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2020年9月20日日曜日

20200920_早川尾根

20200920_早川尾根

メンバー:饗場(4), 近江(4), 縄(4), 土田(2)


1日目 

天気:曇りのち雨 
 
5:40 
横手駒ケ岳神社 → 12:30 七丈小屋 
      
  
前日にタクシーで横手駒ケ岳神社まで行き、適当な場所にテントを張りそこで睡眠をとった。5:00に起床し準備を行い出発した。車道をしばらく歩くと登山口が右手にあり登り始めた。久しぶりの縦走ということもありゆっくりと歩いて行ったが、天気が如何せんよくなかったので少し先を急ぎたい気持ちではあった。案の定、途中で雨が降り始めレインウェアを着て登り始めたが案外雨が強くなかったためそれほど体力を奪われることはなかった。道はよく踏まれており、歩きやすく刀利天狗も問題なく通過することができた。到着後はアルコール消毒等を行い、コロナの影響は山にもしっかりあるのだなぁと感じた、手を洗えて気持ちがよかった。  


2
日目 

天気:晴れ

5:20
七丈小屋出発 7:10分甲斐駒ヶ岳 9:40仙水峠 12:20アサヨ峰 
14:45
早川尾根小屋 
   
  
前日の夕方から晴れており2日目も終日晴れていた。朝の気温は5度くらいであった。途中の岩場も鎖を使えばそれほど困難なものではないと感じた。ただ積雪していると難しそうだなとも感じた。山頂まで歩いている途中でおそらく麓を深夜に出発したであろう身軽な人に抜かされた。黒戸尾根はこのようにタイムアタックをする人が多いそうだ。自分にはそんなことはできないと感じた。山頂は肌寒いものの見晴らしはよかった。





 山頂からは駒津峰を通って仙水峠まで下るがそこから一気に人の数が少なくなった。北沢峠が使えないからであろう。通行する人が少ないと登山道の跡もだんだん不明瞭になっているところもしばしばあった。仙水峠からの登り返しを登ってしまえばその後はアサヨ峰までの快適な縦走路であった。アサヨ峰の後も稜線上を2時間程度歩けば早川尾根小屋に到着できた。テント場には案外登山者がいたが静かな環境で快適に過ごすことができた。水場もしっかりしていた。 

3
日目 

天気:晴れのち曇り 

コースタイム:05:15早川尾根小屋-11:30薬師岳-15:30青木鉱泉 
 

  小屋から広河原峠までは下りである。縦走で1日の始まりが下りというのはどうかと思っていたが、案外違和感はなかった。のんびり歩いて行くが遠かった地蔵岳は着実に近づいてきて、あっという間に赤抜沢ノ頭についてしまった。これより先は早川尾根よりはいくらか賑やかになる。ザックを置いて地蔵岳のオベリスクを登ろうと試みるが、怖いので断念した。赤抜沢ノ頭に戻ると、例の紳士が追いついてきたので挨拶を交わす。相変わらずニコニコしながら涼しい顔で歩いていた。観音岳に到着した。ここで縄がみんなで写真を撮ろうと言うが、私はなんだか面倒に思えて断った。実は私にとってこれは4度目の鳳凰三山であり、正直言ってこの稜線から望む白峰三山には見飽きていたのである。






 そして結局全員が白峰三山に背を向けたまま休憩を終えた。しかし、ここから30分歩いて薬師岳に着くと同時に霧に覆われ展望がなくなってしまったときには、自分のせいで皆が白峰三山を拝む機会を逃したような気がしてなんとなく申し訳なくなった。これからは写真を撮る、景色を見ると言った行為を大切にしようと思った。薬師岳からは青木鉱泉に向かってひたすら降る。途中で例の紳士に抜かされた。結構急な下りで膝にきますねえ、などと言いながらなおニコニコしていた。登山道を降り終え林道を歩いていてあとわずかで青木鉱泉につくところで一台の軽自動車とすれ違った。私はぼうっと歩いていたので気付かなかったが、他のメンバーによると運転手は例の紳士だったそうで我々に手を振っていたようである。この紳士は2日間共に行動したと言っても過言ではないので流石に他人とも思えず、手を振り返せなかったことが非常に残念である。

 

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