南アルプス深南部縦走(9/21~22)
メンバー:L饗場、近江(記録)
1日目
天気:雨
コースタイム:07:00寸又峡-10:10合地ボツ-12:10朝日岳-16:40小屋付近
本来ならば前日のうちに寸又峡まで入っていたはずなのだが、事前に確認したタクシー営業所の時間が実際と異なっていたため千頭駅までしか入れず、結局始発のバスで寸又峡まで移動し出発は07:00となった。この日の行程は長いので計画通りに行けるか不安であるが、とにかく出発する。この辺りは標高があまり高くないので、レインウェアを着て歩くと暑くて辛いが、少々歩きにくく感じる登山道を黙々と歩く。標高千メートルくらいまでは蛭が多かった。コースタイムを全然巻けずに朝日岳山頂に到着した。これでは今日中に予定していたアザミ沢のコルに着くことは不可能だと悟り、適当なところでビバークしようということになった。朝日岳から大無間方面へ向かう踏み跡は明瞭でないので、方位磁針で方向を確認しまっすぐその方向に歩いてゆくと、やがて尾根が細くなってきて少し安心する。ここから暫くは尾根沿いに進んでいけば問題なかったが、1730m地点で左側の尾根に入ってしまい、30分ほどタイムロスした。ここは右側に伸びている尾根がわかりにくいので注意が必要だ。大きな鉄板があるところなど通り歩いてゆくと、笹原となる。これを少し歩いてゆくと小屋がある。夕暮れが近づいている上、朝からずっとびしょ濡れのまま歩いておりこれ以上寒さに耐えるのが辛くなってきたためこの辺りでビバークすることにした。
2日目
天気:雨のち晴
コースタイム:07:00出発-11:00朝日岳-15:00寸又峡
朝になっても前日の雨で濡れた服は乾いておらず、また雨も降り続けていたため我々は精神的にかなり弱っていた。予定よりかなりペースが遅いこと、これから先も天候が回復しそうにないことなどから、かなり悩んだ挙句撤退することにした。下山中も道に迷った。1830m地点から右の尾根に入ってしまい、行きよりテープが格段に多くなったなと思ったらやはり間違えていた。下山の途中で次第に晴れてきて、こんなんだったら進めばよかったとも思ったがもうそんなことを言っても遅いのでとにかく寸又峡温泉に入ることだけ考えて下山した。
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