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2025年6月14日土曜日

20250614_つづら岩

2025_0614 つづら岩 
参加者:沼田(4、L)、河本(3)、落合(2)、鈴木(2、記録)
、井上(1、記録)、今野(1) 

 天気︰曇り後、雨 

0815 千足 
0915つづら岩  

沼田、落合、井上チーム 
0940~1040 1本目 一般ルート 
1140~1400 2本目 右クラック 

河本、鈴木、今野チーム 
0940~1040 1本目 オケラ  
1140~1315 2本目 一般ルート  
1445  下山開始 
1530  千足バス停 

 まず、武蔵五日市駅から千足までバスに乗りつづら岩へ向かった。前日の深夜に、寝ぼけながら適当にパッキングをやってしまったせいで、荷物が重かったが、何とか先輩について行くことができた。つづら岩についてからは、僕達の他には2パーティーのみと比較的空いていたため、迅速に準備を済ませ、すぐに登り始めることができた。
 
 沼田、落合、井上チーム
 1本目(一般ルート) 
落合がリードで、一般ルートを登った。難易度的には、そこまで難しくなく、今回初めてマルチピッチに参加した僕も危なげなく登りきることができたが、中間支点を回収する際、カラビナを下に落としてしまった(その後回収済み)。このミスを反省して、ヌンチャクの片側のカラビナだけでなく、カラビナは全てビレイループにかけることにした。これからも、先輩に教えを乞うなどして、このような致命的なミスを減らしたい。下りは、懸垂下降で行った。途中、空中懸垂を挟むなどしながら、スイスイ降りることができ、気持ちよかった。 

 2本目(右クラック) 
一般ルートの少し右にある右クラックというルートを登った。序盤はクラックをジャミングしながら登ると思いきや、クラックの側にはいくつもガバがあり、ジャミングの必要無しにクラックを超えた。2ピッチ目はそのまま真上に登ると思いきや、その頃からポツポツ雨が降ってきていたこともあり、リードの落合の判断で一般ルートに合流する形になった。しかし、もう片方のチームが一般ルートを登りきるまで待機していた岩棚の裏には、スズメバチの巣があった様で、30分以上周辺をスズメバチに徘徊される目にあった。岩の高度感よりも、スズメバチの方がよっぽど怖かった。
河本、鈴木、今野チーム 

 リードは全て鈴木が、リードのビレイは全て河本が行った。フォローは全て今野、河本の順に登った。 
 
1本目(一般ルート) 
1本目は比較的簡単なオケラルートを登った。鈴木はマルチピッチクライミングで初のリードデビューである。昨年秋の記録でオケラルートは崩壊している云々の記述もあったのだが、特に崩壊箇所は見当たらなかった。岩が脆いところも特段なかったと思う。1ピッチ目は、最初のステミングを駆使して登るところを越えれば、特段難しいところはない。穴は相変わらず小さかった。穴を越えて少し右にトラバースしたところが終了点。2ピッチ目は、トラバースした道を引き返して左上する。せっかくなので残置ボルトを使わず、カムやナッツを中間支点に取ろうとしたが、上手く決まらなかったので諦めた。その後は、簡単な巻道っぽいところをルートにすることもできたが、面白くないので岩を直登し、終了点から懸垂下降した。2ピッチ目を終えたあたりで小雨が降ったが、すぐに止んだ。 

 2本目(一般ルート) 少し休憩して2本目は一般ルートを登った。鈴木は一般ルートをフォローでも登ったことがなかったため、一般ルートを先に登っていた落合にルートを詳しく確認した。トポでは慰霊碑の右側が取付きとなっているが、落合がより難しい左側から登ったといい、落合班はこれから右クラックルートを登るというので、私も慰霊碑の左側から登ることにした。しかし、中々登るのに苦戦し、私が1ピッチ目の終了点に着いてフォロワーが登り始めた頃には、雨がポツポツと降ってきていた。終了点直前のトラバースは、記録で聞いていたほど怖いものではなかった。今野も私が苦戦した最初の取付き部分で悪戦苦闘し、何度かフォールした。最終的には、残置の黄色いロープを手がかりに今野のロープの最初の中間支点を取り、一度今野を地面下ろして正規の取付きから登ることになった。今年の一年生は私なんかよりジムによく通っており、そこそこ実力があるものと感じていたが、雨でグリップが利きにくくなっていたこともあったようだった。2ピッチ目は、最後が核心だが、慎重に行けばまぁ大丈夫だろう。今度は振分懸垂で下降したが、ロープ回収時に末端のノットを解き忘れてしまった。巻道があったので助かったが、登り返しになっていればかなり大変だった。

時間的には左ルートも登れたが、雨足が強まってきたので下山することにした。 千足バス停へ下山したところ、次のバスが来るまで時間がかなりあったので、やはり進めるところまで歩くことになった。昨年は畔荷田まで歩き、これをTUSACレコードとしたのだが、今年は、帰路が車のほうが都合が良かった落合、鈴木、井上の3人が沼田さんの車に乗せていただくことになり、十里木まで歩いた。河本さんと今野は電車で帰ることになったが、河本さんが畔荷田バス停でバスに乗ることができたのに対し、今野は時間をよく確認しなかった結果、バスを逃し、結局千足から武蔵五日市駅までの約10kmの道のりを歩き通すことになった。途中沼田さんが車で駅まで送ることも提案したが、歩くとのことだった。河本さんが「時間的に走ったほうが良い」と言っていたにもかかわらず、自分で時間等を確認することを怠り、車組のペースで歩いていた今野自身に少なからず原因があるが、一応TUSACレコードを更新したものとしたい。今野の単独記録を破るものが今後現れるか、期待したい。もっとも、往路については、沼田さんが無料駐車場のある十里木から千足までを歩き、鈴木が武蔵五日市駅からバスに乗って畔荷田で降りて千足まで歩き、そのほかの者は千足までバスに乗って来たことを付言しておく。

2025年6月1日日曜日

20250601_キュウハ沢

    20250601_キュウハ沢

参加者:沼田(4, L)、落合(2)、井上(1)、今野(1・記録)

天気:曇り

0500 start 駐車場
0550 入渓
1230 丹沢山
1505 下山

初夏、TUSACの沢登りシーズンが開幕する中で丹沢のキュウハ沢に行ってきた。

夜明け過ぎに塩水橋に到着し、1時間弱歩き入渓。前日に雨が降っていたため増水する中で沢登り開始。自分にとってはこれが沢デビューであったが、慣れないながらもほぼヌメっている足場と水と格闘しながらなんとか10 mほどの滝まで到着した。(ここまでの道中で一回足を滑らせ5 mぐらい落ちてしまった。ヘルメットを被っていたおかげで奇跡的に無傷。)

少し登ると戦時中の戦闘機のエンジンを発見。

ここではロープを出してもらい直登した。登っている途中持っていたホールドが悉く崩れ途方に暮れていたところ、沼田さんの「左に行け」という助言のおかげでなんとか突破することができた。なお視界が悪くエイトノットを結ぶのに戸惑ったため、見なくてもエイトノットができるように練習する必要性を感じた。

滝 水多め
                
そこからは高巻き+懸垂下降を交えながら2, 3回ロープを出してもらい滝を直登し、ガレ場に到着。ガレ場からの詰めは急斜面で大変だったが、なんとか 12時過ぎには丹沢山に到着。寒かったが、初めてながらも非常に楽しい沢登りができた。

無事に登攀。

なお、ここで沢装備を解くと今まで見たことのない量のヒルが付着していて最悪だった。鬱陶しくなって噛み殺そうとしたところ、井上から「ヒルには寄生虫がついているかもしれない」と言われ我に帰り沼田さんのスプレーを借りながら1時間ほどずっと石でヒルを潰していた。

下山後には沼田さんお気に入りのオギノパンさんに行き軽食。ここの揚げパンは大変美味しかったので是非一度訪れて食べてみることを強く推奨する。

毎度のこと車を出してくれる沼田さんに感謝すると同時に、自分も今後免許を取らないと行けないことに気づいた。来年は運転が得意な新入生が奇跡的に入ってくれることを願うばかりである。