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2023年2月3日金曜日

谷川主稜線縦走

 谷川記録


厳冬期の谷川主稜線に行ってきました。随分と良い天気で「映え」山行になりました


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毎度お馴染みの土合駅のクソ長階段からスタート。なんとかして上り線と下り線逆になんないかな、と思ってしまう。天気は厳冬とは思えないほどよく晴れていた。とりあえず西黒尾根に取り付くが、予想に反してしっかりとしたトレースが付いている。流石は人気ルートである。

稜線に上がるまでは樹林帯の急登。稜線へ上がってからも黙々と標高を上げていく。森林限界を超えてからはトレースが不明瞭となる場所もでてきた為、雪庇に注意を払いつつルートを取る。一箇所1600m付近で空荷ラッセルした箇所があったが、それ以外の箇所ではラッセルも特には問題に成らなかった。17時頃、日没間際に肩の小屋へ到着した。先客が一組いたが、流石の快適さであった。

この日の夜メンバーの松坂が眠気を訴えており、明らかに体調が悪そうだった為、ひとまず睡眠を取り、翌朝改めて様子を見ることとした。



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二日目、ひとまず5時半に起きてみるが、変わらず松坂さんの体調は悪そう。最後の望みをかけて2時間の二度寝をして様子をみるが、特に状態は変わらず。全員で天神平まで松坂さんと一緒に下山して、再び肩の小屋まで登り返す事とした。この日は絶好の好天で天神尾根は凄まじい人だった。下手な都内より混んでる。多分。松坂さんを送り出した後、オジカ沢の頭へ向かう縦走路に入ると一気に人は少なくなる。快適、快適〜♪それと同時に踏み抜きも多くなるが、、、

14時頃オジカ沢の頭避難小屋へ到着、少しでも先に進んでおきたかったので通過して大障子の頭の避難小屋を目指す。強風に吹かれながら歩いて行くと大障子の頭避難小屋に到着。したのだが、小屋の扉が開いており、小屋内は雪で埋め尽くされていた。少し話し合った後、結局小屋内を掘り出しテントを張ることとした。張ってしまえばそれなりに快適だった。

中まで雪が吹き込んでいる。


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朝方は強風とホワイトアウトの為停滞。10時頃から行動を開始した。大障子の頭を超えたあたりで一箇所足元が不安定な急斜面があり、スタカットで下降した。山の上の方はよく晴れているが、少し降るとホワイトアウト+強風という天気であり、視界の利かない中、GPSを頼りに雪庇を避けて行動する中々シビアな場所が多かった。また定期的に踏み抜き地獄があり、かなり体力を吸われた。最後の方は半ばヘッデン行動になりながら大黒エビスの頭の避難小屋周辺へ。避難小屋周辺へ着いたのだが、避難小屋が見つからない。それっぽい場所とかを掘ったりもしてみたが見つからない。結局諦めて稜線で幕営。幸い、この日の夜は風が弱く快適だった。


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この日は朝から快晴。歩き出して少しすると、昨日見つからなかった避難小屋が見えた。結局半分埋まってたので幕営が正解だった気がする。強風の中、仙ノ倉山まで適当に踏み抜きながら進む。仙ノ倉山山頂からは、今回最後のピークである、たおやかな山容の平標山が目の前に見える。風が強かったが、特に問題なく平標山山頂へ。山頂でこれまで進んできた山をしばらく眺めた後、ヤカイ沢を下降して下山した。


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