水根沢遡行
6/23
メンバー:L岸本、箱守、林
天候:曇りのち雨
記録:林
12:13 水根バス停
12:45 入渓
13:10 3m程度の滝が連続する点を高巻き
14:00 懸垂下降で沢へ戻る
14:11 2段12m大滝を過ぎたところで撤退開始
14:48 水根沢林道に合流
15:25 水根沢バス停
今回の山行は、下級生が沢登りを体験することを目的に実行された。午後からの天気の崩れが懸念されたが、行動時間が短いということで、午前中にすべての行程を終える予定だった。しかし、箱守が入渓日を勘違いしていたことで予定のバスに乗れず、大幅に遅れての行動開始となってしまった。以下は、岸本と私の待ち時間での暇つぶし、および昼食である。奥多摩駅から歩いて数分の奥多摩ビジターセンターでは、クライミングウォールの他、山岳関連書籍や奥多摩の自然についての展示が楽しめる。また、駅周辺には飲食店が数件ある。
そういうわけで、昼過ぎに入渓。入渓ポイントが分かりにくいので注意。少し開けた駐車場のようなところが正解である。沢装備を身に着けて行動を開始すると、早速ザブザブと川の中を歩くこととなり、沢靴下の中に水が入ってきて気持ちが良い。さらに進むと、胸まで水につかることとなった上、全身を使って岩をよじ登ることとなり、岸本の手を借りながらなんとか登りきる場面もあった。
そんなこんなでザブザブ進むと、3m程度の滝が連続している地点を高巻きすることになった。本来小さくトラバースするところなのだが、うっかり高く巻きすぎたため、沢から大きく外れてしまった。そこで渋々懸垂下降をして沢に戻ることにした。ところで、高巻きにはかなり危険が伴う。今回は大量の落ち葉と緩んだ地面に足場を奪われ、おまけに手で掴むのにちょうどいいところにある木に限って腐ってボロボロであったため、巻くのに相当苦労した。一度本当に落ちるかと思った。もし落ちていたら、丁度下にいた岸本も犠牲であっただろう。
さて、無事懸垂下降を終えてテンションが上がってきた一行であったが、10分ほど進んだところで予想以上の増水に直面し、撤退することに決めた。しかし、下りは下りで何度もヒヤヒヤさせられた。例えば滝を下る際の釜への飛び込みである。ある程度クライムダウンしたところで後ろから飛び込むのだ。最初これを指示されたとき、また岸本が冗談を言っているのかと思ったが、本人が実演している以上どうやら本当らしい。中途半端にものを覚える私は、勘弁してくれよと思いながら飛び込んだところ、間違えて前から飛び込んで川の水をいくらか飲んでしまった。一方箱守は上手いことクライムダウンして、飛び込むことなく釜を突破していた。
いくつかこのような滝を突破し、だんだん飛び込むのも悪くないなと思い始めたところで、下るのが困難な滝に直面したため、林道へ合流することにした。林道の木陰で片付けを済ませ、ギリギリでバスに乗り込み、帰路に就いた。
今回はイレギュラーが多い山行ではあったが、目的は果たされ、沢登りの楽しさも知ることができ、充実したものであった。
0 件のコメント:
コメントを投稿