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2019年2月6日水曜日

20190206_冬合宿 仙丈ヶ岳地蔵尾根

20190206_冬合宿 仙丈ヶ岳地蔵尾根
メンバー:池田、縄、畑中、近江、箱守、饗場、吉田、新垣、辻、林、福田
天候:2/6 曇り 2/7 晴れ 2/8 曇り
2/6 柏木登山口6:30 – 15:40 2422標高点(幕営)
2/7 幕営点 5:30 – 8:30仙丈ヶ岳8:50 – 10:30 幕営点
2/8 幕営点6:30 – 11:15 柏木登山口
2/6 記録:福田
夜行とタクシーを乗り継いで登山口へ。空きスペースにテントを張り仮眠をとる。朝起きてみると思いの外気温が高く、登山口に雪はない。標高が低いせいだと思い出発。ただ、2時間歩いても雪が積もっていない。もともと登山口からラッセル想定で入っていただけに拍子抜けである。雪がないので特に書くこともない。そういえば寿司食べたいとか話ししてたのにあれから寿司食べにいってなかった。あと林がヘルメットをザックの下敷きにして粉々にしていた。勿体無い。
 歩き始めから3時間くらいでやっと雪が出てきた。でもラッセルするほどではなかった。ひたすら退屈である。むしろこの方が苦行。外付けしているワカンを捨てたい衝動にかられる。
 松峰小屋を過ぎたあたりから雪がひざ下くらいになってきた。まあラッセルにはならないんだけど。虚無とはこのことか。時間もあるのでどんどん先に進み、2422標高点ちょっと先の偵察で確認していた幕営適地まで行動した。正面には仙丈ヶ岳がもう見えていた。近い。

2/7 記録:福田
 日の出前に出発。ヘルメットを壊した林はお留守番。ワカンはつけていたが雪は膝上くらい。人数が多いのでラッセルは楽。てか雪が少ないからそもそも楽。1ピッチで主稜線手前まで。このあたりで空が明るくなり始めた。池田さんが楽しそうに稜線までラッセルしていた。ただその後に続いた池田さんより体重が重い人たちはただただ辛そうだった。僕は体重が軽い方なので楽だった。

 稜線上は風が強かった。この後もどんどん風が強くなる予報だ。先を急ぐ。風で吹き飛ばされて雪は少ないが、カリカリのアイスバーンになっていた。その中でも特に氷化していた地点で、突然アイゼンが外れた。バランスを失った僕は転倒し、滑落した。必死に滑落停止をしたが、ピックが刺さらない。なぜか知らないが止まった。原因はアイゼンの調節が不十分だったこと。反省、、、。
 しばらく穏やかな雪稜が続いて、主稜線に出た。そこから山頂はすぐそこだった。風は強いが平和な山頂だった。あまり
に簡単で拍子抜けだが、ともかく無事に全員登頂できたので何よりだった。あ、林いなかった。
 午後から天気が崩れる予報だったので、下山は駆け足だった。テントに戻ってからはやることがなくみんな寝ていた。
















2/8 記録:新垣

ヘルメットが壊れたせいで、7日のアタックに参加できなかった林には悪かったが、8日は風が強かったため再アタックは中止となり下山することになった。下りは上りの半分以下の時間で行くことができた。冬山の上りのラッセルのしんどさをあらためて感じた。今年度の冬山合宿は去年に比べ楽な山行だったそうだが僕にとっては十分な冬山経験と登頂の喜びを得ることができた意味深い山行となった。

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