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2022年6月27日月曜日

20220627_平標谷川馬蹄形縦走

20220627_平標-谷川馬蹄形縦走

メンバー:L尾高(2)、小西(2)

記録:小西


6/26(アプローチ)

つづら岩でのマルチピッチ訓練のあと一旦帰宅し、21:00頃に渋谷で再集合する。最終の新幹線に乗って24:00前に越後湯沢駅に着いた。この日は東口のベンチで駅寝。


6/27

5時ごろ起床し、始発のバスに乗り込んだ。バスには10数人乗っていたように記憶している。30分ほどかけて平標登山口に到着した。ここで登山届の提出を済ませる。6:15すぎに歩行を開始した。


6:16 平標
7:30 松手山
8:24 平標山
8:57 前仙ノ倉山
9:04 仙ノ倉山
9:48 エビス大黒ノ頭
10:47 毛渡乗越
11:47 万太郎山
12:50 大障子ノ頭
14:05 オジカ沢ノ頭


平標からは延々と登りが続く。加えてかなり蒸し暑く、体力・気力を消費した。こまめに水分・塩分を取りながら歩いていくと、8:30前に平標山についた。ここで核心が終わったわけではなく、ここからもいやらしいアップダウンが続く。途中なぜ歩いているのかわからなくなった。特にエビス大黒ノ頭への上りはハードだったように思う。

松手山方面を見下ろす

平標山より先は気持ちの良い登山道が続く

山頂

午後は天候が崩れそうだったので、ひとまず大障子避難小屋で天候判断をすることにした。その時点での天候は良かったのと、道中に避難小屋が多くいつでも風雨をしのげることから、この日は茂倉岳までいくことにした。


しかしながら、雨が強まってきたのでオジカ沢ノ頭で停滞した。私は眠かったので30分ほど寝てしまった。結局、この日は避難小屋で食事・睡眠をとり、日付が変わったくらいに出発することにした。



6/28



0:46 オジカ沢ノ頭
1:54 肩ノ小屋
1:58 トマの耳
2:11 オキノ耳
3:01 一ノ倉岳
3:26 茂倉岳(避難小屋下で水汲み)
5:31 武能岳
6:15 蓬峠
7:47 七ッ小屋山
8:24 清水峠
10:03 ジャンクションピーク
10:27 朝日岳
11:00 大烏帽子
11:15 笠ヶ岳
12:11 白毛門
13:35 土合


0時頃に起床し、0時45分ごろに出発した。トマの耳、オキの耳に着いても真っ暗で周囲の様子はあまりわからなかった。また、暗闇の中一ノ倉岳を通るのはなかなか怖かった。

トマの耳にて

茂倉岳に到着してすぐに、山頂から少し下りたところにある避難小屋付近の水場に向かった。水場につくと、なんと水が枯れかけていた。蛇口からはすでに水が全く出ていなかったので、近くから垂れる水滴を頑張って集めた。結局水を汲んで戻ってくるのに1時間近くかかった。


茂倉山頂より




武能岳以降、常にアブとブヨが数十匹たかった状態で歩き続けた。私は精神的に参ってしまい、蓬峠の小屋に避難した。この日も午後は天気が荒れると予報されていたうえ、朝日岳付近にもレンズ雲がかかっていたため、ここで再度進退を判断した。


コースタイムと照らし合わせて稜線を抜けられそうだったので出発した。結局天気が崩れることもなく、計画を完遂できたので、良い判断だったと思う。あそこで撤退していたらかなり後悔していたに違いない。

清水峠
朝日岳山頂
白毛門山頂


土合に下りた時の開放感は素晴らしかった。良い体力作りになった思う。



2022年6月26日日曜日

20220626_マルチピッチ訓練(つづら岩)

20220626_マルチピッチ訓練_つづら岩 
 天気:晴れ メンバー:松坂(4)、降矢(3、記録)、尾高(2)、小西(2)、斎藤(1) 
 11:00左ルート登攀開始 
14:30つづら岩基部
 
梅雨はもう空けてしまったのであろうかと思うような日差しの中で実施された。反省する点の多い訓練であった。暑い中やった甲斐があったということもできる。 

運動不足の私にとって登攀の道具ともに行く約一時間半のアプローチは相当の負荷であった。30分おきに水を飲みながらゆっくり歩いた。最近体を動かしておらず体脂肪が増加傾向にありその上気温は急激に上昇していた。下手に頑張ろうものなら熱中症は避けられない。 

つづら岩基部に着いてマルチピッチでの登攀が初めてである小西、斎藤さんの二人とシステムの確認をしていると沼田さんに出会った。友人たちとハイキングに来たそうであった。そうこうしているうちに1本遅いバスに乗った松坂さんが来た。登攀を開始した。 左ルートを、尾高-斎藤-松坂パーティ、小西-降矢パーティの順に登った。リードはそれぞれ尾高、小西。3人パーティのフォロー(今回は松坂さん)が1ピッチ目の終了点を離れてから松坂さんの監督の下で小西が支点を構築するということで私だけ下でビレイをしていた。リードの小西が途中で苦戦していた。惚けていて気が付くのが遅くなってしまったが、尾高が左ルートではないルートを登っていくのが見えた。良くないなと思ったが今さら下りてもらうのも難しいであろうから後で降りてきた際に話をしようなどと考えていた。想像より時間がかかっており様子を尋ねると上にいる尾高からビレイデバイスを忘れたとの返答があった。
つづら岩は上から歩いて下りることができるということで、(他ルートの)2ピッチ目の終了点にいる尾高にはロープを解いて歩いて下りてもらい、1ピッチ目の終了点に残された斎藤さんと松坂さんはそこから懸垂下降をし、我々のパーティが登攀を終え2ピッチ目の終了点から下降する際に中間支点や懸垂のため残置されたスリングとカラビナの回収を行うということで合意し、尾高にもその旨を伝えた。(これらの会話にはなかなかの声量を要した。) 
ところが、落ちてきた2本のロープはその末端が連結されており2人は身動きが取れなくなった。とりあえずどうするか考えた。相談の後に、我々のパーティが左ルートでトップアウトしたのちに懸垂下降をし、その途中で3人パーティのロープと中間支点を回収し、2人は当初の目論見通り1ピッチ目の終了点から懸垂下降をする、ということにした。またも小西がリードで登った。無事にトップアウトし、すぐに懸垂下降の準備にかかった。下に人もいるし、せっかくの機会でもあるから小西には振り分け懸垂を教えようとロープをまとめて腰に下げて懸垂下降をしてもらった。残念なことに途中で絡まって下りられなくなっていた。松坂さんの助言で下側の末端を一度解いて、今度はロープを下に投げてしまって懸垂をした。私が降りる際にロープや支点を回収した。2人が懸垂に使った支点も回収した。

2022年6月18日土曜日

20220618_雪上訓練(針ノ木雪溪)

20220618_雪上訓練(針ノ木雪溪) 

メンバー: 土田(4)、松坂(4)、降矢(3) 、尾高(2)、小西(2)、沼田(1)、齋藤(1)

天候: 晴れときどき曇り

記録: 小西


5:00扇沢駅

6:15大沢小屋

11:43大沢小屋

12:15扇沢着


前日夜に二手に分かれて集合し、車で扇沢駅に向かった。扇沢に到着したのは3時くらいで、それまで一睡もできていなかったので頑張って寝るべきだったと後悔した。扇沢駅の駐車場にはそれなりに車が停まっていたが、出発まで外にマットを敷いて仮眠することにした。私は寝袋を持っていなかったので少し寒かったが、1時間ほどは眠れたと思う。気持ちよく寝ていたのだが4時30分ごろに先輩が起きる音で目が覚めた。予報では悪そうな天気も今の所崩れる様子はなく、軽く朝食を食べたりいらない荷物を車内にデポしたりしたのち出発した。コースタイムを巻いて大沢小屋に到着。途中の渡渉が少し面倒だった。



訓練適地を探すべく雪渓を登り始める。この日は結構雪渓を歩いている人が多かった。当然山頂を目指す人たちだらけだったので、訓練中は物珍しそうな目で見られることもあったように思う。


良い感じのところまで登って訓練を始める。まずはアイゼンなしの雪上歩行から。ピッケルの向きは常に斜面側で、つま先を蹴り込むように登り、踵を蹴り込んで下る。斜めの登りやトラバースも練習した。


続いて、アイゼンなしの滑落停止訓練をおこなった。仰向けになったりうつ伏せになったりさまざまな姿勢で行ったが、大事なのは滑落したら声を出し、体を回転させ足を上げて体の近くでピッケルを刺すという一連の流れを忠実に守ることだと感じた。次にアイゼンを履いて、歩行、滑落停止をおこなった。なお、滑落停止訓練中は万一のために斜面にロープを張った。



滑落停止訓練を終えてスノーボラードを簡単に確認したのちは、スタカットの練習を行った。やり方を理解するだけでなく素早くこなせるようになることが大切だと感じた。最後にスタンディングアックスビレイを確認した。


ここで午後から天候が悪化するという予報を考慮してひとまず扇沢まで下り、駐車場で搬送訓練を行った。


搬送訓練をして東京に帰った。日帰りとはいえ、基礎的な技術を確認できてよかった。ただ、習熟するために更なる訓練は必須である。

せっかくはるばる北アルプスへ行くのだし、来年は予定が許せば一泊で針ノ木岳登頂も目指したいと思う。

2022年6月5日日曜日

20220605_シダクラ沢

20220605_シダクラ沢

メンバー:L松坂(4)、尾高(2)、小西(2)

天候:晴れ

記録:小西


8:08惣岳

8:35入渓

10:20二俣

11:20登山道

12:20奥多摩湖

気温があまり上がらないとの予報で水量が少なめの沢にしようということになり、奥多摩のシダクラ沢に決定した。とはいえ当日は2日前の降水の影響をモロに受け水量も多かったし、晴れ間も見えて1週間前の源次郎沢より暖かかった。



8:00前に奥多摩駅に集合。バスに乗り惣岳バス停で下車。バス停側の通路を下りて道沿いに進むとすぐにシダクラ橋が出てくる。老朽化により1度に2人までしか渡れない。橋を渡ってすぐに沢装備に切り替え入渓した。


水量も多かったうえ、濡れることを厭わずに猛スピードで進んでいく尾高の影響で全身ずぶ濡れになりながら歩いていく。


ついていくのに懸命になってしまい、どんな滝を登ったかあまり覚えていないが、行程を通じて特に難しい滝はなかった。

後日、部会での反省会で、もっとトポで今どの滝にいるのか確認したり、地形図を見たりする必要があると指摘を受けた。安全な山行のためにも、中身のある記録を書くためにも、今後は猪突猛進せず地形図とトポをしっかり確認しながら着実に歩みを進めていこうと思う。

遡行を2時間ほどで終え、750m付近で左岸に上がってツメる。最初は谷を進み、950m付近でトラバース気味に尾根に上がって地形図の1128m地点に出た。先週の源次郎沢と比べてツメは格段に楽だった。

登山道に合流し沢装備を解除して、奥多摩湖方面に下山。お疲れ様でした。