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2017年2月7日火曜日

2017.02.05-08 冬山合宿(3)

2016年度冬山合宿3日目(2017年2月7日)

記録)岸本
参加者)L 阪本、SL 白石、中西、池田、岸本
天候)晴れ、強風
気温)-10~-15
コースタイム)
3:30池山小屋4:50—8:00砂払ワカンをデポ11:30—八本歯の頭—40mロープを出す—12:30八本歯の頭—14:00砂払い—15:08池山小屋

池山小屋にデポしてきた後輩たちの思いを背負い、まだ暗い中ヘッテンを付けて出発する。前日の夜からの強風で、小屋周辺のトレースはほとんど消えている。消えかけたトレースをつなぎながら城峰まで行く。樹林帯の中でも既に風が強いことが分かる。そこからラッセルを交代しながら砂払いへ。

稜線上は時折歩けなくなるほどの強風(7キロ程度?)が吹くため、ピッケルをさして雪混じりの風に耐える。間ノ岳、農鳥岳のあたりは東に長い白い尾を引いていて、山頂付近の風はかなり強い様子。北岳の山頂はそれに比べれば穏やかなものだが、それでも少なくない雪が舞っていることが見て取れる。砂払いからはまだ雪の深いところがあるので、少し行った後、稜線にある樹林帯の近くにワカンをデポして、アイゼンに履き替えてゆく。この時点で岸本は若干の胸やけを感じると共に疲れが見える。

稜線上の斜面はかなり雪がついており、雪崩の危険が高いということで池田の進言のもと危険な部分は一人ずつ渡る。また、緩い斜面でも間隔を開けて登坂する。八本歯の頭まで行った時点でかなり時間が押しているが、リーダー阪本の提言でコルまで行ってみることになる。頭の下部にある杭状の岩に補助ロープをエイトノットで結び、ビレイ支点として阪本がトップで行き、コルにあったトラロープを支点にしてザイルをフィックスする。ザイルの位置が高くなるところがあるため、セルフビレイをロープにかけるだけで下る。特に問題もなく全員がコルまで下る。このままもう1ピッチのばすか話し合われたが、このまま行っても登頂するには時間が足りないため撤退することを決定する。

八本歯の頭にて

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