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2019年3月20日水曜日

20190318 常念岳~蝶ヶ岳縦走


20190318 常念岳~蝶ヶ岳縦走
メンバー:中山(リーダー)、箱守、辻、林(記録)

3/17()
東京~豊科
タクシーでゲートに移動

3/18(月):晴れ
5:00 起床
6:00 出発
6:45 東尾根取り付き点
8:30 林道との分岐点
11:05 1955mピーク
12:45 2178mピーク
13:25 2255mピーク
13:35 幕営地点

3/19(火)晴れ~曇り
3:30 起床
6:00 出発
8:00 前常念
9:15 常念岳
13:25 2592ピーク
15:50 蝶槍
16:55 蝶ヶ岳
17:00 蝶が岳ヒュッテ(冬季小屋で幕営)

3/20(水)快晴
4:00 起床
6:00 出発
6:25 蝶ヶ岳出発
8:35 長塀山
11:00 徳沢
13:40 河童橋
15:30 釜トンネル

3/18(月)
 5時に起床し、ゲートを出発する。ゲート前の駐車場には3台車が止まっていた。この日はソロの人3人にあったので、その人たちの車だろうか。ゲート周辺に水場は見当たらなかったが、取りつき点までの道で水を汲むことができた。(安全かどうかはわからない。)
1時間ほど林道を歩くと、東尾根の取り付き点とされるNo.63の看板に到着。


写真の通り、全然雪が無い。雪が出てきてからも、ヤブがきちんと雪に覆われていた上に先行パーティのトレースもあったため、スイスイ進むことができた。天気にも恵まれ、景色を楽しみながら登ることができた。12時ごろに、登頂成功した人と2000m付近ですれ違った。
 2178m地点はよく幕営地に利用されているようである。我々が着いた際、すでに整地されていた。常念東尾根のピストンならここに泊まるのが最適だろう。しかし、二日目に蝶ヶ岳ヒュッテまで歩くことを考え、もう少し先の2250m付近の稜線上の、比較的平らなところで幕営した。快適に眠ることができた。

3/19()
 この日は常念東尾根上の幕営地点から常念、蝶ヶ岳まで歩き、蝶ヶ岳ヒュッテの冬季小屋に泊まる長丁場の予定であった。そのため3時半に起きて早出するはずだったのだが、準備にもたついてしまい、6時過ぎに出発することになった。アイゼンを付けた。
 夜の強風で稜線上のトレースはかなり薄くなっていた。8時に前常念に到着。ようやく常念が姿を見せる。一ピッチ歩き、9時15分に常念岳に登頂。この日は風はそれほどでもなく天気も良かったが、ガスで展望はそこまで良くなかった。ガスの合間から槍穂がチラチラ見える。生殺しである。
 ここから蝶ヶ岳まではトレースがあったりなかったり、あっても薄かったりで手こずった。腰までのラッセルを強いられる場面もあったのでワカンをつけた。磁石を頼りにできるだけトレースを追う。蝶槍周辺は雪が締まっており、アイゼンの方が歩きやすかった。岩場を慎重に登ると蝶槍に着く。時刻は15:50になっていた。ここからはツボ足にした。16:55蝶ヶ岳登頂。またもガスで展望はイマイチ。明日は晴れそうなので、それまでは我慢することにして冬季小屋に入る。
 冬季小屋は窓がついていて光が入る。トイレは中にあり。他の登山者の余った食糧が置いてある。机やいすもあり、調理が楽だった。カレーの予定だったが、カレールーを忘れてしまった。こんなときでもペミカンにはバターがたっぷり含まれているので、それだけでかなり旨かった。小屋の中にテントを立てて寝た。

3/20()
 4時に起床し、6時にヒュッテを後にした。ヒュッテから登山道に戻るまでにはツルツルの氷の上を通る羽目になるので危険。蝶ヶ岳に登ると、空には雲一つなかった。



ここで30分近く写真を撮りまくり、長塀尾根で下山開始。トレースは薄かったりなかったりでかなりラッセルを強いられた。835分に長塀山に到着。ここからはおおむねトレースをたどるれば良かったが、ところどころ途切れていたのでラッセルした。途中からはワカンをつけた。徳沢に下りたのは11時頃。この日はかなり天気が良く、シャツ一枚で十分なくらいだった。メンバーの中には穂高側からの雪崩の音を聞いたものもいた。ここからトボトボ歩いて1340分に河童橋がお目見え。上高地は除雪に忙しいようだった。15時半頃、釜トンネルをくぐり抜け、終了。天気に恵まれ、北アルプスの2つの山頂を極めることができ、怪我無く下山でき、本当に良かった。今シーズンを締めくくるいい山行だった。

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