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2023年10月29日日曜日

20231029_二子山中央稜

 20231029_二子山中央稜
メンバー:L降矢(4、記録) 、沼田(2)
天気:晴れ
06:45 駐車場出発
07:05 二子山中央稜 取りつき
14:00 二子山山頂,その後懸垂下降
15:30 弓状バットレス
17:15 下山

 二子山は日本100岩場の関東の本に載っているので近いと思っていたが結構遠かった。車を出してくださった沼田さんに感謝。駐車場から歩いて20分ほどで赤いドラム缶を発見し取り付きに到着した。

1p:沼田リード
 我々が一番乗りであった。が、取り付きでロープの末端の毛羽立ちに気付き切断するなどしていたら後ろから来たパーティの方が先に準備を済ませてしまっていたので先を譲った。トポにあったルートではなく右の方にあったクラックから登ろうとしたが予想外に難しく苦戦してしまった。そんなこんなで数パーティに抜かれた。
2p:降矢リード
 凹角ではなくカンテにした。最後は右に行く。
3p:沼田リード
4,5p:降矢リード
6p:沼田リード

 久しぶりとはいえマルチピッチのシステムはしっかり覚えており、一安心であった。休日の人気ルートということで長めの待ち時間があったが、他パーティの方と楽しくおしゃべりをして過ごした。登攀自体にはそれなりに余裕があったので、ナチュラルプロテクションの練習もしてみた。カムはこれまでも自信をもってセットできたが、ナッツは不慣れであったのでこれを機にたくさん試した。思ったより良くきまった。持ってきてみたヘキセントリックがきまる箇所もいくつかあった。こちらは初めて使った。良い練習になったと思う。

 トップアウトしてからの道は高度感があり、滑りやすい運動靴で来た私は非常に怖い思いをした。山頂標識のあるピークを越えコルから懸垂をしたのちにローソク岩を過ぎて取り付きに戻った。荷物を回収し弓状エリアに移動した。壁の斜度が強く、見上げた首が痛かった。親切な方に場所を教えていただいて、日本100岩場に日本一被った5.10aとの記述がある「悪魔のエチュード」をトライした。「指」が落ちてこないか不安になった。私は無事に一撃することが出来た。石灰岩ということで滑る感じもしたが、ガバがたくさんあって良かった。

2023年10月22日日曜日

20231018-1021_南アルプス深南部

20231018-1021_南アルプス深南部
メンバー:尾高(2年 L),藤澤(1年 記録)
天気:4日間ともに晴れ
Day 1
1200 寸又峡温泉
1420 千頭ダム
1520 お立ち台
 早朝に東京を出て自家用車で寸又峡温泉へ。寸又峡温泉から千頭ダムまでは林鉄跡の右岸林道を歩く。途中の吊り橋までは観光客が多くて、大型のザックにロープを外付けした我々の方が場違いだった。吊り橋を過ぎると全く人と出会わなくなり、ようやく静かな深南部の世界に入ることができた。時々現れる長い真っ暗なトンネルが少し怖い。我々以外に誰もいないであろう山域に、上流のダムから流れる防災無線が響き渡っていた。
 千頭ダムからは左岸林道に向けて尾根沿いの旧生活路を登る。人気のない静かな森の中には、綺麗な石垣が幾つも残されていて、その1箇所には割と状態の良い廃屋があった。僅か半世紀前にこんな山奥に営まれた暮らしに実感がわかず、自分が知らない時代にタイムスリップしたかのような錯覚に囚われた。
 やがて左岸林道のお立ち台に出た。驚いたことに車が3台停まっていて、どうやら左岸林道はこのお立ち台まで車両が通行できるらしい。お立ち台からは周囲の山々を見渡すことができた。街の明かりからも携帯電波からも隔てられた山奥で、AMラジオから流れる知らない放送局の知らないパーソナリティの声を聴きながら、テントを張らず外にシュラフを敷いて寝た。星の綺麗な夜だった。

Day 2
0640 お立ち台
0745 大垂沢橋
0940 小根沢橋
0950 小根沢小屋
1115 大根沢小屋
1220 大根沢橋
1420 三昇の滝
1520 釜ノ島小屋
1705 柴沢小屋
 今日は一日中左岸林道を歩く。お立ち台から柴沢小屋までのおよそ25kmは絶え間なく崩落地が現れた。結局ロープを用いたのは1箇所のみであったが、崩落箇所の半数は足を滑らせたら大怪我を避けられない危険なものであった。慎重にステップを作りながら、時にはアックスでバランスを保ってトラバースする。途中で橋梁の点検を行なっていた3人組のパーティとすれ違った。地理院地図からも消された林道で、今も設備の点検が行われているのは少し不思議な気がした。
 所々に残されたかつての林業遺構は、中に入ると日用品や掲示物が当時のままに残されていて、深南部の盛衰を肌で感じられた。
 廃道に落ちる大きな滝があって、この日は気温が高かったので貸切で滝行を楽しんだ。釜ノ島小屋の少し先に大規模な崩落地が現れた。崩落地手前で斜面を登って迂回し懸垂下降で林道に復帰。唯一ロープを使った箇所だった。やがて日没前に柴沢小屋に到着。
 年に数組しか利用していないであろう小屋は、外観こそボロボロであるが中は綺麗に使われていた。川に水を汲みに行くと、大きな魚が数匹泳いでいた。外で焚き火をしながら自炊をして、快適な寝床に就いた。

Day 3
0650 柴沢小屋
0930 合地山
1250 諸沢山
1500 日向沢林道
1610 千頭ダムへの分岐で幕営
 柴沢小屋の前から取り付く。最初は急登であったが、尾根に合流してからは緩やかな苔むす森を歩いた。最後の方は倒木が多くて歩きにくかったけど、2時間半ほどで合地山のピークに到着。眺望はイマイチだったけど人気のない山頂というのが新鮮で良かった。そこからは諸沢山を経由して日向沢林道に降りる。途中で一度寸又峡温泉振りに電波が入った。日向沢林道も危険な崩落地が多く、最後の最後まで緊張する山行だった。千頭ダムへの分岐にてテントを張って就寝。

Day 4
0700 幕営地
0920 寸又峡温泉
 1日目に通ったルートで千頭ダムに降り、右岸林道を経由して寸又峡温泉に下山。温泉に入ってさわやかハンバーグを食べて帰った。深南部の良さを満喫できた良い山行だった。来年以降も深南部に通いたい。

2023年9月13日水曜日

20230913鶏冠谷左俣本谷

 20230913鶏冠谷左俣本谷


メンバー:沼田(2、L)、尾高(2)、福地(1)、河本(1)

記録:河本

天気:晴れ


行程

6:08道の駅みとみ

6:24ねとりインフォメーション

6:35二俣吊り橋

6:42鶏冠谷出会

14:31 2177m地点でトップアウト

15:25鶏冠山

17:16鶏冠谷出会

17:55道の駅みとみ


道の駅みとみで前夜泊し、眠かったので5時に起きることにして6時頃出発した。鶏冠谷出会までは遊歩道や河原を歩き、一度東沢の徒渉を必要としたが石の上を渡ることで靴をぬらさずに行けた。魚止の滝までは岩が多い沢を遡上し、魚止の滝はロープを出さずに直登できたが岩が滑るためかなり怖かった。これ以降の大きな滝は怖くなって私だけ全て高巻きした。これ以降は具体的な滝の名前は忘れてしまったが、ほぼ全ての滝は先輩方や福地は直登していたが、岩がぬるぬるしていて一部滑落して股間を強打したものもいるため注意が必要である。本谷から詰めるつもりだったが、途中から沢の分流の位置がわからなくなり、いつのまにか本谷に入り込んでいた。詰めはかなり険しく、ロープを出したい位の岩の登攀やトラバースがあったり、土の急斜面を木の根をつかみながら登ったりした。打って変わって帰りの鶏冠尾根は森の中の尾根歩きや景色のいい岩峰があり、時間がなく第三岩峰は迂回してしまったが、楽しかった。帰りの塩山にある花藤という大盛り定食屋で食べた焼き肉定食は美味しかった。


2023年8月30日水曜日

20230830-31_上高地-滝谷ドーム中央稜

     20230830-31_上高地-滝谷ドーム中央稜

メンバー:尾高(2, CL),沼田(2,記録)
 天気
1日目:曇り、快晴
2日目:快晴晴れ

GPS log は以下のヤマレコ URL にありhttps://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-5886102.html

 1日目(8月30日)
0140 沢渡駐車場 到着
0530 起床
0600 沢渡 バス 出発
0630 上高地 0640 
0826 横尾
1035 涸沢小屋 1046
1250 北穂高岳 テント場
1309 北穂高岳
1358 北穂高岳 テント場 幕営

 2日目(8月31日)
0400 起床
0705 取付,登攀開始
1000 トップアウト ドームの頭 1017
1035 北穂高岳 テント場 1114
1219 涸沢小屋 1240
1435 横尾
1637 上高地

 本当は1週間くらい定着するつもりだったが,予定が入ってたったの1泊2日になってしまった.ということで,滝谷ドーム中央稜のみの記録.

 反省は懸垂下降地点 T1を発見できず,取付まで2時間もかかってしまったこと.踏み跡を辿って下っていたが,T1の地点より1段上部でトラバースしてしまった.ピナクルとハンガーを探し回ったが一向に見つからないので,適当なピナクルに捨て縄を巻いて,そこから約40 mの懸垂下降をした.んで,無事 T2について取付へ到着.戻って踏み跡を辿りなおせばよかったと思う.

縦走路から取付側に下り始めたところで,下方に明瞭な踏み跡がある.この踏み跡よりもう一段下に下らないと懸垂下降のT1 にはたどり着かない.

 天候・岩の乾き具合はめちゃ快適だったが,風が強くてとにかく寒かった.フリースの上にレインウェアを着てもなお寒い.登攀自体は何も問題はなかった.他のルートとの継続をしないと物足りなさを感じるくらい.偶数ピッチをリードした.2ピッチ目最後の「急なスラブ」と,4ピッチ目の凹角からのちょいハングが良いスパイスだった.次やるとしたら,チムニーの外側から登ってみたい.3ピッチ目の歩きはロープいらない.


チムニーの中を通過した.私はフォローでザックありだったので,ある程度まで登ったらロープを1本ほどいて,ザックを荷揚げした.でないとチムニーは通過できない.


めっちゃ快適だったが,2日目は始終風が強くて寒かった.もう夏の終わりを感じた.

2023年7月15日土曜日

20230715-16_釜ノ沢 東俣

    20230715-16_釜ノ沢 東俣

メンバー:沼田(2,記録),河本(1)
天気:晴れ

GPS log は以下のヤマレコ URL にありhttps://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-5713301.html

 1日目(7月15日)
0045 部室出発
0250 道の駅みとみ 着,車中泊
0730 起床
0820 出発
0847 二俣吊橋
1027 ホラノ貝ゴルジュ
1326 釜ノ沢出会
1452 両門ノ滝
1535 ヤゲンの滝
1700 幕営地 1,805 m付近 宿泊

 2日目(7月16日)
0630 起床
1000 甲武信小屋
1018 甲武信ヶ岳 山頂 1041
1105 木賊山
1212 徳ちゃん新道分岐
1348 道の駅みとみ 下山


 山ノ神までの行程は,旧登山道を通ればすんなり時間をかけずに進めるのだろうが,今回は積極的に沢沿いを進んだ.そのお陰でかなり時間を使ったという感想.でも直登・へつりが楽しい滝が何ヵ所かあったので,とても楽しめた.
ちなみに山ノ神の祠は発見せずに通りすぎてしまった.沢沿いに進み過ぎたせいだろうが.

 魚止滝は右岸のスラブをよじ登り,草地を高巻きではなく,水流の際を直登.写真は撮り忘れた.非常にヌメるがホールドは豊富なので難しくはない.不安に感じる場合はロープ使用推奨.登れそうな滝は積極的に直登したいものだ.

 ヤゲンの滝は,1996年10月の廣川氏による遡行図に「右側のカンテ状から登る。残置支点がある。」と記載があったので,ロープを出して登ろうとしてみた.しかし,取り付きの段階でヌメリが酷くずり落ちてドボンしたので諦めた.ハーケンを打とうとしたが,なかなか決まらないので断念.大人しく左岸の灌木を使って高巻き.踏み跡明瞭.


両門ノ滝

 2日目は0430起床するつもりだったが,昨晩眠れな過ぎて寝坊.0630起床.ツェルト泊が案外寒くなく,厚着して眠ればシュラフは要らないくらいの気温だった.

 総括して,奥秩父の沢はきれいでヒルも生息していないので,とても快適に楽しめる.1日目の気温が高くない日に当たってしまったので,満足に泳ぎを楽しめなかったのが残念.また来よう.

2023年6月24日土曜日

20230624_甲斐駒ヶ岳黒戸尾根

 メンバー:尾高(2),河本(1)


天気:6/24は曇り、25は晴れ

記録:河本


6/24

5:00頃2人とも部室で起床し神泉でレンタカーを借り、出発

8:30頃竹宇駒ヶ岳神到着、入山

14:00頃七丈小屋到着、宿泊

6/25

3:30頃起床

4:15頃出発

5:30頃甲斐駒ヶ岳

6:30頃七丈小屋

10:00頃竹宇駒ヶ岳神社到着


2人とも部室で前夜泊し、神泉でレンタカーを借りて出発した。尾高さんが免許を取ってすぐということもあり、高速道路で急ブレーキをかけるなど怖かった。駒ヶ岳神社から入山。私は荷物が重く、気温も高かったためかなり足がつらかったが休憩を取りながらもいいペースで進み、14時には七丈小屋に着くことができた。各自が用意した食事をとり就寝した。次の日は3:30に起き、朝食を済ませて山頂へ出発した。山頂からの景色は朝焼けと雲海も相まってとてもよかった。その後かなり速いペースで下山し10:00には下山した。今回は荷物がそこまで多くないのにもかかわらず足がかなり疲れてしまった。夏合宿は30kg程になるらしいので夏合宿が楽しみだったのがそうでなくなってしまった。


2023年5月28日日曜日

20220528_雪上訓練(針ノ木雪渓)

メンバー:降谷(4), 尾高(2), 齋藤(2), 沼田(2), 河本(1), 孫(1), ヤン(1), 藤澤(1)

天気:晴れ

記録:藤澤


5/27

1930 部室発

2230 扇沢着

5/28

0530 起床

0600 扇沢入山

0700 針ノ木雪渓着

1330 針ノ木雪渓発

1430 扇沢下山

2200 部室着


 前日夜にハイエース1台で出発し、扇沢駅の無料駐車場で車中泊。車内で寝る組と外にマットを敷いて寝る組に分かれた。翌日は5時半起床で6時入山。7時過ぎには針ノ木雪渓に降りた。既に同じように雪上訓練を行っているパーティーが幾つかあり、標高1780m付近の緩やかな斜面を活動拠点とした。

 ツボ足歩行からアイゼン歩行、ピッケルの使用法について一通り学んだ後、滑落停止訓練を行った。訓練場所の傾斜が緩く滑らなかったために、滑落者の足をロープで引く、助走を付けるなどして、人工的に滑落を発生させた。アイゼン無しで行った後アイゼン有りで行った。その後はスタカット練習。手順が多く複雑に感じたので、シーズン前に再度練習して習得したい。最後はスノーボラードを制作して、雪渓上で足りない分の運動をした後、下山した。

2023年5月21日日曜日

20230521_登攀訓練(日和田山)

 メンバー:降矢(4),沼田(2),尾高(2),孫(1),ヤン(1),藤澤(1),福地(1),河本(1)


天気:晴れ

記録:河本


5/21

7:30頃高麗駅集合、日和田山女岩に出発

8:00頃日和田山女岩到着、支点確保、懸垂下降、登り返し、滑車を用いた持ち上げ、トップロープのクライミングを行う

15:00頃日和田山女岩出発

15:30頃高麗駅で解散


7:30頃西武秩父線高麗駅に集合し、入山を開始した。20分ほど歩いて女岩に到着。これから初めて登る岩を目の前にして不安と高揚感を覚える。岩の上に安全確保用のロープを設置していただき、バックアップ付き懸垂下降の練習を行った。その後登り返しの練習を行い、次にトップロープのクライミングをした。私はこの日は南面を登り切ることができず、クライミングの難しさをおもいしった。最後に滑車を用いてロープにつないだ人を持ち上げる訓練を行い、下山した。途中から岩場が混雑してきたのでやりづらくなってしまったことは来年以降注意したい。


2023年5月3日水曜日

20230503_室堂・立山BCスキー

メンバー:(L,OB)、降矢(記録、4) 、沼田(2)

5/3天気:快晴
10:45
室堂
12:00
室堂山展望台
13:40
浄土山(14:00)
14:20
室堂(14:55)
15:50
雷鳥沢キャンプ場
 5/2の夜に扇沢まで車で入り、5/3にアルペンルートで室堂まで。毎度のこととなりつつあるが、車を出してくださった沼田さんに感謝。
 室堂山の北東斜面、浄土山の東斜面を滑走した。私は体が重く、ハイクアップの際に二人に大きく遅れてしまった。斜面は快適で、多くのスキーヤー・スノーボーダーで賑わっていた。雷鳥沢キャンプ場にも人がたくさんいた。
5/4
天気:快晴
07:00
雷鳥沢キャンプ場
09:10
剣御前宿舎
10:05
別山南峰(10:35)
11:00
剣沢出合(11:20)
13:30
剣澤小屋(13:55)
14:50
剣御前宿舎(15:20)
16:00
雷鳥沢キャンプ場
(
山崎カールを途中まで登り滑走した)
18:20
雷鳥沢キャンプ場
 この日はばてたりせずに行動できた。剣御前までの登りは意外とシールが効いた。人のトレースでぼこぼこしているところは避けた方が良い。別山から滑った。上部は快適そのものであった。標高が下がるにつれデブリや穴がでてきた。一度調子に乗ってスピードを出していたら穴に落ちかけた。全力でジャンプした。BCの時は毎度感じることであるが、スキーはやはり移動が速い。というわけで真砂沢ロッジが埋まっているであろうあたりまであっというまに滑走した。登り返しである。来る夏合宿に思いを馳せながら歩いた。途中で雪を拾って食べて喉を潤した。音楽をかけながら歩くことに思い当たったのでスマホから音楽を垂れ流した。かなり気が紛れた。しんどいなぁと思っていたら剣御前宿舎についていた。夏合宿の時は室堂から一度雷鳥沢まで下りてまた剣御前まで上がることに対して怒りすら覚えたが、今回は別に良かった。雷鳥沢まで滑り降りるだけ良いのだ。

雷鳥沢キャンプ場についてからまた山崎カールを滑ろうということで歩きだした。ちょっとしんどかったが、夕暮れの中適度に緩んだ雪を滑るのはとても気持ちが良かった。スピード出したら一度転んだ。

5/5天気:快晴
07:50
雷鳥沢キャンプ場
09:55
一の越山荘
(
雄山谷方面にちょっと滑って登り返した)
11:15
一の越山荘 発
12:25
雄山(13:00)
15:25
黒部平駅
 荷物を全て背負って歩いた。重かった。なぜ二泊三日でこんな大荷物になってしまうのか不思議であった。ガッシャ―の容量が大きいせいで何も考える必要がないからというのが答えの一つだと思う。その必要性について深く考えられることなく様々なものが放り込まれることになるのだ。
 そんなこんなで一の越まで来た。いい感じの斜面が見えたのでちょっと滑ることにした。滑るのはあっという間なのでどんどん滑降したくなるが、登り返すことを考えて我慢した。
ザックにスキーを括り雄山を登った。周りの人々の中には大荷物に対し驚いてくれる人がいた。辛いですねなどと話しながら歩いた。しかし本当に辛かったのは荷物の重量というよりはスキー靴に起因する足元の不安定さだった。岩が露出しており、ところどころ雪があったりした。また板が風で煽られていた。足元に意識を集中させていると雄山に着いた。祠みたいのがあった。
 雄山の山頂直下が最も急な部分で、上から見ると正直かなりの恐怖を覚えた。縄さんが最初に滑って行った。私が続いた。怖かったし太ももが限界だったので急な部分は横滑りで抜けた。斜度が緩くなってからは普通に滑った。沼田さんが滑ってくるのを見た。途中でこけて止まらなくなっていた。雪と一緒に流れに身を任せゆっくりと滑り降りていた。何となく予想されていたことではあるが雪がぐずぐずになっていて滑るのが大変であった。私以外の二人はかなり苦労していた。私は意外と何とかなった。多分大きな板を使っているからだろう。この日の核心はトラバースで尾根を乗り越えるところであった。長い時間トラバースをしているとわき腹が痛くなる。しかも今回はちょっとした登り返しまであった。辛かった。
ロープウェーのワイヤーが見えあぁ終わりだなとか思っていたらスマホが爆音を上げた。びっくりした。大き目の地震があったそうだ。私はわかりませんでした。だんだん斜度が緩くなってきてスキーが滑らなくなってきたあたりで駅に着いた。充実感のある山行であった。

2023年4月29日土曜日

20230429_乾徳山

20230429_乾徳山

メンバー:沼田(2,L),近江(OB),福地(1,記録),ヤン(1),ソン(1),Frantz(1)
天気:晴れ

GPSログ:https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-5421129.html

0530乾徳山登山口
0556オソバ沢登山口
0706国師ヶ原十字路
0743月見岩
0849乾徳山
0923笠盛山
1038黒金山
1054牛首ノタル
1218黒金山登山口
1328道満山
1411乾徳山登山口

新入部員が参加しての初の山行が山梨県の乾徳山で行われた。いきなり寝坊トラブル(!?)もあり、非常に面白い山行だった。

序盤はかなりハイペースで進み、乾徳山登頂時点でCTから40分巻いた状態に。天気が良く、富士山が常に丸見えだった。

髭剃り岩上にて

ルート脇にあった岩に挟まる為だけに挟まる一行
 
山頂直下の鎖場 鳳岩

鳳岩は高度感こそあるが、ただ登る分には造作ない。腕力に自信がない場合は巻き道でも良いのではないかと思う。
この後はかなり単調な樹林帯歩きが続き、朝早かったこともありかなり眠くなった。(道中で仮眠をとった。)
総行程18kmと長めで、久しぶりの登山にはなかなかハードだった。今後このメンバーと山行を重ねるのが楽しみだ。