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2019年9月5日木曜日

20190905,06 北岳バットレス第四尾根、第5尾根支稜

2019/09/05,06 北岳バットレス第四尾根、第5尾根支稜

メンバー:3年)L縄、2年)新垣、辻
天候:1日目曇りのち雨、二日目晴れ
行動内容:1日目
     12:00広河原
     14:00白根御池小屋
          二日目
     4:00 白根御池小屋
     6:00 第5尾根資料取り付き
     8:20 第四尾根取り付き
     12:40登攀終了
     13:05北岳山頂
     14;10白根御池小屋
     15:40広河原

1日目は曇り空のもと1時間半の上りと30分のトラバースでバス停から白根御池小屋まで行きテントを張った。予定していた取り付きの偵察は雨が降ってきたため中止とした。トイレは完全に下界のそれであり、キャンパーや小屋泊の人も多かった。
2日目明るくなる頃に取り付くことを目指し4時にテントを出た。暗さのせいで途中、肩の小屋方面と8本歯のコル方面の分岐で少し迷ったがなんとかC沢とD沢を発見。C沢の出合には1.mくらいの高さの岩があった。5尾根支稜の2ピッチは簡単な岩登りだ。2ピッチ目の終了点を私は木でとったが足場が意外にもろく切り立っていたため落石を起こしてしまった。その後ザイルをしまってピラミッドフェースの下を通り岩に書かれた「4」の目印を頼りにヒドゥンスラブと取り付きを探し簡単に発見できた。ヒドゥンスラブからロープを出した。トポ1ピッチ目はⅣ+のクラックであり6峰Aフェース中央大ルートを彷彿とさせる横向きのクラックをうまく使って登る面白いピッチだった。また快晴の中富士山をバックに登攀をするのは気持ちよかった。4ピッチ目と5ピッチ目を50mロープで意図せず繋げてしまった。Ⅲ級の気持ちで登っていると急にスタンスのないスラブと小さな垂壁が出て来たので面食らってリードに時間がかかってしまった。ホールドはあるので丁寧に越えた。マッチ箱からスリングで作られた支点を使い懸垂。ここから2ピッチでDガリー城塞チムニーの下部まで行った。この間クラックが多くカムで中間支点をとった。また残置ハーケンはゆるいものも多かった。ナイフリッジのトラバース時は適度に中間支点をとってフォローに配慮すべきであろう。最終ピッチはスタンスが外傾している高度感のあるチムニーだった。ホールドはガバばかりであるからⅣ+なのだろう。核心は短くすぐ終わってしまった。25分ほどで山頂に着きそこから駆け足で下山した。全体的に技術的には簡単な登攀であり岩は丈夫で残置ハーケンもしっかりしている。初心者向けのアルパインルートといった感じだった。
富士山をバックに4尾根1ピッチ目開始
ピラミッドフェースの下を行く
城塞チムニー



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