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2021年12月30日木曜日

20211230_河又

 20211230_河又

メンバー:土田(3)、降矢(2)

 

 年内にどうしてもドラゴンストリートを終わらせたくて、降矢を巻き込んでこの日は河又に向かった。最初に恒例のいきのいいやつでアップ。降矢はこの日3連登らしくアップですでに前腕の疲労が見えていた。アップの後、まずはヌンチャクをかけながらムーブを思い出す。ついでに降矢が登る大五郎にもヌンチャクをかける。その後RPを目指して何度かトライするが「梅干しホールド」を掴んだ次の手で落ちるということを何回か繰り返す。結構時間も押してきて若干焦ったが、なんとか堪えて核心後のガバまで到達しそのままRPできた。一方降矢は大五郎をずっとやっていたが上部のムーブがなかなか解決しないようであった。無事年内に目標達成できたことはよかった。私の勝手に付き合ってくれた降矢君には感謝申し上げたい。(2人でクライミングに行くと写真が撮れない)




2021年12月24日金曜日

20211224_河又

 20211224_河又

メンバー:畑中(OB)、福田(4)、土田(3)

 

 再び河又。この日は特に寒くアップで取り付いたいきのいいやつは手を温めながら登った。アップののち、畑中さんは一期一会、福田さんはマンモス・ケイブ(5.13c)に取り付いていた。マンモス・ケイブは洞窟のルーフに飛びつくスタートでリードクライミングとは思えないようなボルダーチックなムーブを繰り出しながら登っていた。私は前回に続きドラゴンストリートを触った。最初の方は核心前で落ちたが、この日の最後のトライで核心を超えてガバを取るところで力つき落下。無念。この日は皆、各ルートのムーブを探って終了し、特に成果はなかった。


マンモスケイブの出だし



マンモスケイブ(続き)


2021年12月18日土曜日

20211218_河又

 20211218_河又

メンバー:畑中(OB)、福田(4)、土田(3)、降矢(2)

 

 阿弥陀南陵に行こうとしていたが天候不良で河又に。まずはいきのいいやつでアップ。その後、畑中さんはドラゴンストリート(5.11d)をトライ。ゴール直前で何回が落ちていたがしっかりとRP。私も触ってみたが大五郎と別れた後のムーブが辛くて全然進めなかった。福田さんはモスグレイハンド(5.11d)RPしたのち、ドランゴンストリートを登りFL。すごい。降矢は大五郎を触っていたが上部でだいぶ苦しんでいる様子であった。



ドラゴンストリート



大五郎



2021年12月11日土曜日

20211211_初冬合宿(谷川岳)

メンバー:L新垣[4]、福田[4]、岡本[3]、土田[3]、松坂[3]、降矢[2]、孫[1, 記録]
日程:2021年12月11日(土)・12日(日)

12月11日(土)

天気:晴れ・無風・適温~やや暑い
9:30   土合駅発
10:00   谷川岳登山口
14:30   ラクダの背(幕営地)
15:30   雪崩探索訓練開始
16:30   訓練終了

12月12日(日)

天気:晴れ・無風・適温~やや寒い
4:00   起床
5:50   幕営地発
7:30   谷川岳トマの耳
8:50   幕営地着
9:50   撤収、下山開始
12:15   谷川岳登山口
12:35   土合駅着

12月11日(土)

各メンバーそれぞれが始発で土合駅まで集合する流れであった。松坂・降矢・孫は部室にて前夜泊し、早朝に渋谷駅まで歩いて始発列車に乗ることにした。早朝の暗がりの所為もあってか、ここで某所にある柵を乗り越える過程で孫が左手の平の数か所に切り傷を付けてしまった。出血もあったが時間的制約のためとりあえずペーパーで覆って応急処置とし、後に絆創膏を貼っておくことにした。痛みは激しくなかったが、山とは全く関係のない所で怪我をしてしまったことに屈辱感を覚えたと記憶している。

電車に乗っていくうちに各々の拠点から出発したメンバーがだんだん合流し、土合駅に着くころには全員が揃っていた。登山靴に履き替えるなど準備を整えた後、登山口に向けて歩き出した。登山口までは折り返しの多い上り坂の車道を行くのだがその途中にロープウェイセンターがあり、そこからクラシック音楽が流れ続けていたことが非常によく印象に残っている。低温を過度に警戒していたためダウンコートの上から雨具を着用していたが、天気が良くかつ下界ということもあって登山口に着くころには汗だくになってしまっていた。冬山では防寒も重要だが暑くなりすぎると汗をかいてしまいそれが原因で逆に冷えてしまうため注意が必要である。目安として、止まっている時肌寒い程度、動いている時汗をかかず適温に感じる程度の着用が良いと教えてもらった。

前日までの好天続きから、それなりの標高まで雪があまり積もっておらず、残雪期と同様に進むことができた。ある程度雪が積もっているところでラッセルの練習をした。前述の状況もあってかなり踏み抜きが多く発生したが、なんとなく感触をつかむことができたと思っている。

「ラクダの背」と呼ばれる標高約1500mの地点にアタックキャンプを設営。1年生は初の雪山であったので、シャベルによる整地、雪集めなどを教わった。4人用・6人用の2つのテントを持って行ったが、2人・5人で別れて入ることになった。

設営完了後、3年生以下の5人で雪崩捜索をシミュレーションして訓練することになった。遭難者に見立てたSENDモードのビーコンと容器を適当な場所に埋め、散らばった装備やビーコンを頼りに場所を特定し掘り上げるという訓練である。最初は降矢がメインとなって捜索し、見事に場所を特定することができた。次に孫が捜索したが、ファインサーチの精度が悪く、1mほど離れた地点と間違えてしまった。もしもの時には人命にかかわるミスなので、注意してビーコン探索を行いたいと思う。

訓練を終了する頃には空が薄暗くなっていたためキャンプに戻り炊事を開始した。メニューが何だったかは失念してしまったが、新垣がプロテインシェイカーにお酒を入れて持ってきたようで、皆で分けて飲んでいたことを覚えている。雪山のテント設営は完璧にするのは難しいもののようで、5人で入ったテントでは端の方にかなり傾いていたため、寝返りを打つたびに少しずつ下の方へずり落ちてしまった。

12月12日(日)

起床して朝食を済ませた後、まだ暗いうちに山頂を目指して行動を開始した。初めてのビーコンチェックだったが自分のものの調子が悪く、少しタイムロスになってしまったが安全のため背に腹は代えられない。前日と同様に好天続きのため、雪がある程度固まっておりワカンは使わずアイゼンを履いて登った。稜線上は激しい高低差もなく順調に進むことができた。周囲に樹林などがない状態で見る日の出・朝焼けは非常に綺麗で印象に残っている。

2時間弱をかけて谷川岳トマの耳を登頂。近い距離に2つのピークが見られる谷川岳のような山のことを、シルエットが動物の両耳のように見えることから「双耳峰」と呼ぶらしい。自身の体力的に少しきつく感じていたため、もう一つの「耳」であるオキの耳の登頂は断念、そのままキャンプに向かって下山を開始した。

アタックキャンプから登山口までは少し遅れながらも特に滞りなく降りることができた。この時点で12:34土合発の電車の時間が近づいていたので、2・3年生のメンバーは車道を駆け下りて行ったが、自分はかなり消耗してしまったため歩くのがやっとで4年生メンバーについて来てもらう形となってしまった。駅に着いた頃には電車は既に発車から10分以上経ってしまっており、日々の鍛錬の不足を実感した。

次の電車が来るまで2時間以上もあるため、暇つぶしとして駅の階段脇の石垣を使ってボルダリングをしていた。初めは各自で自由に登ったり、福田が使用可能なホールドを指定して課題を作りそれに挑戦したりしていた。降矢は「今日1日中これをやってすべての電車を逃しもう1泊しても良い」と冗談を言うなどもしていた。やはり凹凸のある壁面を見たら登ってみたくなる性分の人々ということだろうか…。

15時台の電車に乗って帰路についた。肌寒い麓とは対照的に車内はかなり暖かかったため、山行での消耗も相まって気持ちよく眠ることができたと記憶している。

2021年12月4日土曜日

20211204_河又

 メンバー:畑中(OB)、福田(4)、岡本(3)、土田(3)、降矢(2)

 

 どこか冬山に行こうとしたが絶望的に雪が少なそうなので河又に。私にとって初めての河又、というか初めての石灰岩。アップでいきのいいやつ(5.10a)を触る。先輩にヌンチャクをかけてもらい2番目くらいに登る。石灰岩は足が滑るという情報にビビり散らしながら慎重に登っていくが、ゴール直前の一手がよくわからない以外は全部手がいいのであっさり登れてしまった。畑中さんはデザートソング(5.12a)をやっており、核心のムーブを忘れたと言っていたがすぐに思い出したそうでこの日中にRPしていた。私はいきのいいやつを登った後、大五郎(5.11a)という人気ルートを登ることにした。途中のテラスで存分にレストをして、奇跡的に上部でレスト可能なガバを発見したおかげで、マスターでOSすることができた。外岩で11台を触るのが初めてであったがまさかの結果となった(室内ばっかりやっていて外岩に全然行っていなかった)。岡本はクライミング自体久しぶりということでいきのいいやつをTRで頑張っていた。降矢は大将(5.10c)にトライしていた。最初のトラバースに苦労しているようであったがその日中に無事RP。私は大五郎の後、イヤーイヤー(5.11a)をやったがハングで撃沈。その後泣かないで愛ちゃん(5.10d)を触ったが登るラインを間違えて最後無理やりトラバースしてしまった。一方福田さんはずっと一期一会(5.12d)をやっていた。デザートソングと別れた後のフェースが下からだと何もホールドが見えなくてこんなところを登るのかと思ったが、絶妙なムーブで登っていた。上部の核心と思われるところで何度が落ちていて、バスの時間的に最後のトライとなったところで見事なクライミングでRP。おめでとうございます。いいものを見させていただきました。全体的に実りの多い1日であった。




デザートソングの核心


一期一会


大将