聳えていた。で、1ピッチ増えてT5までそこそこ悪いピッチを井上がリードしてそのまま井上リードで核心の鼻に突っ込んだ。ロープが一切止まることなくスルスル伸びていき、リードの登り始めからフォローの登り終えまでに20分もかからず、井上すごい、。あとはテキトーに登ってチンネの頭まで。5時間10分かかってしまった。あのやらかしがなければ多分3時間台で登っていたので井上に謝り倒しておいた。
写真はない。

翌日からの合宿に向けて気合を注入しながら剣沢に帰還した。

2026年7月25日土曜日

20260725_赤岩沢悪谷

    20260725_赤岩沢悪谷

メンバー:沼田(OB・L)、鈴木(3・記録)、孫(2)

1日目:晴れ
6:45 駐車場
6:50 入渓点
8:10 大滝
10:30 小ナゲシ
11:00 大ナゲシ
12:05 赤岩岳
14:00 駐車場

記録
沼田さんの発案で、あまり行くことのない流域の沢に行ってきました。実際、車でないと交通の便が悪いこともあり、先行記録はあまりないようですが、かなり快適な沢でアクセス面を除けば初心者の訓練にも適していると感じました。

道の駅上野で仮眠をとって、出発。駐車場から取付きまではすぐで、渋い下りなどは全くない。最初の滝は、トポどおり上部が悪く、多少腕力が必要か。その後は、大滝まで取り立てて見どころはない。途中の5mナメ滝もトポどおり左の凹角を登った。トポではところどころフリクションの効かせにくいナメ滝があると書いてあり、実際そのとおりだったが、心配していたほどではなかった。核心の大滝は、渓相がこれまでとガラッと変わり、圧巻。記録の写真で見るより迫力があった。今回唯一ロープを出した箇所だったが、登攀自体は全く難しくなく、フリーでも問題ない。記録にはカムを使う場所が見当たらなかったと書いてあるものもあるが、リードした沼田さんは、しっかりカムを決めて登っていた。

写真では伝わらない迫力がありました。

その後出てくる滝は、トポのガイドには記載がないが、お手頃なシャワークライミングを楽しむことができた。詰めは、小ナゲシにもよる予定だったので、奥の二俣までは行かず、その手前の1:1の二俣を右に進んでみることになった。獣道も利用して簡単に稜線に上がることができたが、そこから小ナゲシまでは道が悪く、時間がかかった。小ナゲシから先、大ナゲシへは途中から道も分かりやすくなった。

大ナゲシ
今回唯一の三角点でした。

大ナゲシから赤岩峠への下りの序盤で、先行記録にもあったFixロープがかけられたところがあり、悪かった。その後も、下りはところどころ悪く、荒天時は滑りやすくなってかなり危険になりそうだと感じた。赤岩峠から赤岩岳によったが、三角点も眺望もないので時間がなければ寄る必要はなさそう(赤岩峠から往復30分くらい?)。赤岩峠からはピンクテープあり、踏み跡ありの一般登山道だが、道幅は狭く、油断はできない。沢を高巻くような形となるが、遡行者がいる可能性もあるので、落石にも注意が必要。この日は釣り人が1人いたが、釣りに夢中でこちらには気づいていかなかったよう。駐車場まで1時間強で着いた。
帰路は、シャトレーゼ秩父店で孫さんがレモンアイスを二人に奢ってくださり、駅で解散。個人的には1年ぶりの沢となってしまったが、遡行中は虫も少なく(クモの巣は多かったので払いながら進んだが)、楽しむことができた。

下山時に脇道を通った赤岩沢大滝(40m)
底が見えず、遡行時は高巻くしかないようだが、懸垂下降はできるらしい??

2026年7月11日土曜日

20260711-12_和名倉沢

20260711-12_和名倉沢


メンバー:L沼田(OB)、落合(3)、井上(2)、孫(2)、大西(1)、岸田(1)

7/11 曇り
記録:岸田
0633 登山開始,雲取林道入り口 駐車場発
1025 通らず(ノ滝)
1514 幕営地

前日の23時に部室で集合し沼田さんの車で沢近くの駐車場へ。雪上訓練の松本駅ステビバ初体験に続き駐車場でのビバークも初めての経験だったが案外よく寝ることができて驚いた。

朝になると私たちはそれぞれ朝食を食べていざ出発となり、しばらく舗装道路を歩いたところで道から外れて入渓地点に向かった。沢靴であるか山道は滑りやすく慎重に足を運ぶよう注意しなければならなかった。斜面を少し下り開けた河原に出たところで入渓、私(岸田)にとって初めての沢登りが始まった。



大きな滝

他のメンバーがスイスイと進んでいたが、私はフェルト靴のフリクションを信用してナメた石の上に体重をかけて移動していくのが怖く慎重になってしまった。ロープを出しての滝の登攀はマルチピッチ訓練の乾いた岩とは異なり、ヌメリ気があってホールドを掴みづらかったり、足が置きにくかったりと難しく、緊張感があった。沢でリードする勇気はすごいと思った。それでも、釜で胸まで水に浸かったり、沢の涼しい空気を感じたりして楽しく、気持ちの良い沢登りだった。


立派なチョックストーン


私たちに先行するほかのパーティーがいたので今回は2つ目のビバーク適地で泊まることになった。夕食は米とレトルトで、アルファ米も案外美味しかった。前日の雨で木が湿っていて焚き火ができなかったのが残念だったが、初沢登り1日目は満足感のあるものとなった。

7/12 曇り
記録:岸田
0433 出発
0806 和名倉山
0912 ピーク1684
1053 ピーク1007
1138 登山終了



まだ少し暗い時間にヘッドライトをつけて行動を始めた。和名倉沢の2日目も1日目と同様、緊張感のある沢登りだった。途中、怪我や落石が怖い場面も多く、集中して登っていたので精神的な疲労も溜まっていった。



つめを登り切ったところで登山道に出た。和名倉山の山頂は周囲を草木に囲われて今まで見たことがないタイプの山頂で、立札はあるが本当にここなのか?、と思ってしまうようなものだった。
和名倉山 山頂



下山後は皆でそばを食べに行った後でシャトレーゼでアイスを食べた。夏にアイスを食べる幸福感は何にも言い換え難いものがあった。下山後に家へ直行するのがほとんどだったので、今回のように色々なところに寄り道できて車の偉大さを実感した。

下山後に食べたそば


初の沢にしては少し難しく感じた和名倉沢だったが、だからこそ沢の魅力を垣間見ることができたような気がして良い経験になった。

2026年7月4日土曜日

20260704-5_北岳荒川北沢

20260704-5_北岳荒川北沢

メンバー:沼田(OB・L)、井上(2・記録)、孫(2)、山田(1)、近江(OB)、中山(OB)

1日目:曇り
0700 夜叉神峠登山口
0800 鷲ノ住山
1010 堰堤
1650 滝沢出合
1710  宿泊地

 1日目

 夜、夜叉神に着いてから仮眠をとり、7時くらいに出発した。仮眠時は、車の横に銀マットを敷き、みんな個人マットとシュラフで寝たが、6時前から駐車場が騒がしくなり、よく眠れなかった。
 出発後は、いくつかのトンネル、林道、時には山を越え、野呂川ダムにアプローチした。ダムからは綺麗な車道を進んだが、対岸に渡る為に渡渉する時になって、川がめちゃくちゃ増水していることに気づいた。結局、みんなで散って、良さげな渡渉箇所を見つけ、突破したが、ここで苦戦するとは思っていなかった。渡渉して、しばらく進むと、堰堤についた。調査段階から、ここが今回の山行の核心になるかと危惧していたのだが、実際そうなった。
 目の前にはデカい堰堤が立ちはだかっており、命をあずけるには不安になる残置ロープが垂れ下がっている。対岸に渡ったのちに、堰堤を水流の中から通過し、こちら側に渡ってくれば、上から自分たちのロープをたらせそうだ。とはいえ、対岸に渡るには、激流の中を渡渉しなければいけないので、10分位タクティクスを皆で相談した。途中、ハンマー投げを試したりしたが、結局は、沼田さんが対岸に走り幅跳びをした後、堰堤を水流と戦いながら突破し(堰堤のあっち側でも渡渉した)、ハンマーやスリングでA0しながら、こっち側の堰堤に乗り上げてロープを垂らした。その後は、沼田さんに垂らしてもらったロープで確保しながら、ロープを手繰り、壁を蹴る形でなんとか、堰堤を乗越した。孫さんは、なぜかそのガタイを活かして、激流を渡渉していったが、無事だったのなら、まあいいか。
 その後は、弘法尾根を経由したりして、沢を詰めた。雨のせいで、流れがかなり激しく、まともに流れの中を歩くことはできなかったが、暗くなりきらないうちに、宿泊地を見つけられて良かったと思う。夜は、焚火をして、レトルトを食べた。あたたかかった(小並感)。










2日目:晴れ

0500 宿泊地
0920 北岳
1630 鷲ノ住山
1800 夜叉神峠登山口

 この日は、宿泊地を出た後は、沢を詰めて、北岳山頂に向かった。沢のどこを詰めるかなど、ルーファイが難しかった。北岳山頂を早々に出発した後は、池山吊尾根を爆速下山した。先頭の自分と1 年の山田で、雑談しながら下山していたが、あまりに早かったのか、何回も他メンバーを待った。
 その後は、車道や吊り橋を経由して、鷲ノ住山を通って、夜叉神に戻ったが、途中でOBの中山さんがグロッキーになってしまったので、自分がダブルザックをしたりした(なんか、やりたかった)。帰りは、寿司をおごってもらった。めちゃくちゃ美味しかったです。ありがとうございました。

2026年6月30日火曜日

20260628-29_無双連山

   20260628-29_無双連山

メンバー:鈴木(3・記録)

1日目:雨
12:30 地名駅
17:50 無双連山
〜林道にて夕飯休憩〜
23:10 智者山
24:00 天狗石山 同地にてツエルト泊

2日目:曇り
4:30 幕営地発
6:10 七ツ峰
10:00 井川駅

懸案の課題が一段落ついたということで、久しぶりに山行に行ってきました。
山域は、大井川鐵道井川線が7/1から観光列車となるということで深南部に決めました。
当初は関の沢の沢登りを計画していたのですが、人が集まらず、単独行となったので、縦走に計画を変更し、直前の台風等で崩落地の通過が心配だったので、大無間山周辺の縦走ではなく、無双連山の縦走としました。

1日目
部屋の掃除をしていたところ、抱えていた課題が終わらなかったので、パソコンとタブレットを持って電車に乗車。課題を終えた後、井川線の運行状況を調べると、特に問題なさそう。しかし、始発を逃して自宅を出た結果、28日中に井川駅にたどり着くことが不可能となってしまったので、計画の逆ルート、地名(「じな」だそうです。) 駅から井川駅の縦走に変更しました。

トーマス!
(作品は見たことないです。すみません。)

小雨が降っていたものの、上の雨具は着ずに出発。権現山まで尾根に乗ってから山頂まではバリエーションルートだが、難しくはない。権現山の山頂には不気味なお面が木にかかっており、直視できない。その後は、アップダウン作業道?林道?の整備された道を進んでいく。
事前に軽く調べた情報では、p856.7ー栗原峠間が藪とのことだったが、全く出てこず(正確には5mくらいあった)に通過。
こ、怖すぎる…

今回は家に空のペットボトルがなく、わざわざ水を買うのもなぁと思ったので、1,5カルピス、1.5アクエリアス、1.0水を持っていったが、明らかに水が足りない。どこかで汲めないものかと地図を見ていたが、栗原峠で白濁こそしていたもののの、水が汲めたので良かった。

ギリギリセーフ???

無双連山は、過去一帯が城址・城郭だったようで、様々な看板が設置されている。高山に19時前に到着し、電波が入ったので念のため河本さんに生存報告を行う。単独行がここまで心細いものとは。アルプスのメジャーな縦走路と異なって登山者の少ない深南部では寂寥感がより一層際立つ。

「ムソウ」ではありません。
部員は全員間違えていたようです。

高山を下る途中の林道で小さなベンチがあったので、明るいうちに夕食を済ませる。メニューはわかめご飯。栗原峠で汲んだ水を気持ち程度に煮沸しつつ、利用する。この間に雨足が強くなり、さすがに雨具を羽織ったが、ほどなく止んだ。その後、林道であればヘッデン行動も容易なので、とりあえず智者山神社まで進むことにする。途中、富士城という小集落を通ったが、ここから智者山神社までの林道では昨日までの雨の影響もあってか、白濁していない水を汲むことができた。
智者山神社に到着後、どうするか悩む。智者山山頂までの300m超の登りを先に済ませておきたい一方で、暗い中山を歩くのは少々不安が募る。結果、ヘッデン行動の練習も兼ねてとりあえず天狗石山まで進むことにした。

ううむ、、進みましょう。

登山道ではあるものの、作業道としても至るところに踏み跡が付けられており、中々順調に進まない。天狗石山山頂への直前の登りも、天狗石を経由して山頂へという看板があったため、そちらを登ろうとしたものの、天狗石が見当たらず山頂に着いてしまった。天狗石山からは下りなので、視界が良いときに下ったほうが早いだろうと思い、天狗石山でのビバークを決定。正直、地名駅からここまでヒルがいたので、林道でビバークしたかったのだが、天狗石山では見当たらなかったので、一応虫除けスプレーを入念にかけた上でツエルトにくるまり就寝した(結局、智者山山頂から井川駅までは見かけませんでした)。

2日目
寒くなったので予定より1時間早く起き、ゆっくり朝食の準備をする。朝食は尾西の五目ごはん。単独行なので食事を充実させても良かったのだが、テント泊の予定でなかったので、質素なメニューとなってしまった。今回はその上、メインの行動食となるはずだったフルグラを自宅に置いてきてしまい、アルフォート8枚とグミ3袋という全く心許ないもので2日間を凌ぐことになってしまった。もっと食事を楽しみたかった。。。
朝食をとって出発後は、昨日の目論見どおりサクサク進み、最後の大きな登りである七ッ峰も通過して三ッ峰へ。途中、深南部らしい草原地帯を通過したのだが、鹿を7、8頭見かけた。お邪魔してごめんなさいと思いながら歩いていたが、ふと鹿が去っていったほうに目をやると、人工物らしきものが見える。おそるおそる近づくと、廃バスでした!!こういった人工物は過去の記録などで把握していることが多いのだが、今回は全く情報を知らないで偶然発見できたので、一層興奮して寂寥も晴れた。

にらめっこしましょ。

ロ、ロマン!!
(といって良いものなのか)

富士見峠から井川駅へはショートカットも駆使して下山。電車の時間まで余裕があったので廃線小道の探索なども考えたが、靴が濡れている上に足が限界に近かったので、おとなしく井川駅で時間を潰した。井川駅からは念願の大井川鐵道井川線に乗車。アプト式の連結シーンの見学を!と思っていたが、睡眠時間3時間の弊害か、ボーっとしていたら千頭駅に着いてしまった。。。その後もウトウトしていたらあっという間に金谷駅に。金谷駅からはJRだが、時間的に帰宅ラッシュと重なりそうだったので、お腹を満たそうと沼津駅で途中下車し、ゆず庵沼津店に向かう。しゃぶしゃぶは小学生以来人生2回目とかの記憶で、食べ方が合っているか分からなかったが、とにかく提供が早い上に接客も素晴らしく、また来たいと思える店だった。
お腹いっぱいになったあとは家に帰るだけ、と思っていましたが、目覚めた場所は乗換えの松田駅、ではなく終点御殿場駅行きの終電の中でした。。(寝過ごしました)。やむなく御殿場駅で1泊し、翌日の始発で帰宅した。

井川駅
中に駅舎ノートやスタンプがあったので利用しておけば良かったが、気付いたのが乗車直前だったの断念。

雑記
熊が一番怖かったのですが、熊の痕跡は見られませんでした。
地名駅以降、井川駅までにすれ違ったの人は、智者山神社に向かう林道の下の道を通った車1台、三ッ峰に向かう途中の林道を通った車1台だけでしたが、道にはゲソコンっぽいのがありました。
加藤文太郎のやっていたことがいかに凄まじいか、その一端を思い知らされました。メジャーなアルプスの山ではなく、ほかの登山者と出会わなかったということもありますが、パーティ行動とは異なる辛さがありました。