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2018年3月16日金曜日

2018.03.14-16 奥秩父縦走

2018/3/14~16 奥秩父縦走
文責:饗場
メンバー:杉山、岸本、饗場、近江、箱守

3/14
山梨市駅→西沢渓谷入り口→甲武信小屋

バスからはあまり山に雪が見えず本当に雪があるのだろうかなどと話しながら、西沢渓谷入り口に到着する。ずっと登りが続き少しきつかったが、天気は非常に良かったため、快調に進んでいく。雪はほとんどついておらずアイゼンもつけなかったが、甲武信小屋の手前では急に雪が深くなり足が膝ほどまで埋まるようになった。その日は甲武信小屋でテントを張った。

3/15
6:30 甲武信小屋発→6:50 甲武信ヶ岳→8:50 富士見→15:40 国師ヶ岳→17:20 大弛小屋

前日甲武信小屋までの徳ちゃん新道にはほとんど雪がなかったことで、雪なんてないでしょーなどと話していたがすぐに甘い考えだと気づかされた。4:30に起床して棒ラーメンと餅を食べ撤収し、6:30に甲武信小屋を発った。甲武信ヶ岳までは所々スケートリンク状態。甲武信ヶ岳から先はトレースがなくなり、ラッセルが始まった。頂上から10分ほどくだった所でワカンを着け、一年3人が交代で先頭を歩いた。ただ、交代で歩いても奥秩父の雪は想像以上に手強く、踏み抜きを多発して中々前に進まない。加えて、景色の変わらない樹林帯が続くので精神的にも辛くなってくる。特に名のあるピークがあるわけでもなく、ラッセルしながらアップダウンを繰り返すこと9時間、やっと国師ヶ岳に着いた頃には皆疲れていて交わす言葉も少なかった。この日晴れてくれたことが救いで、暖かかったため休憩中に寝転がるととても気分が良く、頂上からは雲上の富士山などを遠望することができた。
国師ヶ岳からは大弛峠まですぐにくだれると思っていたが、木道を慎重にくだる必要があったため時間を要した。中途半端に雪が積もったために木道がナイフリッジの様になっていたことが原因で、雪稜を歩いているかの様な緊張感があった。大弛小屋には17:20頃に着いた。冬季避難小屋として解放されているので、ありがたく使わせていただいた。中は5人には広すぎるほどで、外気のように寒かった。いつもテント泊だった分、小屋の広さがとても快適に感じられた。これなら十分に睡眠がとれて明日にも増富温泉まで行けるのではなどと話していたが、就寝前、メンバーの一人がトイレに行き血尿が出たと報告したことで、おそらく大弛峠手前で股間を強打したことが原因と思われ、大事をとって明日は川端下に下山することを決定した。

3/16
大弛小屋→川端下


前日に決定したように川端下に林道を使い下山した。林道は雪が積もっており、膝上までのラッセルを行なったためコースタイムの3倍ほどの時間がかかってしまった。途中から林道を歩かず直接下りたため時間を短縮することができたが、予定より下るのに時間がかかってしまった。下りの場合はある程度傾斜がある方が早く歩けるので今度からは注意したい。特に問題もなく下山することができたが天候が悪く雨が降っていたのでザックカバーを持っていくべきだったかもしれない。

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