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2024年7月20日土曜日

20240720_大菩薩嶺 大黒茂谷

20240720_大菩薩嶺 大黒茂谷

メンバー:沼田(3・L)、落合(1)、鈴木(1・記録)
天気:晴れ

日帰り
23:00 千歳烏山駅集合
01:15 道の駅「たばやま」到着
05:15 駐車場出発
11:54 大菩薩嶺
12:52 丸川峠
14:55 駐車場

テスト期間真っ只中の土曜日、一年生にとって2度目の沢登りが敢行された。
千歳烏山駅に集合し、車で約3時間かけて道の駅たばやまへ。道の駅の位置する丹波山村は7月1日時点で人口511人、離島を除く村では関東一人口が少ない村であるようだ。夜1時過ぎに到着し、3時間ほど車中泊をする。周りも車中泊と思われる車や夜のドライブに来た車が多く見られた。
起床後、5km先の駐車場まで車を走らせる。駐車場には釣りに行くというボードをフロントガラスに吊らせた車が一台。駐車場を出発して1時間30分ほど歩く。これが結構きつい。

入渓地点に到着し、沢登り開始。グレードが先週より一つ下がっていることもあり、あまり見どころのない沢であった。沢登りをしたことがない人は沢と聞いてどのようなイメージをもつだろうか。私自身まだ沢登り2度目の新人だが、「水あるところに虫多し」という認識は確立した。気付かぬうちにあちらこちら刺されているので対策はしっかりしていこう。途中で沼田さんからハーケン・ナッツ・カムのレクチャーをしていただき、休憩がてら一年生は打ち込みを練習した。クラックの大きさや強度の見極めに苦労した。

苔はフカフカでした

簡単そうに見えても意外と難しいんです

頑張る落合

その後、遡行図では藪漕ぎと書かれていたごく普通の谷を登り、登山道に合流。登山道に合流する前に大菩薩嶺山頂に何人登山客がいるかを落合と予想していた。落合は大菩薩峠の方が人気があると考え0人、鈴木はそれなら2人だと予想したが、結果は家族づれやら何やらで20人以上いて両者大外れ。道中だけでも14人ほどとすれ違い、山頂の眺望はないといえど日本百名山のネームバリューを思い知った。

谷に落ちていた昔のコカ・コーラの缶。
ポイ捨てはいけない

藪漕ぎはなかった谷

これでも日本百名山!

山頂で休憩後、ガスっていたこともあり、大菩薩峠へは行かずに下山した。登山道は広く、十分整備されていたためトレランの練習でも使えそうだと感じた。通過した丸川峠では一面草原が広がり、朝ドラの第一週で出てきそうな光景であった。丸川峠を通過して林道の方へ抜けて歩き、堰堤の近くで休憩していたが、堰堤でしゃがみ込んでいた沼田さんが帰ってくると突然「これあげる、砂金」と手を差し出してきた。本能的に差し出されたものを受け取った鈴木は暫時喜んだが、砂金ではなく金雲母であることが判明。よくよく考えてみれば砂金がそんな簡単に取れるわけがない。この記録を読んだ人はこのような詐欺に遭わないよう注意されたし。ここが今回一番盛り上がったところだった…

長い長い林道を歩き通して駐車場に到着し、どこかでご飯を食べることになった。沼田さんが気になるお店に登録していたところがイタリアンだったこともあり、結局サイゼリヤに行くことに。鈴木にとってはこれがサイゼリヤデビューとなったが、ちょうど良い時間帯で青梅店は空いており、料理も美味しくいただくことができた。食後はまた車で約1時間30分かけて千歳烏山にて解散。二週連続で車を出してくださった沼田さんには感謝しかない。

朝ドラに出てきそうな丸川峠






2024年7月14日日曜日

20240713-14滝川本流、古礼沢

 20240713-14_滝川本流古礼沢

メンバー:沼田(3, L)、鈴木(1)、落合(1,記録)

7/13 曇
0500
 であいの丘
0630
 入渓 (滝川、豆焼沢出会い)
1645
 宿泊地 (古礼沢、水晶谷出会い)

7/14 雨
0540
 宿泊地
1100
 古礼山
1140
 水晶山
1210
 雁坂小屋
1430
 であいの丘

1年生の初沢として滝川本流、古礼沢に行った。前夜部室集合で出発するが雨が降っている上にサンダルだったため、柵の上から滑り落ちてしまった。沢もこれ位滑るのだろうかとか思っていたが、柵の滑りは序の口であった。

であいの丘駐車場を5時に出発し、10分少々車道を歩いてトンネルを2つ通った所から沢への斜面を降りた。この斜面は非常に滑りやすく、終盤で2度懸垂下降をして1時間程で滝川と豆焼沢の合流点に降りた。前日の雨による増水が心配だったが問題はないようだ。序盤は水量が多く、胸まで浸かったり泳いだりする箇所が多かった。


途中の休憩で鈴木がダイブ。寒いのに...
途中、遡行図に書かれた吊り橋を見つけられずにスルーした。登るにつれて滝が増えてきて泳いだりへつったり登ったりと面白かった。

泳いで取り付く
しかし過去に多重事故があったという8mの滝の右岸からの高巻きは非常に怖かった。この後から11つの滝のスケールが大きくなり、2箇所沼田さんリードでロープを出すがどれもスリリング。この日は古礼沢と水晶谷の出会いの右岸の台地で泊まった。沼田さんがコンビーフを持ってきてくれ、夕食がいつもの山行より豪華だった。ちなみにマシュマロも持ってきてくれていたが、前日の雨の影響で枯れ葉も枝も湿っており焚き火はできなかった。初めてツェルトで寝たが、結構快適だった。

翌朝、2本目のガス缶がないことが発覚。朝食抜きになってしまったので行動食で済ませる。この日は雨がポツポツしていて寒い。落合は寒いから全身濡れは絶対に避けたいと思っていた矢先、歩き始めて10分経たないうちに小滝をへつっている最中足を滑らせて淵に落下し絶望。210mの滝はfix通過し、610mの滝は4段目以降は左岸から巻いた。

fixで通過。滑りが凄かった

終盤、左の沢沿いに行かなければならないところを右の広いガレ場に入ってしまい大分登った所で気づき、このままでは水晶山に出る上に上部は崩落していそうだった(ガスっていて実際に崩落しているかは確認できなかった)ので左にトラバースして笹の尾根に乗り、その尾根を突きあげて稜線に出たものの大分水晶山寄りだった。尾根上は笹が茂っていたが膝丈だったのでまだマシか。稜線に出てからは古礼山まで足を伸ばした。古礼山山頂には木がほとんどないので晴れていたら景色がさぞ綺麗だろう。

下山後、秩父名物ワラジカツ丼を食べに行こうとなったがこの辺りの店は16時閉店が多く店探しに少々難儀した。後から思ったことだが、道中に道の駅があれば風呂にも入れて地元名物を食べられるのでいいのかもしれない。

今回の沢登りで登攀力不足を思い知った。登攀力をつければ色々な所に行けるようになるし、沢登りも断然楽しくなるに違いない。なので頑張ろうと思った次第である。

2024年7月7日日曜日

20240707_マルチピッチ訓練@つづら岩

 

 20240707_マルチピッチ訓練@つづら岩

メンバー:松坂(OB),沼田(4・L),河本(2),落合(1),鈴木(1・記録)
天気:晴れ

日帰り
07:40 武蔵五日市駅集合
08:10 千足バス停出発
09:27 つづら岩
17:38 千足バス停
18:25 畔荷田バス停
18:45 武蔵五日市駅

天候不良で2度延期されていたマルチピッチ訓練がついに行われた。

落合と鈴木は集合時間を7:40に変更するSlackの連絡に気づかず、6:15に駅に着いたので9月の縦走について話し合って時間を潰した。時刻通りに先輩方と合流し、つづら岩へ向かう。2週間前の歩荷訓練で同じ道を歩いたため足取りは軽いが、やはり登りは長く感じた。
つづら岩に到着。先客は男女ペアの1組だけ。この日東京都内では最高気温が37度近くだというから、岩場に来る人は少ないだろう。

まず左ルートを沼田・鈴木コンビで登る。その後、松坂・河本・落合トリオが登る。最初の足の運びが難しかったが、沼田さんの動きを先に見ていたので何とか登ることができた。ただ、登攀中にチャックが開いていたズボンのポケットからゴミ袋が落ちてしまった。(下にいた落合が拾ってくれました。ミニドーナツをあげました。)落石だけでなく、携帯品も落とすことがないようにチャックの締め忘れには気をつけたい。落合は登り始めのところで一度フォールしてしまったらしいが、特に怪我はなかったようだ。河本さんは初めてのリードで緊張していたようだが、無事に登り切ることができていた。

懸垂下降で戻り、オケラルートへ。ここで鈴木と落合をスイッチする。松坂さんが穴を通らないルートを見たいということで沼田さんはオケラ乗越を披露。必然的に道連れとなった落合だったが、見事に完登していた。
残ったトリオは穴を通るルートを選択。ジャイアンは通れないと思うほど穴は狭かった。穴を出て一度右に出たが、2ピッチ目は左へ戻って登る。この時のトラバースが個人的に一番怖かった。河本さんが登っている間松坂さんと雑談をしていたが、社会人も色々と大変そうだった。

懸垂下降で降りた後、ずっと一般ルートを使っていた先客のペアが帰っていたので、一般ルートを登ることを考えたが、話し合いの結果、支点構築の練習をすることになった。沼田さんからリードの役割をレクチャーしていただき、カムを使ってみたりもした。短い時間ではあったが、マルチピッチへの理解が一層深まった。

その後、朝は通らなかった天狗滝を経由して下山。千足バス停に着いた段階で次のバスが来るまで40分ほどあったので、全員で可能な限り駅に近いバス停まで歩くことに。鈴木はハイカットの登山靴で来ていたが、歩いているうちに最大限バス代を節約してやろうという乙女心が生じ、結局時間いっぱい歩いて3人が畔荷田(「くろにた」と読みます)で乗車した(松坂さんと河本さんは一つ前の和田向で離脱)。千足-武蔵五日市駅間が540円、畔荷田-武蔵五日市駅間が360円だから180円、ジュース一本分の節約になった。
つづら岩はTUSACの訓練で使われることが多いようなので、未来の後輩たちにはぜひ今回の記録更新を目指してもらいたい(千足-畔荷田間は4.3km、千足-武蔵五日市駅間は10.2km)。
時間と精神力の問題だが安全には十分配慮するように。

武蔵五日市駅到着後、浮いたお金で何か買おうと自販機に向かった面々だったが、電車が2分後だったので泣く泣く諦めて乗車した。気づけば、七夕であった。


綾滝

懸垂下降

天狗滝

TUSAC Record 畔荷田

2024年6月22日土曜日

20240622_歩荷訓練 大岳山

 20240622_歩荷訓練 大岳山

メンバー:落合(1,記録)、鈴木(1

天気:晴れ

行程

0830 千足バス停
1020 
つづら岩
1210 
大岳山
1345 
奥之院
1415 
御岳山
1615 
御嶽駅

翌日につづら岩でのマルチピッチ訓練が控えていたので歩荷訓練はつづら岩周辺で行
い、千足バス停の辺りで幕営しようという計画だった。しかし翌日は雨濃厚であり、
マルチピッチ訓練が延期になったらより安い交通費で帰れる登山口に降りようという話になった。2週間前に丹沢で歩荷訓練を行った時は曇っていたが、この日は晴れていて暑いので萎える。千足バス停から階段を降りて秋川渓谷で有名な秋川でポリタンクに水を汲んで出発。2人してキツいとか言いながら歩くもののペースは良い。林に入ると幾分か暑さが和らいだ。大変さを紛らわすためにしりとりをするも、頭が回らず言葉が出てこなくなり一瞬で終わった。1時間程度歩いたところで休憩がてら地点確認。2人とも現在位置は分かっている。沢を離れた後はつづら岩まで急登。つづら岩では1組が岩登りをしていた。つづら岩から先のアップダウンは所々岩が出てきて面倒くさい。1時間程度歩いて休憩する。ここから大岳山までラスト標高差200mはもちろん大変だったが、30分程度で着けたのでよかった。ここで川で汲んだ水を捨て、電波の入る御岳山まで翌日のマルチピッチ訓練の有無を確認しに行く。途中、登山道の左側に別の登山道を発見。地図で見ると奥の院まで200m弱の登りである。このまま真っ直ぐ行くのもつまらないということで全力で登るが、依然としてそこそこの重さを持っていたので良いトレーニングになった。御岳山手前で電波が入り、翌日のマルチピッチ訓練は行わないということだったので千足には戻らずに御嶽駅へ降りた。

2024年6月15日土曜日

20240615_谷川岳馬蹄形

 20240615-16_谷川岳馬蹄形

メンバー:河本(2,L,記録)、落合(1)、鈴木(1)
天気:晴れ(15)、雨(16)

1日目
1030土合駅
1250白毛門
1540清水峠
1700蓬峠
1845茂倉岳避難小屋

2日目
0400茂倉岳避難小屋
0500谷川岳
0740土合駅

今回は3人で谷川岳馬蹄形の縦走に行った。8:40集合のはずがいろいろあり10:30の出発になった。メンバーの一人が忙しく、早く下山したいとのことではじめはこの日のうちに下山したいと考えていた。単純計算でコースタイムの1/2で歩けばいいことになる。他のコースでは1/2のペースで歩くことはできるが、このコースでは思っていたよりアップダウンが多く、開始早々無理だと気づいた。なんと累計のアップダウンが2700mもあるらしい。一日目は天気がよく、とても暑かったが景色がよく楽しかった。笹の草原が多く、虫も多いため虫除けスプレーがあるとよい。この日は日没ギリギリまで歩くことになりそうだったので急いだ。その結果、計画通り茂倉岳避難小屋泊となった。二日目は少々雨が降っているが合羽は着ないで出発した。所々晴れ間もあり、雲海っぽい物も見えて楽しかった。この日は時間に余裕があるのでゆっくり下山した。





2024年5月26日日曜日

20240526_登攀訓練@日和田山

 

  20240526_登攀訓練@日和田山

メンバー:松坂(OB),尾高(L),鈴木(記録)
天気:晴れ

日帰り
06:41 高麗駅集合
07:20 高麗駅出発
07:40 日和田山女岩
12:33 日和田山山頂
12:45 解散

2週間前の登攀訓練に参加できなかった鈴木が参加。新入部員の坂本君も参加する予定だったが体調不良のため不参加。

高麗駅に各自始発集合だったが早速アクシデントが。鈴木が電車の乗り継ぎを忘れて飯能駅で降りてしまい、約40分の遅刻。先輩方を待たせてしまったため戦慄が走ったが、お二人とも優しく迎え入れてくださったのでホッとした。

目的の岩場には幸いまだ人がおらず、訓練をすることができた。その後すぐに続々と人が増えたので幸運だったと思う。

訓練では懸垂下降、トップロープ、登り返しなどを行った。確保器の取り付けに手間取ることが多かったのでしっかり復習したい。
懸垂下降では二人組のお兄さんに「余計なお世話かもしれないけど、手の位置が違うよ」と指摘され正しい位置を教えていただいた。先輩方は上で待機しており下降中の手の位置までは確認していただけなかったので、お兄さん方のご厚意には大変感謝している。
登り返しでは登り返しに移行しようと取り付けたプルジックコードに動作確認のため体重をかけたところ、コードの結び目が解けるというインシデントが発生。確保器はつけたままだったので5cmほどガクンと下に落ちる程度で済んだが、先輩方は初めてのケースだと仰っていた。今後は自分で綿密に装備点検をしておくようにしたい。

1年生が一人だったということもあり、早めに訓練が終わったため山頂まで行くことになった。尾高さんを先頭にかなりハイペースで登ったが家族づれや夫婦、カップルの登山者が多かった。道中道を譲ってくれた方々にお礼申し上げたい。
十数分で到着した標高302mの山頂では東京スカイツリーもうっすら展望できた。3分ほど展望を楽しんで下山して解散。

車で来たという尾高さんとは別れたが、松坂さんとは同じ電車で来たということでそのまま一緒に駅へ。
電車内でもスキー山岳部の歴史から学生時代の学校生活についてまで色々と伺うことができ、大変有意義な時間だったと思う。休日を返上して指導してくださっただけでなく、ぶどうジュースまでご馳走していただき恐悦至極である。


よーくよ〜く見ると東京スカイツリーが、、、


必死に登る後輩を不敵な笑みで撮影していた松坂さん…
記録用に撮ってくださっていただけだった、、、

2024年5月6日月曜日

20240504-06_雪上訓練@涸沢

    20240504-06_雪上訓練@涸沢

メンバー:縄、尾高(L)、沼田、河本、伊藤、落合、金田、鈴木

1日目:晴れ、上高地-涸沢
0500 さわんどBT 出発
0552 上高地BT
0818 横尾 0835
0927 本谷橋 0946
1242 涸沢、テント設営、雪上歩行、滑落停止 
1655 幕営地

2日目:快晴、スタカット
0430 起床
0609 出発、スタカット練習、スノーボラード、懸垂下降、滑落停止
1600 穂高岳山荘のコル
1700 幕営地

3日目:曇り時々雨、涸沢-上高地
0400 起床
0537 出発
0659 本谷橋
0749 横尾
1004 上高地BT

1日目 記録:金田(尾高さんに送った内容が紛失したため、鈴木が記憶を辿って代筆)
初めての雪山登山に気持ちが高鳴っていた。縄さんと沼田さんはスキー装備も担いで入山。だが雪の状態はあまり良くなかったようだ。1年生は初めてのアイゼンの装着に手間取った。また、ピッケルの持ち替えにも苦労した。訓練場所の涸沢は、道中歩いているときから人の列ができていたのだが、到着した涸沢ヒュッテはさらに多くの人で賑わっていた。中には幼児連れの家族もおり、目を丸くした。この時期のキャンプ地としては人気があるのだろうか。テントを設営してからは、斜面に出てキックステップなどの基本的な雪上歩行技術、ピッケルを用いた滑落停止の訓練を行った。一通り練習を終えてからは、一年生各々がやりたいことをして良いと言われたので、私は滑落停止の練習を繰り返した。
最後に、この記録を書くはずだった金田について。唯一高校登山部出身ではなかった金田は、ザックが重たかったということもあり、最初の長い林道歩きでは大丈夫そうだったものの、登りが始まってからはきつそうにしていた。しかし、最後まで一切弱音を吐かない精神力が彼のすごいところであった。部はやめてしまったが、登山は続けて自然を楽しんでほしい。

2日目 記録:落合
前日と同じ訓練地(2350m付近)で前日に行った雪上歩行の復習を兼ねてのスタカットの練習から始まる。1 年生を2組に分けて 1 年生1人に上級生1人が付き添ってスタカットで数ピッチ登ってからスタカットで下った後しばらく休憩してから fix 通過の練習をする。再び 1 年生を2組に分けて晩御飯大盛をかけた 10 ピッチのスタカット競争をする。1ピッチ目から勝負が決まったような形になり負けてしまったが、色々と課題が見つかったので今後しっかり練習していきたい。その後懸垂下降の練習をした。早く10pを終えたチームは各々スノーボラードや滑落停止の訓練をしていた。当初は5.6のコルを目指す予定だったが、上部に大きな雪の亀裂が走っていたため白出のコルを目指すこととなった。訓練地出発時刻14:30と遅く、タイムリミットを16:15に設定していた為、途中でテントの方へ戻る組とコルに行く組とで分隊することにはなってしまったのは残念だったが、初めて雪山に来た私は稜線上からの景色に感無量だった。白出のコルから 10 分程下った辺りで右側に雪割れを発見。これを見たら、歩行訓練の時をはるかに凌駕するスピードで下れるようになった。 


白出のコルを目指す

3日目 記録:伊藤(加筆:鈴木)
訓練をせず、1日目の往路を辿った。小雨が降っていて、往路より倍くらい速かった。特記事項なし。林道に戻ってからは、退屈だったので1年生でしりとりをした。徳沢での休憩時には伊藤がソフトクリームを買って食べていた。下山後はさわんど近くの白骨温泉に入った。人の多さに対しての狭さが少し気になったが、美味しいお粥を無料で、しかもおかわり自由で食べることができ、大満足であった。ご飯は縄さんおすすめのからあげセンターへ。初めて山賊焼を食べたが、ボリューム満点、ご飯・味噌汁もおかわり自由でお腹いっぱいになった。お代は縄さんが全額支払ってくださり、感謝の限りである。

2024年4月27日土曜日

20240427-29_深南部-黒法師岳,山犬段 周回

      20240427-29_深南部-黒法師岳,山犬段 周回

メンバー:尾高(L),沼田,伊藤,落合,鈴木

day 1 雨、15:00頃にやんだ
1000 start 寸又峡温泉第3駐車場
1026 夢の吊り橋
1445 前黒法師岳
1535 宿泊地(ヘリポートより300 m 東側)

day 2 晴れ
0400 起床 0520 出発
0727 黒法師岳
0912 バラ谷の頭
1011 房小山
1202 鋸山
1344 三合山 1422
1616 山犬段,宿泊地

day 3 晴れ
0400 起床 0513 出発
0557 板取山
0746 沢口山

0920 下山

1日目

深夜に駐車場へアプローチし、仮眠をとったあと出発し、千頭森林鉄道の廃線後を横目
に夢の吊り橋へと車道を進む。
夢の吊り橋
夢の吊り橋

夢の吊り橋付近から国土地理院地図掲載の前黒法師岳へとつながる登山道を探すも、入り口が分かりにくくなっている(主要なルートは大間川から登るルートになっていたようだ)。登山道は私が登山道と認識できない程であり、浮石や杉の落ち葉が多く、傾斜が厳しい。私はここで体力をかなり消耗し、水も消費した。途中で林業の遺構やケーブルを見ることができる。
林業の遺構

途中から登山道を追うことは諦め、尾根を追うことにする。標高800mの尾根上に登りつくまでに1時間以上かかったように思われる。水を5Lのうち1L消費していて絶望した。標高980m付近の小屋のある場所で登山道と合流し、順調に足を進めていく。ヤマツツジなどの見られる広葉樹林を抜けると、やがて針葉樹林となり、イワカガミの群生地や多種の苔、花が姿をあらわす。
苔と花

イワカガミ

そのような緩やかな尾根を3度ほど休憩しながら登っていくと、前黒法師岳に到着し、最初の登山者に遭遇。まだ余力があったので通過してヘリポートを目指していく。前黒法師岳を超えたあたりから霧が濃くなり、深南部らしい深い森の様相となってくる。私はこのような森を歩くのが好きだ。
前黒法師岳をおりる

歩いて行くと、ヘリポートより手前に苔の茂った平地を見つける。サイト適地と判断し、野営の準備を始めると、ちょうど雨が強まる。テント内で食事を済ませると、雨がやみ、就寝した。[記録:伊藤(1年)]

2日目

朝食は棒ラーメン。初めて食べたが意外と美味しい。

黒帽子岳に到着。木々に囲まれ展望はないが昨日出会った方に再会。丸盆に行って戻るとのこと。黒法師岳名物のバッテン三角点標石も確認できた。

続いてバラ谷ノ頭に向かう。膝丈、腰丈、肩丈、背丈と伸びる笹藪をブッシュして進む。道中4名の登山者と出会う。コルについたところで沢まで降りて水汲み。尾高さんと鈴木、落合が行くことに。伊藤のコケ話も聞きつつ休憩を挟んだ後に200mほど登ってバラ谷到着。テントが4つほど並んでいる。

その後は小ピークをいくつも越えるアップダウンが多いルートを歩く。本邦最南2000mの地を通過し房小山、鋸山に向かう。途中トラバースも行う。道中伊藤が鹿の角を発見、嬉しそう。また昨日に引き続きカモシカ2頭を目撃。

そんなこんなで気付けばあっという間に三合山に到着。ここで明日の予定に余裕があり、この近くで幕営するか当初の予定通り山犬段小屋に向かうか決めることになる。沼田さんと落合、鈴木は小屋派、尾高さんは中立、伊藤は近くでの幕営を希望。沼田さんの恒例らしい?木登り中に一年生で話し合った結果、体力的な限界ではないとのことで伊藤の荷物を念の為少量他の1年で持った上で山犬段に向かうことに。

すると道中、寝坊したと話す男性登山者とすれ違う。TUSACのことを話すと昔TUSACの方々にはお世話になったそう。東大スキー山岳部の凄さを実感した。

その男性と別れてまもなく沼田さんが蛇を発見。山で蛇を見たのは初めてだったので少し怖かったが、おとなしい個体で噛みついてこなかった。

2時間ほどで山犬段に到着。小屋には2、3名の登山者がいた。近くの適当な場所でテントを張って炊事。この日のお米はうまく炊けていて美味しかった。食後は片付けをしてすぐに就寝、おやすみなさい。そして山行は三日目に続く。[記録:鈴木(1年)]
 


多くが十字刻印の中でバッテン刻印は非常に珍しい。

ここは膝丈ほどの笹藪。TUSACでも藪漕ぎは出来ます!

本邦最南2000mの地らしい...

Lucky boy

見えづらいですが蛇がいます。皆さんお分かりでしょうか?

3日目
最初のピークは林道で巻き、小一時間歩いたところで板取山に着く。ここからは 2 日前に登った前黒法師岳がよく見える。更にアップダウンを繰り返して、沢口山からは下り一本。午前中のうちに下山した。結局この日は人に会わず、静かな深南部だった。
板取山山頂より深南部の山々
[記録:落合(1年)]

2024年4月6日土曜日

20240406-07_小川山 マルチピッチ他

     20240406-07_小川山 マルチピッチ他

メンバー:尾高(3, L)沼田(3,記録),河本(2)
天気:
1日目 雨、15:00頃にやんだ
2日目 晴れ後曇り

ヤマレコ

    day 1
0905 廻り目平キャンプ場
0921 セレクション取り付き
1230 トップアウト
1450 小川山レイバック 1700
1710 クラックホルダー 1730

    day 2
0845 南陵神奈川 取り付き
1500 駐車場
1530 小川山レイバック、ホルダー 1630
1640 解散

セレクション 1p目

小川山レイバック

クラックのボルダーで遊ぶ

南陵神奈川 1p目


 TUSACに入部して3年目にして,今さら感強めの,初の小川山クライミング.1ヶ月ぶりの山で,斜面を登るときに息切れが早く体力の衰えを感じた.2日目に小川山レイバックをリードでトライしたが,腕が消耗しておりレストして何とか登りきるという無様な結果になった.


2024年1月22日月曜日

20240121-22_錫杖岳 前衛 3ルンゼ

     20240121-22_錫杖岳 前衛 3ルンゼ

メンバー:尾高(2, L)沼田(2,記録)
天気:
1日目 雨、15:00頃にやんだ
2日目 晴れ後曇り

ヤマレコ
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-6391094.html

 day 1
1035 駐車場 出発
1133 クリヤ谷渡渉地点
1320 岩屋

 day 2
0724 出発宿泊地
0810 3ルンゼ 取付 0830
1220 Top out
1300 下降開始
1617 クリヤ谷渡渉地点
1656 下山

3ルンゼ 取付-Top out で3 h 50 min
同ルート下降で1 h 10 min

 宝剣岳に行くつもりだったが、難易度的に先に錫杖岳3ルンゼに変更。

 1日目は雨で、岩屋まで傘さして行動した。さすがに山は雪になるだろうと期待していたが、そんなことはなかった。

 2日目も気温が高く、日が出ると雨のように水滴が降ってくる。氷の付き具合は全体的に悪く、ベルグラはあまり役に立たない。決まったと思って体重をかけると崩れる、途中で崩れてヒヤッとするなど、コンディションは悪い。トンネル内の氷はよかった。

 尾高は奇数ピッチ、我は偶数ピッチをリードした。2ピッチ目のハング超えは、ハーケンにかかる残置カラビナにアルヌンで支点を取り、思い切ってアックスを上に決める。ここもピリ辛で楽しい。4ピッチ目のCSは(僕は)右から行けると判断したので、トライ。ここのムーブが面白くて最もしびれたところ。



 尾高が往路の渡渉の際に足を滑らせ、両手と下半身をびしょ濡れに。2日目朝も乾かしタイムになったので、出発がこの時間になった。

沼田の反省は,ワカンが度々外れたこと.原因は,ベルトを靴のサイズに合わせて短くしていなかったから?以前使用してたワカンでは外れることはなかった.