このブログを検索

2021年5月29日土曜日

20210529_雪上訓練(針ノ木雪渓)

2021/05/29 雪上訓練(針ノ木雪溪) 
メンバー:縄(OB)、土田(3 記録)、松坂(3)、降矢(2) 

 8時 扇沢駅出発 
9時30分 大沢小屋 
10時30分 針ノ木雪溪で訓練 
14時 訓練終了 
14時30分 大沢小屋付近で搬送訓練 
16時30分 大沢小屋出発 
17時30分 扇沢駅  



 前日の23時に部室に集合して車で扇沢駅まで行くことになった。到着したのが3時くらいで中途半端な時間になってしまったのでもう少し早い時間に出発しておけばよかったと反省した。扇沢駅の駐車場にはあまり車は止まっておらずテントを張って寝ることにした。気持ちよく寝ていたのだが6時くらいに雨音で目が覚めた。結構強めに降っていたが日が照っていた。しばらくしたら雨も止んだので出発した。大沢小屋までの道中で一回道を外れてしまい藪漕ぎを強いられた。しばらく歩いて大沢小屋に到着。とりあえずテントを張ろうとしたが雪が結構残っていてなかなか張れる場所がなかった。いらない荷物を置いて雪渓まで登り始める。この日は結構雪渓を歩いている人が多かった。
 爺ヶ岳と針ノ木雪渓

 いい感じのところまで登って訓練を始める。まずは雪上歩行から。次にアイゼンを履かずに滑落停止訓練をさまざまな姿勢で行う。次にアイゼンを履いての雪上歩行、滑落停止訓練を行う。滑落停止訓練を終えると次にロープを出してスタカットの手順を確認した。さらにスタンディングアックス、スノーボラードなどの技術の手順を確認した。ここでひとまず大沢小屋まで降りる。小屋付近の雪が残っているところで搬送訓練を行う。シートベント結びがなかなかうまくできずに苦労した。本来の計画では1日目はここで終了で2日目は針ノ木岳山頂までいく予定であったが諸々の事情(大学の宿泊申請関係の事情)により電波の通じるところまで降りることになった。その後色々話し合った結果(ここで書くようなことではないので省略)下山することになった。扇沢まで降りて車でその日のうちに東京まで帰った。
  
 去年雪上訓練は実施できず今回2年ぶりの雪上訓練であったが色々な技術の手順を確認できたのはよかったと思う。ただ針ノ木岳山頂までいけなかったのは非常に残念であった。
搬送訓練の様子

2021年5月23日日曜日

20210523_葛葉川本谷遡行

 

20210523 葛葉川本谷遡行

メンバー:L小久保⑷、福田⑷、松坂(3,記録)、降矢⑵

天候:曇り

行程

7:18菩提原バス停

8:20葛葉の泉入渓

10:00林道下

11:40遡行終了

13:10大倉バス停

 

今シーズン初の沢登りなので初心者向きの沢ということで葛葉川本谷を遡行した。山行前1週間は雨が降り続き遡行できるか微妙だったが、とりあえず現地にて実施か撤退かの判断をすることになった。

 秦野駅から渋沢駅のバスに乗り、菩提原バス停で下車。そこから葛葉の泉まで50分ほど歩く。葛葉の泉までは葛葉川の横を歩き、途中で葛葉の泉への標識があるのでそこを標識に従って左に曲がる。そこからは直進していけば葛葉の泉にたどり着く。葛葉の泉では水を汲みに来た地元の人がちらほらいた。駐車場は広々しており、車で来ても問題ない。トイレも駐車場にあるのでそこで用をすました。

 入渓地点は吊り橋を渡ったところから川沿いに少しいくと堤防の裏に黄色いステップがあるのでそこから降りられる。水量は多かったが、遡行に支障をきたすような感じではなかったので遡行を開始。水量が増えており、平凡な滝でも楽しむことができた。


水量が多い気がする

多分水量が多い

きっと水量が多いのだろう

4段連瀑の最後の6m滝は水量が激しく、リードで登れる自信がなかったので右から巻いた。板立ての滝は左側を登らずに右側のスラブを登った。滝の上にきれいなボルトが二つあるので支点は取りやすい。途中支点はハーケンがいくつか打ってある。富士型の滝は1段目を、ロープを付けずに登って遊び、2段目は巻いて登った。

板立ての滝
二人目、三人目はアッセンダーで登る

遡行を続けるとつるつるの一枚岩がある。そこから少し行くと木に雑巾と靴がかかっている。ここから左側の斜面を登っていくと三の塔尾根に出ることができる。つめは踏み後がはっきりしていた。

つるつるの一枚岩

靴と雑巾が目印

三の塔に行くか迷ったが、ガスっていたのでそのまま下山開始。三の塔尾根を降り続け大倉バス停についた。

2021年5月15日土曜日

20210515_奥秩父・ナメラ沢で沢登り

20210515 奥秩父・ナメラ沢で沢登り

メンバー:近江(リーダー,OB),箱守(OB),小久保(4,記録)

天候:曇りのち晴れ


6:00東京発

8:05雁坂トンネル料金所前駐車場

8:45入渓点

9:20出発

11:30二俣(1675m)

12:10遡行終了

12:50ツメ+下山開始

14:45鶏冠谷大橋に下山


 五月祭が中止となってしまった連休,本当は一泊二日で大無間山に行きたかったが,日曜の天気が味方してくれない。仕方ないので,日帰りで行ける沢に変更した。今年初めての沢なので,あまり登攀的ではないナメラ沢でのんびり楽しもうということになった。

 

 駒場付近で合流し,車で雁坂トンネル料金所前の駐車場までちょちょいと走る。トイレ有。車を降りて林道を40分くらい歩くと,沓切沢橋に着く。ここで沢装備に着替える。箱守さんは前回(https://ut-tusac.blogspot.com/2020/09/20200916.html )同様,海パンでチャラかった。


 沓切沢橋の下にある踏み跡を辿って入渓し,しばらく久渡沢を下る。ここで出てくる4m滝を降りるとナメラ沢である。以前はロープがあったらしいが,ここ数年でちぎれてしまったらしい。仕方ないのでロープを出した。これが本日,最初で最後のロープとなった。




沓切沢橋

入渓点




 しばらく進むと5m滝が出てくる。左から登ろうとしたが濡れて寒そうなのでおとなしく右から。 


 この後は特に記録に残したくなるような注意点もなく,以下の写真(順番に意味はない)のようにナメが続く。ナメナメナメナメ・・・という感じである。


 2時間くらい歩いて,みんなナメに飽きて口数が少なくなった頃,二俣に到着。ちなみにこの後もナメが続く。二俣より下は話に聞く通り倒木だらけで萎えたが,二俣より上は意外に倒木が少なかった。流されたのかな?ちょいちょい滝が出てきて,やはり沢には滝が必要なのだと痛感した。

二俣と箱守さん


 沢が枯れたあたりで左手に赤テープが見えるので,そこで遡行終了。ここから真西にトラバースするように歩き,尾根に上がると,青笹尾根の踏み跡が出てくる。インターネット上の他の遡行者が残した記録を見ると,多くの人がこの尾根を使っているようなので,なんとなく予想はしていたが。

 いったん取り付けば,あとは踏み跡とコンパスに注意しながら歩くだけである。1855.7mピークからは南東に折れ,1735mピークでは通常の南東路ではなく南路を使用した。こうすれば久渡沢を渡渉せずに済む。このままほぼ真南に歩くと,木がなく歩きやすいところに出る。その後も道なりに歩けば,階段が出てきて鶏冠大橋に降りる。いやあ,楽しかったねー。


ゴリ押しで尾根に上がるとこんな景色


石楠花


近江さん「いやあ、のどかだねえー」


鶏冠谷大橋


2021年5月8日土曜日

20210508_白馬岳BC

 

20210508_白馬岳BC

メンバー:L縄(OB)、中村(2)、降矢(2、記録)

5:30 猿倉

6:30 白馬尻小屋付近

11:45 白馬岳山頂

14:15 猿倉

 

前日の19:45に私と中村が下北沢で合流し、駒場で装備を回収したのち縄さんを代々木上原で拾って出発した。猿倉についたのは確か1時前後で、雨が降っていて車内で睡眠をとった。車がハイエースで広かったこともあり寝心地は悪くなかったが私は3時間ほどの睡眠で3回ほど目を覚ました。

翌日の天気が崩れそうでどうするか悩んだが、とりあえず白馬岳を登ることにして必要な装備を持って出発した。この日は風が強かったものの快晴であった。はじめは順調に歩いていたが、斜度がきつくなるにつれシールで滑ることが増えていき、日々の運動不足と滑ることによるロスとが相まって、かなりペースを落としてしまった。私がぜぇぜぇ言いながらしかも時々滑りながら登るのを二人に待ってもらいながら進んでいくという状態だった。雪渓で斜面が急なところでは板を担いだ。

板は重い上に風で煽られた

途中小規模な雪崩を目撃したりもした。そんなこんなで二人に励ましてもらいつつなんとか歩き、白馬山荘に板をデポして登頂した。

山頂にて


いざ滑降を開始すると足にかなりの疲労がたまっているのを感じたが、それに見合う気持ちよさであった。しかし、気持ちのいい滑降も長くは続かなかった。というのも、雪渓の下部はデブリまみれになっており、とても私の技術ではうまく滑れる状態ではなかったのである。という訳でまたしても二人を待たせてしまうことになった。二人が比較的すんなりいけるところで私は転びまくっていた。

滑降

次の日は白馬鑓に行く予定だったが、天気が思わしくないため帰ることにした。

早い帰りだったのもあり、温泉や夕飯の後善光寺に行った。夕暮れ時で人も少なくいい雰囲気であった。

この山行は非常に良い経験になった。また、私にとっては少しレベルの高い山行でもあった。それでも何とか完遂することができたのは間違いなく二人のおかげである。本当にありがとうございました。

2021年4月24日土曜日

20210424_至仏山BC

20210424_至仏山BC 
 L縄(OB,R3)、岸本(OB,H31)、中村(2)、降矢(2,記録)
 10:30鳩待峠
 13:40至仏山 
 15:50鳩待峠 
天気:晴れ
 当日朝に新宿駅で集合して駒場に寄ってから出発した。岸本さんとは初対面ということもあり若干緊張もあったが、車内では大いに盛り上がった。 天気もあってか鳩待峠には多くの登山者がおり、スキーやスノーボードを担いだ人も見られた。 雪質はとてもよく、歩きやすいと感じた。途中進撃の巨人の調査兵団の格好をした人がいた。歩くのが速かった。展望が開けたあたりで至仏山のほうを眺めると登山者がゴマ粒のようにみえた。至仏山の人気を実感した。木がなくなって展望が開けてくると周りの山が非常によく見えた。私はあまりどれがどの山かわからなかった。わかるようになりたい。 小至仏山を通りすぎたあたりで先ほどの調査兵団とすれ違った。やはり速い。この辺で当初滑ろうとしていた山の鼻ルートではなくワル沢を滑ろうと判断した。尾瀬のほうからも案内が出ていたが、実際に雪が少なそうだったのだ。 山頂は非常に混雑していた。近くにいた男性に写真を撮っていただけた。
山頂にて
一休みの後滑降を開始する。非常に良い雪で、好天の下気持ちよく滑ることができた。縄、中村、降矢は小至仏山に一度登り滑ったりもした。途中で私は調子に乗って転びゴーグルを吹っ飛ばした。縄さんに探していただいた。ありがとうございました。 樹林帯に突入してからが難関だった。元の登山道になかなか戻れず、かといってまたがっつり登り返すのもしんどいのでトラバースやちょっとした(シールを付けたり、板を外したりするほどでもないような)登りを繰り返すこととなった。こういったところでもスキーの技術の差を感じた。ほぼ水平にトラバースしているつもりでも思ったより高度は下がってしまうようだ。そんなこんなで思っていたよりも時間をかけて下山した。 帰りに寄った中華料理屋で岸本さんにおごっていただいた。ごちそうさまでした。

2021年4月15日木曜日

20210330_大源太山

 

20210330_大源太山

日程 3/30 天気:晴れ(黄砂で視界はよくない)

メンバー:L近江(4)、縄(4)、畑中(4)、中村(1、記録)

4:52 林道大源太線除雪終点出発

5:50 大源太山登山口

5:59 弥助尾根取付き

7:31 1141p

9:41 大源太山着

10:33 大源太山発

11:20 弥助尾根夏道分岐

12:12 北沢渡渉地点

12:58 大源太山登山口

13:52 除雪終点

緊急事態宣言前から計画され、2か月以上の延期の末、ついに実現した山行である。うれしい。自分は近江さんとの初山行&自分以外4年生ということで少し緊張していた。

前日夜は雨が降っていたため、車中泊をして早朝に出発した。自分はそこそこ寝られたが、背の高い畑中さんはほとんど寝られなかったらしい。

気温が高いせいで林道の雪は柔らかく、先輩たちは「夏の雪渓みたいな雪だ」とコメントしていた。5~10㎝ほどは沈むのでそこそこつらい。夏道の登山口の近くから尾根にとりついたが、地図読みがおろそかで、予定より少し西側からになってしまった。自分も下級生としての立場に甘えていたので、積極的に角度を切るなどして適切なルートをとれるようにしたい。弥助尾根は、最初かなり急で、1141pまではかなり藪が出ており苦労した。今年は雪解けが早いようだ。



藪々しい


1141pにて



1141p手前
1141pからは藪は少なくなった。雪はゆるゆるで、アイゼンは全く必要なかった。自分は途中雪壁を乗り越えるときに軽く滑り落ちてしまい、とっさにピッケルを刺して止まることができず注意された。冬山に来ているという緊張感が足りていなかった。
そこからは、細尾根の通過などがあったが、ステップを刻んで問題なくクリア。1400m付近からはところどころ夏道が露出しており、歩きやすい。
1250m付近
1350m付近
ついに2か月越しの登頂!
山頂は狭く、東側に大きな雪庇が発達していた。その雪庇が雪壁のようになっていたので東側の景色が見づらかった。
山頂から朝日岳方面




50分ほど休憩してから来た道を戻る。下部の藪がひどいので夏道で下山することになった。雪がぐさぐさになっているのですごい速さで下りられた。ただ、自分は何度か深く踏み抜いたはずみで転倒してしまったので、もう少し慎重に下りるべきだった。
北沢の渡渉点は、全体的に沢が出ていて怖かったが、スノーブリッジを探してクリア。その後の沢沿いは急斜面のトラバースが続き、緊張した。
山頂から3時間ほどで除雪終点に下山。今山行は雪が少なく、先輩たちは物足りなさそうにしていたが、自分にとっては雪の状態の判断、ところどころの藪漕ぎなどの残雪期独特の難しさを知るいい機会となった。ありがとうございました。

















2021年4月10日土曜日

20210410_かぐらBC

 

メンバー:L(OB)、土田(3)、降矢(2、記録)

天気:晴れ

1140かぐら第五ロマンスリフト

1320神楽が峰

1415コース復帰

 

スキー場はとても混んでいて駐車場のゴンドラから長い行列となっていた。駐車場から一番上のリフトにたどり着くまで2時間ほどかかった。

途中のリフトの行列

バックカントリーをしようという人々もたくさんいた。計画書を提出し物々しい注意書きにまみれたゲートを抜けシールを装着する。私にとっては初めてのシール歩行であった。正直こんなもので本当に坂を登れるのかという気もしていた。実際に歩いてみると、急になると時々滑るものの、ワカンなどよりはるかに楽に感じた。素晴らしいと思った。途中、先行パーティーの方が時々振り返ると気持ちが良いと言っていた。振り返ってみると眺めがよく、本当にその通りであった。少し上ったあたりで一度滑ってみようということになった。まったく手の入っていない斜面はゲレンデとは感覚が違った。

頂上にて

一時間半ほどで頂上に着き、シールを外して反射板コースで
滑走を開始した。周りに人がおらず、シュプールも少なく、眺めもスキー場とは全く異なるところを滑るのは快感であった。私はおっかなびっくりの滑りではあったが、それでも気持ちよかった。また、少し下って樹林帯の中を滑るのもゲレンデではあまりないことであり、木や根っこや枝をよけながら滑るのは難しかった。

コースに復帰した後は、事務所の方に下山の連絡をしてゲレンデで滑った。

2020年12月19日土曜日

20201219_初冬合宿

 

20201219_初冬合宿

日程 12/19-20

メンバー L畑中(4)、縄(4)、林(3)、岡本(2)、中村(1、記録)

1日目 天気:大雪

12:20 天神平

14:40 1400m付近で幕営、埋没訓練等開始

数日前の大寒波の影響で電車が水上で止まっており、出発が遅めになった。しかもこの週末も大寒波がきており、新潟県湯沢町には大雪警報が出ていた!天神平につくと大雪で、すぐさま腰深くまで沈むようなラッセルとなった。

天神平からすぐのところ。
100m上げるのに2時間半近くかかり、やっとの思いでテントを張る。あっという間にトレースは埋まってしまった…。すごく寒かった&雪が強かったので、埋没訓練だけしてテントに避難した。雪は夜通し降り続いていた。

2日目 天気:大雪

6:00 起床

6:40 撤収・訓練開始

8:00 出発

17:30 土合口

この日も大雪。しかもロープウェーが運休してしまった。天神平ロープウェーのツイッターによると、天神平で新たに70㎝積もったらしい。すごい…!。テントを出ると、竹竿の近くにさしておかなかったせいで自分のスコップが行方不明になっており、捜索に15分ほどかけてしまった。申し訳ありません。

ロープウェーが止まってしまったせいで、田尻尾根経由で自力で下りなければならなくなってしまったため、ビーコン訓練をした後早々に下山を開始した。あまりの大雪で胸ラッセルである。トップが空身でラッセルし、20mほど進んだらセカンドに交代、荷物を取りに戻って隊の最後尾に合流するというサイクルであった。空身ではあまり踏み固められていないので、セカンドが一番つらかった。そしてトップの後荷物を回収して休む時間がほんとうにありがたかった。スコップでラッセルなんて初めてだとみんなで言いながら雪に埋もれて進んだ。

ラッセルする林さん

田尻尾根の1000m地点くらいまで下りてくると、腰ラッセルくらいには落ち着いてきたが、今度は雪が重くてつらい…!田尻沢に下りてからは延々林道ラッセルだったが、本当につらい。残り500mというところで暗くなり、ヘッデン下山となった。このあたりからは縄さん、畑中さんがラッセルを回してくださり、自分の体力不足を痛感した。そして、やっとの思いで17:30頃土合口近くの車道にたどり着いた。このときの達成感は忘れられないものになるだろう。
下山!!

……しかしこの山行はここでは終わらなかった……!
なんとなく察してはいたが、水上までのバスは終わっていて、タクシー会社も予約がいっぱいだとか言って車を回してくれなかったのである。ロープウェーの復路の運賃も払い戻してもらえず、

ここから水上駅まで10キロ歩きました。非常にタフな山行となったが、胸ラッセルの経験や、大寒波の時に上越国境は(いくら雪訓目的とは言え)やめるべきという教訓など、得るものも大きかった。ありがとうございました。



土合駅の近くの踏切。除雪、あきらめちゃったんでしょうか











2020年12月5日土曜日

20201205_初冬合宿

 

20201205_初冬合宿

日程:12/5,6

メンバー:L新垣(3)、近江(4)、饗場(4)、松坂(2)、降矢(1、記録)

1日目

天気:晴れ

9:54土合駅

11:10天神平

13:00熊穴沢小屋(テント)

13:30天神平で訓練開始

16:00撤収

16:30テント着

自前の75Lのザックできてしまったが、もっと大きいザックにすべきだった。土合駅の長い階段を登り、ロープウェー駅まで向かった。ロープウェーは速くて楽で眺めも良かった。マスクが必須だったのが少し煩わしかった。天神平には登山者も観光客とみられる人も多くいた。雪が少なく、ほかの団体が滑落停止訓練をしていた辺りは地面が見える部分も多かった。幕営予定地まで向かうが、雪が少なく藪が出ていたため急遽幕営地を熊穴沢避難小屋に変更した。他の幕営適地と思しき場所はかなり埋まっていた。ここにも先客がいたが何とか張れた。その後もう一度天神平まで戻り訓練を行う。スキーのリフトの下が傾斜、雪が適当そうであったが、いざやろうとすると放送でリフトの下にはいかないよう注意された。ごめんなさい。結局その付近で滑落停止訓練をやった。数回やると地面が見えてくる箇所もあり苦労した。その後スタカットやビーコンを用いた捜索の練習を行い、撤収した。自分は装備の扱いに不慣れで、余計な時間を食ってしまった。テントで雪山での生活の仕方や、雪から水を作るやり方を教わった。食事の際、自分が作って持ってきたぺミカンの評判がとてもよく、嬉しかった。

 

2日目

天気:晴れ

4:45起床

6:00

7:00トマの耳

8:00テント着

10:00天神平で訓練

12:00土合駅

寒い思いをせずに眠れた。目覚めた後二度寝しかかったところを新垣さんに救われた。必要なものだけを持って出発。雪はほとんど固まっていて楽だった。ところどころで凍っていたり滑りそうなところがあり歩き方を教わりながら頂上を目指した。かなり速く歩けた。頂上はあいにくガスがかかっており展望はそれほど良くなかったが、ブロッケン現象を見ることができた。初めて見た。オキノ耳には行かずに下山を開始した。幕営地に着いて、雪に埋めてもらった。かなり圧迫感はあったものの、どうしても雪が少なく、自力で脱出できてしまうほどであった。弱層テストを練習した後テントを撤収して天神平へ向かい、ツェルトを用いた負傷者の運搬の訓練を行った後ロープウェーで下山した。

2020年11月21日土曜日

20201121_城山南壁登攀

 20201121_城山南壁登攀

天気:1日目晴れ、2日目晴れのち雨

メンバー:L新垣、土田

1日目(記録:新垣)

初日は940分に大仁駅着。三島駅から大仁駅までの電車が全てラブライブ!の装飾が施されたイタ電であった。聖地巡礼の観光スポットらしい。電車内に声優のサインなどもあり、全面的にラブライブを推していた。

その駅でおりると、すぐに目に入るのが今回登攀する城山南壁。駅近、コンビニ徒歩10分といった好条件の岩壁である(温泉もある)。



登山口から15分ほどで南壁取り付きまで行くことができる。初めに南方リッジを目指した。「とんとん拍子」などのある壁を登り途中のバンドを左へトラバースすることでも取り付くことができるが、それを省いて直接南方リッジを目指した。ところがいくら歩いても取り付きらしきものが見当たらない。見つけにくいとの記録は見ていたが本当にわかりにくかった。結局、他の南方リッジを登るパーティーに取り付きを教えてもらうことになった。他のパーティーが登る間の待ちが発生したので一旦下にくだり、下の南壁から繋げるような形で登った。核心は最終ピッチだが、支点もハーケンだが多くあり、ガバも多いため快適に登ることができた。ビレイ中に後ろを振り返ると高速道路を走る車が鮮明に見え改めて岩壁と街の近さを感じた。5P3時間で登った。もう少し登攀スピードを上げていきたい。

 

その後は南壁にトップロープを張って明日のバトルランナーへ向けて岩のフリクションの感覚を確認した。

 

ラーメン屋で夕食を取り、銭湯で疲れを取ることができた。山行というよりは旅行といった感じで楽しかった。


2日目(記録:土田)

 

 2日目の最初はバトルランナー(5.10a)を最初に登る予定であったが前日の盛況な様子から日の出前には取り付きに到着して日の出とともに登り始めようということになり5時半には取り付きに到着した。もちろん誰もいなかった。岩は案外冷えておらずこれなら日の出とともに登り始められそうだということになり準備を始める。6時すぎに登り始める。1p目は新垣がリード。細かいスラブであった。私はフォローで登ったが私が登った時足がかなり滑ってしまいほとんど人工登攀をしてしまった。途中少しハングしているところがありそこもテンションをかけてルートを探りなんとか登った。1p目の終了点が本来のルートから少し右に外れてしまい隣のブルースカイ(5.9)というルートの終了点になってしまった。2p目は私がリードした。このピッチで木を通って小ハングの上側の支点に行き正規のルートに戻った。3p目は新垣氏リード。3p目はバトルランナー核心の鎌形ハングがある。ハングまでは順調そうにリードしていた。核心のハングでは先にハングの上にピンがかけれるようになっていた。何回かテンションをかけながらもフリーで突破していた。大変そうに見えた。次にフォローで私が登ったがいざ近づくと下から見ていたより圧迫感があり普通に登ることはできなかった。後から別パーティが来ていたのでスリングアブミでハングを超えた。この時点で10時を過ぎており登攀時間が4時間を超えていたのでここで降りることになった。途中の木で一回切って複数回の懸垂を行った。私たちの後には続々と登っている人たちがいた。さすが人気ルートだ。

 

 その後何か登れるところはないかといろいろ考えて東南壁のかぜを感じて(5.9)を登ることにした。新垣氏がリードしてトップロープで私が登るということにした。しかしあまりこのルートが登られているような感じがせずホールドの中に苔が溜まっていて登りにくいということでこのルートを登るのはやめて南壁に戻った。

 

 南壁でアナザステップ(5.9)を登ることにした。新垣氏がリードしてトップロープで私が登った。朝は全然登れなかったがこの時は普通に登れた。続いて隣のとんとん拍子(5.8)を私がリードで登った。少し怖かったが登れた。さらに次にグラシアス(5.9+)を新垣氏がリードで登る。中盤が難しいそうでテンションをかけながらも登り切っていた。その後私もトップロープで登った。やはり途中で持つところがなくなりテンションをかけてしまった。テンションをかけてなんとか登り切った。そこから降りる最中に雨が降ってきたのでここで登攀は終了して下山した。

 

 私は本格的に外岩でクライミングを行うのは初めてに近かったがある程度リードもできたことはよかった。いつかはバトルランナーにリベンジしたいと思った。




バトルランナー(上り)

バトルランナーは上りと下りで重ならないのでトップアウトできれば意外とストレスフリー?