20241228-30_仙ノ倉山 北尾根(敗退)
メンバー:沼田(3,記録),河本(2) , 落合(1),鈴木(1)
天気:
day 1 雪
day 2 午前 晴れ,午後 雪
day 3 快晴
ヤマレコ
day 1
0706 駐車場 出発
1430 幕営地
day 2
0848 出発宿泊地
1000 駐車場
1600 幕営地,雪洞泊
day 3
0724 幕営地
0952 駐車場
day 1
積雪が深すぎて歩行距離を全然稼げない.頑張れば日没前に群大ヒュッテまで行けるかどうかというところだったが,河本・鈴木の希望もあり林道の林の中で幕営することにした.幕営準備に2人,ルート工作ラッセルに2人に分かれて,各位作業を進めた.内張りへの結露がひどく,翌朝はテントの床に水たまりがいくつもできていた.降雪でテントが圧迫されたこともあり,生活環境は悪かった.
day 2
このペースでは山頂にはたどり着けないこと,河本のウェアが濡れて体力・やる気が消耗していることを理由に,2日目にして進むことを辞めた.河本を入山口まで送るついでに,もう使わない装備及び食糧を車にデポするために駐車場まで戻る.午後は雪洞作成練習をした.積雪深は充分だが上部は新雪なので深めに(2 m)掘って入口の横穴を掘り始めた.枝が出てきてしまったが,斜面に平行に掘り進めることで土にぶつからず広げることができた.これは良い対応だったと思う.この晩はこの雪洞に泊まった.夜中,90 minくらい毎に天井から滴り落ちる水の処理をした.雪洞の天井の手入れが甘かったということか.
入口の様子 |
撤収前に鈴木が撮影 |
day 3
夜が長い.昨日よりも寒さを感じる.04:30くらいに起きて外に出て,テントまでの数十メートルを雪かきした.このとき既に雪はやんでいた.いい感じに体が温まった.06:20 2人を起こして朝食をとる.雪もやんでいたのでテントの撤収を始めた.3日目は気持ちの良い快晴.
【感想・反省】
林の中のほうが降雪が少ないと期待してテントを張ったが,枝の葉の上に積もった雪が頻繁にドサッと落ちてきてテントを圧迫した.夜中の降雪量を見越してテントの周囲を除雪するべきだった.また,結露した水がテント内部に溜まり装備を濡らすので,地面に傾斜をつける,端を掘り下げてそこに水が溜まるようにする,などの対策を取るべき.テント内部の環境がここまで悪化したのは初めてだった.プラス気温の湿雪豪雪地帯は大変だ.
雪洞はテントと比べて床に水が溜まらない快適さがあるが,天井や壁の細工を入念に行なわないと環境が悪化する.次は手を抜かず作りたい.
積雪量が多かったとはいえ,一昨年よりも先に進めなかったのはやはり悔しい.しかし,この時期はもはや人がまともに歩ける積雪量ではないと思う.正直,ラッセル地獄はもうお腹いっぱい.仙ノ倉山北尾根リベンジは2 or 3月にやろうかな.この時期に4日間も日程がとれるなら八ヶ岳とかに定着したい欲が大きい.