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2025年4月29日火曜日

20250428-29 新穂高温泉-双六岳-三俣蓮華岳

       20250428-29 新穂高温泉-双六岳-三俣蓮華岳

メンバー:沼田(4,L,記録),落合(2),縄(OB),川上(部外)
天気:
day 1 快晴のち雪
day 2 雪のち晴れ

ヤマレコ

 理想は2, 3泊でのスキー山行にしたかったが,都合がつかず2 daysに短縮.雪質は登りも下り進みにくいコンディションではなかったが,想定よりも先に進めなかった.この雪質で双六岳山頂まで10時間となると,新雪期に三俣蓮華岳まではちょい厳しいか.シール歩行・滑走できる箇所が増える分いくらかマシか,双六小屋周辺で幕営するか.


林道の雪は切れ切れで小規模崩落もあり

目指すコルはなかなか遠い.乗越に着いた時点で12:00を過ぎてしまう.

12:30くらいから風と雪が降り始め,時間が経つごとに悪くなっていった.視界は数十mくらいか.


集合写真
視界が悪いので三俣蓮華岳までの移動を辞めて,山頂付近で幕営する.

 
 day 2になると視界の悪さはあまり変わらないものの風が強く,板を担いだザックがめちゃ煽られた.体を斜めに傾けて歩ける面白さがある.三俣蓮華岳の山頂までは行ったが,雪面はカリカリなのと,視界が悪く滑走中にはぐれそうだということでこの先の滑走は辞めた.双六岳に引き返して幕営装備を回収して下山開始.晴れるまでは雪面カリカリで足が疲れた.双六小屋から先は快適だった.昨日からの降雪は滑走の快適さには貢献してくれた.大ノマ乗越への登り返しは,登り始める谷を1本手前にしてしまい,登りながらトラバースをしていった.
翌朝,一時的に青空が見えた

三俣蓮華岳山頂.視界の悪さは昨日とあまり変わらん

新雪とシャリシャリの連続という感じの雪質.滑走は楽しい.標高下のほうは腐り始めており,板がちょくちょく引っかかる.


 乗越の2,450 mから佐俣谷1,450 mへの特大斜面は,一続きの斜面としては過去一くらいの標高差でとても爽快だった.ここまで来た苦労があるくらいの楽しさ.新雪の時期にまた滑りたい.スノボでも楽しそうだ.


2025年4月20日日曜日

20250420_巻機山 井戸尾根 BC skiing

      20250420_巻機山 井戸尾根 BC skiing

メンバー:沼田(4,L,記録),落合(2),縄(OB),川上(部外)
天気:曇り,1,650 m以上は雲の上で晴れていた
下山して15:20くらいから雨降りだした
ヤマレコ

0710 start 駐車場
0750 桜坂駐車場
1131 ニセ巻機山
1205-1320 巻機山
1340 ニセ巻機山
1457  桜坂駐車場
1514 goal 駐車場

 コース状況:雪面は全くクラストしておらず、波打ちもなくどこでも快適に滑走できた。クラックは多数あったので、それらに注意。

 朝から雪が腐っており、つぼ足でも全く沈まず快適に歩けるので、私は最初から最後まで登りは全て板を担いで歩いた。プラブーツよりも歩きやすいおかげか、登りのペースはシール登攀の人より速く進めた。板の着脱をしないので、総合的にも速く移動出来る。

米子沢では登ってる最中にも雪崩が起きていた


登り続けると雲が晴れてきた


一人で先に進んでしまい、声が届かずコミュニケーションが取れなくなることを指摘された。私の行動原理としては、他の誰もが先に進まないので、先行して進むことで下山時間を短縮したかった。hidden crack があるような事故リスクが高い場合はこれを避けるべき。無線を携帯するのは良い対策。



2025年4月12日土曜日

20250411-12_小川山

 20250411-12_小川山


4/11

メンバー:尾高(OB.L)、落合(2記録)

天気:曇りのち雨

初の小川山に行った。当然、概念を把握できていないので尾高さんに従ってマラ岩に行く。まず、アップで屋根の上のダジヤン(5.9)に取り付く。尾高さんが危なげなく登って、私も5.9だからと舐めてかかったら落ちた。初スラブだったが、スラブは普通にムズい。スメアリングを信頼できない。落ちたことで集中が切れたあたりで上をドローンが飛んでいることに気付いたらタケムービーだった。その後上の方に移動してレギュラー(5.10C)をやる。尾高さんはFLできず相当悔しそうだったが2便でサラッと回収。落合は1便目で核心でクリップできず越せなかったのでトップロープでめっちゃテンションをかけながらムーブだけ掴んで終えた。あと、落ちた時にボルトに尻を打つと結構痛いんで皆さんも気をつけて‼︎ その後、落合のスラブ練習のためにガマスラブに移動した。2ピン目手前で雹が降ってきたので落下とクライムダウンで降り、駐車場まで走って戻った。

次に来た時はレギュラーの回収がとりあえずのノルマ。


4/12

メンバー:尾高(OB.L)、沼田(4)、落合(2記録)

朝、沼田さんと合流して屋根岩に向かう。3峰南面に向かう途中に5.8のスラブがあったのでとりあえず登った。やっぱりスラブはムズい。その後セレクション(5.9、6ピッチ)をやった。

1ピッチ目

先日、城ヶ崎でボロボロだったハンドジャムは少しコツを掴んで「ハンドジャムはガバだ」の意味が分かったような気がしたが、ハンドジャムを決めた後の身体の使い方(クラックに身体を入れる)が分からず何回か落ちた。その後のスラブも落ちそうだったが落ちなかった。やっぱりスラブはムズい。

2ピッチ目

リードだったが、ほぼ歩きパート。途中で決めたカムがスタックしかかって弁償するところだったが、尾高さんが回収してくれた。

3ピッチ目

リードだったが、ハンドジャムの後の身体の使い方か分からず身体が上がらない。カムで1ピン目を取った後、仕方なく沼田さんにリードを交代してもらった。このピッチで先輩2人のクラックの登り方を観察して、身体と足の使い方をマネしたら登れた。リードで登れるのとは別物だが。

4ピッチ目

3ピッチ目終了点から10mくらいクライムダウンして取り付く。ここまでのクラックとスラブに痺れていたら、ここからが核心だと言われたので焦ったが、このピッチのトラバースは結構気持ちよかった。



5ピッチ目

このクラックも落ちる気しかしなかったため、沼田さんにリードしてもらう。2ピッチ目以降は全て落合がリードする契約だったが終わってみると全然リードしなかった(ヒヨった)。


屋根岩2峰の頂上でのんびりした後歩いて下降し、各々やりたいルートに取り付く。落合はセレクション1ピッチ目のクラックでクラックの練習をした。落ちると思って取り付いたが、セレクションで身体の使い方を覚えた後だったので落ちなくてよかった。その後、おむすび山スラブに移動しようとしたが、中々見つからず、沼田さんが見つけた時には日が傾いていたので取り付かずに下山した。気持ちの良さそうなスラブだった(スラブはムズいけど)ので次に来た時には行きたい。



2025年4月1日火曜日

20250331-0401_赤岳登攀

 20250331-0401_赤岳登攀

メンバー:沼田(3L)、鈴木(1)、落合(1記録)
day1
0500
美濃戸口
0640
南沢小滝 0740
0830
行者小屋
1000
赤岳主稜取り付き
1440
赤岳
1540
行者小屋
1640
南沢小滝

 

Day2
0600
アイスクライミング開始
1220
南沢小滝発
1330
美濃戸口

 

記録
day1
天気:曇り雪
初日は落合のアルパインでのリード経験のために赤岳主稜に行った。1月に赤岳主稜に行った時はフォローだったが、先輩が上部岩壁基部で難しい所に突っ込んでそこで自分は落ちたので落ちるイメージしかなくてまあまあ不安だった。途中で南沢小滝のあたりにテントを張ってから行者小屋に行った。行者小屋で水汲み用ボトルをデポして文三郎道を登って赤岳沢のトラバースをする。赤岳沢のトラバースは雪がよく締まっていた。我々の前に外国人パーティーがいたのでトラバースの途中のハンガーが打ってある所で少し待った。1ピッチ目のチョックストーンの下は雪が詰まっていた。何ピッチやったか忘れたが、おっかない目に遭うことなく終えられてよかった。しかし、支点構築や中間支点取りが遅かったり、中間支点が悪くロープが屈曲したり、フォローのことを考えた中間支点取りをしなかったり、ロープの仕分けが適当で次のリードのビレイを大変にしたりと課題だらけだった。よって時間も掛かってしまった。1人だけ薄着で凍えてた沼田さんはリードを交代してさっさと終わらせたかっただろうが、最後までリードをさせてもらったことで自分に出来ていないことへの理解が深まったので感謝。夕飯は鈴木の担当だったが時間がなくてペミカンを作れないとのことだったので何を持ってきてくれるのか楽しみにしていたら超美味しい豪華お手製チーズハンバーグだった。ペミカンのほうが作るの早くね?

 


day2
天気:雪
2日目は南沢小滝でアイスクライミングの練習を行った。落合は講習会で緩傾斜のアイスを1度、鈴木は初のアイスクライミングだったので太刀打ちできないことは目に見えていたが、その通りだった。沼田さんがトップロープを掛けてそれで練習した。ノーテンで上まで行けたのも1回だけで、あとは落ちまくった。腕がパンプするとアックスの振りが弱くなりアックスが不意に外れてしまう。すると氷に刺さったアイゼンの爪を起点に体が後ろに回転しようとするので足まで外れて落ちる。落ちたうちの半分くらいはこんな感じだった。それにしても沼田さんは安定していて凄い。メンバーの予定で午前中で切り上げて帰った。アイスクライミングができないと行けないような場所もあるわけで、アイスクライミングの上達は必須であり、そうするにはとにかくアイスクライミングをやるしかないので来シーズンは安定して登れるレベルまで達せられるよう打ち込みたい。