20241214-15_初冬合宿@谷川岳西黒尾根
メンバー:尾高(3・L)、河本(2)、落合(1)、鈴木(1・記録)
天気:1日目 雪
2日目 晴れ
1日目
8:37 土合駅着
9:20 土合駅発
12:30 標高1290m付近にてテント設営・訓練
19:00 就寝
2日目
4:30 起床
6:00 幕営地発
9:40 谷川岳(トマの耳)
11:00 幕営地・テント撤収
13:15 谷川岳ロープウェイ駅
1日目(12/14)
鈴木・河本・尾高は炊事門前に集合し、渋谷駅4:37発の電車に乗車。在来線を乗り継ぐと渋谷から土合駅まで往復4950円でアクセスできる谷川岳は、初冬合宿の行き先として最適なのである。落合とは赤羽駅で合流したのだが、なぜかバラクラバをしっかり着用していたので不審者に見えた。先に述べておくが、初冬合宿ではのんびり休憩することもなかったので、写真はこのときの不審者に見える落合と山頂での集合写真くらいしか撮ることができなかった。
電車も順調に運行して土合駅に到着し、長い長い階段を歩く。改札を出て準備を済ませ、出発しようとしたところで雪が降り始めた。駅から登山口までの道路が意外と長く、登山口からのトレースは序盤こそあったものの、その後は雪が降り続いていたこともあって、ほとんどなくなっていた。1年生にラッセルを経験させることが初冬合宿の目的の一つであるため、落合と鈴木は適宜交代しながら先頭を歩いた。河本さんは、ジャンケンに負けて持つ羽目になった竹竿が度々木に引っかかり、大変そうだった。途中で一度小休憩を挟み、昨年も幕営したという標高1290m付近のに到着。幕営場所と訓練時間も考え、今年も同じ樹林帯で幕営することになった。
テント設営を終え、まずは落合と鈴木でラッセル競走大会をした。2回とも落合が優勝。2回目は河本さんも参加させられていた。来年は参加者が増えることを期待したい。その後、ビーコン捜索訓練を2回行った。ビーコンやプローブの扱いに苦戦し、時間がかかってしまった。その後は一年生を雪に埋めたり、弱層テストをしたりと雪崩対策の訓練を行った。雪に埋まる経験をしておくことで、実際の雪崩遭遇時でも焦ることなく、落ち着いて救助を待つことができるようになると感じた。気づけば日も傾く時間になったので、テントに戻った。近くには中央大学のパーティーもテントを張っていた。人数はこちらの倍くらいいるようだ。明日のための水を作りつつ、夕食は落合が作ってきてくれたペミカンを食べた。思いの外、夜は寒さを感じることなく眠りにつくことができた。
2日目(12/15)
この日は4:30にセットしたはずの目覚ましが聞こえず、落合の声で目が覚めた。棒ラーメンを食べ、必要な装備をザックに詰めて出発。日の出前だったが、ヘッドライトはいらないくらいの明るさだった。
最初の4、50分くらいはモルゲンロートを狙って早くに行動していた方々のおかげでラッセルすることなく進めたのだが、その後は写真を撮っていた方々を追い抜いたこともあってラッセルをすることに。途中、先頭でラッセルしていた河本さんが雪庇を踏み抜き滑落しかける場面もあったが、運よく直下に足場を確保でき、怪我はなかった。雪庇に注意しつつラッセルを続けること数時間、トマの耳に到着した。ラッセルを始めてからは6、7割の道を我々4人が作り、残りは3、4人のベテランのおじさんがラッセルしてくださった。その中には、昨年も谷川岳に登り、初冬合宿で来ていた河本さんと尾高さんに会っていた方々もいらっしゃった。何という偶然だろうか。実は後ろにもっと人がいたのだが、休憩やら何やらでラッセルには参加されなかった。出発時には同じく準備をしていた中央大学のパーティもなぜかいなかった。この日は気持ちいいくらいの晴天で、途中では富士山、山頂からは日本海まで展望できた。オキの耳はいいだろうということになって、すぐに下山した。
道中すれ違った人からは「ラッセルお疲れ様でした」「助かります」「ありがとうございます」などと声をかけていただき、嬉しく思った。帰ったのかと思われた中央大学とのパーティとも遭遇した。あとで分かったことだが、テントを撤収してから登り、ロープウェイで下山したようだ。
電車の時間がうまく合わなかったので、バスで水上駅まで行くことになった。事前に学割切符を購入していたので、「電車を待とう」とごねた落合・河本・鈴木の3人だったが、尾高さんから「この前のトレランも頑張っていたし、代わりにご飯奢るよ」といって1000円を渡されると、ものの見事に手のひらを返したのであった。高崎駅構内の釜飯屋、荻野屋さんで大満足のご飯を食べ、帰京した。充実した初冬合宿であった。
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