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2026年1月31日土曜日

20260131-0201_ジョウゴ沢、中山尾根

 20260131-0201_ジョウゴ沢、中山尾根 

メンバー:L 沼田(4)、落合(2 記録)

1/31
天気:晴れ
0700 美濃戸

0830 赤岳鉱泉 0940
1130 ジョウゴ乙女ノ滝 1635 
1720 赤岳鉱泉

前日に、授業に出てないがゆえに何を書けばいいのかさっぱり分からないレポートを つ こなし春休みin, 気分は上々。普段は山岳部暗黙の縛りプレイをしているので美濃戸まで車で入るこ とは絶対にないが、今回は訳あって美濃戸まで車で入った。一度覚えてしまうとハマって しまいそうで怖い。美濃戸から赤岳鉱泉まで歩くのは初めてだったが、近くて早いし登りもないしで行者までの歩荷に比べて楽さの度合いが半端じゃない。ジョウゴ沢は F1をささっと越え、F2 は階段状だったが落ちると大打撃を食らいそうなので沼田さんにロープ を出してもらった。その後の二股を左に入りゴルジュを越えた先左岸の乙女ノ滝で沼田さ んリードでロープを張りトップロープで遊んだ。氷柱から凹角を越えて棚に移るといった トラバースがあり、沼田さんのリードは見ているこちらも痺れた。やはり、アイス全然駄目なので時間とってトップロープ張れるところに行き、登り込まねば。知る限りではこの日にジョウゴ沢に入っていたのは他に パーティー3人のみ。夜、アイゼンのナットをテント内で落としてしまい、大捜索となってしまった挙句見つからなかった。

乙女の滝


2/1
天気:ガス、風 

0600 赤岳鉱泉
0620 中山乗越
1120 日の岳 1145 
1230 赤岳鉱泉 1450 
1535 美濃戸
中山尾根は下部岩壁基部までトレースがあった。上の方は風で消されたのかもしれない。
踏み跡を追うロボットになって急斜面を登り、下部岩壁手前のナイフリッジでアイゼンを
着ける。

下部岩壁1ピッチ目

ピッチ目 
最初、ボルトに沿って直上しょうとしたが見た目以上に難しかったため、すんなりと右の 凹角に凸った。除雪しながら登るが、雪や氷が張り付いていて手も足も困るような場所も あったりして核心だった。30m 位登ったテラスでピッチを切った。カムをスタックさせ かけてしまったのとリードに時間がかかったが反省。

ピッチ目 
ワンポイント、目の前の岩の右側の凹角を登ったあとは稜線上を歩いて木で終了点。

ピッチ目 
上部岩壁基部までコンテ。岩場が何箇所かあるが、木も多いので、落ちても木にロープが 引っ掛かって止まるはず。

ピッチ目 
ここから上部岩壁、核心らしい。アイゼンの形くっきりのスタンスを拾いながら登っていき、最後にワンポイ ント被り気味の凹角を乗越す。この辺りから手袋が凍って岩を持てなくなった。本当にⅣ+か? ピッチ目の方が悪い。

ピッチ目
コンテで 
30m 位進む。ピナクルの手前まで。

ピッチ目 
一旦右の方のピナクル登ろうとしたが思ったより悪かったためクライムダウンして左の草 付き岩場を登り、登山道が見えた辺りで終了点。

ピッチ目
確保を解いて登山道まで 
30m 位トラバース。

登山道に合流してからは地蔵尾根を爆速で下り、赤岳鉱泉まで 45 分。早っ


2026年1月18日日曜日

20260117-18_赤岳天狗尾根

 20260117-18_赤岳天狗尾根

メンバー:cl沼田(4)sl(ob)、落合(2, 記録)

横尾尾根に向けてデカザックでの悪場の通過に慣れるために赤岳天狗尾根に行ってきました。結構デカザックに慣れたんじゃないかと思います。もっと慣れていきたいです。

1/17

天気:晴れ

0700 美し森駐車場
0850 
出会小屋
1200 2350m 
幕営地
1250 
カニのハサミに登攀具デポ
1310 
幕営地

最初1時間くらいは林道を歩く。気づいたら林道が終わっていて河原を歩いていた。堰堤を越えたり川を渡ったりしてしばらく進むと出会小屋に着いた。風邪ひいて1週間寝たきりだったのでこの時点でちょっと辛い。ここで水を汲んでから行く。尾根の末端は急だったので赤岳沢を少し進んでから取り付く。ピンクテープがあるルンゼっぽい地形の20m くらい手前の尾根っぽいところから取り付いた。しばらくは雪が少ない++笹のおかげでよく滑り、ラッセルの方がマシなんじゃないかとか思った。1時間くらい登ったところでアイゼンを履いた直後、まあまあ緊張する細リッジが出てきた。そこから更に1時間くらい進んでいくとラッセルの様相を呈してきたと思ったが、直ぐに元に戻ってしまった。そんなこんなで進んでいくと2350m に幕営適地を発見、地形図上ではこれより上は急で幕営適地はなさそうだが、山行前にカニのハサミ手前で張れるかもと言及していた記録を見ていたのでとりあえず全部担いでカニのハサミまでいった。2350m から再びラッセルが始まる。沼田さんと縄さんが飛ばして自分の番になった瞬間カニのハサミに着いてしまった。非常に申し訳ない気持ちに浸る。だが、風が強すぎてここでの幕営は却下。日帰り案も出たが、翌日も天気は良さそうでそんなに頑張らなくてもいいので登攀具をデポして2350m に戻った。頑張るという選択肢がある中で飯食ってのほのほ寝るのは幸せだ。

細リッジ


カニのハサミ

 

1/18

天気:晴れ

0700 出発
0920 
大天狗
1105 
赤岳
1430 
美し森駐車場


思ったより早く朝食が終わったので皆で二度寝したら出発時刻をかなりオーバーした。ご批判喰らうかもしれないが、強い風で夜間全く眠れなかったので睡眠欲が色んなものに優った結果こうなってしまった。日の出と同時くらいに風がピタッと止み、樹林帯を抜けても快適だった。カニのハサミのあとは、10m Ⅲ級くらいの岩をノーロープで抜け、その先で1回目のロープを出してトラバースしてからⅢ級くらいの岩を乗越して急な薄雪ルンゼを詰めて立木で終了点をとった。中間支点はカムと灌木でとったが不安だという方は謎のfixロープもあるのでご安心を?よくわからない紐に体を預けちゃいけないと思いますが。その先の岩場はひたすらリッジ通しに歩いた、微妙なトラバースを超えると直ぐに大天狗基部に到着。ここで2回目のロープを出して10m Ⅲ級くらいの岩を乗越し、大天狗は右のバンドから巻いた。あとはテキトーに歩いて権現岳からの登山道に合流し、赤岳まで。山頂でチョチョッと写真を撮ったら急いで下山。今年は寡雪で、下山の真教寺尾根では昨年胸ラッセルをした記憶がある場所でアイゼンをカリカリ鳴らせながら岩場を下ったり、昨年は真教寺尾根分岐まで1度も見なかった鎖がたくさんあって驚いたり、懸垂下降の必要もなかったりという感じだった。

10 m Ⅲ級




1回目のロープ



そのあとはずっと岩、雪は全然ない


2回目のロープ


山頂

2026年1月3日土曜日

20260101-03_西穂高岳西尾根

20260101-03_西穂高岳西尾根 
メンバー:L沼田(4)、落合(2)、鈴木(2)、井上(1) 
記録:落合   

年末の八ヶ岳定着から継続で年始は西穂西尾根へ行ってきました。1/5まで日程をとっていましたが、毎日嵐(予報)。それは別にいいのですが、連日の降雪により積雪の状態が非常に不安定になっていて、雪崩を引き起こすだけ起こして帰ってまいりました。日数いっぱい待っても積雪が安定化する目処がないので。というわけで、年末の八ヶ岳定着から年始の西穂西尾根にかけて最高に刺激的な年越しとなりました。

 タイムテーブル 
1/1 
1430 新穂高温泉 
1530 穂高平小屋 

1/2
0700 穂高平小屋 
0910 1946 m
1130 2400 m 幕営地

 1/3
停滞、ルート工作、下山 
1245 ルート工作開始 
1305 雪崩に遭い、検討の結果撤退を決める 
1420 下山開始 
1620 穂高平小屋 1750 
1830 新穂高温泉 

1/1 
天気:曇り
1/2〜5までずっと山は荒れるらしい。そんなことを知っても、日程を確保している4日間は耐え抜いて山頂を手に入れようという気概で入山した。2日に入山の予定だったが、寝る場所がないので穂高平避難小屋が空いていることを祈ってこの日に入山し、1時間歩いて穂高平避難小屋で寝ることにした。幸い穂高平避難小屋は開放されており、快適な睡眠を手に入れることができた。前日も諏訪のネカフェで快眠したが、何故か学割を使えなかったので心底でキレ散らかしていたが、この日は無料の快眠! 小屋から牧場の柵の先を見るとまっさらな雪面が広がっている。一瞬翌日のラッセルに怯えたが、アイスクライミングでついてしまった汚名挽回のチャンスを手に入れたと嬉しくなった。この日の夕食は道中の西友で各自購入としたのだが、井上が主食に源氏パイを選定していたのは面白かった。まったくよく分からない奴である。平家パイは牛乳が入っているが源氏パイには牛乳が入ってないんだとか教わった、だからなんなんだ。小屋近くの林道に水が流れていたので、翌日は水を担いで上がることにした。 




1/2 
天気:風雪 
牧場の柵を越えたところからラッセルが始まる。尾根に乗るまでは膝くらい、尾根に乗ってからは膝~腿のラッセルとなった。時々雪が浅いところがあり、それはそれで滑って面倒くさい。ラッセル頑張ったので頼むからアイスクライミングの名誉挽回ということにしてください、本当にお願いします。1946mピークから薄っすらトレースがある。年末に入った人のものだろう。なので、1946mから先は割とサクサク進んだ。行きの時点では1946から先の尾根は雪庇が張り出しているような所もなく、踏み抜きも少なく快適だった。2343mのコルが広く、大テントが張れそうだったが、もう少し先も見に行くと2400mのコルも同様に広かったので後者にて幕営することにした。翌日の停滞が濃厚だったので4時間かけて気合いの整地、快適だった。3日は500hPa面で-36度の寒気が覆い嵐の様相、4日は里雪型になる時間帯があり、深いラッセルにはなるかもしれないが3日よりは行動するのに適していると判断し、3日は停滞+ルート工作(4日にできるだけ短時間でアタックを済ませるため)、4日に山頂アタックとした。 

1/3
天気:風雪 
 4日は昼頃から暴風雪で視界もなさそうだったので暗いうちに出発し、昼頃に第一岩峰に戻ってこられるようにすることにした。なので、この日は停滞とはいえ暗い時間に通過する箇所のルート工作に出る。内容としては、第一岩峰にfixして暗いうちに通過できるようにするくらい。沼田、落合、井上でルート工作、鈴木をテントでの水作り担当とした。午前中に踏み跡をつけてもどうせ雪と風で消されるだけなので午後からルート工作に出ることにした。幕営地のコルから50m程登ると第一岩峰に着く。この辺りから、ラッセルしていると積雪内50cm位のところに硬い氷のような層が現れる。ラッセルのために目の前の雪を崩すと硬い層の上の層(上載積雪)奥行き1m分くらいまで自分の方に流れ落ちてくる。こんなの初めてだ、流石にヤバいかもと思いつつも脳死で進んでいき、第一岩峰を左に巻くためのトラバースに入る。上載積雪は足下から崩れていくので硬い層にしっかりとワカンで蹴り込みながらトラバースをしていく。腰くらいのラッセルだったため、アックスで目の前の雪をきり崩した瞬間、自分の足下から前方にある大木までの雪面に一気に亀裂が入り、新幹線の如き速さで静かに消え去っていった。一旦安全なところに戻って5分くらい話し合った結果、突っ込むことも検討はしたが、かなり積雪が不安定であること(ラッセルしていて分かる)、気温が低く1日待った所で積雪が安定化するような天候でもないし、上では急斜面のトラバースやルンゼ詰めがあったりして更に大規模な雪崩を誘発する可能性もあることから撤退することにした。テントに戻ったら鈴木がまだ水作りを始めていなかったので、即撤収して下山した。途中、穂高平避難小屋に寄って、余ったお雑煮とハンバーグとずんだ餅を食してから新穂高温泉に下山した。毎日天気が荒れ狂う予報の中穂高に入山しているとはいえ撤退するつもりで入山している訳ではないので悔しいが、今回に関してはこれでよかったのかもしれない。あの小雪崩のおかげで無事に帰ってこられたということにしておこう。とりあえず、次の目標に向けて気持ちを切り替えます!




2026年1月1日木曜日

20260101-02 甲斐駒ヶ岳黒戸尾根

20260101-02 甲斐駒ヶ岳黒戸尾根

メンバー: cl河本(3)、孫(1,記録)

新年で甲斐駒ヶ岳頂上にある神社を参拝しようと思って、行ってきました。

1日目:

0700 駐車場

0917 笹の平分岐

1217 五合目

1334 七丈小屋

山麓の駐車泊で車中泊をして、朝年越しそばを食べたら出発した。五合目までは緩くて歩きやすかった。五合目から雪が増えて、アイゼンを履くことになった。斜度も一気に急になって、ハシゴもすごく急だったので、私のペースがかなり落ちていた。七丈小屋についたら、あと5分を歩いて幕営地に着いた。

年越しそば

ハシゴ

2日目:

0630 七合目

0807 甲斐駒ヶ岳

1447 駐車場

朝6時半出発した。ちょっと歩いて森林限界を越えた景色が素晴らしかった。8時に登頂、山頂にある神社を参拝したらすぐ下山を始まった。天気がいいとものの、トレースもついて相対的に登りやすかった山だった。

日の出

山頂


2025年12月27日土曜日

20251227-31_年末山行@八ヶ岳

   20251227-31_年末山行@八ヶ岳

メンバー:沼田(4)、河本(3)、落合(2)、鈴木(2)、井上(1)、孫(1)

27日 タイトル2時間睡眠14時間行動
天気:晴れ
メンバー:落合、井上
0:40小淵沢駅
5:00美濃戸
7:30行者小屋8:30
10:00赤岳
12:00横岳
13:40硫黄岳
15:40行者小屋

この日、落合さんと僕の2人は終電で小淵沢に向かった。小淵沢からは、美濃戸口までの地獄の20km歩行が始まった。2人は地味にアイスバーンになっているせいで歩きづらい道路をほとんど眠ったように意識が飛びながら3時間程歩いた。そこでタクシー代をケチった我々に天使が舞い降りた。なんと、7度目にして井上が必死で行っていたヒッチハイクが成功したのだ。ヒッチハイクをしてくれた方は、広河原でアイスをする予定だったのにも関わらず、美濃戸まで我々を送って下さった。本当にありがとうございました。

そんなこんなで2時間程の歩行をカットした我々であったが、まだまだ行者小屋までの道のりは遠い。そこからは眠過ぎて、1時間に1回取る休憩毎に10分の爆睡をかましていた。普通に寒い中爆睡してしまうのは危ないので、皆さんはしっかりタクシー代をケチらずに睡眠を取りましょう。美濃戸から2時間半ほどして行者小屋に着いた後は、張ったテントに荷物を置き、文三郎新道から赤岳に向かった。ここからこの日のメイン登山が始まる訳だが、ここまで既に7時間が経過している(絶望)。それまでは、長い宿泊用の重い荷物を担いでいたものの、ここからはかなり軽い荷物でスイスイ進めるようになった。ここら辺からは体温が上がってきて僕の眠気は大分抜けてきたが、落合さんはそんな事は無かったらしく、かなり眠そうだった。僕は、この周遊が初めての冬季岩稜歩行だったが、中々上手くでき、赤岳周りの八ヶ岳概念を把握できた。赤岳、横岳硫黄岳を通って行者小屋に帰ってきたあとは、小屋の人から水場を教えて貰ったりしながら、河本さんを待った。河本さんが着いてからは、チャーハンを食べてぐっすり寝たとさ。

眠いねぇ


 28日

天気:晴れ
メンバー:河本(記録)、落合、井上

0530行者小屋
0800阿弥陀岳
9300行者小屋

私は27日の夜行者小屋で二人と合流してこの日は阿弥陀岳北稜の登攀。二人は小淵沢から行者小屋まで歩いて行くことを試みたために疲れている様子だった。テント場を出て少し中岳沢を登り、右側の斜面から取り付く。ラッセルが好きな落合とそうでもない井上の会話が少し噛み合わないのが面白かった。最初はトレースがなかったが、北稜に乗るとはっきりしたトレースが現れてすぐに岩稜についた。落合リードで二ピッチロープを出してすぐに山頂に出られた。中岳沢から行者小屋に下り、余った時間は本を読んだりして過ごした。



 29日
天気:晴れ
メンバー:全員
記録:落合

0540 行者小屋
0630 南沢小滝 1445
1445 行者小屋

この日は南沢大滝小滝でアイスの練習。行者組の方が先に到着したので小滝でTR練習をしていたら入山組が来た。小滝で何本か練習している間に入山組が沼田さんリードで大滝にロープをかけに行ってくれた。アイス初の井上があまり苦戦していなかったので井上すげぇと思ったが、井上のダートを借りたらアイスクライミングの概念が180度変わった。それまでは手でぶら下りながら一生懸垂している感じだったし皆必死にぶら下がっているもんなんだと思っていたが、ダートを履くとハシゴの要領で登れる気がしたし、上手い人のを見てると凄いちゃんと足で立っている。頑張って金貯めて買おう。しばらくして大滝に移動し、TRで練習して行者小屋に帰った。夕飯は焼豚だったけ、QOLが高い。こんなんでいいのかと思ってしまうが、重いもんもって行者まで登ってるんだからいいことにしよう。



 30日

 阿弥陀岳北稜班
メンバー:河本(CL)、鈴木(SL・記録)、孫

6:00 行者小屋発
7:00 取付き
8:30 阿弥陀岳山頂
10:00 行者小屋着

計画では、31日に河本・孫が下山予定だったため、先に主稜に行く予定だったが、前日の予報で天候が30、31日ともに悪かったため、ひとまず30日は北稜に行くことになった。
予定から30分遅れて出発。文三郎道から取付きへ外れるところは河本さんがあえて28日と違う薄いトレースをたどった。取付きまでは遅いメンバーに合わせてスローペース。記録で見ていたよりも取付きまでロープを出すような箇所はなかった。取付き手前で傾斜が強くなっているところはアックスがあると安心。先行者はおらず、恐らく1番乗り。すぐ終わるのでのんびりしようかと思っていたが、下から1パーティーが来たので、さっさと準備をして登る。1p目は記録通りテラスで切った。2p目は、灌木にかけられた残置ロープを中間支点に取り、ナイフリッジを越えた適当なところでスタンディングアックスビレイ。主稜に備えて声ではなくロープで合図をする方式にしたため、若干もたつきはあったが、フォローも順調に登れていた。2p目終了点でロープをまとめ、山頂へ。山頂へ出た途端強い風が吹きつけてきた。電波を探すのに少々手間取ったが、何とか天気予報を入手して下山。風が強かったので中岳沢は利用せず、主稜の偵察も兼ねて文三郎道で下りた。赤岳山頂へは寄らず、主稜取付きも結局風が強くて視界も悪いので確認しなかった。

阿弥陀岳山頂にて

行者小屋に戻ってきた後、時間があるのでラッセル訓練とコンテニュアスの練習をすることにした。ラッセル訓練は、孫さんが赤岳鉱泉のアイスキャンディを見たいというので、行者から鉱泉まで往復でトレースのないところを適当に歩くことにした。正直全く練習にならないミニミニラッセルだったが、楽しかった。戻ってきてからコンテの練習、孫さんたちにコンテの仕組みを説明し、テントすぐそばの斜面で止める練習をした。斜面の関係で距離を空けられなかったこともあるだろうが、滑落者を止めるのは技術がいると感じた。教本通り、迷ったらスタカットにした方がいいのだろう。14時過ぎには訓練を終わりにしてテントへ。テント割りはGライトに河本・孫、V6に沼田・落合・鈴木・井上だったので、私はしばらくV6テントを独占できるはずだったが、30分後くらいに3人が帰ってきてしまったのでできなかった。帰幕後の訓練をもっと早々に切り上げておけば良かったかも。。。
全員が帰ってからは、明日の行動について話し合った。最初、河本さん(とそれに釣られた孫さん)が主稜に行かずに下山して甲斐駒に行きたいと主張していたが、その他4名の懸命な説得と見えざる力で主稜に行くことが決まった。この日の夜は伊藤ハムの焼豚。値段は高いが下準備は要らず、美味しかったので良かった。

 三叉峰・石尊稜班
メンバー:沼田(CL)、落合(SL)、井上(記録)

この日は、三叉峰ルンゼから石尊稜を詰めあげた。三叉峰ルンゼの取り付きまでも、意外と難しく、自分は1箇所沢の分岐に気づかなかったため反省したい。また、取り付き地点の滝がかなり小さくそれと分からなかったため、1度隣のルンゼに入ってしまった。1ピッチの滝では、そして他の全ての滝で熟達した沼田さんが、リードをしてくれた。僕が1ピッチ目に取り付こうとした時、落合さんのアックスがカラビナから外れて落としてきてしまったことに気づいた。結局は、5分ほどで見つかったようだが、少し心配だった。落合さんがアックスを探している間に僕は早々と1ピッチ目を済ませたが、落合さんはかなり苦戦していたようである。2ピッチ目、3ピッチ目等も僕はノーテンでクリアすることができ、かなり楽しかった。石尊稜に着いてからは、落合さんが2ピッチともリードをしてくれた。こちらもかなり簡単で難なくクリアできた。ここまで、寒い中アイスクライミングや岩稜登攀をしてきた訳だが、下りは寒いのが嫌なので地蔵尾根から速攻下りた。

迷い込んだ隣のルンゼを降りる

最初の滝



 31日

 赤岳主稜班
メンバー:河本(CL)、鈴木(SL・記録)、孫

6:00 行者小屋発
7:00 取付き
10:30 赤岳山頂
11:30 行者小屋着

この日も30分遅れて出発。孫さんは素早い準備を心がけましょう。CSの取付きまでは何人か抜かしたが、登攀装備を持っているようなパーティーはいなかった。恐らくこの日も1番。鈴木が今年4月に主稜を登っていたので、この日もリードを務めた(フォローとはいえ取付きがCSであることもCSが何であるかも知らないのはさすがにリサーチ不足なのでちゃんと調べましょう)。
1p目のCSは直登したが、以前登ったときより易しく感じた。自分の成長なのか、ただコンディションがいいだけなのか。その後も、おおむねトポ通りに進み、2回のスタカットを経て上部の岩場基部へ。最後の核心部である上部の岩場は右側に回り込んだところにある残置でビレイをしてもらい、登ってトラバースして登って左側のCSぽいところを登った。右に進みすぎると難しいのではないかと感じる。パーティー構成的にも頼れる人がおらず不安はかなりあったが、上部で風が強かったことを除けば、視界も良好で全体的にコンディションが良く、簡単なルート取りで登れたと思う。ただ、雪に埋もれているのか残置支点が少なかったり、残置ロープの支点にかかっている部分が擦り切れていたりした。カムも何回か使ったが、上部は岩が顕著に脆かったのでほとんど使えなかった。下りは提案通り地蔵尾根を使った。文三郎より早かったと思う。

一般道が見えるのでこちらもなぜか緊張

帰幕後は、河本・孫はGライトなどを撤収し、甲斐駒に向けて下山。鈴木は1時間ほど3人の帰りをテントで待った。


 31日 大同心ルンゼ 班:沼田(CL),落合(SL),井上

0550 行者小屋
0610 大同心沢(大同心ルンゼ)分岐)
0650 大同心大滝
1040 大同心
1240 横岳
1340 地蔵の頭
1357 行者小屋,幕営装備撤収 1511(沼田は軽い装備で先行して車を回収)
1640 八ヶ岳山荘
1727 船山十字路,車回収,八ヶ岳山荘へ移動

大同心大滝は下部から垂直で、南沢大滝よりも難しかった。腕が持たずアックステンションを多用してしまった。低気温で氷が脆く、アックスを打ったときのヒビが腹の高さまで来たときはかなり肝が冷えた。すぐにスクリューを打って、左にずれて登った。大同心に出てからは簡単な凹角を登って尾根に合流した。TRでドライツーリング的な練習ができたのは有意義だった。風が強く寒すぎたので、天気が良いときに再訪したい。

大同心ルンゼはいきなり大滝から


大同心も登ろうと思っていたが普通に怖いし、風が強くて寒過ぎるので、夏に一度やってから登ることにした


代わりに右にある凹角で遊んだ



山荘のフリースペースで大晦日飯(鈴木の鍋うどん,年越しそば,あとなんだっけ)を食べながら,翌日以降の行動を相談


2025年12月18日木曜日

20251217-18 八ヶ岳 広河原沢 クリスマスルンゼ,見晴らしルンゼ

        20251217-18 八ヶ岳 広河原沢 クリスマスルンゼ,見晴らしルンゼ

メンバー:沼田(4,L),落合(2),鈴木(2)
天気:
day 1 晴れ,day 1夕方から未明にかけて降雪
day 2 快晴

ヤマレコ

Couse Time:
 day 1
0330 船山十字路 駐車場,仮眠
0540 登山開始
0640 二俣,テント設営,幕営装備デポ
0919 クリスマスルンゼ TP練習 to 1629
1723 二俣

 day 2
0400 起床
0548 出発
0922 見晴らしルンゼ大滝 TP練習 to 1141
1340 阿弥陀岳 to 1357
1533 二俣,幕営装備回収,撤収
1652 下山

記録:落合
day1
平日なのに二股までの間にテントを数張り見た。暇人が多いらしい。二股は雪が少なかったが、快適な場所があってよかった。テントを張ったらポールが1本なくてチーン。主にというより完全に被害にあったのは沼田さんだっ
た。ポールはといえば1年井上の家にちゃんとあった。故意か過失か、我々は井上に恨まれるような先輩だったということなのか、だったら悲しい。1時間くらい歩いてクリスマスルンゼに行く。沼田さんがリードでTRを張ってくれて大滝でひたすらバーティカルの練習をする。前日、クライミングジムに行っていなかったので、腕はかなり元気で、TRならちゃんと腕の力で登れた。ただ、この登り方じゃリードはできない。とりあえず足で立っている感覚はないのである。むずい。ポストクリスマスルンゼや武者返しの滝にも行く予定だったが、何本か練習していたら日が暮れそうになってきたので、アバラコフ懸垂で降りた。この日は、マルチピッチで全員が滝上まで登るのにかなり時間がかかったので、翌日は3ルンゼに行く予定だったが安全牌をとって見晴らしルンゼに行くことにした。

アバラコフ



上段のバーティカル

day2
広河原沢左俣を進んでいくと右岸に超快そうな岩穴があった。天気が悪い時はここもあり。水ぽちゃに注意しながらいくつか小滝を越えていくと直ぐに右岸から見晴らしルンゼが合流した。こちらも小滝をいくつか越えたところで15 m くらいの傾斜のある滝が出てきたので、時間もあったことからTRで遊んだ。沼田さんに氷柱を登る時のムーブを教わり、必死に登った。滝を登ると特に何もなく、テキトーにラッセルして御小屋おねに出たあとは、ガッチガチに踏み固められた道をテキトーに登って阿弥陀山頂へ。下りは中央稜からダイレクトに二股まで降りた。中央稜は岩峰を巻く箇所が2つほどあったが、特にロープを出す必要もなかった。積雪が増えれば知らんが。

水ぽちゃ注意

ここはノーロープで、脹脛が辛い

ここでTRで遊んだ



2025年12月13日土曜日

20251213.14_初冬合宿(谷川岳西黒尾根)


20251213.14_初冬合宿(谷川岳西黒尾根)

メンバー:河本(3・L)、落合(2)、鈴木(2)、井上(1・記録)、孫 (1)

1日目:晴れ

0940 ロープウェイ駅
1130 幕営地(1300 m)、2年が設営の間、3 人が雪崩捜索訓練
1315 幕営地出発
1435 1700 m 付近で引き返し
1530 幕営地着、訓練開始(弱層テスト、硬度チェック、埋没体験)
1630 訓練終了

9時半過ぎに、土合を出発した我々は、去年より雪が少ないねなんていう会話をしながら車道を10 分ほど進み、西黒尾根に取り付きました。そこから大体1300 mくらいの幕営地までは、冬山が初めての孫さんが遅れてはいたものの、他の登山客の方の踏み跡が明瞭でラッセルの必要が全くなかったため、割と順調に進みました。幕営地に着いてからは、落合さん鈴木さんがテントの準備をし、その他の3 人で雪崩捜索訓練をしました。訓練では、あまりはっきりとしないシグナルに振り回されてしまい、大幅な時間ロスを食らってしまいました。これからは、一瞬で消える65 mシグナルに振り回されまいと決意をかためました。訓練が一段落し、我々は予定より遅めに幕営地を出発し、谷川岳に向かいました。しかし、急な尾根の登りに疲弊した孫さんの状況を鑑み、暗くなったなかでの下山の危険性も考慮した上で、尾根の途中で写真を撮った後に撤退を決定しました。恐らく分隊をすれば容易に登頂できるだろうという会話はあったものの、安易な分隊は危険だという判断を下しました。撤退も終わり、幕営地に帰ったあとは、余った時間で埋没体験と弱層テストをしました。弱層テストでは、深さ50 cmくらいのところに新雪と旧雪の間にある弱層を発見したものの、超弱い訳では無いだろう等の話し合いを行いました。その後は孫さんと僕が合法的に雪に埋められる埋没訓練をしました。段々雪に埋められていく感覚は割とホラーで顔に雪が落ちてくる時は、結構怖かったです。完全に埋没すると、体を動かすことは叶わず、エアーポケットを作っていても息が荒くなりました。一方、自分が掘り起こされた後、孫さんを埋めるのは割と楽しかったのは内緒。訓練が終わったあとはみんなでスープカレーを食べました。本当はカレーを食べる予定だったのですが、水を入れすぎただけです。5 人で入るV6は狭かったですが、割と快適に寝れました(with新品のエアマット)。





2日目:曇り

0515 起床
0715 ラッセル練習開始
0820 終了
0900 雪崩捜索開始
1200 終了、下山
1320 ロープウェイ駅


この日は、ラッセル練習と雪崩捜索をやりました。ラッセルでは、飯豊で苦戦した忍法膝固めを本格的習得し、少しラッセルが上達したかなと思いましたが、落合さんと鈴木さんの爆速ラッセルには全く追いつけませんでした。ラッセルで疲れたあとは少し休憩した後、雪崩捜索を行いました(合計3 時間)。学びとしては、ファインサーチの大切さや、ビーコンがやたら謎のシグナルを拾うこと、他にもアナログビーコンは端に配置しない方が良いということや、受信モードだと電池の減りがかなり増えること等がありました。た。ただ、鈴木さんが明らかにシグナルを拾えないほどに遠い場所に、ビーコンを隠したお陰で、1 時間程浪費したのは納得できません。最後に複数埋没に15 分かからず対処できるまでに精度を上げたことも付言しておきます。下山は行きと違って、1時間ほどで終わり、道中では三国岳の激藪漕ぎを思い出しながら、薮のやの字もない尾根をルンルンで下りましたとさ。

2025年12月7日日曜日

20251207_子持山獅子岩ノーマルルート

 20251207_子持山獅子岩ノーマルルート

メンバー:落合(2・L)、井上(1)、今野(1・記録)

天気:快晴
0810:7合橋駐車場
0910:取付
1330:トップアウト
1440:7合橋駐車場

2025年最終月たる師走の初週末、我々が行先に選んだのは群馬の子持山獅子岩であった。道中は大量の落ち葉に加え微妙に雪が見えあまり快いアプローチといえなかったが、取り付きについた際の獅子岩の圧巻の光景をみてネガティブな気持ちは吹っ飛んだ。1p目は今野がリード。初めてのマルチのリードだったからかとにかく怖くとんでもない時間を要してしまったが、なんとかフォールせずに予定地点でピッチを切ることができた。2p目は井上がリード。こちらもマルチは初めてのリードだったが危なげなく終えていた。3・4p目は落合さんがリード。4p目は最後のスラブがなかなか難しい。これまでの終了点は居心地があまり良くなかったが、4p目を終えると広く、一般登山道のはしごも見えている。最後の明らかに短い5p目は今野がリベンジリード。登攀中は陽がずっと当たっていたので春のように暖かく冬とは思えない快適なクライミングができた。帰りはシャトレーゼに寄った。安くておいしかったので改めておすすめ。

これが獅子岩

井上リード

今野リード


2025年11月25日火曜日

20251121-25_飯豊主稜線縦走

 20251121-25_飯豊主稜線縦走

メンバー:L沼田(4,写真)、落合(2)、井上(1)

世間は駒場祭、我々は飯豊に行ってきました。ラッセルと、藪と、それらのハイブリットで思うように進めなかったりはしましたが、雪上訓練や冬山シーズンに向けての良い準備になったと思います。いい下見ができたので、今度は厳冬期に飯豊とじっくり向き合いたいです。


コースタイム
11/21
0900 
東俣林道ゲート
1040 
尾根取り付き
1240 
カモス峰
1500 幕営地(千本峰手前 標高1050 m付近)

11/22
0715 
幕営地発
1310 
朳差岳
1315 
朳刺小屋 1345
1730 
頼母木小屋

11/23
0600 
頼母木小屋
0635 
頼母木山
0740 
地神山
0920 
門内岳
1030 
北俣岳
1205 
烏帽子岳
1505 
御西避難小屋

11/24
0545 
御西小屋
0710 
飯豊山
0925 
切合小屋
1205 
三国避難小屋

11/25
0540 
三国避難小屋
0555 
松ノ木尾根分岐
0855 1150 m 
松ノ木尾根屈曲点
1115 
タカツコ沢出会い
1400 
いいでのゆ


11/21
天気:雨
記録:落合

直近1週間で2度の冬型が決まり、酸ヶ湯温泉では1日に1 m以上積もったというニュースも聞いていたので、積雪量に関して期待をもって臨んだ。11月に入ったくらいの時点では標高800 mくらいから積雪が出てくるだろうという想定だったが、予想に反して尾根取り付き(標高350 m)から積雪があった。ちなみに、尾根取り付きまでの2時間くらいの林道歩きに3回軽めの渡渉があり、沼田さんはそこで靴を濡らした。取り付きから少し登り、標高450 mで井上に現在位置確認させたら750 mと返ってきておぉぉ?と思ったりしたが、井上の読図は今山行の終わりの方にはよくなっていったはず。その後、標高750 mでワカンを履いた。以降はずっと膝下程度のズボり。途中、テンに追われた白ウサギが兎の形相で駆け下って行った。テンは我々に慄いて引き返し、白ウサギは助かった。カモス峰手前辺りから眠気を訴える井上のペースが上がらなくなったので井上の食糧やらを上級生で持ったが、それでもペースが上がらない。低体温症を疑ったので、食べさせてから先頭を歩かせてポカポカにさせる手を打ったりしたが、少しの間は元気になっても直ぐに元に戻ってしまう。次第に日没までに朳差小屋に着けないことが確実になってきたため、標高1050 mの細尾根を整地してテントを張った。この日は、標高の低い所ではずっと雨だったので全身びしょ濡れだったが、防水袋に入れた寝袋が使う前から濡れていたことには初日からだいぶ萎えさせられた。

 

11/22

天気:雪のち晴れ

記録:落合

夜の間、雨のような雪が降り続き、全てのものを濡れさせた。テントにも積もっていたので、夜間何回かテントの内側から払い落としたりしたが、朝になって見てみたら雪でテントが変形していた。この日は前日の遅れを取り戻すべく門内小屋を目指したが、湿雪の重雪ラッセルに阻まれて頼母木小屋までしか行けなかった。

この日は最初から膝上~腰下程度のラッセルが続くし、よくズボる。まだ積雪量が多いわけではないので、灌木漕ぎとのハイブリットラッセルを食らう。朳差岳の手前でクラストするまでラッセルが続いた。前朳差岳で気がついたら出発から5時間経っていたが、その間ラッセルに夢中になりすぎて何も口に入れていなかったら、見事にハンガーノックを食らった。朳差小屋でシャリバテに気がついてから色々食べたが、一度シャリバテると中々回復しないので面倒くさくても食べるようにする。

朳差岳からもクラストして快適に歩けると思われたが、太陽で温められた雪が腐っていたりして、こちらも股までズボるような所が続き、思うように進めなかった。この日は自分がシャリバテして、終盤、先頭でのズボり役に回る回数が少なくなってしまい迷惑をかけてしまった。まぁ、2年生にもなって何やっているんだというレベルの話ではあるので猛省である。食べずに無限に行動できるのが1番いいんですけどね。


沼田が先行して小屋を目指していたときに撮影した後続の2人.スマホカメラのズーム機能は滅多に使わなかったが,なかなか侮れない.

日没と小屋着の時間勝負になった.沼田はぎりぎりヘッデンなしで到着した.


11/23 day 3

天気:曇り,晴れ    稜線上は風強い

記録:沼田

 天気は5日間のうちで最もよかったが,相変わらず風が強い.稜線歩きになり一番おいしい日になったと思う.風が強く標高も上がってきたからか,クラストしているところが多くなり,夏道CTくらいで歩けるようになってきた.さくさく進んで計画に追いついた.このペースで歩ければ4日目で下山できるかという期待が高まっていた.落合のペミカン味噌鍋がうまい.

 自分の担当食料はペミカンカレーとパスタだったが,家に余っていた何味かわからない粉末調味料とプチっと鍋 1つを使いたくてカレー粉を持参しなかったが,味が薄くラード味のペミカンになってしまった.おいしくないわけではないが,今一つ物足りない感じ.次回はカレーにしよう.パスタは冬に作ると茹でるときの温度が低くなるせいか,触感がモチモチしなくてイマイチ.袋麺と焼きそばのがおいしく食べられるかも.


稜線がずっと続いていてすばらしい.奥に御西岳避難小屋が見える.

大日岳の裏に沈む太陽


11/24 day 4

天気:曇り,晴れ    稜線上は風強い

記録:沼田

 日の出前に出発したが霧が深くて視界が悪かった.卸西岳を越えてから下手な軌跡になってしまった.12:00までに三国岳に着ければ今日中に下山しようと話していたが,井上のペースが徐々に落ち,他2人のワカンが壊れるというトラブル発生.到着は12:03という具合だったが,片足ワカンだとペースが落ちるのでここで幕営に変更.何が起こるかわからんな.ワカンの紐が切れた(縫い目がの糸がちぎれた)ので,捨て縄で代用して使えるようにした.結局計画通りの5日間か.夕飯の焼きそばがうまい.


暗くて霧で視界は数mしかない…尾根が広いので羅針盤とGPSを頼りに歩くが,何も見ないと真っすぐ歩くのが意外と難しい.

本山行最高峰の飯豊山頂

雪庇はないので怖くはない


11/25 day 5

天気:雪・雨のち曇り

記録:井上

 飯豊主脈縦走は一年生の僕にとっては、とても辛く、そして困難を伴うものだった。そんな縦走もこの日で終わり。あとは下山だけということで、少し安心したような気持ちで泊地を出発した。三国岳の南東尾根は最上部から謎の低木が、凄い密度で生えており、厳冬期では考えられない灌木漕ぎが沢に降りきるまでずっっと続き、僕たちは(特に僕)木に荷物が引っかかって動けなくなったり、木に足を取られて転んだりしまくった。それまでの四日間で、雪に足を取られまくったこともあり、雪に辟易していたが、この日のせいで雪は荷物に引っかからないだけマシだなんて考えるようになってしまった。尾根下りも中盤を過ぎると、アドバイスをもらいながら読図の練習をするということで僕が先頭を任された。バリエーションルート上で読図をするのは初めてであったが、先輩たちに色々教えていただいたことでそこそこ読図が上達した感じがした(先輩に感謝)。僕が見事正解の尾根を引き当て沢に降りた後は、沢を2回ほど渡渉し、登山道に移動した。そこまででも中々に疲れていたが、渡渉中に滑って全身を濡らしてしまったのは、僕の精神を完全にへし折った(泣きっ面に蜂)。渡渉前に、沢に落ちれば、温泉がよりいっそう気持ちよくなるねなどと落合さんと会話していたのが悪かったのだろうか、、、(1級フラグ建築士)。登山道はそこそこに、車道に出た僕たちは、3人それぞれが自分のペースで歩きはじめた。序盤は3人で歩調を揃えていたものの、靴擦れがひどく、体力も残っていなかった僕は、最終的には一番後ろで一人トボトボあるいた。足が死ぬほど痛かった僕は、1000歩をすぎたらキリのいいところで少し休むという自分ルールを打ち立て、頑張って歩いたものの、2回目の休憩が終わった頃には足の痛みが悪化しほとんど歩けなくなった。僕が歩けなくなった場所は、最終目的地であるいいでの湯から歩いて5分くらいの所だったらしく、今考えるとそこまで歩けば良かった。そんな場所でかたつむりの様な歩みで進んでいた僕だったが、そこに早めについていた沼田さんが車で迎えに来てくれた。割とガチ目に絶望していたところに来てくれたこともあり、これからも沼田さんを崇めていきたいなとおもった。今山行の結論としては、靴擦れで足が大変なことになったり、初めての雪山で疲労困憊になったり、極めつけには、帰りの道中や温泉で手の上をマダニに這われるというかなり過酷な山行ではあったが、初めて尽くしで刺激たっぷりで最高の山行であったとさせていただきたい。




下山は南東尾根から.猛烈な藪植生で,厳冬期の積雪が多い時期しかおすすめできない.実際,次写真の沢出合まで5時間くらいかかった.

正解の尾根を引いて沢出合に降りられた




 

2025年11月10日月曜日

20251109-10_日光表連山(&日光国立公園マウンテンランニング大会)

  20251109-10_日光表連山(&日光国立公園マウンテンランニング大会)

メンバー:沼田(4・CL)、鈴木(2・SL・記録)、落合(2)、今野(1)

1日目:曇り時々雨
6:40 霧降高原
12:00 女峰山
14:30 小真名子山
15:50 大真名子山
16:55 志津小屋

2日目:曇りのち晴れ
03:30 志津小屋
05:40 男体山
07:55 中禅寺温泉バス停

昨年同様、今年も日本山岳会学生部を通じて日光国立公園マウンテンランニング大会のお誘いがあり、今年はボランティアのお誘いもあった。そこで、ウルトラコースのランナーとして主将の河本さんが、ボランティアとして鈴木が参加することになった。ウルトラのボランティアは日曜朝に現地解散とのことで、せっかくなら日光の山も登ってみようと思い、今回の日光表連山縦走を計画した。沼田さんと今野、そしてランナーで参加する予定だったのに申込を忘れていた落合の参加が決まった。

1日目
最近、若者の人気が高まっているという霧降高原。ボランティアとしてP3駐車場に誘導したであろう方々とすれ違い、小丸山展望台へ1,445段の階段を登る。登り切る頃には雲行きが怪しくなり、ポツポツと降りはじめる。分岐で丸山に行くかという話になり、最初はやや消極的な雰囲気があったものの、せっかくだしということで丸山へ。ランナーの妨げにならないよう配慮しながら登っていくと、ふと前を行くランナーに見覚えがあることに気づく。

「河本さん!?」

なんと、我々のすぐ前を登っていたのは主将の河本さんだった。前日のスタート前は、時間的に霧降で会うのは厳しいかもという話をしていただけに、まさかの邂逅に感激。そのまま一緒に丸山山頂まで同行し、素早く集合写真を撮って送り出した。丸山に寄って良かった。

スタート前にパシャリ。
邂逅。この後、13時間12分でフィニッシュします。
河本さんふうに言えば、「次は貴方の挑戦をお待ちしています🫵🫵🫵」

縦走メンバーは一時の興奮冷めやらぬまま分岐に戻り、女峰山方面へ。今回は比較的易しい部類の山行だったので、読図もみっちりやろうとあらかじめ目星をつけておいたポイントで今野に読図クイズを出した。結果はご想像のとおり。分かりやすいところだったのですが、読図山行を計画したほうが良いかもしれません。

「ここどこでしょう!」
「………」
〜数分経過〜
「ここっすか?」
「ん、どこ?」
「ここです」
「全然違う😞」
今後の成長に期待です。

続いて、事前に入手した情報を頼りに、一里ヶ曽根独標先の分岐のモアイ像と十一面観音像なるものにも立ち寄った。記録にあったアプローチが微妙だと思われたので、登れそうなモアイ像側の岩から取りつくことにし、沼田さんが先陣を切ったが、登った先は何もない。やはり十一面観音像側の岩を登らないといけなかったようだ。今回は我々のリサーチ不足。時間切れで泣く泣く十一面観音像は断念した。

女峰山の先の馬の背渡りは、意外にあっさりしており、積雪状況次第ではとアイゼンも装備に加えていたが、結局使わなかった。山頂では、赤薙あたりから体調が悪いという今野の荷物を沼田さんと落合が分担し、ペースも調整することにした。十一面観音像にも寄ったことで、この時点で当初の行動計画に遅れが生じており、太郎山はひとまず明日に持ち越しとなった。

確かに馬の背みたいです。

その後はアップダウンの繰り返し。落ち着いていた雨風もしだいに強まり、富士見峠では徳川家の財宝にまつわる小ネタを話しそびれたり、大真名子山では北西70m先にあるという三角点も行きそびれたりとしだいに余裕がなくなっていく。日没までに志津小屋にたどりつけるか気を揉む展開となり、最終的に日没ギリギリで小屋に到着したときは全身びしょびしょだった。幸い、小屋にはほかの利用客がいなかったので、濡れた衣服を干しながらのびのびと使わせていただいた。

食事は各自が持ってくる形としたが、夕食がフルグラ数百グラムと抹茶オレだけという鈴木を見かねた沼田さんが、尾西のご飯を恵んでくださった(決してせびってはおりません)。落合も最初はフルグラとココアだけだったので、やはり同じことを考えるもんなんだなと嬉しかったが、食べ終わったと思ったらカレーメシなんてものを出してきたので寂寥を感じるのであった。

明日18時には本郷に戻ってウォール講習会の準備をしなければならなかったため、太郎山はカットすることを決め、この日は就寝。

2日目
某部員、何度目の靴紐の待ち時間か。3時30分を少々オーバーして小屋を出発。もちろん、小屋は来たときよりも美しく。

男体山については、事前事後の電話で二荒山神社中宮祠に色々と確認した上で、記述を省略。

男体山へは倒木を巻いたり直登を避けたりで踏み跡が様々なところを登る。稜線に出ると風が強く、男体山の山頂に着いたところでさすがに手袋を着用した。山頂では、毎時00分の画像がウェブサイトで公開されるということで、休憩がてら20分ほど時間を潰した。太郎山神社に足を伸ばしたりあれこれ見たりしているとあっという間に6時00分が近づき、急いで準備。59分から01分までカメラ前で待機し、無事、山頂カメラ「大国乃目」に収まった。鈴木以外の恥ずかしがり屋さんはポーズを取らなかったよう。

下山は男体山の開門時間である午前8時目標だったが、途中で何人かの登山者とすれ違う。おかしいなと思って調べ直すと開門は午前6時でした。すみません。
当初は中宮祠方面へ下山し、その後華厳の滝観光も兼ねて中宮寺温泉バス停まで歩く予定だったが、一度林道に出て再び登山道に合流する2合目で、このまま林道を進めば中宮寺温泉バス停に抜けることが分かり、急遽方向転換。中宮祠を通っていないので登拝料も納める機会はなかったわけですが、どうなんでしょう。グレーと言われればグレーなので、今度中宮祠から登る機会にしっかり奉納します。九十九の林道は楽しい藪でショートカットでき、8時5分のバスにギリギリセーフ。華厳の滝は潔く諦めて東武日光駅へ戻った。駅からは沼田さんがバスで自車の回収に向かい、帰京。ウォール講習会も無事に間に合い、河本さんの健闘を讃えた。

今回行けなかった太郎山、そして計画段階のリサーチで新たに知った日光修験三峯五禅道について詳しく調べ、また機会があれば山行に行きたいと思います。