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2018年5月27日日曜日

2018.05.27日和田山登攀訓練

日和田山登攀訓練
5/27
天候:晴れ
記録:近江
高麗駅 7:30 – 8:00 女岩上部・懸垂下降訓練・登攀訓練 15:30 – 16:00 高麗駅
訓練内容
1年:懸垂下降・空中懸垂(バックアップなし)、トップロープのビレイ訓練、登攀(女岩・男岩)
2年以上:バックアップ懸垂下降、半マスト懸垂下降、1/2滑車法、登攀

 一部の部員に30分ほど前から場所取りをしてもらい、すんなり訓練を開始した。1年生は初めて岩に触れるということもあり、最初は部室で散々練習したはずの懸垂下降もままならなかったが、それでも何度か繰り返すうちにコツをつかんだようである。トップロープのビレイも最初よりは上手くなったが、まだもう少し経験が必要であろう。
 2年生はバックアップ懸垂を行なったが、セットに時間がかかっている者もいた。懸垂のセットは素早くしたいものである。滑車を使ってフォローを引き上げる訓練も行った。フォローの体重の1/3の力で引っ張る方法と、1/5の力で引っ張る方法を習った。私は1/5の方だけ引いたがそれでもかなりきつかった。
 そのあとは男岩西面や女岩西面で登攀訓練を行い、行程を終えた。

2018年5月25日金曜日

2018.05.25富士山バックカントリー

メンバー:L池田、縄、吉田
天気:快晴
7:15五合目発
7:40六合目
8:22七合目始まり
9:05七合目終わり
10:07元祖室
12:22吉田口山頂着
13:40白山岳より滑走開始
14:40七合目着
15:00七合目発
15:50五合目着

縄は前日から吉田の自宅に泊まり、4:30に吉田宅で池田の車にピックアップしてもらい出発する。スバルライン経由で五合目駐車場に到着し車を止めここから歩く。スキーはザックに外付けした。
 縄、吉田は初の富士山であったため高山病の予防として、水分を多く取ることと深呼吸をすることを意識して登った。元祖室までは雪が残っておらず夏道が出ていたのでアプリローチシューズで歩いていたが、ここで山頂まで続く雪渓が現れたためスキー靴に履き替えた。雪がそれほど硬くなかったのでアイゼンはつけずに登った。山頂に着きお鉢の滑走をするために剣ヶ峰を目指し始めたが、その道中吉田に高山病の症状(頭痛、めまい、吐き気)が見られたため、お鉢滑走を諦めすぐに吉田大沢から下降することにした。滑走開始点に着くとすでに二人組の先行パーティがいた。吉田大沢は大きな一枚のバーンで、雪面表面が硬かったものの、快適だった。雪渓下部は土や石が表面にあったが、雪渓末端までスキーでおりた。そこから少し歩いて七合目から登山道に合流し、来た道を下山した。

2018.05.25 越沢・広沢

日程:525
天気:晴れ
メンバー:岸本L、三浦
記録:岸本
行動
鳩ノ巣駅~入渓点~越沢バットレス上部~鳩ノ巣駅




今山行は岸本がアブミの練習を行うためにたてられた。


入渓点はアルペンルートへの粗橋を渡り、2分ほど進んだところ。岩の裏に回り込むとF1がある。先日の雨で全体的に水が多い。
広沢入渓地点



F2で試しにアブミを使う。ここは足を入れるまでもなくアブミを掴む程度。途中のハーケンは先端1/3ほどしか入っておらず、念のため滝の中のクラックにカムを入れてランナーセットした。

F3はかなり低い滝(3m)、ほとんどフリーで滝の右から越える

F4(仙人の滝、6m)からは、がっつりとアブミを使用する。右岸にあるボルトにアブミをかけながらへつった後、水流に沿って上がる。上部にホールドが少なくリングボルト間の距離が遠いので最後の抜け口は最上段に乗り込む必要がある。
F4 仙人の滝

F5(羽衣の滝、10m)はスッとしたきれいなスラブ状。水流右のボルトにアブミをかけ換えながら登る。3番目のボルトがかなりボロボロで慎重に体重をかける。上部右にかなり立派な立木があり、それを頼りに抜けていく。

沢はこれで終わりといった様相になっていくが、奥にもう一つF6(行者の滝、15m)がある。下部は垂壁、上部はスラブとなっている。ボルトの間隔はかなり絶妙な位置にあり、一筋縄ではいかない。上部スラブに入ると支点はハーケンメインで、信用できないもの多数、不安な場合は新しく打つ必要がある。ホールドも少なく体上げにフックを使ってみたりも。練習にはもってこいの滝
F6 行者の滝

人が入らないからか、どのリングボルトもロシアンルーレットの感があった。
さらに言うとリングボルトのうちいくつかは、軽くさび付いて壁からなかなか離れないためカラビナを通すのに苦労するものもある。
またビレイ支点は全て立木を使用使用した。苔むしたお助け紐も多くあったが、どれも簡単にちぎれそうだった。

その後は越沢バットレスを懸垂下降して鳩ノ巣駅へ。駅の近くで釜飯食べれます。
1500円

沢登りとも呼べない山行になるかと思いきや増水のおかげでシャワーを思いっきり楽しめた。今季の沢始めとしても申し分ない充実の一本。
ただやはり奥多摩なので釜の水は栄養満点だ。飲み水は事前に用意していくべきだろう。

2018年5月22日火曜日

2018.05.20 水無川セドの沢右俣

水無川セドの沢右俣

日程:520
天気:晴れ
メンバー:阪本L、畑中
記録:畑中

行動
大倉0800=戸沢出合(入渓)0930=F6大滝1140=書策小屋跡地(終了点)1300=下山開始1330=大倉1515

大学では五月祭で盛り上がっている中、我々は沢登りへ向かった。計画当初は和名倉沢へ土日で行く予定であったが、阪本が土曜に用事があることが判明し日曜日帰りでこの沢となった。朝に渋沢駅に集合。おそらく塔ノ岳に向かうであろう登山者で溢れかえっている。バスを一本見送らざるを得ないほどであった。満員のバスに揺られながら大倉へ到着。阪本が用を足しに行くが、ここも混んでいて中々帰ってこない。しばし待ったのち出発。入渓点である戸沢出合までは約1時間半の歩き。舗装された道、舗装されていない道が延々続く。まあ体感ではそこまで長くは感じなかった。戸沢出合に着くと、橋が架かっていたのでその脇から入渓した。畑中は今年度初の沢登りだ。心踊る。しかしこの日は気温19度で少し寒そう…。少しだけ遡行すると初めは堰堤がいくつか出てくる。これらは全て右岸から超える。道もできていた。全ての堰堤をこえて、また少し進むと、水無川本谷F1が出てくる。

水無川本谷 F1
これは右岸の端に鎖場があるが、我々はそれを無視してた出来るだけ右岸側の滝に近い壁を登った。ちょっとしたシャワークライミングだ。階段状で簡単なので、中間支点は取らずに登り、落ち口の残置ハーケンで支点をとった。今回全ての滝の登攀は畑中がリードした。本谷F1を登るとすぐ本谷とセドの沢の分岐である。セドの沢に入流と、すぐに今度はセドの沢F1,2が現れる(以後F○は全てセドの沢の滝である)。傾斜もなく簡単なのでノーザイルでサクサク超えて行く。F2を超えると右俣、左俣の分岐が現れる。右俣に進み、その後も問題なく進んで行くとF3が現れる。

セドの沢 F3
最初の一段をノーザイルで超えて、二段目はザイルを出した。右岸側を登るが、ホールドもスタンスもある程度あるので怖くはない。途中に残置ハーケンもあったが今回は練習も兼ねて新しくハーケンを打ってみる。かなり効いているハーケンを打つことができた。登り切ると、少し進んだとこに残置ハーケンがあるのでそこを支点としてフォローをビレイする。F3の後はF4が連続で現れる。これは左岸側を登るが、ここもホールドが適度にあり決して難しくは無い。ただ中間支点の構築は難しかった。ハーケンを打とうとするも効かず、カムは持ってきたサイズが小さすぎて(キャメロット#0.3#0.4)きまらない。結局中間支点無しで登ってしまった。下山後に他の方の記録をネットで調べてみると、滝の上部にかかっている倒木で中間支店が取れるようだ。ビレイ支点は落ち口そばの壁でカムを使って構築した。F3が終わると、またしばらく普通の遡行が続く。日陰が続いていて少し寒くなってくる。阪本はレインウェアを着ているというのに、畑中は依然としてシャツ一枚である。そりゃ寒いわ。早くウェアが乾くことを願いながら歩いていると、暖かそうな陽の光が見えた!そこには日光に照らされて輝く美しいF5の姿があった。

セドの沢 F5

そんなF5は登るのは簡単で、左岸のスラブっぽいところをノーザイルで登る。登り切った後も進んで、水の枯れた名も無い沢(谷?)との出合に着くのでここでやっと休憩を挟む。休憩終了後、またしばらく普通の歩きである。トポをそこまで詳しく把握しておらず、F5がなぜか大きく見えたのもあって「さっきのF5が実は核心の大滝だったのでは?いやでも大滝はⅣ級らしいしあんな簡単なわけないよな…。大滝この先にあってくれ〜」などど意味のないことを考えながら歩く。そんな僕の小さな不安もすぐかき消されることとなる。大きな滝が現れたのだ。完全に事前に見たトポで知っていた大滝である。畑中は心の中で小さく安堵。

セドの沢 F6 大滝

滝は二段になっていて一段目をノーザイルで登り、二段目からザイルを出す。一段目を登る際、右岸側を登るが、ホールドとしていた岩が剥がれて50cmほど落下。ひえー怖い。もう一度登り、テラスへ。ここからは再び右岸側の乾いた岩壁を登る。中間支点は残置ハーケンが多く打たれているので困らない。ルートは右岸側に徐々にそれて行くが、滝の水流に沿って直登する方向にも新しそうなリングボルトが打たれていた。少し難易度が高そうなのでそちらには行かずに右にそれるルートを登る。ビレイ支点は残置ハーケンでとる。そこからは右上に伸びる巻道をたどる。再び沢に戻ることも可能であったが、沢のハイライトは終了したので、沢には合流せずそのまま巻道から尾根を登って行く。滑りやすい泥っぽい道を進んで行くと、しばらくして書策新道に出る。そこから書策新道を辿り、書策小屋跡地に到着。

書策小屋跡地
ここが終了点である。靴の履きかえ、休憩をして下山。下山は政次郎尾根経由で大倉に下った。バスで渋沢まで戻り、帰路についた。