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2023年12月28日木曜日

20231228-29_常念岳東尾根

 20231228-29常念岳東尾根

メンバー:尾高(2,L)、福地(1,記録) 天気:快晴

時間 1日目

7:15 須砂渡ゲート 7:55 尾根取付 15:37 1955m峰付近/幕営地 17:30 就寝

2日目

5:00 起床 6:00 幕営地発 9:47 2400m付近/撤退 15:31 須砂渡ゲート


1日目

冬季は林道が閉鎖されているため、50分程度の林道歩きからスタート。林道に雪は若干ついているが、アイゼンは不要だった。各所で斜面から流出している水が凍結していた。

尾根への取り付きは梯子だったので慎重に通過。雪がほとんどついていない作業用林道を上がる。送電線鉄塔を通過する前後から笹藪が濃くなり、年末の北アルプスとは思えない藪漕ぎが始まる。私は藪漕ぎが大の苦手なので、引っかかり続ける竹竿にイライラしながら登った。

1400m前後から傾斜が急になり、笹藪に15cm程度の雪が積もるようになった。いくら足を上げても笹の上のパウダーで下に流されるので、私はだいぶ体力を浪費した。また、脚をつってしまってしばし停止することもあった。

先行する2パーティをこの辺りで追い越しているため、ラッセルは当パーティの役割となった。(1日目はラッセルというほどでもないが。)

1955m峰を越えた先のコルで幕営するつもりだったが、いかんせん雪が少ないためなかなか適地が見つからなかった。また、パウダーなので全く雪が固まってくれない。(北アの冬はどこへ?)バターたっぷりのカレーを食べて就寝。

2日目

他の2パーティよりも先に出発したため、この日は本格的にラッセルになる。2178m峰を越えた先からは膝ラッセルと踏み抜きだらけの道が続き、ここでも着実に私は消耗していった。この辺りで先頭を交代し、私が先頭を歩いたが、腿・腰ラッセルで体力ゲージは真っ赤になった。2400m付近の岩峰チックなところを登りきり、体力と時間が足りないだろうということで撤退を決めた。

ここで撤退。左が前常念岳、右が常念岳。

下山時は体力を使い果たしているため、藪で繰り返し転倒した。抜け殻のような状態でギリギリ駐車場まで辿り着き、冬山(?)の厳しさを痛感した。来シーズン以降に強くなって必ずリベンジしたい。

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