2021/8/8 Ⅵ峰Dフェース富山大ルート
天候:曇り時々晴れ
メンバー:福田、土田(記録)
4:00 真砂沢出発
7:00 登攀開始
11:00 登攀終了
12:30 ⅤⅥのコル
14:00 真砂沢到着
前日にCフェースから取り付きが悪そうなことを確認しており、取り付けそうならDフェースを登攀してダメそうならAフェースを登攀することにして出発した。無心に長次郎雪溪を登り6時すぎにフェース群の近くで雪渓から降りてガレたところを登ってCフェースとDフェースの間に到着。下からみてEフェース側から取り付くことは困難であることが想像できたためCフェース側から岩と雪のブロックの間を回り込んで取り付こうということになった。途中にお助け紐のようなものがぶら下がっていたがそのロープは浮石の間に挟まっていただけで引くとむしろ落石を起こして危険という感じで意味不明であった。よくわからない紐を引いてはいけないということは鉄則のようだ。雪渓と岩の間を進むこと数十分でDフェース側に回り込むことに成功した。そこから登れそうな感じであったのでその場所から取り付くことにした。
1p目は福田がリード。しばらく登った後にどっちにいくか迷っているようであった。その後フォローで私が登ったが終了点手前が結構悪かった。支点は残置ハーケンであった。
2pは土田がリード。凹角を登るピッチであった。ところどころ残置があって中間支点には困らなかった。ロープの長さ的にそろそろ終了点である地点まで登り終了点らしきものを探していたが見つからない。リングボルトがあったのでそこまで移動して近くでカムが決まるところがないか探したが見つからず結局ハーケンを自分で打って支点を構築した。あとで確認したところその場所の右下にスリングのかかったリングボルトが2本打ってある場所があったのでそこが終了点であったようだ。ルートより少し左側に寄ってしまっていた。自分で打ったハーケンは固く打ち込みすぎて回収不能になり残置することになってしまった。
3p目はこのルートの核心がある。まず前のピッチで私が左に行きすぎたので右に移動してから凹状のフェースを登る。終了点の手前で傾斜が強くなる箇所がありここが核心とされる箇所かと思ったが1p目の方がよっぽど難しく感じた。
4p目はリッジに向かうように左に向かって登りリッジについたあたりに支点を取れそうな箇所があったのでそこでピッチを切った。もう少し登った先にも支点を取れそうな箇所があったのでそこでピッチを切っても良かったのかもしれない。このピッチでフォローがずっと登って来なかったので何かあったのかなと思っていたら環つきの環が回らなくなってしまったようで必死に格闘しているようであった。結局環が回ることはなく残置したそうだ。
登攀終了後Dフェースの頭でしばらく休憩して下降を開始する。まずCフェースの頭まで歩いて移動してそこから少し長次郎側に下るとハイマツの懸垂支点がある。そこから懸垂を行う。降り立った地点からさらに長次郎側に歩いて2回目の懸垂地点へ。そこもハイマツの懸垂支点。そこからABのコルへ。ABのコルからⅤⅥのコルへさらに懸垂。途中で長次郎側に回るように下降しなければならない。計3回の懸垂でⅤⅥのコルに到着。そこからは歩いて雪渓までおりさらに雪渓を下降して真砂沢へ降った。
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