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2020年9月16日水曜日

20200916_軍刀利沢

 20200916 軍刀利沢

人文学科考古学専修3

林竜也

メンバー:近江(リーダー、4年)、箱守(4年)、新垣(3年)、林(3年)

天気:くもり

 

8:00南郷

8:45入渓点

9:15入渓

11:40三国峠

13:00下山

 

新垣以外のメンバーは本年度はじめての沢であったので、やさしい沢に行くことにした。軍刀利沢は短いながらも小さいゴルジュ・滝・ナメが揃った楽しい沢である。午後から天気が崩れる予報だったので、急ぎ目で登った。

 

 アプローチは武蔵五日市から数馬行バスに乗車し、南郷下車。そこからしばらく車道を歩くと右手にオレンジ色のテープが見える。


入渓点

 

ここで沢装備に着替えたのだが、新垣はスマホを防水せずポケットに入れていた。前回はこれでいけたらしい。一緒に山に登るようになって2年半が経つが、この男の考えていることは全く分からない。箱守さんは海パンだった。きわめてチャラいのでよく似合っていたが、もう少しぴっちりしたものの方が歩きやすいのではないかと思った。

 

入渓してからしばらくは下の写真のような小さい滝をいくつか登る。一同テンションが上がる。ゆく河の流れが絶えない中をザブザブ行くのにテンションが上がっていた私であったが、どうやら他の面で興奮している人もいたようで、箱守さんは気になる岩石を見つけてはひとつひとつ解説してくださった。今度、箱守さんと山に登る人は地球科学の入門書でも読んでから行った方がよい。



 

 下の写真はクライマックスの15m滝で記念撮影したもの。ここは右のルンゼから巻いた。トラバースのところはロープが残置されている。沢に何度か行ったことがある程度のメンバーだったが、今回はロープの必要性は感じなかった。


寒さを全く感じさせない新垣と滝に震える林

トラバースではロープあり


 

 そのあとは小さい滝やナメなどいろいろあって楽しい。ナメの写真を撮るのを忘れていたが、それだけ夢中だったということにしておこう。






 

 最後の10m滝は落ち口が難しい。新垣は登っていたが、他のメンバーは左に巻いた。ミスったら下まで落ちてしまうので、素直に巻けばよいと思ったが、ただの登れる人への嫉妬であり、見苦しい自分に気付く。



 

 遡行は2時間ほどで終了し、ダラダラと休憩したのちにツメである。かなり短い上にヤブがないのはありがたいが、かなり緩んだ泥の上を上がらなければならないため、ズルズルドロドロヌメヌメであった。帰りは石楯尾神社へ下りたのだが、バスの待ち時間が長いということで上野原駅まで歩いた。これが一番しんどかった。

三国峠にて


ネガティヴな終わり方にならないように軍刀利沢の良さを再度確認しておこう。軍刀利沢は沢の楽しさがコンパクトにまとまった良渓であり、その年の沢始めや初心者の訓練に最適な沢である。

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