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2019年12月21日土曜日

20191221_八ヶ岳登攀

日程:12/21,22
メンバー:L畑中、新垣(記録)

1日目 
天気 晴れ
22:45 美濃戸口
2:00  行者小屋
6:00  起床
7:10 出発
7:50 赤岳主稜登攀開始
11:15 トップアウト
11:30 赤岳頂上
12:20 行者小屋

20日の22時に茅野駅に集合、タクシーで美濃戸口まで向かう。新月の星空の下ヘッドライトの灯のみで雪を踏みしめ行者小屋を目指した。眠れたのは4時度であったが、二人とも体の調子に問題はないようだった。1日目は赤岳主稜。慎重にトラバースして取り付く。先行パーティは見当たらなかった。すべての岩壁、岩稜のリードは先輩が行った。1ピッチ目は雪が少なかったためC Sの下からくぐってスタート。下部岸壁を素早く終わらせ雪稜に入るここも問題はなかった。上部岩壁はⅣらしいが弱点を登っていけば簡単で先輩は何の迷いもなく登っていた。計8ピッチだった。このルートは全体的に回るボルトが多かったので支点選びには気をつけたい。また、登攀中の意思疎通に使用したおもちゃのトランシーバーがかなり有効でスマートな登攀ができた。明日の中山尾根について最終確認をして眠りについた。

2日目
天気 高曇り
4:30 起床
5:40 出発
6:25 取り付き付近で明るくなるのを待つ
6:40 中山尾根登攀開始
9:30 トップアウト
10:25 行者小屋
11:00 行者小屋発
12:40 美濃戸口

少し緊張感の漂う中朝食をとり出発。一番で取り付くため早めに出発したが結局最後まで後続のパーティーは見当たらなかった。途中、赤岳鉱泉から赤岳を目指す20人くらいのガイド付きパーティーとすれ違い赤岳の人気の高さを感じた。取り付き手前からの中山尾根からは覇気が感じられた。雪との対比で黒い垂壁が目立つ。緊張しながらも1ピッチ目をスタート。ボルトを目指して登ると難しいと言う情報をもとに右から回り込むように登る。先輩のスピードは落ちない。支点が強固であると言う安心感のもと登り切ることができた。1ピッチ目がルートの核心であった。その後、雪稜はコンテでのぼり上部岩壁にとりつく。ハングしているがしっかりステミングできる凹角でありほとんど手を使わずに登り切ることができた。我々は「ここはⅣ+はない」との結論に至った。地蔵尾根を下り14時のバスに間に合わせるべく急いで下山した。冬季登攀のいい経験となった。次は自分が後輩を連れて行けるよう精進していきたい。
赤岳頂上にて
中山尾根



中山尾根上部岩壁

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