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2019年2月23日土曜日

2019.02.23~24 八ヶ岳真教寺尾根


八ヶ岳真教寺尾根
日程 2019/2/23()24( 22前夜泊
天候 両日共に晴れ
メンバー 縄(L)、福田
コースタイム
2/22 
小淵沢ステビバ
2/23 
0634 清里駅着
0900 スキー場発
1230 牛首山山頂
1420 2480m付近幕営
2/24
0630 幕営地発
0830 赤岳山頂
1030 幕営地点
1430 スキー場
1530 清里駅

2/23
賽の河原。これくらい少なかった。
2223で南岸低気圧が来て降雪する予報だったが、南の方を通るように変わり、結果全然天気は良さそうであった。清里駅から出発しようとするも福田が雨具を家に置いてきてしまったようだと言う。天気とは裏腹にいきなり暗雲が立ち込める。スキー場で借りられる可能性にかけて出発。
小一時間歩きスキー場へ。なんとか借りられたようなのでそのまま出発する。返却があるので、鎖場の下りを考慮してもともと赤岳鉱泉に降りる予定だったが、結局雪もすくなさそうなので、サブザック行動にして往路を下れる可能性にかける。
取り付きは情報が少なく、なんとかなるんだろうと思って適当に藪を漕いで登山道に合流しようとしたら登山道のところのはずが悪路だった。ようやく踏み跡がしっかりしてきて防火帯のような謎の空間を登っていく。取り付きの正解は帰りに見つけた。スキー場の左端に沿って通路のようなところを進むとテープが見えてくる。皆そこから登っているようだ。
ところが今度は福田と自分の花粉症の症状がひどくなった。杉の塊が近くにあったに違いない。福田はかなり辛そうで、ネックウォーマーをマスク代わりにしていた。
スキー場上まで来たが牛首山は雪が相当少なそうだ。あまりにものどかなのでボルダリングしてしまった。その後も雪が増えることはなく、あってもトレースで踏み固められていて問題なかった。
幕営予定だった2316mまで来て赤岳はだいぶ近づいたが、上げられるならベースキャンプをあげたいのと、赤岳沢のトラバースの雪が緩む前に降りたかったので、もう少し進むことにした。
小一時間ほど進み、2480m地点で張る。もう山頂は目の前である。
2136m地点から赤岳

2/24
ゆっくり支度してハーネスを履いて出発。上に4人ほどのパーティーが撤収していた。権現方面へ縦走するらしい。左には天狗尾根、右には東稜が見える。特に天狗尾根のかっこいいこと。程なくして鎖場の地点に着いたが、やはり鎖はめちゃくちゃ出てて、問題なく登れそうだった。下りもこれを使えば懸垂は容易だろう。特に恐怖感を感じることなく登り、9合目の看板を通過した。その後も多少は鎖の付いたところを登ることになるが、傾斜は緩い。キレットからの道、文三郎道と合流し、8時半頃登頂した。つい6日ほど前の西面登攀でも綺麗だったが、この日は風も弱く、北アルプスの北端を余裕で見えた。あまりにも穏やかで、寝転んで昼寝できるくらいだ。
続々と登山者が到着する中、往路を戻る。鎖が出ているとはいえ、下りの方が緊張は強いられる。鎖に直接ロープを通し、九合目のすぐ上で1ピッチと、核心の鎖場で3ピッチ懸垂した。他の記録にもあるが、これが雪で埋まっているとなると難しさは増すだろう。だいたいは掘り起こせる気がするが。その後はテントを撤収し、意外に長い牛首山の登り返しを経る。微妙に凍っているところと花粉に苦しみながら、1430分、下山した。
雪の量が少なかったのであっさりだったが、これが南岸大量降雪の後であれば、大きく違っただろう。
頂上より真教寺尾根を臨む。

2019年2月15日金曜日

2019/2/15-19 八ヶ岳冬季登攀

阿弥陀北陵記録
日程:2019/2/16()
天候:曇り
メンバー:畑中(L)、近江(記録)
コースタイム:06:10行者小屋-09:50阿弥陀岳山頂-11:30赤岳山頂-12:40行者小屋

この日は先輩から教わった通り2578ピークのある尾根を登ろうと思い、出発して最初に出てくる分岐の手前から西にそれようと思ったが、どこにも踏み跡がなかった。踏み跡があるものだろうと思い込んでいた我々は、踏み跡を求めて水流の上を歩いて踏み抜きそうになったり少しラッセルして急斜面を登ってみたりしながら散々歩き回った挙句、結局踏み跡を見つけることができなかった。仕方なく分岐のところまで歩いてみるとようやく踏み跡を発見できた。踏み跡はどうやら2578ピークを通る尾根の一本東側の尾根を通っているようである。そこから先は、展望はあまり望めないものの、割と順調であった。ジャンクションピーク手前が少し急であった。第一岩峰はロープを出さずに通過し、第二岩峰では2ピッチロープを出した。ロープを出すセクション(第二岩峰、ナイフリッジ)を超えればあとは少し歩くと山頂である。なんともあっさりとしたバリエーションルートである。山頂からは展望が全くなかったので、コンパスとGPSを見ながら中岳との間のコルへ降り立った。視界がなくぼうっとしていると阿弥陀南陵を降りてしまいそうではあった。中岳を越え、文三郎道の分岐についた時、11:00であった。そのまま降りるか赤岳に寄り道するか考え、時間はあるし僕が赤岳に登頂したことがなかったため、赤岳に寄っていくことにした。下山は地蔵尾根から降りた。



2019/02/16 裏同心ルンゼ記録
天候:曇り
メンバー:池田、箱守、吉田(記録)
行動記録:06:10行者小屋発07:30裏同心ルンゼF12:00トップアウト15:30帰幕

箱守、吉田共に初のアイスクライミングだったため、裏同心ルンゼF1で登り方を練習してから登攀を開始した。氷の表面で解けた水で手袋が濡れて冷たくなった。F3の上部では氷を踏み抜くようなところもあり氷の厚さの確認など考えることが多かった。帰りは時間も余っていたのでじょうご沢を見てから帰ることにした。前半の滝の氷結状態は悪く高巻きをしながらナイアガラの滝につく。そこでトップロープを張りアイスクライミングの練習をした



2019/2/17 
阿弥陀北稜
メンバー:縄、L箱守(記録)
天候:快晴
6:30行者小屋-8:02第一岩峰基部-8:30第二岩峰基部-11:00阿弥陀岳山頂-12:30赤岳-13:10地蔵尾根分岐-14:27行者小屋

赤岳南峰リッジへ行くパーティーとほぼ同時に行者小屋を出発し、10分ほど一緒に登った後、別れて阿弥陀北稜へ続いていると思われるトレースを登りだした。だがトレースは途中で消えており、尾根上を進めばジャンクションピークで合流できそうであったがラッセルが深かったので一旦取り付きまで引き返し、別のトレースを辿ったところ、しっかりと第一岩峰基部まで続いていた。去年来た時とは違う場所を登るトレースだった。どこからでも合流できそうであるので年によって変わるのだろう。第一岩峰はアイゼンをつけてロープは出さずに木を掴みながら登った。第二岩峰の基部に着くと先行パーティーが3組ほど登っていた。日曜日ということもあって混雑しており、後続も2,3パーティーいた。幸運にも天候は快晴で風もほとんどなかったので待つのは楽だった。縄は初めての冬季登攀となったので、去年登ったことのある箱守が1ピッチ目をリードする。先行パーティーが基部から5mほど登ったところでピッチを切っていたのでその隣で支点を構築した。2ピッチ目は縄がリード。3ピッチ目はナイフリッジの先まで箱守リード。危なげなくトップアウトし、ロープをたたんで山頂へ。休憩したのち、せっかくなので一般道を辿って赤岳まで登り、地蔵尾根を下って行者小屋に帰幕。



2019/2/17アイスクライミング(裏同心ルンゼ)
メンバー:畑中、近江、新垣
天候:晴れ
行動記録:04:30 起床06:30 出発07;45 裏同心ルンゼF1でアイスクライミングの練習08:45 アイスクライミング開始12:26 大同心にトップアウト13:35 ジョウゴ沢見学14:26 行者小屋

初めてのアイスクライミングであった。寒さ、冷たさをなめて手袋を二重で登っていたら、手はみるみるうちに冷たくなり感覚がなくなってしまった。また、アプローチで汗をかかないこと、アイスアックスは握りこみ過ぎず手首のスナップを利かせて氷に打ち込むと良いこと、アイゼンの爪は氷に垂直に蹴り込むことなど多くのことを学ぶことができた。次に行くときは寒さ対策をもう少し考えていきたい。



2019/2/18 赤岳南峰リッジ
メンバー:畑中、縄、新垣
天気:晴れ行動記録:04:30 起床06:30 出発07:40 南方リッジ取り付き10:50 赤岳山頂11:30 行者小屋12:30 行者小屋発13;30 ジョウゴ沢F14:30 ジョウゴ沢発15:15行者小屋

南峰リッジはあまり難しいところはなかった。(そうなるようにルートをリーダーが決めてくれているのだろうが)三ピッチ目に、落ちたら死ぬ切り立った岩壁があったがしっかりとした足場があったため大丈夫であった。帰幕後、時間があるということでジョウゴ沢へアイスクライミングの練習をしに行った。中山乗越がきつかった。



2019/02/19 阿弥陀北陵
メンバー:池田、近江、新垣
天気:曇りのち雪
行動記録:04:30 起床06:30 出発10:00 阿弥陀岳山稜10:30 帰幕

折角なのでトレースのないところを登ろうということでトレースのないより西側の尾根を登った。ここで胸まであるラッセルを初めて体験した。汗でビシャビシャになってしまったが今日は気温が高く助かった。山頂はガスっており景色を楽しむことはできなかったが、僕は初リードを2ピッチ行いとても楽しめた。ナチュラルプロテクションを外れないようにとるのは難しく慣れが必要だと思った。積雪量は少なく風が弱く吹きだまっている可能性も低いと判断し地形の罠があるものの中岳沢を下り下山することを選択した。その後美濃戸口までおり、温泉に入り解散となった。



赤岳主稜記録
日程:2019/2/19()
天候:晴れ
メンバー:池田(L)、近江(記録)
コースタイム:06:30行者小屋-07:45取り付き-13:00登攀終了-13:10赤岳山頂13:25-14:20行者小屋

文三郎道を登って行き、周りが開けてきてからしばらく歩くと、左にどう見ても取り付きとわかるチョックストーンがあるので、そこに向かってトラバースする。1ピッチ目は難しかった。一旦左の岩に乗り、残置スリングを掴んでチョックストーンの上に上がった。チョックストーンの奥にアックスがよくかかるところがあるのでそれを利用した。このピッチは、私には非常に恐ろしかった。そこから先のピッチは、特に難しいところはなかった。雪のついた斜面を登ったり、ホールド豊富な岩を登るのである。下りは地蔵尾根を使った。
私は登るのが遅く危うく後続パーティに迷惑をかけるところだったので、来年はもう少しマシなスピードで登れるようになりたい。



八ヶ岳裏同心ルンゼ記録
日程:2019/2/19()
天候:雪、上部強風
メンバー:畑中(L)、縄(記録)
コースタイム:
0615 行者小屋発 0650 赤岳主稜に向かう途中で撤退決定0725 裏同心ルンゼに向けて行者小屋発 0810 裏同心ルンゼ取り付き 1020 大同心稜基部 1130 行者小屋着

予定では赤岳主稜に行く予定であったが、文三郎尾根を登って行く途中早くも雪が舞い始める。視界は良いものの上部の風は強そうで、悪天傾向が早まったと判断し、バックアッププランの裏同心ルンゼにすることに。
一旦行者小屋に戻り、ギアを整理後、裏同心へ歩く。帰りの登り返しを考えると億劫だと畑中は言っていたが、個人的にはアイスクライミングのリードを初めて経験できそうだったので、悪い気はしなかった。
取り付きまで息を上げて登り、準備する。最初のF1は畑中にリードしてもらう。傾斜が緩く高さもさほどだったので途中支点は取らなかった。晴天で解けたせいか3日前と比べても簡単になってるらしい。
F2は自分がリードすることに。3m×2段くらいで怖さはなかったが、場所が悪かったのかスクリューを入れると割れてしまい、今度はそもそも入らなくなった。時間を消費しそうなのと支点を無理に取る必要もないことから結局そのピッチも支点は取らなかった。後で畑中に言われてわかったのだが、中に氷がつまっていた。このピッチの確保地点はF3滝下部にとった。また、スクリューのふたを途中で落とすミスを犯してしまった。登攀する前に確認すべきであった。
F3も自分リード。5mくらい。今度はすんなり支点を取れた。確保支点は滝を抜けて20mくらいのところに出ていた岩にとった。
F4は雪で完全に埋まっている。畑中によると12月の時は出ていたらしい。
最後のF567mくらい。右側を登り、途中支点は1個とった。確保支点は滝を抜けて程なくある右側の草付き付近の氷にとった。
上でロープをたたみ、大同心基部へ10分ほど歩く。2人だったので登攀は想像より早く終わったが、栄養補給をしていないので少し疲れていた。
大同心はここ最近の晴天で全く雪が付いていなかった。ただ、上に抜けると風、雪が強くなり、主稜に行かなくてよかったと心底思った。
大同心の下りは、踏み跡はしっかりあるが、特に下りだしが急でメンバーによっては1p程度懸垂下降をしたほうが良いだろう。
その後は行者にもどって阿弥陀北稜のメンバーと帰り支度をし、雪の降りしきる中下山した。
個人的にはアイスクライミングのリードを経験でき、充実したものになったと思う。

2019年2月6日水曜日

20190206_冬合宿 仙丈ヶ岳地蔵尾根

20190206_冬合宿 仙丈ヶ岳地蔵尾根
メンバー:池田、縄、畑中、近江、箱守、饗場、吉田、新垣、辻、林、福田
天候:2/6 曇り 2/7 晴れ 2/8 曇り
2/6 柏木登山口6:30 – 15:40 2422標高点(幕営)
2/7 幕営点 5:30 – 8:30仙丈ヶ岳8:50 – 10:30 幕営点
2/8 幕営点6:30 – 11:15 柏木登山口
2/6 記録:福田
夜行とタクシーを乗り継いで登山口へ。空きスペースにテントを張り仮眠をとる。朝起きてみると思いの外気温が高く、登山口に雪はない。標高が低いせいだと思い出発。ただ、2時間歩いても雪が積もっていない。もともと登山口からラッセル想定で入っていただけに拍子抜けである。雪がないので特に書くこともない。そういえば寿司食べたいとか話ししてたのにあれから寿司食べにいってなかった。あと林がヘルメットをザックの下敷きにして粉々にしていた。勿体無い。
 歩き始めから3時間くらいでやっと雪が出てきた。でもラッセルするほどではなかった。ひたすら退屈である。むしろこの方が苦行。外付けしているワカンを捨てたい衝動にかられる。
 松峰小屋を過ぎたあたりから雪がひざ下くらいになってきた。まあラッセルにはならないんだけど。虚無とはこのことか。時間もあるのでどんどん先に進み、2422標高点ちょっと先の偵察で確認していた幕営適地まで行動した。正面には仙丈ヶ岳がもう見えていた。近い。

2/7 記録:福田
 日の出前に出発。ヘルメットを壊した林はお留守番。ワカンはつけていたが雪は膝上くらい。人数が多いのでラッセルは楽。てか雪が少ないからそもそも楽。1ピッチで主稜線手前まで。このあたりで空が明るくなり始めた。池田さんが楽しそうに稜線までラッセルしていた。ただその後に続いた池田さんより体重が重い人たちはただただ辛そうだった。僕は体重が軽い方なので楽だった。

 稜線上は風が強かった。この後もどんどん風が強くなる予報だ。先を急ぐ。風で吹き飛ばされて雪は少ないが、カリカリのアイスバーンになっていた。その中でも特に氷化していた地点で、突然アイゼンが外れた。バランスを失った僕は転倒し、滑落した。必死に滑落停止をしたが、ピックが刺さらない。なぜか知らないが止まった。原因はアイゼンの調節が不十分だったこと。反省、、、。
 しばらく穏やかな雪稜が続いて、主稜線に出た。そこから山頂はすぐそこだった。風は強いが平和な山頂だった。あまり
に簡単で拍子抜けだが、ともかく無事に全員登頂できたので何よりだった。あ、林いなかった。
 午後から天気が崩れる予報だったので、下山は駆け足だった。テントに戻ってからはやることがなくみんな寝ていた。
















2/8 記録:新垣

ヘルメットが壊れたせいで、7日のアタックに参加できなかった林には悪かったが、8日は風が強かったため再アタックは中止となり下山することになった。下りは上りの半分以下の時間で行くことができた。冬山の上りのラッセルのしんどさをあらためて感じた。今年度の冬山合宿は去年に比べ楽な山行だったそうだが僕にとっては十分な冬山経験と登頂の喜びを得ることができた意味深い山行となった。

2019年2月1日金曜日

20190201 阿弥陀岳南陵〜中央陵

20190201 阿弥陀岳南陵〜中央陵

メンバー:L池田、三浦、福田
日程:2/1~2/2
天候:晴れ
記録:福田
2/1
10:15 タクシー降りる-10:35 船山十字路-11:50 旭小屋12:00 - 14:40 立場山14:50 -15:10 青ナギ
2/2
7:40 出発 - 10:00 p3基部 - 12:10 阿弥陀岳 - 15:30 広河原沢出合 - 16:10 船山十字路 -16:40 タクシーのりば

2/1
9:10に茅野駅集合で、タクシーで船山十字路を目指す。しかし、昨日降った雪でタクシーが入れず、手前で降ろされてそこから歩くことになった。10:15分出発。積雪は20cmほど。トレースはない。とにかく寒い。20分ほどで船山十字路にでた。十字路を右折し、南陵の取り付きを目指す。途中川を渡る地点で橋が流されていた。おそらく台風によるものだろう。適当に川を渡って、旭小屋へ。雪が深くなり、すねくらいまで埋まるようになった。小屋を過ぎて尾根までの急登をこなし、尾根上を登り、3ピッチで立場山まで行った。途中からひざ下ラッセルだったが池田さんが楽しそうにラッセルしてたので後ろは楽だった。立場山のすぐ先の青ナギで幕。夜は冷え込んだが新品のダウンと寝袋のおかげで快眠できた。

2/2

腰ラッセル
5:00起きだったがコッヘルが小さい事もあり準備に時間かかって7:40出発となった。無名峰までは自分がラッセルをした。正直上のアルパインエリアでは自分は何もできないのでここで頑張るしかない。基本膝上で時折腰まで潜る雪をラッセルして1時間強で無名峰まで行った。天気がいい。あと暑い。本当に2月かよ。そこからp1までさらにラッセルして、p1手前でトップを交代してもらった。



やたら絵になる
P3
P3までは大したことない尾根を歩き、p3基部についた。後ろに自分たちのトレースが見える。雪山はやっぱりこうでなくちゃね。基部からルンゼに入るまでトラバースがあるが、そのトラバースからロープを出した。風が強い。コールが聞こえない。ロープがいっぱいに出てさらに引かれていたので、ビレイを解除してトラバースした。どうやら50mロープちょうどいっぱいでルンゼ基部まで行ったようだ。2ピッチ目はルンゼ状だった。ここもコールが聞こえず苦労した。ただ、雪は少なくノーロープでも普通に登れそうである。ルンゼをさらにつめて稜線上に出て、そこからは1時間もかからずに阿弥陀岳山頂に出た。最高の天気で視界は360度。

多分バンザイのポーズをしようとしているが手が上がっていない謎のポーズ
写真を撮ってさっさと降る。中央陵はトレースがなく、地図を見ながら尾根を外さないように降った。途中下部岩壁の上部に出てしまい、懸垂しておりた。尾根の下部は雪がグズグズで滑った。大変だった。ここが一番大変だったかもしれない。広河原沢の出合まで来るとアイスクライミングの人たちのトレースがあり、てくてく歩くだけで出発地点まで戻れた。