このブログを検索

2022年6月18日土曜日

20220618_雪上訓練(針ノ木雪溪)

20220618_雪上訓練(針ノ木雪溪) 

メンバー: 土田(4)、松坂(4)、降矢(3) 、尾高(2)、小西(2)、沼田(1)、齋藤(1)

天候: 晴れときどき曇り

記録: 小西


5:00扇沢駅

6:15大沢小屋

11:43大沢小屋

12:15扇沢着


前日夜に二手に分かれて集合し、車で扇沢駅に向かった。扇沢に到着したのは3時くらいで、それまで一睡もできていなかったので頑張って寝るべきだったと後悔した。扇沢駅の駐車場にはそれなりに車が停まっていたが、出発まで外にマットを敷いて仮眠することにした。私は寝袋を持っていなかったので少し寒かったが、1時間ほどは眠れたと思う。気持ちよく寝ていたのだが4時30分ごろに先輩が起きる音で目が覚めた。予報では悪そうな天気も今の所崩れる様子はなく、軽く朝食を食べたりいらない荷物を車内にデポしたりしたのち出発した。コースタイムを巻いて大沢小屋に到着。途中の渡渉が少し面倒だった。



訓練適地を探すべく雪渓を登り始める。この日は結構雪渓を歩いている人が多かった。当然山頂を目指す人たちだらけだったので、訓練中は物珍しそうな目で見られることもあったように思う。


良い感じのところまで登って訓練を始める。まずはアイゼンなしの雪上歩行から。ピッケルの向きは常に斜面側で、つま先を蹴り込むように登り、踵を蹴り込んで下る。斜めの登りやトラバースも練習した。


続いて、アイゼンなしの滑落停止訓練をおこなった。仰向けになったりうつ伏せになったりさまざまな姿勢で行ったが、大事なのは滑落したら声を出し、体を回転させ足を上げて体の近くでピッケルを刺すという一連の流れを忠実に守ることだと感じた。次にアイゼンを履いて、歩行、滑落停止をおこなった。なお、滑落停止訓練中は万一のために斜面にロープを張った。



滑落停止訓練を終えてスノーボラードを簡単に確認したのちは、スタカットの練習を行った。やり方を理解するだけでなく素早くこなせるようになることが大切だと感じた。最後にスタンディングアックスビレイを確認した。


ここで午後から天候が悪化するという予報を考慮してひとまず扇沢まで下り、駐車場で搬送訓練を行った。


搬送訓練をして東京に帰った。日帰りとはいえ、基礎的な技術を確認できてよかった。ただ、習熟するために更なる訓練は必須である。

せっかくはるばる北アルプスへ行くのだし、来年は予定が許せば一泊で針ノ木岳登頂も目指したいと思う。

0 件のコメント:

コメントを投稿