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2018年12月21日金曜日

20181221塩見岳

20181221 塩見岳

メンバー:L畑中、饗庭、近江、縄、福田
日程:12/2112/25
記録:福田
12/21夏季ゲート22:45 – 23:30 鳥倉林道登山口
12/22鳥倉林道登山口7:50 – 11:00 三伏峠
12/23三伏峠4:30 - 本谷山5:50 – 8:40 塩見小屋9:00 - 本谷山11:20 – 12:30 三伏峠
12/24三伏峠5:20 - 本谷山6:30 – 9:05 塩見小屋9:25 – 11:10 塩見岳11:30 – 13:10 塩見小屋13:25 - 本谷山15:40 – 16:50三伏峠
12/25三伏峠7:20 – 9:00 鳥倉林道登山口9:20 – 10:00夏季ゲート



12/21
天候:みぞれ
4限後準備をしてバスタ新宿から高速バスで松川に向かう。ここ1週間風邪気味で、病み上がりのため体調は万全ではなかった。松川からはジャンボタクシーに乗り換えて鳥倉林道へ。雪が少ないため、夏季ゲートまでタクシーで入れた。天気はあまり思わしくない。準備をして登山口まで歩く。満月に近いためか、月明かりのみで歩けた。45分で登山口に着き、テントを張って眠りについた。夜半にみぞれは雨に変わり、テントを濡らした。

12/22
天候:雨
朝起きると雨である。うどんを食べて支度をしていると、単独行の方がおりてきた。山にはその人と学生2人組しか入っていないと話をしていた。おそらくその学生は1日前に入山していた中山さんと三浦さんだろう。本谷山より先はトレースがないようだ。その方は昨日入山し塩見を登って今日の朝には下山してきたようだ。しかも本谷山から先は全てラッセルだ。恐ろしい体力である。雨の中支度をして出発する。雨に打たれながらも3ピッチで三伏峠についた。小屋がありがたい。季節外れの雨に濡れた装備を乾かして、翌日の天候を案じながら眠りについた。

12/23
天候:曇りのち雪
饗場さんのビーコンの調子が悪いようだ。うまく機能しない。仕方ないので饗場さんはお留守番になった。朝から天候はすぐれないが、雪は降っていないので準備をして出発した。1ピッチと少々で本谷山まで。あたりが少しずつ明るくなっていく。ただ、ガスで視界は良くない。本谷山から先にはトレースがなかった。膝下、時折膝上のラッセルで、15分交代で歩みを進める。権右衛門山のトラバースはなだらかだが、トレースがなくあまりペースが上がらない。トラバースの終わりから稜線に上がると、雪が舞ってきた。風も強い。とりあえずは塩見小屋までは進むことにする。途中竹竿を使った。本谷山から3ピッチで塩見小屋に着いた。天候は吹雪になっていた。小屋の玄関に入ってどうするか話し合う。時間的には行けなくもないが、これから天候は下り坂になることも踏まえ、撤退することにした。撤退中もどんどん天候は悪くなっていった。判断は正解だったようだ。12時過ぎに小屋に戻り、明日どうするかを話し合った。天候は明日には回復するようだ。明日もアタックすることを決めて眠りについた。

12/24
天候:晴れ
朝から晴れている。今日はいける、そんな気がした。昨日から体調が優れなかったという近江さんが饗場さんの代わりに残り、出発した。昨日のトレースはほぼなかったが、昨日の反省を生かしわかんを持ってきたこともあり、昨日よりも早いペースで進んだ。稜線に出ると、完璧な青空が広がっていた。最高の天気だった。仙丈ケ岳、北岳、赤石岳、と、見渡す限り南アルプスの名峰が並び、塩見が南アルプスの中央部にあること実感した。昨日よりもかなり楽に塩見小屋に着き、ワカンをデポしアイゼン、ハーネスをつけた。そこから先は天狗岩まで稜線を外さずに歩いた。下がハイマツなので踏み抜きは多かったが概ね快調に進んだ。天狗岩は、夏道は巻いているが、直登した。雪が少ないのもあり、ノーロープで問題はなかったが、雪が多くつくとロープがいるだろう。天狗岩からは鞍部を挟んで塩見の本峰が大きい。なるべく大きなルンゼに入らないように左側を進んだ。最後小さなルンゼをつめて頂上稜線に出た。開放感は抜群だ。天気も最高によかった。先輩方とグーパンチを交わす。

昨日登れなかっただけに達成感は格別だった。一応東峰にも寄った。風が強かったので少しおりたところで休憩し、おりた。帰りは天狗岩をトラバースした。雪も問題なさそうだった。塩見小屋に戻り、そこからワカンを履いて帰った。小屋に着いた頃には日が暮れかかっていた。小屋では畑中さんが持ってきてくれたケーキとチキンを食べた。そういえばクリスマスイブだったな。

12/25
天候:晴れ
普通に帰るだけだ。きたときよりも雪の量は減っていた。ところどころ氷が出ていて苦労したが、2ピッチで林道に出た。充実した山行を振り返りながら帰りの林道を歩いて帰った。







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