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2025年5月3日土曜日

20250503_雪上訓練(爺ヶ岳南尾根・鹿島槍ヶ岳)

    20250503_雪上訓練(爺ヶ岳南尾根・鹿島槍ヶ岳)

参加者:沼田(4, L)、河本(3)、鈴木(2)、井上(1)、今野(1)

 day 1  晴れ、夜雨、強風
0640 start 柏原新道登山口 駐車場
0900 1917 m付近 雪上歩行練習,アイゼン装着
1242 爺ヶ岳 junction peak,テント設営,訓練(雪上歩行,アイゼンワーク,滑落停止)

 day 2 6:00 まで雨、後晴れ、曇り、強風
0430 起床
0624 start
0746-0807 爺ヶ岳 南峰
0906 冷池山荘
1003 布引山
1051-1107 鹿島槍ヶ岳 南峰
1142 鹿島槍ヶ岳 北峰
1205-1217 鹿島槍ヶ岳 南峰
1318 冷池山荘
1458 爺ヶ岳 南峰
1535 幕営地

 day 3 晴れ、強風
0400 起床
0612 start 下山開始
0750 1917 m付近 訓練(懸垂下降 スノーボラード・土嚢,スタカット)
1221 下山


1日目 (晴れ),記録:今野,写真:沼田

 扇沢までの車窓から見えた、雪を被った北アルプスの景色は息を呑むものであった。こんなところを登るのかという不安半分、楽しさ半分の気持ちで入山した。途中雪道と夏道が混ざった山道を歩き、ジャンクションピーク(以下JPと表記)までおよそ半分のところでいよいよ先輩方に教えてもらいながらアイゼンを装着した。初めてのアイゼン歩行は、根っこに引っ掛けたり滑ってしまったりとなかなかに苦労するもので、終いにはハードシェルパンツにアイゼンを引っ掛けビリビリに破いてしまった。アイゼン歩行は両足を離すのがコツなようだ。ここからJPまでは、体力がなかった僕は夏道混じりの楽な方をいったが、井上は雪を被った斜面の方を歩いていた。初日から3日目まで同学年ながら井上は本当に強かった。尊敬の念が止まらない。JPに着いてからはスタカットビレイや滑落停止、つぼ足の練習を行った。物覚えがあまりにも悪くて苦労した。まずは山での集中力を高めなければ。1日目の夜は初めてのテント泊で、風の音もうるさくてなかなか寝付けなかった。これも慣れってやつだろうか。


南尾根はほぼ雪がない

訓練の前にフルーツポンチで補給!


滑落停止訓練の様子



2日目(天気良好),記録:井上,写真:沼田
 4時半起床、6時半ジャンクションピーク(JP)を出発した。
出発時、新入生がアイゼンの装着を始めとする準備に時間を食ったため、来年度は事前に練習と確認をするべき。JPから爺ヶ岳にかけて、初めは比較的なだらかな雪道を進んだものの、直ぐに雪が無くなったため、アイゼンを外し、ガれた道を登って爺ヶ岳南峰に登頂した。南峰山頂では、新入生の今野の体力が限界だと判断し、河本と今野がJPに撤退し、残った沼田、鈴木、井上の3人が鹿島槍ヶ岳への登頂を目指した。今野は撤退する事になってしまったものの、爺ヶ岳からの展望は頗る良かったので、良い思い出になってくれていると幸いだ。
 南峰から冷池までは、夏道に始まり、途中から雪道が出て来たものの、ツボ足で進んだ。雪に慣れていないせいか何度も雪を踏み抜いたが、前日の滑落停止とステップを切る練習の復習になったため、有意義だったと思いたい。冷池から布引山手前までは、アイゼンを装着し、グングン進んんだため、快調に見えたものの、井上がハンガーノックになってしまった。バテた時点で行動食を大量に胃袋に入れ、多少回復したものの、当日そこからJPに戻るまで疲労感が残ったため、これからは自身のカロリー管理を徹底したい。
 布引山から鹿島槍ヶ岳南峰までは、井上に合わせてゆっくり歩いた。南峰から北峰までは、井上を南峰にデポし、沼田と鈴木の2人がピストンで行動した。本山行の中では最も冬山らしい行程であり、技術的観点から新入生には厳しかっただろう。一方、井上はザックと岩を使って風を避け、体勢を低くして半ば眠るようにして凌いだ。1人で霧の中、先輩を待つのは、心細く不安な体験であった。
 鹿島槍ヶ岳からJPまでのルートは、行きと同じ道を引き返すだけであり、順調に進んだが、井上が間違えて種池山荘への道に入りかけたのが危なかった。脳内地図が間違っていたため、丹念に地図を確認する癖をつけたい。テントに戻ってからは、今回の山場を乗り切った安堵と疲労で何分か動けなかったが、沼田さんのフルーツポンチに救われ、その日を良い状態で終了出来た。

へばる今野と比較的元気な井上

集合写真を撮っていただきました

鹿島槍ヶ岳北峰

鹿島槍ヶ岳南峰 下山開始前に撮影

爺ヶ岳 南尾根を下る.風が強い


三日目(晴れ),記録:河本
 強風と低温のためジャンクションピークから少し下り、樹林帯中の南尾根の斜面で残った雪上訓練の課題を消化した後下山した。訓練の内容はスノーボラードや土嚢を支点とした懸垂下降と、斜面を下りながらスタカットの練習。雪が硬かったため、スノーボラードはよく効いており、うまくできていたが土嚢での懸垂下降は自己流で行なった結果ロープを回収できなかった。土嚢の口をスリングで縛り、そこにロープを掛けるのが正解らしい。スタカットは斜面を下りながら6ピッチほど行った。一年生の二人にとってはかなりハードな計画だったとは思いますが、それぞれこの訓練を通して雪上技術は大きくステップアップしたと思います。これからの成長を期待しています。


2024年5月6日月曜日

20240504-06_雪上訓練@涸沢

    20240504-06_雪上訓練@涸沢

メンバー:縄、尾高(L)、沼田、河本、伊藤、落合、金田、鈴木

1日目:晴れ、上高地-涸沢
0500 さわんどBT 出発
0552 上高地BT
0818 横尾 0835
0927 本谷橋 0946
1242 涸沢、テント設営、雪上歩行、滑落停止 
1655 幕営地

2日目:快晴、スタカット
0430 起床
0609 出発、スタカット練習、スノーボラード、懸垂下降、滑落停止
1600 穂高岳山荘のコル
1700 幕営地

3日目:曇り時々雨、涸沢-上高地
0400 起床
0537 出発
0659 本谷橋
0749 横尾
1004 上高地BT

1日目 記録:金田(尾高さんに送った内容が紛失したため、鈴木が記憶を辿って代筆)
初めての雪山登山に気持ちが高鳴っていた。縄さんと沼田さんはスキー装備も担いで入山。だが雪の状態はあまり良くなかったようだ。1年生は初めてのアイゼンの装着に手間取った。また、ピッケルの持ち替えにも苦労した。訓練場所の涸沢は、道中歩いているときから人の列ができていたのだが、到着した涸沢ヒュッテはさらに多くの人で賑わっていた。中には幼児連れの家族もおり、目を丸くした。この時期のキャンプ地としては人気があるのだろうか。テントを設営してからは、斜面に出てキックステップなどの基本的な雪上歩行技術、ピッケルを用いた滑落停止の訓練を行った。一通り練習を終えてからは、一年生各々がやりたいことをして良いと言われたので、私は滑落停止の練習を繰り返した。
最後に、この記録を書くはずだった金田について。唯一高校登山部出身ではなかった金田は、ザックが重たかったということもあり、最初の長い林道歩きでは大丈夫そうだったものの、登りが始まってからはきつそうにしていた。しかし、最後まで一切弱音を吐かない精神力が彼のすごいところであった。部はやめてしまったが、登山は続けて自然を楽しんでほしい。

2日目 記録:落合
前日と同じ訓練地(2350m付近)で前日に行った雪上歩行の復習を兼ねてのスタカットの練習から始まる。1 年生を2組に分けて 1 年生1人に上級生1人が付き添ってスタカットで数ピッチ登ってからスタカットで下った後しばらく休憩してから fix 通過の練習をする。再び 1 年生を2組に分けて晩御飯大盛をかけた 10 ピッチのスタカット競争をする。1ピッチ目から勝負が決まったような形になり負けてしまったが、色々と課題が見つかったので今後しっかり練習していきたい。その後懸垂下降の練習をした。早く10pを終えたチームは各々スノーボラードや滑落停止の訓練をしていた。当初は5.6のコルを目指す予定だったが、上部に大きな雪の亀裂が走っていたため白出のコルを目指すこととなった。訓練地出発時刻14:30と遅く、タイムリミットを16:15に設定していた為、途中でテントの方へ戻る組とコルに行く組とで分隊することにはなってしまったのは残念だったが、初めて雪山に来た私は稜線上からの景色に感無量だった。白出のコルから 10 分程下った辺りで右側に雪割れを発見。これを見たら、歩行訓練の時をはるかに凌駕するスピードで下れるようになった。 


白出のコルを目指す

3日目 記録:伊藤(加筆:鈴木)
訓練をせず、1日目の往路を辿った。小雨が降っていて、往路より倍くらい速かった。特記事項なし。林道に戻ってからは、退屈だったので1年生でしりとりをした。徳沢での休憩時には伊藤がソフトクリームを買って食べていた。下山後はさわんど近くの白骨温泉に入った。人の多さに対しての狭さが少し気になったが、美味しいお粥を無料で、しかもおかわり自由で食べることができ、大満足であった。ご飯は縄さんおすすめのからあげセンターへ。初めて山賊焼を食べたが、ボリューム満点、ご飯・味噌汁もおかわり自由でお腹いっぱいになった。お代は縄さんが全額支払ってくださり、感謝の限りである。

2023年12月28日木曜日

20231228-29_常念岳東尾根

 20231228-29常念岳東尾根

メンバー:尾高(2,L)、福地(1,記録) 天気:快晴

時間 1日目

7:15 須砂渡ゲート 7:55 尾根取付 15:37 1955m峰付近/幕営地 17:30 就寝

2日目

5:00 起床 6:00 幕営地発 9:47 2400m付近/撤退 15:31 須砂渡ゲート


1日目

冬季は林道が閉鎖されているため、50分程度の林道歩きからスタート。林道に雪は若干ついているが、アイゼンは不要だった。各所で斜面から流出している水が凍結していた。

尾根への取り付きは梯子だったので慎重に通過。雪がほとんどついていない作業用林道を上がる。送電線鉄塔を通過する前後から笹藪が濃くなり、年末の北アルプスとは思えない藪漕ぎが始まる。私は藪漕ぎが大の苦手なので、引っかかり続ける竹竿にイライラしながら登った。

1400m前後から傾斜が急になり、笹藪に15cm程度の雪が積もるようになった。いくら足を上げても笹の上のパウダーで下に流されるので、私はだいぶ体力を浪費した。また、脚をつってしまってしばし停止することもあった。

先行する2パーティをこの辺りで追い越しているため、ラッセルは当パーティの役割となった。(1日目はラッセルというほどでもないが。)

1955m峰を越えた先のコルで幕営するつもりだったが、いかんせん雪が少ないためなかなか適地が見つからなかった。また、パウダーなので全く雪が固まってくれない。(北アの冬はどこへ?)バターたっぷりのカレーを食べて就寝。

2日目

他の2パーティよりも先に出発したため、この日は本格的にラッセルになる。2178m峰を越えた先からは膝ラッセルと踏み抜きだらけの道が続き、ここでも着実に私は消耗していった。この辺りで先頭を交代し、私が先頭を歩いたが、腿・腰ラッセルで体力ゲージは真っ赤になった。2400m付近の岩峰チックなところを登りきり、体力と時間が足りないだろうということで撤退を決めた。

ここで撤退。左が前常念岳、右が常念岳。

下山時は体力を使い果たしているため、藪で繰り返し転倒した。抜け殻のような状態でギリギリ駐車場まで辿り着き、冬山(?)の厳しさを痛感した。来シーズン以降に強くなって必ずリベンジしたい。

2023年5月28日日曜日

20220528_雪上訓練(針ノ木雪渓)

メンバー:降谷(4), 尾高(2), 齋藤(2), 沼田(2), 河本(1), 孫(1), ヤン(1), 藤澤(1)

天気:晴れ

記録:藤澤


5/27

1930 部室発

2230 扇沢着

5/28

0530 起床

0600 扇沢入山

0700 針ノ木雪渓着

1330 針ノ木雪渓発

1430 扇沢下山

2200 部室着


 前日夜にハイエース1台で出発し、扇沢駅の無料駐車場で車中泊。車内で寝る組と外にマットを敷いて寝る組に分かれた。翌日は5時半起床で6時入山。7時過ぎには針ノ木雪渓に降りた。既に同じように雪上訓練を行っているパーティーが幾つかあり、標高1780m付近の緩やかな斜面を活動拠点とした。

 ツボ足歩行からアイゼン歩行、ピッケルの使用法について一通り学んだ後、滑落停止訓練を行った。訓練場所の傾斜が緩く滑らなかったために、滑落者の足をロープで引く、助走を付けるなどして、人工的に滑落を発生させた。アイゼン無しで行った後アイゼン有りで行った。その後はスタカット練習。手順が多く複雑に感じたので、シーズン前に再度練習して習得したい。最後はスノーボラードを制作して、雪渓上で足りない分の運動をした後、下山した。

2021年8月6日金曜日

【夏合宿】20210806_雪上訓練等

メンバー:福田[4]、小久保[4]、土田[3]、松坂[3]、岡本[3, 途中から入山]、降矢[2]、孫[1, 記録]
日程:2021年8月6日(金)

天気:曇り・無風・適温
雪上訓練開始 6:45
雪上訓練終了 11:00
剱沢キャンプ場発 12:15
真砂沢キャンプ場着 15:45

 朝、日が出切った頃に起床し、テント内で朝食の準備を行った。この日は棒ラーメンで、味はなかなか良かったが量が多すぎたかもしれない。幸い麺類は消化が速いらしいので満腹が長くは続かなかった。

 準備を終え周囲が完全に明るくなってきた頃、未だ入山していなかった岡本を除いた6人で雪上訓練に向かった。キャンプ場から見える付近の雪上へ移動することになったが、孫が雪上の移動に慣れておらず、足を引っ張る形で目的地への到着が遅れる形となってしまった。また、キャンプ場出発のすぐ後、雪渓に移る時に孫がサングラスをテントに忘れたので取りに戻り、ここでも少しタイムロスがあった。

 さて、訓練に適した場所に到着し、7時前から訓練に取り掛かることとなった。初めはツボ足での移動やピッケルの使用に慣れた後、傾斜のある雪面を斜めに移動することを習い、それを使ってダイヤモンドカット◇で数周歩き回った。この間福田がスノーバーを刺したりロープを張ったりして滑落停止訓練に備え、歩行が一段落ついてからは滑落停止に移ることになった。雪が固まっていて硬く凸凹していたので何度か滑る過程で均していった。初めは仰向けで足から滑り出し基本の形を習得したのち、うつ伏せで頭から滑ったり、助走で勢いをつけたり、後ろから押し出してもらったりと様々な状況に対応できるような練習をした。

 アイゼンは、1分30秒以内に着けられるようにと小久保より指示があった。焦っているとどうしても手元が狂って余計に時間がかかったり、しっかり装着できずに緩くなってしまったりして制限時間内に着けられなかった。まだまだ練習が必要である。アイゼンがついているとやはりというべきか安定性が増して歩きやすい。だが、これもやはりというべきか爪をズボンに引っ掛けたことは数知れない。アイゼン付きでも同様にダイヤモンドカットと滑落停止を練習した。その後は雪上におけるスタカットを土田・松坂が実演し、降矢・孫が実践した。

 11時を回った頃、真砂沢キャンプ場まで移動する関係で雪上訓練を切り上げてテントを畳み、この日入山する岡本を迎えるため小久保を残して剱沢キャンプ場を後にした。この先の道のりも予想より大分遅いペースで進んでしまった。というのも、後から来た小久保・岡本に途中で追いつかれるほどであったのだ。荷物を振り分けてからしばらくすると剱沢雪渓が見えてきたわけだが、なんと上流が滝になっており雪渓も隙間から覗くとかなり深く、浮いているように見えて驚いた。雪渓に乗り移った後はどんどん下っていき、平蔵谷出合→長次郎谷出合と進んでいって真砂沢キャンプ場に到着した。砂利質で広めの適所が既に取られていたので、仕方なく草地の上にテントを張ることにしたが、これの影響で天候によるダメージが増すことになったのはまた別の話である。

 テントの振り分けが済み、荷物を安置したのち夕食の準備に取り掛かった。この日の夕食は麻婆春雨丼であり、かなり美味しかった。翌日に備えて計画を確認したり装備をまとめたりすると、眠りにつくことにした。テント内での睡眠にはまだ慣れず、暑苦しくて夜中に何回か目が覚めてしまった。


補遺

この日新しく知った事

新たに触れた単語や概念があったので後学のためにもこの場を借りて記録しておく。

  • ツボ足…アイゼンなどの雪上歩行用の器具を使用せず登山靴で雪上を移動すること。踏み込んだ足跡が壺状になることからこの名称がついたらしい
  • ダイヤモンドカット…斜面水平方向に対して、◇←このような図形を描くように移動すること
  • スタカット…2人1組行動の一種で、常に1人のみ移動し他方はビレイする移動法の総称
  • 冷蔵庫…雪渓の端を少し掘り、袋など容器に入れた食料を置いて銀マットを被せて重石で固定することで食料を冷蔵保存することができる

2021年5月29日土曜日

20210529_雪上訓練(針ノ木雪渓)

2021/05/29 雪上訓練(針ノ木雪溪) 
メンバー:縄(OB)、土田(3 記録)、松坂(3)、降矢(2) 

 8時 扇沢駅出発 
9時30分 大沢小屋 
10時30分 針ノ木雪溪で訓練 
14時 訓練終了 
14時30分 大沢小屋付近で搬送訓練 
16時30分 大沢小屋出発 
17時30分 扇沢駅  



 前日の23時に部室に集合して車で扇沢駅まで行くことになった。到着したのが3時くらいで中途半端な時間になってしまったのでもう少し早い時間に出発しておけばよかったと反省した。扇沢駅の駐車場にはあまり車は止まっておらずテントを張って寝ることにした。気持ちよく寝ていたのだが6時くらいに雨音で目が覚めた。結構強めに降っていたが日が照っていた。しばらくしたら雨も止んだので出発した。大沢小屋までの道中で一回道を外れてしまい藪漕ぎを強いられた。しばらく歩いて大沢小屋に到着。とりあえずテントを張ろうとしたが雪が結構残っていてなかなか張れる場所がなかった。いらない荷物を置いて雪渓まで登り始める。この日は結構雪渓を歩いている人が多かった。
 爺ヶ岳と針ノ木雪渓

 いい感じのところまで登って訓練を始める。まずは雪上歩行から。次にアイゼンを履かずに滑落停止訓練をさまざまな姿勢で行う。次にアイゼンを履いての雪上歩行、滑落停止訓練を行う。滑落停止訓練を終えると次にロープを出してスタカットの手順を確認した。さらにスタンディングアックス、スノーボラードなどの技術の手順を確認した。ここでひとまず大沢小屋まで降りる。小屋付近の雪が残っているところで搬送訓練を行う。シートベント結びがなかなかうまくできずに苦労した。本来の計画では1日目はここで終了で2日目は針ノ木岳山頂までいく予定であったが諸々の事情(大学の宿泊申請関係の事情)により電波の通じるところまで降りることになった。その後色々話し合った結果(ここで書くようなことではないので省略)下山することになった。扇沢まで降りて車でその日のうちに東京まで帰った。
  
 去年雪上訓練は実施できず今回2年ぶりの雪上訓練であったが色々な技術の手順を確認できたのはよかったと思う。ただ針ノ木岳山頂までいけなかったのは非常に残念であった。
搬送訓練の様子

2015年5月23日土曜日

2015.05.23-24 谷川岳雪上訓練

作成者:中山省吾 
山行名:2015/05/23-2015/05/24実施マチガ沢雪上訓練 
メンバー:伏見修一(L、3年)、中西隆史(雪訓担当、2年)、金山慎介(4年)、土井崇史(4年)、白石薫平(3年)、黒沢隆浩(2年)、阪本豪(2年)、杉山普(2年)、中山省吾(2年)、池田航(1年)、岸本卓也(1年)、岸元士(OB)、久村俊幸(OB) 


隊の記録 
①計画通りに遂行できた。 
②初日の行動が遅くなったため、巌剛新道へは行かなかった。その代わり、初日下山後にマムシ岩と一ノ倉沢の二つのパーティーを出した。2日目は一部が巌剛新道へ行った。 
③特記事項なし。 
④予定されていた訓練事項はすべて行われた。2年生、特に中西は訓練において中心的な役割を演じた。1年生のよい手本となっただろう。滑落停止は2年生も含めて充分練習できた。ザイルワークは1年生の理解が足りないところがあり、さらなる習練が求められる。岩登りまでにシステムの確認が必要だ。 


記録 
5月23日晴れ 

6:30久村車池袋発-10:00久村車谷川岳ベースプラザ着-11:06出発-11:35テン場-12:00出発-12:20水汲み休憩12:30発-12:40訓練場着、雪上歩行-13:05ピッケル制動-13:30巌剛新道取付附近まで登る13:50取付発-13:50訓練場帰着・撤収-14:00発-14:25テン場着-14:30パーティー別行動-15:00一ノ倉沢テン場-15:20一ノ沢出合-15:27一ノ倉沢テン場-16:00テン場-16:40テント設営-17:15エッセン開始-18:40夕食-20:00就寝 


白石・杉山は電車で土合駅まで行き、ロープウェー駅に9:30頃集合した。 
金山・土井・伏見・阪本・中西・中山は池袋に6:30集合して久村OBの車で出発した。 
黒沢・池田・岸本は駒場に6:30集合して岸OBの車で出発した。谷川岳集合が1時間ほど遅れ、初日予定されていた巌剛新道の中止は、ロープウェー駅の時点で決定した。テン場は去年と同じ、マムシ岩の近く、新道の道標の下にした。各自サブザックの準備をし、マムシ岩の前で集合。水汲み、体操、共同装備の確認をしたのち出発した。この日は天気が良く、服一枚でも暑かった。雪渓に出る直前で中山、阪本、岸本が水を汲み、小休憩をとった。訓練場はS字峡のさらに下とした。土井・白石が雪濠を堀り、滑落停止用のザイルを張った。各自サブザックを上部に生えていた木の根本に置き、空身で歩行訓練を行った。当日の訓練ではアイゼンを用いなかった。雪面は適度に固く、キックステップがよく効いた。続いてピッケル制動を行う。参加した2年生と1年生全員が順番に滑落、停止を行った。最初の訓練としてはこれくらいでいいのだろう。雪濠では土井・金山・伏見・白石がザイルを持って、滑落に備えていた。様々な体勢での滑落を想定して、1、2年生ともピッケル制動に励んだ。帰幕する前に雪上歩行の練習をかねてS字峡の中部まで登った。1年生を率いたため傾斜の急な上部には行かなかった。雪渓の左岸の方は落石の筋となっていて大小の石が雪に埋もれていた。帰幕の時の1年生はしっかりと雪渓を降りており、滑落しなかった。テン場に着いて時間があったので、マムシ岩での登攀訓練と、一ノ倉沢への雪渓下見(白石は5月30日に一ノ倉沢中央稜へ向かう)を計画し、各人の希望をとってパーティーを出した。マムシ岩(伏見・土井・阪本・黒沢・池田・岸本)、一ノ倉沢(白石・杉山・中山・岸・久村)の編成である。当日予定されていた巌剛新道は翌日に延期することになった。金山と中西は、夜のたき火に備えて薪を集めた。一ノ倉沢のテン場には、テントが3、4張あった。初めて見た一ノ倉沢は想像していたより大きく、近づくほどに現れる峻嶮な岩場はまさしく魔の山にふさわしいように思えた。白石・杉山は運動靴であったため、あまり上部へは行かずに下山した。白石は下山時に軽アイゼンを装着した。テン場に着くとマムシ岩組は登攀中であり、金山・中西は合流していた。白石も合流した。テン場に戻ると、中西と黒沢の食料が食い荒らされていた。おそらく猿だろう。中西は食料をほとんど失ったようだ。マムシ岩組の帰幕を待ってテント設営をした。今回はV6とV4が2つだった。OBは各自テントを用意していた。夕食は1年生を中心に2年生の指導の下カレーを作った。火の勢いが弱くなかなか米が炊けなかった。20:00に就寝した。 



5月24日晴れ 

4:30起床-5:25朝食-6:15出発-6:55前日の雪濠-7:10訓練場着・アイゼン歩行-7:48休憩-7:55ピッケル制動-9:00休憩-9:15スタカット練習-11:05下降・トップ落ち練習-11:20スタカット練習(一年生)-12:00下山開始-12:20テン場発-13:00ロープウェー駅着・解散 

起床後、V6のメンバーが朝食を担当した。外はテントの中で思っていたより冷え込んだ。水がなかなか沸かないのはコンロのせいかガスのせいか。沸いたらすぐに棒ラーメンができる。2つのコッヘルのうちの1つが調理に失敗して、麺がドロドロになった。こんなひどい棒ラーメンは久しぶりだ。前日と同様にマムシ岩の前に集合し、体操してから出発した。前日の訓練場よりさらに上、雪上歩行で行ったあたりまで行き、ザックをおろした。土井・白石が雪濠を掘り、ザイルを張る。金山・杉山は巌剛新道へ出発した。OBの二人は雪渓上部で落石監視にあたった。この日はアイゼンを用いた歩行を練習した。休憩の時にアイゼン着脱の練習を挟んだ。ピッケル制動は前日より傾斜が急で、アイゼンを着けていたので1年生は前日より難儀しているようだった。しかし練習を続けるうちにだいぶ慣れたようで、しっかりピッケルが刺さるようになった。スタカット練習は、最初2年生(黒沢、杉山、中山)が一連の流れを見せながら上まで登った。トップの確保にはATCを用い、フォローの確保にはルベルソを用いた。雪渓上部では滑落したトップを、力を逃がしながら停止させる訓練を参加した現役全員が行った。ここから半マストによる下降を訓練した。1年生はATCによる懸垂下降の練習ができなかったので幾分心配があったが、何とかできていたようだ。雪濠まで戻り、1年生のみでつるべの練習をした。ビレイの準備ができる前にスノーバーを取ってしまうなど、まだまだシステムの理解に不足があった。自分が去年雪訓したときも結び方や、ビレイの取り方など細かいことばかりに注意が行って、システムの理解までに気を配れなかったことを思い出す。上まで行ったら撤収作業に入る。テン場では朝食のゴミが荒らされていた。荷物をまとめ終わった人からまとまって下山した。ロープウェー駅で集合してその場で解散した。久村車は銭湯に寄り、池袋に着いたのは18:30であった。