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2026年2月10日火曜日

20260210-14_冬合宿白峰三山

 20260210-14_冬合宿白峰三山(大唐松尾根↑ 池山吊尾根↓)

メンバー:CL沼田(4)SL河本(3)、落合(2)、鈴木(2)、(1年井上はノロに罹り不参加)

 

行動概要
2/10 (day 1)
0840 
奈良田
0900 
開運トンネルゲート 0930
0940 
大唐松尾根取り付き
1340 
雨池山
1545 2320
ピーク幕営地

 

2/11 (day 2)
0740 
幕営地発
1100 
大唐松山
1540 2580
ピーク
1610 2580
ピーク先のコル幕営地

2/12 (day 3)
0640 
幕営地発
0920 2633
ピーク
1250 
農鳥岳 
1420 
西農鳥岳
1530 
農鳥小屋

2/13 (day 4)
0640 
農鳥小屋
0850 
間ノ岳
1030 
北岳山荘
1250 
北岳
1350 
八本歯のコル 1530
1730 
ボーコン沢の頭
1810 
池山吊尾根2630地点幕営地

2/15 (day 5)
0730 
幕営地発
0820 
城峰
0855 
池山御池小屋
1030 
歩き沢橋
1345 
奈良田



詳細記録
2/10 (day1)
天気:晴れ
記録:河本

 待ちに待った冬合宿。楽しみな気持ちと不安な気持ちを持って入山した。計画では池山吊尾根から入り農鳥岳北東稜から降りるはずだったが、開運隧道のゲートに常駐していた工事関係の方に通れないと言われ、通行を諦めた。大門沢を登る、大唐松尾根から登る、大唐松尾根途中から林道へ無理矢理降りる、工事が終わる15時まで待つといった案が出たが、明日降雪がありそうなことや、通行可能性が不確実な選択肢はとりたくないということで、大唐松尾根から登ることになった。

 この日は雪が少なく、地下水路の入り口まではトレースもあった。ぬかるみが多く滑りやすかったためアイゼンを装着し、順調に高度を上げていくと雪がすこしづつ増えて膝下くらいまでになった。日が陰り始めた2320mピークで幕営。


 

2/11 (day2)
天気:雪
記録:落合

 前夜から南岸低気圧による降雪があり雪が深いからワカンのまま進むけどワカンだと普通に悪い藪壁登りとか岩場とかが続く。登りではずっと腰ラッセル、雪壁になると極稀にオーバーヘッド、平坦でも雪に隠れている石楠花を踏むと足が埋まるという感じ。正直、南アルプスだしここまでのラッセルになるとは思っていなかった。

ひたすらラッセル🎵

早く合宿を終わらせるにはラッセルのスピードを上げるしかないのでとにかく全力を振り絞ってラッセルする。すると脚が攣る訳だが、脚が攣っても良いペースを刻めるようになったのが去年からの成長。うん、攣ってからが勝負😘

 大唐松山から更に厳しいラッセルに。2580m ピーク手前のコルに降りる所が壁になっていたが、鈴木がファーストペンギンとなってクライムダウンを成功させる。クライムダウン可能なことが証明されてしまったので後続もクライムダウンするしかない。ロープ出すと時間食うので。ワカンのまま降りたが、怖すぎてこの際落ちてやろうかと思った。池山吊尾根の八本歯周辺より普通に悪く感じた。

 2580m ピークはこの日の風を防げないので幕営却下。2580m ピークを過ぎると北側からの風が勢いを増し寒い。地形図上では2580m 先のコル辺りが広くなっていそうだったためそこまで行くことにした。コルに下る途中で風を防げるスペースを見つけたのでそこにテントを張った。この日はラッセルしただけなので特に面白いことも起こらなかったように記憶している。

 この日のラッセルでの足の濡れが原因で翌々日ちゃんと凍傷になってしまい、気合を入れた山行をいくつか控えている中で今年の冬が終わってしまった。正直、この山行はラッセルして歩くだけだと軽い気持ちで行ってしまった。油断していたわけだが、自然はその隙を見逃してくれなかった。これからはどんな山に対しても謙虚に向き合います。今から来年の冬が恋しい,,,



2/12(day3)
天気:晴れ
記録:鈴木

 もしかしたら今日も農鳥岳に着かないのではないかと危惧していたが、いざ出発すると意外と順調に進み、農鳥岳直下の急登も特にロープを出すような場所はなかった。樹木も次第になくなっていき、視界にはパノラマが広がっていた。


富士山もバッチリ👌

稜線に上がった時間を鑑みこの日は農鳥小屋泊に決定。西農鳥岳でも集合写真を撮り、農鳥小屋まで明瞭に見える尾根を下る。しかし、前2日間で疲弊した鈴木は、西農鳥岳からの下りで早く小屋を掘り出して掘り出したいという思いと疲れのためか、先頭を歩いて2816の尾根へ進んでしまった。地図を見れば地形の特徴はすぐ分かるのだが、西農鳥から小屋を視認できたので地図を見るのを怠っていた。反省です。30mほど下って農鳥小屋が別の尾根に見えることに気づき、登り返して最後尾になって鈴木が到着する頃には、3人は小屋の掘り出しに取り掛かろうとしていた。が、違う場所を掘っていた。その後、冬期小屋と書かれた柱がある正解の小屋を引き当て、入口を約1時間半かけて掘り出した。


西農鳥岳にて
一日中天気が良く、風もさほど強くなかった。

西農鳥冬期小屋 中の写真は撮り忘れました🙇

小屋内の扉右側の土間部分が雪に侵食されており、扉が開けられないため、小屋に入るのにやや苦労したが、外で水作り用の雪を確保する必要がなかったので良かった。中は広く、ハンガーやランタンもあった。4人用テント6、7張くらいの広さといったところか。明日は、日没までにあるき沢橋へ下り下りることができれば下山できるということで、夜は落合が作ったペミカンと、鈴木が持ってきたウィンナーを食べた。ひき肉が美味しかった。


2/14(day4)
天気:晴れ

記録:沼田


 合宿前は「小屋泊が主になる楽ができる山行だと期待していたが,実際は3/4がテント泊になるという.日を経るごとに整地の手際が良くなり,カミナ4に4人でもストレスがなくなった.慣れってすごいや.

 事件は4日目に起こった.吊尾根分岐点でザックをデポして北岳山頂に向かい,写真を撮って分岐点に戻るとなんと,沼田のザックだけ忽然と姿を消していた.斜面側の丸太木材が平置きされている場所にザックを置いており,他の3人のザックは下斜面とはより逆の方向に置いていた.「風で動いて斜面に滑落した,斜面は歩いて安全に上り下りできる,滑落の後が雪面に残っている,地形的にザックは必ず見つかる,回収しないと荷物全ロスで自家用車の鍵もないため帰れない」と思い,直ぐに落合に「ザックを探しながら降りるので稜線には戻らない」と伝えて,斜面を下降した.ザックを発見した後,一度稜線まで登り返し,声が届く範囲にいた尾根を下降している河本に対し,「ザックは八本歯ノコルよりも標高が低い位置にある.回収したらトラバースしながら戻るので,取り付きまで先に行ってよい.登坂具が私のザックにあるからロープを出す必要があるなら八本歯ノコルで待機して」と伝えた.河本から「ロープを出すかどうかは行ってみないとわからない」と返答があった.これ以上の会話はしていない.

 どちらにせよ沼田と他3人の距離が離れすぎるのはよくないため,八本歯ノコルで待機する,稜線から私の行動が見える位置にいてもらうということを取り決めておくべきだった.なお,回収してトラバースしている最中,沼田から3名の姿は度々見えていたが,稜線からは意識していないと見えていなかった.装備の散逸,使用不能の故障はなかった.被害はザックの数ヵ所の破れと,コッヘル,水筒の凹みだけ.


ザックが滑落した跡と遠くに見える小さな黒い点=ザック


 荷物を全ロスしていたらまずかった.この斜度で止まってよかった.


八本歯ノコルから戻るためにトラバースしたトレースが見える.歩ける雪質で本当に良かった


八本歯ノコルは一応ロープ出したがなくても行ける


 この日4日目は農取小屋出発,北岳から降りてきて分岐を出発する時点で13:00だったので,このペースなら日暮れしても池山御池小屋まで行こうという意気込みだったが,ザック滑落事件と八本歯ノコル通過で時間を食い,さらにボーコン沢ノ頭からの樹林帯下りでも湿雪ラッセルというおまけつき.トレースもないしこれはしんどいということで樹林帯にテント泊となった.



2/15 (day 5)
天気:晴れ
記録:沼田


 ついに下山の日.どう転んでも今日中に下山するぞという気持ちが高まる.遅めの06:00起床,07:40出発をすると10分程度?で登りのトレースを発見.どうやらラッセルがきつく撤退した人のものらしい.これにより下山のぺースを上がり順調に池山御池小屋に到着.小屋は広くて快適そう.雪袋の残置が2つあった.池山を過ぎたあたりから積雪が減り,あるき沢橋ではほぼなし.林道は除雪され,日陰にうっすらと氷化した雪あり.


林道から登山口を見たとこ.土の地面が出ている.

3時間ほどの林道歩きでは靴が溶けてびしょびしょに.足がふやけて歩くと痛い.ラジオを聞きながらひたすら歩いた.結果指の付け根が靴連れを起こして水疱ができてしまった.やはり替えの靴を持参するべきだった.
下山後は西山温泉 湯島の湯に.洗い場のお湯は水道ではなく温泉を手桶で汲んでかけるタイプ.新鮮で面白い.湯舟は外湯のみでちょいぬるい(ずっと浸かっていられる水温).いい湯だった.

おわり





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