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2017年2月5日日曜日

2017.02.05-08 冬山合宿(1)

2016年度冬山合宿 北岳 0~1日目(2月4日~5日) 文責;佐藤

メンバー
3年生 阪本(リーダー)、白石(サブリーダー)、中西、中山
2年生 池田(装備)、岸本(食糧)
1年生 川上、北村、佐藤、縄

0日目(前泊) 23:30甲府駅~(タクシー)~01:05夜叉神峠ゲート前
1日目     05:30起床~06:15夜叉神峠出発~07:34鷲の住山~09:44吊り橋~10:40あるき沢橋~15:30池山小屋

0日目
23:30に甲府駅集合。なぜこんなに遅い時間に集合なのかよくわからない。寝過ごして高尾に乗り換えに失敗したら終電に間に合わないこともあるかと、18:00くらいのJRに乗る。
案の定、JRの中でがっつり寝てしまい、気づけば甲府であった。夜風が冷たい。
他の部員はもっとぎりぎりにくるようだ。と思ったら、大型メインザックの集団がどやどや改札を抜けてきた。わーい集合だ、と思いきや、何かが違う。高級感だ。ザックの生地もしっかりしてるし、ウェアのブランドもモンベルじゃない。違う山の集団に混ざってしまったようだ。若干気まずい思いをして去る。ついて行っていたら、どこに登っていたのだろう。
駅でうとうとしていると、ちらほらと他の部員や酔っ払いがやってくる。一番強烈だったのは、指を指されて「HEY!ジャスティス!」と叫んだ妙齢の女性。甲府って愉快。
そんなこんなで23:45には全員集合。ジャンボタクシー二台に乗車。こんな深夜に来てくださった運転手さんに感謝です。
タクシーの窓から見える甲府は真っ暗で、明るいのはファミリーマートだけ。コンビニはほぼファミマのみのようだ。
01:05夜叉神峠着。天気も良くそこまで寒くもないが、テントを張って就寝。雪は積もっておらず、アスファルトの地面は乾いている。何台か車があったので、先に入っている人たちがいるのだろう。
ザックは外に置き、広々と寝る。トンネルの中にテントは張らなかった。

1日目
05:30起床。曇り。雪は降って居なく、気温もそこまで低くない。インナーの上に雨具を着れば肌寒いくらい。
06:15出発。トンネル内は暗く、たまに地面が凍っている。しかし、懸念したほどアイスバーンにはなっていない。ほとんどのトンネルは乾いていた。しかし、大きなつららが下がっていたり、ずっと氷が張っているトンネルがあったりと、なかなかにスリリング。各自が一回づつ転んだあたりで、長い林道が終了。鷲の住山の登山口にとりつく。かなり両側が切れ落ちていて、岩場、しかも地面が凍っているということで、上級生の間に一年生が入る。アイゼンはつけなかった。つけたほうが良かったかもしれないが、地面や石が露出していて微妙だった。登りは短く支障はなかったが、下り道は長く、土が凍っていたり積雪の下が固まっていたり、厭らしい道だった。体力というよりも精神面で疲れる道だった。北村が下りに苦戦してかなり遅れる。
下りきると吊り橋に出る。橋自体は凍っていないため、そこまで危険な感じもなかった。橋を渡ると一度林道に出て、再び登山道にとりつく。一か所、岩場を乗り越える場所があり、メインザックが邪魔になり乗り越えるのに時間がかかった。しかも、そこからしばらくして時計が外れていることに気が付いた。帰りに探すしかない。なかなかにショックだった。
しばらく林道。トンネル。鷲の住山で消費されたHPを回復。あるき沢橋着。何人かが水を汲みに行く。ここからはアイゼンをつけて登る。2グループに分かれ、片方が遅れてももう一方のパーティーは先行する。私は後方のグループだったが、中山さんの体調が本格的に悪そう。鷲の住山の手前から、もっと言えば昨日の甲府駅から調子は悪そうだった。無表情でひたすらパンを食べてる。パンはおいしそうだが顔は美味しくなさそう。おなか空いたなー。ここから行動食について一万字くらい語りたいけど省略。
道は凍ってはいるけれど、アイスバーンではなくけっこうアイゼンがきく。正直、ここからの道はつづら折りとかを3時間くらい登るだけなので、あまり記憶にない。スピードが遅かったせいか、急登ではあったがそこまで疲れなかった。やっぱり縦走とか歩荷ってゆっくり歩けるから疲れなくて私は好きだ。ほとんど共装一式を持ってくれていた池田さんが疲れ気味で、初めて池田さんが疲れているのを見たから新鮮だった。中山さんが笑顔で「池山小屋までたどりつけないかもしれないねー」と言っていて、中山さんが真顔になるくらいの登山ってヒマラヤレベルまで辛くないと無理なのではないかと思った。北村はへばってた。最終的に「俺、だいじょばないわ」と宣言してた。平地では私の3倍くらい体力があるのに、山にくるとどっこいどっこいになるのはなぜなんだろう。
白石さんと私だけが元気で、カラオケの持ち歌の話などしていたが、特に話題が続かなく、「なんか面白い話題振って」と無茶ぶりされる。それが一番きつかったかもしれない。
そんなこんなで池山吊り尾根にとりつき、道が平たんに。白銀にきらめく池が見え、池山小屋到着。一人先客がいらした。北岳に登頂しての帰りらしい。
土間にテントを張って、シチューを食べて寝ました。シチューは美味しかったです。以上、二日目につづく。





 


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