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2013年7月20日土曜日

2013.07.20 葛葉川本谷

葛葉川本谷(沢登り)
日時2013年7月20日
天候:曇り
メンバー:塚本宇信(2年、L)、泉直登(2年)

行動記録 秦野駅(9:00)=菩提原(9:15)~葛葉の泉(10:00^10:15)~≪入渓≫(10:20)~曲がり滝(11:45)~富士型の滝(12:10)~二俣(13:00)~三の塔尾根出会い(13:15^13:30)~大倉(14:50^15:05)=渋沢駅(15:30)


バス停から葛葉の泉まで一般道を行く。野外活動センターでトイレによる。入渓点である葛葉の泉には水を汲みに来ている人もいる。ここでハーネスと登攀具、ヘルメットをつける。堰堤の下から入渓。結果としては堰堤の上から入渓でよかった。ゴルジュ中の5mの滝でザイルを出すべきだった。横向きの滝を登り、7mの滝のところで高校生の部活動と思わしきパーティーと遭遇。FIXで滝を登っている。左の方を練習のためザイルをを出して登らせてもらう。リードは塚本。上部で木でビレイを取る。この滝を板立の滝と間違え上部でルートファインディングに戸惑う結果となる。板立の滝は直登困難と判断し右を巻く。太平橋の下で小休止を取る。ガイドグループ及び7mの滝で抜かした高校生パーティーに追いつかれる。渋滞すると面倒なので休憩を切り上げ早めに出発する。富士型の滝で別パーティーと遭遇。ザイルを出して右側からクラック沿いに下部を登り、上段は水流沿いを直登している。残置のピトン(新しい)が上段にある。先行パーティーに習い同様にザイルを出していく。リードは塚本。微妙なバランスで登る。下部が一番難しい。滝を抜けると木でビレイを取る。これを過ぎると大岩が現れ、徐々に水量が減っていく、3段10mなめ滝は左から登る。6mの滝を過ぎると水が枯れてきた。二俣では赤テープが三の塔尾根の方向についている。ここから急登。木の根っこを持って登る。三の塔尾根にでてハーネスと沢靴を脱ぐ。頂上が曇っていたので三の塔尾根を降りることにした。

2013年7月13日土曜日

2013.07.13-14 稲子岳南壁 左カンテ

稲子岳南壁 左カンテ
日程:2013年7月13日—14日
参加者:岸(OB) 津田(2) 塚本(2)
文責:津田啓仁

7/13
離京(9:00)--稲子湯駐車場(13:10)—しらびそ小屋テント場着(15:25)--取付の下見(16:15~18:25)
天気:曇り

朝9時、分倍河原にて岸さんと合流し、稲子湯を目指す。13時ごろ稲子湯駐車場に到着し、昼ご飯を済ませてからしらびそ小屋へ出発した。予想コースタイムより早く到着し、テントの設営が完了した直後夕立が降り始めた。明日予定している登攀の取付点が見つかりにくいとのことだったので、当初下見を予定していたが、夕立によって足止め。やむのを待って、16時頃軽装でテントを出発した。中山峠への登山道から取付に向かう分岐点はやはり中々見つからず、ああでもないこうでもないと3人で目印の赤いテープを探し回る。カンバの群生地帯の比較的歩きやすい所を中心に見て回った所、2400m(高度計)付近でうまくテープを発見することができ、それを伝って取付へ向かった。カンバの群生地帯を抜けると、倒木や苔が多く歩きづらい斜面にさしかかり、赤テープもとぎれとぎれになってきたため、時間を考慮してテントへ引き返すことを決めた。1830分ごろにテントに帰着。テント場では子供連れの訪問客が多かったが、夜は静かに眠ることが出来た。

7/14
起床(4:00)--出発(5:00)--取付到着(6:00)--登攀開始(6:15) 終了(9:45)テント場帰着(11:15)下山開始(12:10)稲子湯駐車場(13:15)分倍河原(18:30)
天気:曇りのち晴れ


4時起床。夜のうちは風が強かったようだが、日が昇るころには止んでいた。予報では、午前中晴れ、午後から崩れるとのことだったので、早めの行動を意識した。昨日の下見で確認した分岐点を曲り取付へ向かったが、取付付近はがれ場となっている上、目印の赤いハーケンもなかなか見当たらず、少々時間をロスした。1ピッチ目は30m、塚本、岸さん、津田の順(以降、塚本と津田が交互にリード)。塚本は登り始めの1ピン目に緊張した模様。一見不安定な細長い岩先をスタンスとする2、3歩は高度感もありひやりとした。2ピッチ目は25m、リード津田。登り始めの凹角は高度感があり緊張したが、岩は比較的安定していて登りやすかった。チムニー手前のビレー点で終了。3ピッチ目は20m、リード塚本。岩のつまったチムニーが恐ろしいが、真新しいボルトに沿っていき、落ちそうな小さな岩を避けて登る。チムニーを抜けてすぐの所にビレー点をとる。ビレー点を作るときに、試に持参したカムを補助に使ったら上手くいった。4ピッチ目は35m、リード津田。ルートは左側フェイスと中央のV字部分に分かれていたが、左は技術的に難しそうなので中央を進む。風も出てきたため、声も通りづらい。また、それまでルートの目印になってきたボルトが見当たらず、ルートを探すのに苦労した。高度感があり、ピンも少ないため不安な心境で登ったが、無事終了。残置ハーケンに加えて、適当な岩でビレー点を作った。5ピッチ目は15m、リード塚本。すとんとクラックが通っている短いルート。左側が切り立っているが、ホールドもしっかりしていて登りやすい。岸さんは5ピッチ目を省略して右側の斜面から終了点へ登った。全体として、岩が不安定であるように見えることと十分な高度感が印象的であった。実際、ルート上の岩はどの岩も安定していて登りやすいものであったが、高度感と相まって心配になることが多かった。一つ一つ確認すれば問題なく登ることが出来るだろう。ルート自体、ボルトも整備されておりわかりやすいし、景色もよく楽しいものであったと思う。終了後、風が強くなってきていて、装備をまとめてすぐ下山を開始した。登攀終了後、森林までの30m~50mの部分は、土がむき出しになっていた。草(高山植物)を育てようと努力しており、鹿除けの電気柵が巡らされている。このゲートを開けて、外へ出た。そしてゲートをキチンと閉める。マナーも大事である。途中でお昼を食べ、11時過ぎにテント場へ到着。小屋で飲み物を頼み、休んでから下山した。稲子湯駐車場に到着後、温泉に入ってから出発。渋滞に巻き込まれ、18時半ごろ分倍河原に到着、解散した。