このブログを検索

2014年10月25日土曜日

2014.10.25-26 錫杖岳クライミング

2014/10/25 錫杖岳左方カンテ記録 白石薫平

晴れ

5:45平湯--6:15中尾温泉6:30--7:15クリヤ谷徒渉--7:45錫杖沢出合8:15--8:50左方カンテ取付9:10--12:20左方カンテ終了点13:30--15:00注文の多い料理店取付--15:55錫杖沢出合

24日金曜日に夜行バスで平湯に向かった。予定通り6時前に到着し、田中と合流した。ここで田中の車に乗せてもらい、中尾温泉に移動した。

6時30分に出発し、すぐに槍見館の前を通って登山道に入った。落ち葉の多い道を登り、7時15分にクリヤ谷の徒渉をした。徒渉後すぐに錫杖岳前衛フェイスが眼前に迫ってきた。赤テープとエクレアのキーホルダーを目印に登山道を外れ、錫杖沢出合に到着して設営した。

ここから取り付きまでは錫杖沢左岸の比較的明瞭な踏跡を辿った。陽が当たり、暑さに喘ぎながら取り付きには8時50分に到着した。

9時10分に登攀を開始した。以下、全てのピッチで田中がリードした。1ピッチ目・2ピッチ目は岩溝を登る。3ピッチ目は切り立ったフェイスを右上する。ガバに手が届くまではヒヤヒヤした。4ピッチ目はチムニー登り。5ピッチ目は岩溝状の場所を登ったが、ランアウトしてしまう。6ピッチ目はリッジを登り、テラスに出た。7ピッチ目は核心のオフウィズスだが、出だしでA0をした。オフウィズスから左のフェイスに出るところでも少々苦労した。最終8ピッチ目は剥がれそうなフレークを使いながら右上気味に登ってブッシュに入って登攀終了である。後ろからガイドパーティーが来ていたので、3時間程で抜けることになった。ブッシュで昼食を食べた。

下降は、初め1ピッチは同ルートを下り、残りの3ピッチは注文の多い料理店ルートを下りた。1、2、4ピッチ目は塚本が先頭で下り、3ピッチ目は田中が先頭で下りた。1ピッチ目で末端の結び目を解かずロープを回収しようとしてしまい、田中が少し登り返した。

下山は初め北沢を辿ったが錫杖沢岩小屋付近で滝があったので、左岸の踏跡を使って戻った。錫杖沢出合のテント場は盛況だった。薪を拾い、楽しい焚き火タイムとなった。田中からビールを頂き、おいしい麻婆春雨を食べた。焚き火はなかなか弱まらなかったが、暗くなってから下りてくるパーティーも多かったので、良い目印になったのではなかろうか。

左方カンテはIV級、V級の難し目のピッチが続くルートだったが、A0を交えながら登り切ることができた。フリーでの登攀力の向上と、脆弱なホールドやプロテクションに負けない精神力を本チャンルートに行って鍛えることが課題として浮かび上がり、現在地を把握できたクライミングだった。

2014/10/26 塚本

高速バスでの寝不足と左方カンテの登攀の疲れのせいか、二度寝三度寝をかましてしまった。一時間の寝坊。急いで作った朝食は夏山の残りのフルーツグラノーラとスキムミルクなり。食費を浮かせようとする白石の野望が見える。
テントを出ると周りのパーティーはすでに出発した後だった。今日はガイドブック通りにクリヤ谷を少し詰めクリヤの岩小屋から続く踏み跡をたどって前衛フェイスの基部に移り、第三ルンゼを登攀する予定。まず錫杖沢の方には行かずに、中尾温泉から続くクリヤ谷の左岸の一般登山道に戻る。歩いてすぐに渡渉がある。特に問題なし。右岸には大きな岩があり、これはボルダ―でもできそうな岩だなと思って気にせず先に進もうとする。振り返ると田中さんが考え込んでいる。もしやこれがクリヤの岩小屋?ガイドブックを見直すがいまいち距離感がしっくりこない。でも岩に向かって左側に踏み跡が続いている。田中さんが先導し踏み跡を確認してくださるが、踏み跡は続いているみたいだ。どうやらここクリヤの岩小屋らしい。危うく見逃すところだった。反省。
 踏み跡をしばし白石君が先頭で進むがすぐに見失う。田中さんが変わって先頭をやるが、だんだん踏み跡が薄くなっていき本格的なやぶ漕ぎが始まってしまう。登りだわ、暑いわ、落ち葉で滑るわ、枝がうるさいわで散々だった。
ほうほうの体で前衛フェイスの基部に付く。正面のルンゼを登っている二人組が見える。トポや写真のコピーを見比べると、どうやら第三ルンゼの取りつきについたようだ。しばしの休憩の後、ハーネスなどをつけ登攀を開始する。ガイドブックによると1P目はⅢ級と簡単なようなので田中さんに頼んで塚本がリードさせてもらう。2段に分かれていて下部は簡単な階段状。上部は正面が水がしたたっているルンゼで左側にはクラックがあった。下部の階段状は問題がなかったが、残置に導かれるまま登った上部のルンゼで大変な目にあった。濡れていてクライミングシューズが滑りそうになるわ、頭から水を被るわで心が折れそう・・・。たっぷり時間をかけて終了点にたどり着いたときは心底ほっとした。もっと精進しなければ・・。フォローの田中さんはもちろん問題なく登ってきたが、白石もルンゼの出口のところでなかなか悩んでいた。これのどこがⅢ級なんだよ。
P目は白石のリード。1P目でビビってしまった白石だがほとんど歩きのようなところで問題なく通過。カムまで決める余裕。3P目以降は田中さんがすべてリードした。3P目は残置の多い左側クラック沿いに登る。4P目はルンゼの中のチョックストーンには行かず左壁を登る。
P目で先行パーティーに追いつく。フォローの人が苦労しながらルンゼの内寄りの左壁を人工で登っていた。田中さんはそのすこし手前から左壁に取付き大きな上下に挟まった2つのチョックストンの間を左へトラバースして上へ回り込んだ。
セカンドは白石。最初の左壁の取りつきでなかなか上がっていかない。スリングやヌンチャク、ザイルを掴んでもだめ。結局20分ぐらいかかっても5mも登れずに敗退決定。白石はロアーダウンで下してもらい、田中さんはシングルでランニングを回収しながら懸垂して降りてくる。
このあと同ルートを懸垂して降りた。全て塚本が先頭で降りて行った。段々になっているのでバックアップをとり、ザイルの端を持って懸垂を行う。途中ルンゼ内で振られそうになるが何とか耐える。3回の懸垂で取りつきまで降り切ることができた。ただ最後の懸垂で白石が人の頭ぐらいの岩を塚本めがけて落としてきたので死ぬかと思った。さっきまで自分の頭があったところに落ちてきたので肝が冷えた。今回はビビったり、懸垂で振られたり、岩落としたりと白石がなにかとやらかしている・・・。
取付きまで戻り、一休み後、行きとは違い前衛フェイスの基部を左方カンテ側に進み枝沢に入った。この枝沢は踏み跡はほとんどなく岩が不安定だったり滑りやすかったりしたが、それでも行のやぶ漕ぎよりはるかに楽であった。結局テントのすぐ近くの河原に出た。

テントや荷物をまとめて下山。途中混浴の温泉でテンションが上がる3人。きれいなお姉さんがいないかなと話す。降りてみると本当に若い家族連れが入っていていかんともしがたい気持ちになる。田中さんの車で平湯のバスターミナルまで送ってもらう。紆余曲折の果て、市営の温泉に入る。最後は時間に追いかけられながらあわただしく高速バスに乗り込み東京に帰った。

2014年10月4日土曜日

2014.10.04 谷川岳一ノ倉沢

2014 年10 月TUSAC 一ノ倉沢山行記録
白石薫平

日程2014 年10 月4 日(土)
メンバー飯泉和史(CL)、白石薫平
天候曇り時々小雨
コースタイム群馬県谷川岳登山指導センター5:45–6:04 マチガ沢出合–6:22 一ノ倉沢出合6:30–7:15 ヒョン
グリの滝高巻き8:00–9:00 一ノ倉沢出合9:15–9:30 マチガ沢出合–9:50 群馬県谷川岳登山指導センター
2014 年6 月に澤田と私は、飯泉さんにリーダーをお願いして南稜を登ったが、その時は岩が濡れていて上
部2 ピッチを残して引き返した。それを消化するため今回は、衝立岩中央稜を登って6 ルンゼ右俣を下降後、
南稜の登り残しをこなし頂上経由で下山する計画を立てた。澤田は新疆ウイグル自治区旅行のため今回は参加
できなかった。
集合は3 日22 時駒場だった。飯泉さんの運転で関越自動車道をひた走り、途中1 時間ほどの仮眠を挟んで
4 日2 時30 分頃谷川岳ロープウェイに到着した。紅葉シーズンのため普段使っている立体駐車場は夜間閉鎖
され、少し下の駐車場に停めて車中で仮眠をとった。
朝は5 時過ぎに起き、共同装備を分けて5 時45 分に歩き出した。車道歩きの間、雲に覆われた新潟県側の
空が見えたり、飯泉さんの山岳会のメンバーが登攀を諦めて下りてきたりして、登れるか心配になった。一ノ
倉沢出合に到着して岩壁を見ると、中央稜基部より上はガスに覆われていたため、登攀を見合わせることを決
めた。ただ、6 月のテールリッジまでのアプローチは雪渓伝いだったため、ヒョングリの滝高巻きの様子を知
るために、そこまでは行くことにした。
初めは河原を歩き、すぐ右岸の道に乗った。しばらくして斜面を登る踏み跡と河原に下りる踏み跡に分かれ
た。最初は前者を選んだが途中で踏み跡が消えたので、引き返して河原への踏み跡に戻った。ここからはツル
ツルのスラブ状の岩の上を歩き、細かいスタンスを拾いながら右岸のリッジを登った。そこから再びブッシュ
の中のぬかるんだ踏み跡を歩き、ヒョングリの滝高巻きの懸垂支点に出た。支点には蛍光塗料が入った筒が結
いつけられていたが、夜間下りてきた登山者にルートを知らせるためだという。ここから25 m の懸垂下降と
クライムダウンを経て、一ノ倉沢本流の流れの傍に到着した。この後テールリッジまでは、徒渉してからスラ
ブをトラバース気味に登ってゆく。岩が濡れていてプロテクションも取れない場所なので、ここで引き返すこ
とになった。
この懸垂下降した斜面は飯泉さんが確保なしで登り、私はフォローで登った。水音が大きく声が通らないの
で、笛で連絡をとった。その後登りと同様に踏み跡を下りたが、途中で飯泉さんが他の登山者のタバコの副流
煙を吸い込み動悸がするというので、少々休んだ。登りで細かいスタンスを拾うのに苦労したリッジは25 m
の懸垂下降とクライムダウンで下り、河原に出た。登りと同じ道を下り、9 時に一ノ倉沢出合に戻った。
車に戻り、荷物を片付けて下山報告を済ませた後、温泉に入り食事をして19 時頃駒場に戻った。
この山行では登攀の成果は得られず、ヒョングリの滝高巻きを勉強するだけになったが、コンディション的
に仕方なかっただろう。そして前回、今回と強く感じたのは、一ノ倉沢は取り付きまでのアプローチに神経を
使う場所だということだ。雪渓がなく、岩も濡れていた今回はなおさらだった。山行の翌日に谷川岳の閉山祭
が催され今シーズンは終了したが、今後も一ノ倉沢に行く機会を作って総合力を養成したい。

2014年9月26日金曜日

2014.09.26-28 秋山合宿 甲斐駒ケ岳・仙丈ヶ岳

秋山合宿 甲斐駒ヶ岳、仙丈ヶ岳 山行記録                            作成者:中山省吾

参加者:白石 (2), 阪本 (1), 中山 (1)

実施日:926 () ~ 928 ()

経緯:当初、南アルプスの縦走(三伏峠~悪沢岳~光岳)を923日から928日の日程で予定していたが、23日の朝に中山が体調不良を訴え、取りやめとなった。代わりに926日から101日までの日程で、同じルートを計画したが、台風第17号の接近により、山行中の天候が危ぶまれたため、23日ないし12日の山行を新たに計画することにした。山行参加者の希望から、南アルプスの甲斐駒ヶ岳に登ることにした。黒戸尾根から登るルートは急登であるので、病み上がりの中山への配慮から、今回は見送った。北沢峠に定着して、サブザックで甲斐駒ヶ岳、仙丈ヶ岳に登るという、秋山合宿としては物足りない山行となった。


行動記録:

926             晴れ
甲府1000--1300北沢峠--1310長衛小屋1330---(栗沢山方面お散歩)--1430下降開始--1455長衛小屋

当日は甲府に集合した。早い時間に長衛小屋に着いたことから、白石、中山の二人で栗沢山を登ることにした。麓は早くも紅葉が始まっていた。ザックは背負わずに、水と地図を持って行った。その間、阪本は長衛小屋で休憩していた。ルートは木の生い茂った急な登山道だったが、快適に登れた。登山地図には、尾根道の眺望がよいと書いてあったが、標高2500m付近まで登っても視界が開ける地点まで到達できず、一時間登ったところで下山をした。この日の夕食は、麻婆春雨と味噌汁であった。18時に就寝した。


927             晴れ
400起床--長衛小屋500--510登山道--5:35二合目--555三合目600--609四合目--620上着脱ぐ623--625大滝頭五合目--640藪沢小屋--650藪沢分岐655--705馬の背ヒュッテ--712丹渓新道分岐--737仙丈小屋747--754地蔵尾根分岐--805仙丈ヶ岳833--854大仙丈ヶ岳900--923仙丈ヶ岳--1000小仙丈ヶ岳1020--1040大滝頭五合目--1110二合目--1130北沢峠

この日のコースタイムが6時間半であったため、遅めに出発した。朝食は汁粉であった。北沢峠の方の登山道から登り始めた。風が吹いていたので、立ち止まると寒く感じた。コースはうっそうとした山道であり、開けた所は二三箇所ほどであった。小仙丈ヶ岳と、馬の背の分岐では、阪本が行動中に便意を催す可能性があるというので、コース上に小屋のある馬の背ルートを選んだ。途中で川を渡った。特に難所もなく、仙丈ヶ岳に着いた。頂上にはすでに十数人の登山者がいた。よく晴れており、剱岳まで見晴るかされた。コースタイムよりだいぶ早かったので、大仙丈ヶ岳に登ることにした。大仙丈ヶ岳に至る尾根道は岩がちであったので、なかなか登りにくかった。下山ルートは、小仙丈ヶ岳を通るルートであった。よく整備された、開けた尾根道であった。この時間になると、すれ違う登山者が多くなった。小仙丈ヶ岳山頂で昼食休憩をとった。馬の背の分岐までは急な下りであり、登る人は皆辛そうであった。幕営地に着くのが早かったため、北沢峠まで行きこもれび山荘で休憩した。小屋では御嶽山の噴火が報道されていた。13時ごろにテント場に戻った。土曜日であったので、長衛小屋に帰るころには多くのテントが立っていた。夕食は、カレーとスープであった。17時に就寝した。


928             快晴
330起床--長衛小屋412--427仙水小屋--500仙水峠507--602駒津峰608--658甲斐駒ヶ岳715--753駒津峰758--827仙水峠--842仙水小屋--900長衛小屋


945分に北沢峠を出るバスに乗るために早めに出発した。前日の時点で、3時起床、遅くとも4時前に出発する予定だったが、寝坊したため出発が遅れた。朝食はフルーツグラノーラであった。仙水峠までの道は勾配が緩く快適に進んだ。途中何度か橋を渡り、林を抜けた。仙水峠に近づくにつれ、河原にあるような大きな石が多くなった。ここまで真っ暗だったが、夜が明け始めたため仙水峠を登って10分でヘッドライトを切った。駒津峰までの登りは、案外長くて、なかなか着かなかった。何箇所か開けた所があったが、気が生い茂るルートであった。駒津峰への最後の登りは、岩になっていた。駒津峰からは急な岩の下りとなっており、苦労した。道が平らになると左右にハイマツが生えてきた。甲斐駒ヶ岳に登る直前の分岐では直登ルートではなく巻き道ルートを選んだ。甲斐駒ヶ岳の登りは途中から砂地になっていて、苦しい登りであった。この日もよく晴れており、眺望は抜群であった。休憩を短めにして、下山を始めた。駒津峰で休憩をした後は、長衛小屋までは休憩をとらなかった。予定よりだいぶ早く小屋に着いて、バスに無事間に合った。風呂は芦安でなく、甲府の「喜久の湯温泉」に入った。甲府で解散した。

2014年9月17日水曜日

2014.09.17-22 秋山合宿 表銀座~槍~裏銀座

2014年秋合宿(槍ヶ岳)記録
作成者:杉山 普
参加者:土井, 黒澤, 杉山, 三浦, (OBが殺生小屋まで)

隊列はほぼ終始 土井、杉山、黒澤、三浦、岸の順

17 ()
11:20中房温泉(二日分の水確保) - 12:30休憩12:37 - 13:30休憩13:40 - 14:25合戦小屋14:35 - 15:35燕山荘着
(テント張など) 16:30燕山荘発 - 16:48燕岳17:00 - 17:12燕山荘着
18:00夕食
19:00就寝

6:30に分倍河原に集合して岸OBの車で中房温泉へ移動。殺生小屋まで水場がないということで、そこで三俣山荘までの水(各自7kg程度)を確保した。中房温泉から燕山荘までは4時間程度の行程だが、勾配が急で荷物が重いこともあり久しぶりの山行の体にはきつかった。
燕山荘到着後テントを張って休憩し、空身で燕岳を往復した。

18 ()
4:00起床
05:30燕山荘発 - 06:28休憩06:38 - 07:32休憩07:40 - 08:33大天井ヒュッテ08:45 - 09:38休憩09:48 - 10:37西岳小屋10:45 - 11:47休憩11:55 - 12:47休憩12:57 - 13:42休憩13:52 - 14:10殺生小屋着
16:00夕食
17:30就寝

道中雪のようなものが見られた。

19 (快晴)
4:00起床
5:55殺生小屋発 - 6:30槍の肩の小屋6:35 - 6:50槍ヶ岳7:02 - 7:20かた小屋7:26 - 8:24休憩8:34 - 9:32休憩9:42 - 10:37休憩10:47 - 11:43休憩11:53 - 12:48休憩12:58 - 13:37三俣山荘着
15:50
17:30就寝

この日の早朝は気温が零下3度と寒かった。槍の肩の小屋で荷物を置いて空身で槍ヶ岳を往復した。肩から頂上までは急な岩場になっており、ところどころに梯子や鎖が設置されていた。三俣山荘のテント場で東北大山岳部に出会った。

20 (曇のち晴)
03:30起床
05:00三俣山荘発 - 06:14鷲羽06:20 - 07:15休憩07:25 - 07:50水晶小屋07:55 - 08:20水晶岳08:30 - 08:48水晶小屋 - 09:51休憩10:01 - 11:55休憩12:05 - 13:00休憩13:10 - 13:58烏帽子小屋
水五本購入
16:00夕食
17:30就寝

コースタイムが長かったため朝早めにヘッドライトを付けて出発した。ただし、杉山のヘッドライトは故障していたため点灯しなかった。急な上り下りは少なく眺めの良いコースだった。烏帽子小屋は地図では水マークがあったが水場がなかったため、不本意ながら200/1Lの水をプラチパス5本分購入した

21 (快晴)
4:00起床
5:30烏帽子小屋発 - 6:20烏帽子岳山頂 - 06:40休憩06:45 - 07:40休憩07:50 - 09:56休憩10:07 - 10:57休憩1:17 - 11:06休憩11:14 - 13:05船窪小屋

早朝気温が低くテントが凍結していた。中盤から縦走らしくない森林の中での急な上り下りの連続でまるで入山と下山を繰り返しているようだった。今回の山行でもっとも歩きづらく体力的にきついコースであった。船窪小屋の水場は崖の途中にあり危険で神経を使った。

22 (快晴)
3:30起床
船窪小屋4:50 - 5:50休憩6:00 - 6:50北葛岳7:00 - 7:52休憩8:02 - 8:54休憩9:04 - 9:25蓮華岳 - 10:10針の木小屋10:30 - 11:31休憩11:41 - 12:41休憩12:50 - 13:35扇沢

早朝ヘッドライトを付けて出発した。このときには杉山のヘッドライトの故障は直っていた。道中で剣岳が見えたらしい。針の木雪渓の雪はほとんど溶けており、夏道のみで下山できた。針の木雪渓の沢沿いに降りていくと車道にぶつかったがそこから扇沢のバス乗り場への行き方が分からず少し迷った。結局その地点からさらに下って行き扇沢バス乗り場に着いた。

2:00扇沢発のバスに乗って信濃大町駅まで行き、駅近くの旅館の風呂に入ってから夕食をとった。17:08信濃大町発の新宿行きバスに乗って帰京した。

2014年9月8日月曜日

2014.09.08-10 奥多摩奥秩父縦走

奥多摩奥秩父縦走 記録

作成者:黒沢隆浩

参加者:中西隆史(L)、黒沢隆浩、中山省吾、三浦玲児(全員1)

実施日:98()910()

行動記録(中山の体調の詳細は別に書く):

98 曇り

10:55 韮崎駅-(バス)-12:20 瑞牆山荘-13:10 富士見平小屋-15:10 瑞牆山頂-16:13 富士見平小屋-18:05 就寝

中西遅刻のため、バスを1本遅らせて韮崎駅を出発。瑞牆山荘から富士見小屋にコースタイムより早く着き時間に余裕があったので、テントを張った後サブザックで瑞牆山山頂を目指す。途中特に問題もなく山頂に到着。ちょうどガスも晴れ、山頂からの景色は大変よかった。山頂で20分休憩したあと富士見小屋まで再び下る。サブザックのため瑞牆山-富士見小屋の往復はコースタイムをかなり上回った。肉の入ったおいしいカレーライスを食べた後、翌日に備え早めに就寝。


99 曇り

3:00 起床-4:25富士見平小屋発-5:02 大日小屋-7:30 金峰山頂-8:37 朝日岳山頂-9:31 大弛小屋-10:45 北奥千丈岳山頂-11:10 国師ヶ岳山頂-13:02 東梓-16:10 甲武信岳山頂-16:36 甲武信小屋-18:56 就寝

4:25に富士見小屋を出発。大日小屋で水を補給する。約1時間ごとに10分の休憩をはさみ、金峰山頂、朝日岳山頂を経て大弛小屋に到着。ここで水の補給、昼食のために32分の休憩を取る。北奥千丈と国師ヶ岳の分岐まではよく整備された道を登る。分岐にザックを置き、奥秩父最高峰の北奥千丈岳まで往復した。国師ヶ岳山頂を通過し、長い尾根道を辿って甲武信岳を目指す。アップダウンが多く、次第にパーティ全体に疲れが見え始める。休憩と休憩の間隔も次第に短くなったが、ほぼコースタイム通りに甲武信岳山頂に到着。山頂までの最後の登りは急であったが、予想より短く感じた。山頂から下って甲武信小屋に着く。ここで中山が体調不良を訴え、パーティの状態や日程も考慮した上でエスケープを検討し始める。


910 曇り

3:30 起床-5:52 甲武信小屋発-(近丸新道)-(7:12 徳ちゃん新道)-8:28 西沢山荘跡-8:56 道の駅みとみ-(10:15 バス)-11:17 山梨市駅

中山の体調が回復していなかったため、エスケープを決定する。日の出を待ってから出発。中西と中山の共装を三浦と黒沢に分配し、中山の残りの荷物を西がダブルザックで背負い、中山君は空荷の状態にした。木賊山をまいて近丸新道へ入る。下りは全体として急勾配であった。徳ちゃん新道の最後の部分は土が滑りやすく、転倒に注意が必要だった。みとみからバスで山梨市駅まで行き、そこで昼食をとる。その後解散した。


中山の体調について

出発前:体調は万全

1日目:特に問題なし

2日目:小屋に着くまで体調不良の自覚症状はなかった。疲労はあった。
甲武信小屋に着いてからは、喉の痛み(若干)、倦怠感、悪寒があった。特に悪寒が激しかった。
その日は、八時間寝た。

3日目:翌朝、悪寒は収まった。喉には、若干違和感があった。頭痛のなりはじめのような感覚があり、頭脳は明晰でなかった。疲労がかなりあった。下山にしたがって、徐々に体調がよくなり、終始、体もよく動いた。

その他:今回の山行を通じて食欲は常にあったようだが、風邪を引いてからは食べるスピードが落ちていた。
長時間の行動によって防衛体力が低下し、風邪を引いたのだと思われる。
疲労と体調不良のどっちが原因かは判断しかねます。
現在、体調は良好。


反省:

中西&全体
・遅刻して行動を遅らせてしまい本当に申し訳ない
PLとして力不足を痛感した
・全体として体力と長時間の歩荷に対する慣れが不足していたと感じた
2日目はなかなか辛かった
・各自が休憩の度に積極的に地図で現在位置を確認していたので読図については錬度は向上したと思う
1日目の肉入りのカレーはスゴく美味しかった

黒沢
・スクワット中心のトレーニングのおかげか、登り坂は以前より登れるようになったと感じた
・未経験の長時間行動でやはりきつかったが、このような日程の山行をさらに行い慣れていきたい
・パソコン不具合のため準備段階で迷惑をかけた

中山
・体力が足りない。登りでスピードが上がらなかった。
・入山までの体調管理に問題はなかった。防衛体力が足りない。
・靴擦れはそれほどひどくならなかった。
・ザックの容量は一回り大きくてよかった。
・自分のせいでエスケープとなってしまい申し訳ない。

三浦
・エッセンの日ごとの振り分けを周知しなかったこと。
・体力不足 試験期間1週間前からランニングをやらなかった

・何かあった時のための荷物の軽量化を怠ったこと