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2014年5月17日土曜日

2014.05.16-17 源次郎沢

山行記録  
作成者:塚本
516日(金)~17日(土)
参加者:塚本(L)、金山
登山形態:沢登り 天気:晴れ
目的地:丹沢 水無川支流 源次郎沢

(行動記録)
16日 駒場19:20=渋沢駅20:00=大倉バス停20:30~(ビバーグ)
17日 起床4:00~出発5:00~戸沢山荘6:20~入渓6:40~堰堤上7:10~二俣8:40~花立山荘10:45~(大倉尾根)~大倉バス停13:10=渋沢駅

(行動概要)
五月祭に合わせて山に行こうと塚本が画策。暑くなってきたので沢登りがしたくなったので沢登りが初めての金山を連れて、丹沢の入門的な沢である源次郎沢に向かった。
 金曜日の夜発。計画では戸沢山荘あたりでビバーグするつもりだったが、暗い中歩くのも嫌だねということになり、大倉のバス停で野宿することにした。思った以上に寒くツェルトにくるまってやっと寝ることができた。東工大の山岳部に絡まれた。東大とは何かと縁があるとかそんな話を聞く。
 翌日、戸沢林道を行く。思った以上に暗い道。沢に入る前にちょうど良い感じのウォーミングアップになった。戸沢山荘を超えて入渓地点まで行く。源次郎沢と水無川の本谷の合流地点から入渓した。源次郎沢には堰堤がかかっているので過去の記録を見て本谷を歩く。すぐに看板が出るとのことだったがなかなか現れない。そうこうしているうちに堰堤が出てきたので、取り付けられて鎖をつかって左岸から巻く。しかし記録にはこんなことは書いていない。これは大変おかしいし道もこのまま本谷に向かっていくように思えたので引き返す。かなり戻り書策新道と思われる踏み跡を見つけ出し進むが、進みすぎてしまい、沢がだんだん遠くなっていく。また引き返して途中の入渓できそうなところから再入渓した。ちょうど堰堤の上に出られたので結果オーライだったが時間と労力をとられてしまった。遡行を始めるとすぐに4mの滝F1。主要な滝にはすべて新しい看板がつけられていた。これは直登した。F2F3も直登し、F4で初めてザイルを出し直登した。右岸岩壁のリッジになっているところを登り看板のところから左のルンゼになったところを行く。リードは塚本。(この後もリードは全て塚本が行った。)すぐにF5.ここでもザイルを出す。滝に向かって左側の乾いたリッジになったところを行き、上部で水流の方にトラバースする。岩は安定しているし、きれいなボルトもついていてあまり怖くはない。二俣を過ぎる。開けていて日が当たり印象的。日もあたたかく(むしろ暑いくらい)、絶好の沢登日和となる。右俣に進みすぐにF6に出る。源次郎沢の中では一応は一番の難所だった。210mだが、1段目はかなり容易に登れる。2段目に看板が取り付けられており、この看板に向かってすぐ右側から乾いたところを登る。最初の2~3mぐらいでちょっと手間取る。といってもすぐに抜ける。残置も豊富であり、上部にはきれいなボルトがご丁寧に取り付けられていた。遡行を続けていくと大きなガレ沢と出会う手前ぐらいで水が枯れる。F7F8はなんの変哲もなく簡単に登れる。むしろ岩に近い。F9はチムニー上になっており、その中を登れる。ホールドも豊富にあり結局ザイルは出さなかった。水がなくなっているので岩登りに近かった。すぐにF10に出る。大きな倒木が残置スリングのついた既成のルートにかかっており、大変登りづらそうに見えた。しかし最後の滝なのでせっかくなら登りたいと、ザイルを出して、左側のスリングがついてところではなく中央のルンゼを攻めて様子を見てみる。ルンゼは突破できたが、そのあとにつまりそうなのですぐに引き返してあきらめた。仕切りなおしてダメもとで残置のスリングのかかった方を攻めてみる。少し登って改めて確認してみるとやっぱり倒木が邪魔で無理そうである。無理をする気にもならなかったので、結局高巻くことにする。今回の山行で初めての高巻だった。右岸から高巻く。しっかりとした踏み跡もついている。このあたりで単独の遡行者に抜かされる。沢の中心を倒木やら岩やらを乗り越えて進んでいく。次第に笹原となり地面は赤土になる。勾配も急になりだんだんと飽きてくる。そこを抜けると再度疎林に入り、一般道と合流する。花立山荘ちょっと上の登山道に出る。山荘からはきれいな富士山が見えた。暑かったのでかき氷を食べつつ、沢靴を脱ぐ。結局蛭には出会わなかった。帰り道は大倉尾根をそのままバス停まで降りた。

(感想)
塚本:天気も良く楽しい沢登りだった。一年生同行でも行けるので、九月ぐらいにまた来たい。大倉をベースにして集中的に沢登りの合宿をするのも楽しいかと思った。そのためには下級生の沢装備を揃えなければ・・・・。次は丹沢なら水無川本谷かセドノ沢左俣に、奥多摩なら大雲取谷に挑戦したい。


金山:初めての沢登りであったが、天気にも恵まれ非常に楽しく登ることが出来た。去年一昨年と装備を持ちながら沢に行かなかったことを今更ながら後悔している。個人的に最近は北アルプスの山に目を奪われがちであったが、大学から近いところにあり楽しく登れる場所に関してレパートリーを増やしていくことは今後重要になっていくのではないかと感じた。

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