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2022年12月24日土曜日

20221224_赤岳鉱泉 アイスクライミング

  20221224_赤岳鉱泉 アイスクライミング

メンバー:沼田 (1,記録),降矢(3),尾高(2)

天気:雪のち曇り

https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-5028732.html

八ヶ岳山荘 駐車場 800 yen/1day

赤岳鉱泉のアイスキャンデーは 16:00 までにエリアから出るよう指示される.


03:20 起床
03:50 出発
06:40 八ヶ岳山荘 美濃戸口 07:00
07:45 美濃戸
09:31 赤岳鉱泉 アイスキャンディ(ゲレンデ)16:20
17:10 美濃戸
17:54 八ヶ岳山荘 美濃戸口


 初心者練習のため,天然ではなくゲレンデで登る.

 冬型の気圧配置で北陸・東北などは大雪の予報だったが,赤岳鉱泉は谷地形に位置するし,近くに山小屋があるので最悪なんとかなるだろうと予定通り実行した.予想通り,降雪は多いものの風はなく,気温は-10~15℃程度.


 シーズン初めのため氷壁の成長具合が悪く,スラブと垂壁 2面しか使えなかった.それでも1日中登れたし,大変満足のいく山行だった.初心者練習には最適な場所だった.次は天然で冬期登攀に出かけたい.


 スラブではアイゼンがきまるというより棚に乗れてしまうのでイージー.2回ずつ登ったあとは垂壁で練習する.足がきまらないと腕がすぐにパンプする.



 昼食後,ロープを張る場所を変えて再度練習.午後になると晴れ間が見えてきた.
1日で,一人8本前後は登れたのではないか.満足度が高い. 


 【反省】

 アイゼン(リンクス)の前爪をモノポイントにしようと,屋根付きの休憩所でナットを緩めていたら,外れた拍子に落としてしまい,休憩所の床の隙間から積雪の中に消えていった.積雪のせいで落としたナットは見えないし,休憩所の床下に潜り込むこともできず….泣く泣くサヨナラした.危機管理能力.
アイゼンのネジはテーピングテープで押さえて,クライミングを続行した.

 アイゼンのネジは5 mmネジだった.ナットは市販品でもなんでも調達可能.PETZL純正は,ナットの内径にプラのようなもので加工されており,脱落防止の機能がある.


2022年12月17日土曜日

20221217_初冬合宿

メンバー:土田(4)、松坂(4)、降矢(3)、小西(2)、尾高(2、記録)、斎藤(1) 
 12/17
 土合駅で集合。だが尾高と斎藤が遅刻したため当初の予定より1時間以上遅れて11時頃出発。すみませんでした。この遅れに加えて、天候の悪化が予想されたため、予定していた西黒尾根は諦めて天神尾根へ行くことを決定。ロープウェイを利用し天神平から天神尾根を少し上がり、14時頃分岐付近で幕営。その後、ラッセル訓練、ビーコン捜索、雪崩埋没等を練習した。 12/18
 雪降る中、谷川岳山頂へアタック。視界は悪く、山頂手前からは風が強かったが、特に問題なく順調に谷川岳山頂へ。途中、少しラッセルをした箇所があった。 あとはテント撤収後天神平へ下山。その日のうちに帰京した。

2022年11月5日土曜日

20221105_深南部

20221105_南アルプス深南部(大無間山)

メンバー:近江(OB)、岡本(4)、降矢(3、記録)、小西(2)



紅葉も見られた
11/5
天気:晴れ→曇り・霧雨
05:40
寸又峡
07:10
栗代林道
14:00
風不入
17:10
大無間山

 私がこの部に入部して初めての山行も同じくらいの時期にこの寸又峡から歩き始める縦走であった。あれから二年、気が付けば主将になっていた(まぁ私の代は私一人なので約束された主将就任ではあった)。その辺の話はあまり盛り上がらなさそうなので胸の内に秘めて歩き始めた。林道の途中で崩落した箇所があるとのことでヘルメットを持ってきたがよくわからなかった。放棄されたバンなどを眺めながら深南部らしい整備されていない道を歩く。大量に空き瓶が散乱していて少し興ざめであった。最近山に行くたびに体力不足を感じている。風不入に着いた段階でもう十分に疲れていた。休憩をしていると結構寒かった。日が傾き始めたあたりで天気が悪くなってきた。霧に包まれる夕暮れの林はそれなりに雰囲気のある景色ではあったが、実際に現場にいる人間としてはそんなこと言っている場合ではない。濡れるし。途中で拾った木の棒を杖代わりにして歩いた。先頭のペースは落ちず、若干置いて行かれ気味になっていたが何とかついていった。そんなこんなで山頂に着き、幕営した。

山頂

11/6
天気:晴れ
05:50
大無間山
15:10
寸又峡

 この日は基本的には下り。山頂からちょっと行ったところがえぐれていた。

ちょっと荒れていたあたり

笹っぽい尾根上を歩く。頻繁に脛をぶつけて痛い思いをした。

こんな感じの雰囲気でした

天気も良く景色も良く幸せな感じでした。

城山マルチ

メンバー=:土田、尾高 日程: 11/5-6 エキスカーション 1p目(尾高) 適当なスラブを登り、2p目のフレークの下にある終了点まで。 2p目(土田) 10bのピッチ。フレークを使って登る。ホールドはしっかりあるが、出だしのあたりのリードは怖そう。 3p目(尾高) 10cの核心ピッチ。リードの私は何度もテンションをかけながら突破。次回、RPを狙いたい。案外ホールド、スタンス共に有った。土田さんがフォロー。土田さんがメガネを落とした。 4p目(尾高) 10aのハング越え。快適に登っていける。 ダイレクトルート 落ちた土田さんのメガネは無事回収できた上、無傷だった! 1P目(尾高) 適当にスラブを登る。 2P目(土田) 細かいホールドを使って登っていく。核心部分を過ぎると徐々に大きいポケットが出てきて安心。 3P目(尾高) 10cの核心ピッチ。基本的には2P目と同じ感じのテイスト。支点間隔はかなり短いため、A0で登ってしまうこともできそう。 4P目 5.8の簡単なスラブ超え。 全体的に、スラッとした絶壁ではあるが、手頃な難度で支点状況も良いため非常に快適。また来たい。 2日目は南壁ショートルートへ。尾高はハートルートを落とした。

2022年10月15日土曜日

20221015_笛吹川水系 ヌク沢 左俣 右沢

 20221015_笛吹川水系 ヌク沢 左俣 右沢

メンバー:小西 (2),沼田 (1,記録)

天気:曇りのち晴れ

03:00 起床
06:14 西沢渓谷駐車場
06:33 近丸新道登山口
07:20 入渓
11:50 遡行終了
13:26 徳ちゃん新道分岐
14:25 近丸新道登山口
14:59 西沢渓谷駐車場

15:13 近丸新道登山口
15:50 入渓地点
16:27 近丸新道登山口
16:43 西沢渓谷駐車場


 気温が低くなるなか,あまり濡れない沢ならいいのではないかということで,今回はヌク沢へきた.遡行に時間がかかりそうなのと,避暑のための沢登りではないので,1,200 m付近の近丸新道登山口あたりからの入渓ではなく,近丸新道とヌク沢が交差する地点にある堰堤を超えてからの入渓にした.

水が冷たいので,極力登山靴のまま進む.行けるとこまで.

入渓地点の堰堤を越えてから(確か)5つの堰堤を越えるまでは,ちょびちょびと小さなナメ滝があったと思うが,印象に残っているのは堰堤の高巻き.堰堤の高巻きツアーになるのかという感じで飽きそうだった.堰堤の高巻きは大体左岸から だったと思う.




水に濡れぬように.自分は左岸から登った.

 1,550 m付近の分岐あたりからは小さい滝やナメ滝が出てきて沢登りらしくなってきた.大滝手前のナメ滝連続から楽しくなってきて,その後の100 m, 80 m, 50 m の大滝は圧巻.これは一度は見る価値がある.ロープを使用したのはこの大滝の80 mのところだけ.

大滝中段の80 mの滝


左岸から登り始め,視界から消えるあたりで水流を越えて,右岸の立ち木に支点を取る(王道ルート?)水流を越えるところで上半身まで濡れて,寒すぎて凍えそうになる.濡れる前にレインウェアを着るべきだった.

2ピッチ目からは右岸側の際を登る.ヌメヌメして滑りそうだが,ホールドはある.

1ピッチ目で残置ハーケンは見つけなかったが,2ピッチ目で残置(取れなくなった)カムを2つ見つけた.中間支点はカムで充分かと.滑りそうで怖い場合はハーケンを打ってもいいかもしれないが,簡単なルートにした方が無難かと.右岸に出れば立ち木とスリングで支点は取れる.

 登山道を歩く距離が短かった疲労感はあまりないが,登山道までのツメが結構斜度があるのでそこで疲れた.大滝とその手前からのナメ滝は面白いが,全体的にヌメリが多くて滑らないように気を遣う沢だった.
下山は半分くらいトレランのように爆速下山.

 15:13 からの 2nd round は,落としたハンマーを探しに,入渓地点まで戻った時のコースタイム.結局見つからなかったのでさすがにあきらめた...
1,400 m より上の地点で落としたと思われる.


 【反省】
入渓後にハーケン打ち用のハンマーを落としてなくしたこと.ザックのピッケルを通すループに付けていたのだが,カラビナを通すなどしてバックアップをしていなかった.おそらく,沢靴に履き替えた際にゆるんで,歩いている最中に落っこちてしまったのだと思う.思い返せば,遡行中に金属が落ちるような音が聞こえたような気がする... 悲しい.
また.滝の水流を越える前にレインウェアを着用するべきだった.水がめちゃ冷たい.


2022年10月9日日曜日

20221009_米子沢

20221009_米子沢遡行


2年の小西です。3連休の2日目に米子沢に行った時の記録です。

メンバー:L小久保(OB)、小西(2)

天候:くもりときどき晴れ

記録:小西


5:30 桜坂駐車場

6:00 入渓

9:50 避難小屋

10:30 巻機山

12:50 桜坂駐車場


前日アプローチで桜坂駐車場へ。渋滞に巻き込まれながら下道を運転するのはかなり疲れた。駐車場に到着したのは1時30分頃であった。既にほぼ満車で人も多かったが、この時期はいつもこんな感じなんだろうか。米子沢への入渓者が少ないことを祈りつつ車内で仮眠を取った。


5時に起きて軽食を取ったり、沢装備に着替えたりしてから出発。予想ほどではないがやはり冷え込んでおり、水には浸かりたくない気分である。


駐車場から入渓点までは15分ほどで行ける。道が明瞭なうえご丁寧に看板まであるので迷うことはない。アプローチ用に靴を持っていかなくて良いのも楽だ。堰堤のところで準備をして、6時に入渓した。入渓してしばらくは平凡なゴーロが続き、いささか退屈であるが、奥の方にちらっと見える美しい渓相に胸を踊らせた。


20分ほどでゴーロ帯が終わると、その先はナメを中心にして時々ゴルジュや小滝が出てくる、飽きのない遡行ができた。主要な滝には大体巻道がついているので、パーティーの力量やその日の天候に合わせて歩き方も変更ができるだろう。今回は、なるべく水に浸からないようにしたので、ロープを出すようなところはなかった。





2022年10月1日土曜日

20221001_北岳バットレス

20221001_北岳バットレスBガリー大滝~第4尾根主稜



2年の小西です。10/1-2で北岳バットレスに行ってきたのでその様子をお伝えします。夏季休暇の最後に素晴らしい天気に恵まれ、快適な登攀を楽しめました。以下山行記録です。

メンバー:L土田(4)、降矢(3)、小西(2)

天候:両日晴れ

記録:小西


10/1

11:30 広河原

14:30 白根御池小屋


先輩2人に山行へのお誘いをいただいたのは、7/9、twall江戸川橋での事だった。お2人が前週末に取り付き近くまで行ったにもかかわらず、雨により失意の敗退を余儀なくされてからちょうど1週間後のこと。当時はマルチピッチなんか1回しかやったことがなかったし、クライミングを始めて2ヶ月くらいだったので、まさか誘っていただけるとは思わず驚いた。しかしバットレスはいつか訪れたいところだったし、荷揚げ要員だとしても是非行ってみたかったのでその場で参加を表明した。


日程調整がうまくいかず、山行は10月の頭までもつれこんだ。10月も中旬になるとアルプスは短い秋を終え、急速に冬支度をはじめる。これが今シーズンのラストチャンスだろう。なにより、今回も山行がないとなると、2人の先輩が不憫でならなかった。

祈る思いで、天気予報をチェックしていた。1日と2日が今シーズン1の天気に恵まれると知った時は、嬉しかった。あとは私が足を引っ張らなければ…


1日目の行程は、広河原から一般登山道を通って白根御池小屋までいくだけなので気も楽である。取り付き偵察も、7月に行った時に済ませているので今回はやらないことにした。特に何の問題もなく白根御池小屋に着き、各自が持ち寄った夕食を済ませ、寝た。



10/2

3:10 白根御池キャンプ場

4:50 Bガリー大滝登攀開始

5:55 ヒドゥンガリー

10:40 登攀終わり

11:10 北岳山頂

16:00 広河原


早起きして3時過ぎには出発、4時30分くらいにBガリー大滝に到着した。まだまだ暗かったので、ゆっくり登攀準備をしていると、空が白んできたので登攀を開始した。Bガリー大滝は簡単な2P(Ⅲ)で、前回来た時はロープを出さずに登ったらしい。確かにロープがなくとも行けそうだが、今回は念を入れて出してもらった。土田さんリード、セカンドが小西で登った。こういうところでもたもたしていると流石に怒られそうな雰囲気を2人が醸し出していたので、少し急ぎ目に登った。



2ピッチ終わったところで一旦ロープとクライミングシューズをしまい、トラバースしていく。踏み跡はそこそこあるが、迷いやすいポイントとしてはロープをくぐった後だろうか。ロープをくぐってさらにトラバースを続けるとザレ場がある。数年前に崩壊があって今も日常的に崩壊が進んでいるところだ。滑らないように注意しつつ、横断していく。横断先には「4」と赤ペンキで書かれているところがあるが、そこがヒドゥンスラブの入り口である。ここからマッチ箱のコルからの懸垂までは全て土田さんがリードした。ヒドゥンスラブはⅢ~Ⅳくらいとあり、右から登ると容易。


ヒドゥンスラブ


ここから(?)第4尾根に入る。

1ピッチ目 核心の1つ、つるりとしたクラック(Ⅳ+)から易しいスラブ

フリーで越えられた。

つるりとしたクラック

2ピッチ目 50mをフルで使ったあたりでカムで支点を取る。草付きを登った。


3ピッチ目 緩傾斜のクラック。特に難しくはない。


4ピッチ目 あまり覚えていない…


5ピッチ目 残置が沢山。右に回り込む。非常に高度感があり、楽しい。




少し懸垂する(20m)。


6ピッチ目 ここから降矢さんリード。右のコーナーカンテ状のクラックを登る。


7ピッチ目 左のルンゼ状を登った。枯れ木テラスのビレイポイントは狭い。


8ピッチ目 トラバースは進行方向から見て左側を行く。Dガリー大滝から来たと思われる先行パーティーを待ってから。高度感はあるが難しくはない。



9ピッチ目 もう1つの核心である城塞チムニー(Ⅳ+)。小西は焦ってA0。


上がったところでロープをしまい。そこから登山道に合流する。北岳山頂へはあと少しだ。

山頂で写真を撮り、下山。その日のうちに東京に戻った。


先輩方に助けてもらいながらとなったが、1つの目標であった北岳バットレスに行けた。個人的にリードできなかったのは残念だったが、時間短縮のためには仕方ないことだったと思う。夏合宿に行けなかったため初めてのアルパインで緊張していたが、フォローで行く分には特に問題はなかった。来年はどこに行っているかまだわからないが、懸垂や支点構築、ロープワークに慣れて素早い行動を主体的にこなせるようになりたいと思う。

2022年9月26日月曜日

20220926_小川山

20220926_小川山


メンバー:福田(OB)、尾高(2)、小西(2)

天候:晴れ

記録:小西


前日に引き続き小川山へ。

この日はスポートをやろうということで、まずは小川山物語(5.9)を触った。尾高が2回目のトライでRP。小西はかけてもらったトップロープで練習をした。何回もテンションをかけてしまったが最終的にはTO。ボルトの間隔が若干遠く、リードをするのはヒヨってしまった。


お次はままこ岩へ。

小西は百岩にしか載っていない無名の5.10aにチャレンジした。ラインを間違えてしまった感はあるが、一応OSできた。これが外岩スポートルートでの初リードだったので嬉しい。


福田さんはこの日、ずっと磁力(5.12d)をやっていた。下部は下地が悪い上、落ちるとグラウンドしてしまうので絶対に落ちられない。慎重にムーブを探り、3回目のトライで見事にRP。レストするポイントが全くなかったそうで、最後は叫んでいた。見ている方が手に汗握るクライミングでとても良いものを見せてもらった。ありがとうございました。


尾高は弟岩にあるジョイフルジャムをトップロープでやっていた。ジャムを決めるのが難しそうだったが、下降の時に再び練習をした時はよく決まっていたようだった。小西もかじってみたがうまくジャミングできず、レイバックで無理矢理登ってしまった。初めてクラックに登ったが、良い経験になった。


実りの多い2日間であった。今後も外岩に通いたい。


2022年9月25日日曜日

20220925_小川山(ガマルート)

 20220925_小川山(ガマルート)

天気:晴れ

メンバー:福田(OB)-小西(2)、降矢(3、記録)-尾高(2)

1000登攀開始

1500懸垂下降終わり

台風が来たりしている中で天気が良さそうな日にクライミングをしたいという話があり、マルチピッチの経験を積もうということで初心者向けとされるこのルートを選んだ。2パーティでの登攀となった。この記録では私のパーティについて書く。ジャンケンの結果に忠実につるべで登攀した。難しいピッチを尾高がリードすることとなった。

 

1ピッチ目:尾高リード

先行の福田さんが時間をかけており、我々2人はかなり緊張していた。プロテクションの取りにくいスラブといった感じであった。

2ピッチ目:降矢リード

難しいところは全くなく快適だった。

3ピッチ目:尾高リード

前ピッチの終了点から歩いてこのピッチの取り付きまで行った。支点がなさ過ぎたので間違ったところにきてしまったのではないかと考え一度下って他の道を探したがそんなものは無かった。ここを登るしかない。34mほどスラブを上がってから横向きのクラックにカムで支点を取ると言うかなり緊張感のあるピッチであった。これをリードした尾高は偉い。私は怖いなぁと思っていた。一応、上級生ということで「リード代わってもいいよ」とは言った。言うだけでしたが。

4ピッチ目:降矢リード

途中で終了点があったがつなげた。クラックが出てきた。ジャミングを試みたが私の拳よりも少し広いくらいのサイズであり、手に余るなぁという感じだった。びびったのでクラックにカムを2つ入れた。結局クラックはあまり使わずカンテを使って越えた。尾高は割とあっさり越えてきた。クラックの下に良い感じに足を置くことができたそう。

 

終了点から少し歩いたところにある木(ここまでロープを伸ばせよかった)から懸垂をした。取り付きにザックを置いてきたのでそこまで戻るはずが、下の道まで歩いてきてしまった。さらに、そこから再度取り付きに辿り着くのに1時間ほど彷徨った。完全に迷子でした。福田さんと小西は車に戻って待っていた。すみませんでした。小川山は迷いやすいというのは本当だと痛感した。今までは来たことのある人と一緒に来るばかりで、自分ではあまり位置関係を把握できていなかった。反省。

2022年9月1日木曜日

20220901_湯檜曽川支流白樺沢袈裟丸沢

20220901_湯檜曽川支流白樺沢袈裟丸沢 

袈裟丸沢出合にて。右が袈裟丸沢。左は白樺沢
 
メンバー:L福田(OB)、小西(2)
天候:晴れのち雨 
記録:小西 

5:50 白毛門登山口駐車場 
7:50 入渓(魚留メの滝を過ぎたあたり) 
8:50 袈裟丸沢出合 
11:35 旧道合流点(脱渓) 
14:00 白毛門登山口駐車場 

2年の小西です。9月の初めに、湯檜曽川支流の袈裟丸沢に行ってきました! 
谷川の沢にはずっと行ってみたかったので、今年のうちに行けてよかったです。 
綺麗なナメと登れる滝が連続していて非常に楽しい沢でした。 


– 
今回は写真中心で。 
駐車場から少し歩いて旧道に入る
旧道は沢沿いだからか荒れていたが、踏み跡は明瞭だし、渡渉地点では対岸にテープがあるのでわかりやすい。

武能岳方面を望む

魚留メの滝の落ち口から入渓できる


中途半端なところで下りると、悪い巻きを強いられるので注意。
なるべく先まで行くと、ゴルジュが巻けて良い



白樺沢に入ると、プチゴルジュが登場


つっぱりムーブで突破!



ナメが連続して楽しい!


白樺沢・袈裟丸沢出合に到着。右に行きます。


入るとすぐに2段25m滝が。

ここはロープを出し、福田さんリードで。途中のテラスからの一歩が悪くて、福田さんはⅣ+くらいはあるのではとのこと。残置は豊富で、A0しても登れるが、ここは一応フリーで超えました。

滝上はスラブが続く


少し怖かった。一応お助け紐を出してもらった。

この後は、ナメ滝が連続する。ヌメるところが結構あり、慎重に…
3度ほどロープを出してもらった。

8mトイ状滝を登る福田さん

水流沿いを登ったので、手が悴んで大変だった。福田さんはずっと水流沿いに登っていたが、私は途中で右壁に移って突破した。難しくはないが怖かった笑

ナメ滝を登る

小西はこの滝のみ巻いた



最後の滝

ここを過ぎると、平凡な渓相となる。普通に登っていけばどこかで登山道と合流できる。
下山は途中から新道を使った。旧道は荒れているらしい。土砂降りだったが、沢装備なので濡れても気にしなかった。
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良い滝登攀の練習になった。もっと足を信じて登れるようになりたい。また、ロープに関しては、2段25mは流石に必要だと感じたが、その他の滝は必要以上にひよってロープを出してもらった気がする。いずれも怖がらなければロープなしで登れるような気はしたので、ロープを出す出さないの判断をもっと的確にできるようになりたいと思った。

沢は事故も多いし、確かに慎重を期する部分も必要だと思うが、慎重になり過ぎても時間がかかって良くないのかもしれない。そこの塩梅が非常に難しいと感じた山行でした。

遡行グレード:2級(Ⅳ+)
装備:30mロープ、フェルトシューズ(大滝まではラバーの方が良かったかもしれない)