このブログを検索

2018年9月18日火曜日

2018.09.18~19 前穂高岳北尾根

前穂北尾根

天候に恵まれた。初日、意気揚々と新村橋を渡る。
メンバー:2年) L縄、近江、吉田

1日目(記録:吉田)
天気:晴れ
コースタイム:10:10上高地--11:40徳沢ロッジ-12:10新村橋-12:50中畠新道分岐-14:45屏風のコル-16:30八峰-17:40七峰-20:00就寝




6峰から。眼前の巨峰は果たして何峰か。
前日の夜までに松本に入っておく予定であったが、吉田が遅刻し初日の朝の甲府始発電車で来たため、上高地行きのバスに乗るのが予定よりも3時間遅れてしまった。上高地には平日であるにもかかわらず大勢の人がいた。河童橋へは林道コースから行く。徳沢ロッジまでの道で、川沿いに出るところで崩落があったようで、迂回路が出来ていた。北尾根には水場がないため、予め2日分の水を汲んでおくことになっていた。この水は中畠新道分岐にある清流から得た。屏風のコルまでが思っていたよりも長く心身ともに疲労がたまる。屏風のコルから尾根上を突き進めば北尾根に入る。登山道を下ってはいけない。8,7峰は藪道とは聞いていたが、かなり深い藪で踏み跡を見失うことがよくあった。この日の予定は五、六のコルまでだったが、時間的に厳しいので7峰で幕営することにした。夜は星空が隅々まで見えて、宇宙にいるような錯覚に陥るほどだ。

遥か槍を臨む
2日目(記録:近江)
登頂!
天気:晴れ
コースタイム:05:15七峰出発-06:10六峰-07:05五峰-08:05四峰-10:10三峰-11:00前穂高岳山頂-15:20上高地

 七峰からの下りは踏み跡に沿って下ってゆく。コルに下るところに懸垂支点があるが、右から回り込むようにすればクライムダウンできる。六峰への登りでは、狸岩は巻かずに直登。六峰あたりからは藪漕ぎがなくなる。56のコルはビバーク適地。4張くらい。五峰は踏み跡があるのでその通りに歩く。四峰の登りは、最初の方は稜線通し、後半は少し奥又白側を歩く。34のコルも3張くらいビバークできる。34のコルからの登りは、左から回り込むようにして登った。序盤から緊張を強いられるような場面があったので、コルからロープを出しても良いだろう。左から回り込んだ後はハーケンに沿って稜線に復帰するように登ってゆく。チムニー状のところを抜けると凹角が出てきた。ここから2ピッチロープを出した。1ピッチ目は凹角を登ってしばらく歩き、岩角でビレイした。2ピッチ目はしばらく歩いた後左上する凹角を登ったところでピッチを切った。ザックが大きかったこともあり体を入れにくく、ここは結構緊張した。二峰まで歩き、10m弱の懸垂下降をした。後は人の声が聞こえる方向に登ってゆくと前穂高岳山頂に着く。元の計画では明神主稜を通って下山する予定だったが、昨日出発が遅れたこともあり時間が押していたため、重太郎新道から下山した。

0 件のコメント:

コメントを投稿